リーンとは、「ファイナルファンタジーXIV」の登場人物である。
概要
「漆黒のヴィランズ」編の重要人物。詳細は後述するが、登場当初は「リーン」という名は持たず、周囲からは「ミンフィリア」と呼ばれていた。
名前・呼称に関してはいろいろとややこしくなりがちなので、当記事では
- 「漆黒のヴィランズ」で『ミンフィリア』として登場し、後に『リーン』と呼ばれるようになる人物は、『リーン』
- 「漆黒のヴィランズ」より前から登場していて『ミンフィリア』を名乗っていた人物は、その人物のフルネームである『ミンフィリア・ウォード』
- リーンを含め、ミンフィリア・ウォードの力を受け継ぎ『ミンフィリア』と呼ばれた人物らに対しては『光の巫女』
と称することにする。
前置き
リーンの生まれた「第一世界」では100年前に光の氾濫が発生。原初世界から渡ってきたミンフィリア・ウォードによってそれ自体は食い止められたものの、世界の9割が無の大地と化し、残りの1割も光の力に極端に傾いていた。その後の第一世界は「罪喰い」と呼ばれる光の魔物が蔓延り、しかも上位の罪喰いは傷つけた相手を罪喰いに変えてしまうという特徴を持っていた。
そんな中、罪喰い化に耐性を持った少女が発見され、その少女は光の氾濫を止めたミンフィリア・ウォードと同じ金の髪・水晶色の目を持っていたことから『光の巫女ミンフィリア』と呼ばれるようになる。彼女は罪喰いとの戦いに身を投じたが、やがて傷つき倒れてしまう。
光の巫女は死ぬ間際、「ミンフィリアはまた生まれてくる」と仲間たちに言葉を残した。そしてその言葉の通り、数年後にまたミンフィリア・ウォードと同じ髪の色・目の色を持ち、罪喰い化に耐性のある少女が発見され、彼女も同じように『ミンフィリア』と呼ばれた。
こうして100年間、何人もの光の巫女が生まれては罪喰いとの戦いの中で散っていった。そして当代の『光の巫女』こそが、この記事で解説するリーンである。
来歴
リーンが『光の巫女』として発見された時、それまでとは大きく事情が変わっていた。
それまで罪喰いとの戦いの最先鋒であり、歴代の光の巫女と共に戦い抜いてきたユールモアが、罪喰いを従える異能を持ったドン・ヴァウスリーを頭首としたことで罪喰いとの融和政策を取っていたのである。
これにより、罪喰いとの戦いの旗印だった光の巫女はむしろ邪魔な存在となり、リーンはユールモアに長らく幽閉されることになる。そのため、彼女は世間の常識も、自分の本当の名前さえも知らずに過ごしてきた。
プレイヤーが第一世界を訪れるよりも3年前、先んじて第一世界に召喚されていたサンクレッド・ウォータースが彼女を救出。以後はサンクレッドから一般的な知識や戦い方・生き抜き方などを教わりつつ、世界を旅していた。
「漆黒のヴィランズ」での活躍
本項はネタバレを含むので注意。
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ある程度ストーリーが進んだところで登場し、以後はプレイヤーや暁の血盟のみんなと行動を共にする。
出会った当初は、その生い立ちもあって卑屈な性格がたびたび表に出る。自分の中に魂が宿っているミンフィリア・ウォードがサンクレッドにとって親しい人物であることを知っており、いっそ本物(=ミンフィリア・ウォード)に変われたらとさえ言っている。
しかし、プレイヤーらと旅を続けるうち、彼らの人々の為に行動する姿やその強さを見て、自分もこう在りたいという思いが強くなる。
やがて旅の中でミンフィリア・ウォードの魂との対話を果たし、その中で自分の願いをミンフィリア・ウォードに伝えた。それを受け入れたミンフィリア・ウォードは、全てをリーンに託し、リーンは光の巫女としての力を完全な形で扱えるようになった。
その際に髪と目の色が変わっており、リーンはこれを、ミンフィリア・ウォードが本来の自分の姿に戻してくれたのだと解釈している。
こうして大きな試練を乗り越えたリーンは、サンクレッドから光の巫女としての「ミンフィリア」ではない新たな名前、妖精語で「祝福」を意味する「リーン」という名前を贈られ、以後はそれを名乗っている。姓は父親代わりでもあるサンクレッドと同じで、フルネームはリーン・ウォータースとなる。
その後、完全な光の巫女としての力を用いて強大な罪喰いを探し出し、プレイヤーらとともにそれを討滅。さらにアシエンとの戦いを経て、第一世界に平和と平穏をもたらした。
さらにその後、サブストーリー「希望の園エデン」では、光の氾濫によって無の大地と化した世界の9割を元の姿に戻そうと奮闘する姿が描かれる。ここでは「ガイア」という少女と出会い、友情を育んでいる。
関連静画
関連項目
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