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ルキフェル単語

ルキフェル

ルキフェル、ルチフェルルーフェル(Lucifer)とは、キリスト教に登場する天使、および悪魔である。サタンの別名とされる。

元はラテン語である。日本では英語読みルシファースペイン語ルシフェルポルトガル語ルシフェル(Lúcifer)、イタリア語チーフェロ(Lucifero)、フランス語リュシフェルでも知られる。

概要

十二枚のを持つ大天使ルキフェル天使の中で最も気品と美しさを備えられた全天使の長で、唯一神(YHVH)の玉座の右側にることが許されていた。

しかしの「アダムイブに仕えろ」という命令に不満を感じ、反旗を翻す。天使より人間を上の位置に置いたことに嫉妬したり、自分がに成り代わろうと傲慢になり、反逆した説もある。全天使の三分の一を率いての勢と戦ったが、ミカエルに討たれ(諸説有り)、その結果地獄へと落とされた。その後ルキフェル地獄(魔界)の王サタンとなり、の敵対者として魔界を君臨する。

ただし、上記の内容は、名前が旧約聖書に使われたヘブライ語や新約聖書に使われたギリシア語ではなくラテン語であることからもわかるように、古くからある解釈ではない。当然、旧約聖書や新約聖書にもその名は登場せず(「明けの明星」という言葉自体は登場するが、サタン堕天使を意味するものではない)、ユダヤ教イスラム教では言及されない。

日本では漫画天使禁猟区』などにおいて、ルシフェル天使長だった頃の名前であり、堕したことで「エル」の称号を失いルシファーとなったという解釈があるが、単なる俗説である。実際はスペイン語英語読み違いにすぎない。そもそも「ルシフェル」の「エル」の部分は後述するようにラテン語「フェロ(ferō。「運ぶ」、「担う」の意)」がであり、他の天使たちの名前のようにヘブライ語エル(אל。「」の意)」がと言うわけではない。

起源の解説

旧約聖書の元となったユダヤ教典「タナハ」で、この概念の起となった箇所は以下のとおりである。

אֵיךְ נָפַלְתָּ מִשָּׁמַיִם הֵילֵל בֶּן שָּׁחַר

「イザヤ書」第14章第12節の前半)

ヘブライ語は右から左に読む。「אֵיךְ」は「どう」、「נָפַלְתָּ」は「堕ちる」、「מִשָּׁמַיִם」は「から」(מִの部分が「~から」「~の外へ」を意味する接頭語)、「הֵילֵל」が「き」、「בֶּן」が「息子」、「שָּׁחַר」が「」「明け」といったような意味である。

全体を俗っぽく意訳すると

「『明けの子』さん、『き』さん、から堕とされちゃったみたいだけど、どうよ?m9(^Д^)プギャー

と言った感じか。これより前の第1~11節も合わせた文脈から判断すると、この一節はバビロンの王、つまり人間についてった場所であるようだ。つまり文をそのまま読む限りでは、天使堕天使悪魔などとは関係がいように読める。

この部分を後世の聖書翻訳者がラテン語翻訳するとき、「הֵילֵל(き)」の部分を「lucifer」と訳した。このラテン語lucifer」は「lūx()」と「ferō」(運ぶ、担う)の合成で「をもたらすもの」を意味する。また、明けの頃に東のに昇る「明けの明星」つまり「金星」も意味する。

キリスト教でも、初期には「lucifer」は義どおりの意味しかなく、堕天使悪魔を示すような言葉ではなかった。ラテン語聖書の他の部分ではポジティブな意味で「lucifer」という単が使われている部分さえもある。

だがキリスト教初期の学者(いわゆる「教」)たちは、イザヤ書の上記の記述をサタンの堕を示唆したものであると解釈し、その解釈は徐々に浸透した。

さらに、翻訳の過程で「lucifer」が上記のような一般名詞ではなく、「Lucifer」という固有名詞として訳されてしまうことも多かった。14世紀のジョン・ウィクリフによるものや1611年の定訳聖書など有名な英訳聖書でも、ラテン語lucifer」に対して「Lucifer」という固有名詞としての翻訳を行っている。(なお、現在広く使われている聖書では、同部分は「morning star(明けの明星)」として一般名詞として翻訳されている事が多い。)

こうして、堕天使/悪魔の名として「Lucifer」との固有名詞が定着するに至ったのである。

女神転生シリーズのルシファー

ルシファーの記事を参照。

El Shaddai - エルシャダイ -のルシフェル

ルシフェルの記事を参照。

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ページ番号: 3288524 リビジョン番号: 2441707
読み:ルキフェル
初版作成日: 09/05/25 02:03 ◆ 最終更新日: 16/12/25 15:15
編集内容についての説明/コメント: 「起源の解説」の節で、1箇所「lucier」となっていた部分を「lucifer」に訂正しました。
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ルキフェルについて語るスレ

33 : ななしのよっしん :2015/04/16(木) 18:58:12 ID: UBtrn6PONT
よく言われるのが「明けの明星であり、く12枚のを持っていた」であり、上級織天使だとの解釈だが、組織に反した為反逆者とされた。であり、なる者を表す「エル」の表現をかれた。だと思う。通常6枚であるが12枚であると言うのは、時計文字盤を表している英知なのではないかと思われる。何れにせよ、架の著作であれば「諸説ある」は止めて決めろよ。とか思う・・・
34 : ななしのよっしん :2015/04/16(木) 19:17:34 ID: UBtrn6PONT
時計天文学と密接な関係があり、その機構と合わせて旧来より最先端技術である。事による、
他にも仏教であれば、益体も駄な考えである「煩悩」を定義し、それに陥っている者を信者としてきた説法であるが、
カウンセリングとは違うので、活動として実態がい。古来日本無宗教として、実利に重きを置いてきたが、
それが「信仰の価値は経済よ」という守銭奴に成り下がって、その数多の宗教自体からバカにされているのではないですか?
収穫された葡萄ワインとする為に、穢れ乙女素足で踏むが、御美しい者を選定しているのだろうが巫女の唾液で発酵させるという、
いまいち絵的に成り立たない事らしいので・・・(なんか、かわいい
35 : ななしのよっしん :2015/08/08(土) 22:24:40 ID: qxkEhM89+5
を掲げる者に振られたルビのルシフェルスペイン語…?舞台的にはイタリアっぽいけどな
36 : ななしのよっしん :2017/03/20(月) 20:02:38 ID: gp3PtiqduI
>>30
逆にゾロアスターもやりまくっていた模様
結果、インドでデーヴァと言えば神様の事をすんだけれど
ペルシャを経由してヨーロッパではデビルとなって悪魔の事をすように……
ペルシャではダエーワで悪を意味する言葉になってたりするし
37 : ななしのよっしん :2017/06/27(火) 19:26:24 ID: 04Ve3Gk9DI
あそこはデーヴァがダエーワになって
逆にアフラマズダがアスラになってるからわかりやすい
ちょいと事情有りだが
38 : ななしのよっしん :2018/01/16(火) 18:54:46 ID: Zz+SWy8grf
ルシファーラテン語で、本来の名前は
「ヘレル ベン シャハル」らしいのだが
どんな経緯でヘブライ語だって伝わったんだろう?
39 : ななしのよっしん :2018/07/03(火) 20:12:17 ID: DHmKiyzn2K
>日本では漫画天使禁猟区』などにおいて、ルシフェル天使長だった頃の名前であり、堕したことで「エル」の称号を失いルシファーとなったという解釈があるが、単なる俗説である。

これの発祥が気になる
例に挙げられた作品が初出ではないんだよな?
40 : ななしのよっしん :2018/10/28(日) 10:48:20 ID: 9k0JTcRQtq
メガテンではお染み、モンストグラブルエルシャダイなどに現れるお方である
女神転生では人間の自由愛し闘争を愛し混沌へと導くを気取るある種傲慢さを持つ
モンストアニメでは界を追われ天使と敵対し、結果的に天使を守ったが恐らく生命のを持つ々と敵対する悪魔の王であり堕天使

そして原典では々から生み出された身で有りながら人間に対する寵嫉妬
々に反逆しグノーシス教典の人々を率いる堕悪魔、サタナエル同一視されつつも自らに成ろうとした元天使。こう見ると博義のキリストとは違う意味で惹き込まれる設定してるな、強さとかは不明だが
41 : ななしのよっしん :2018/10/28(日) 11:08:11 ID: Kgw0Mst2l0
Light carrier
42 : ななしのよっしん :2018/10/28(日) 15:51:47 ID: EObO4TjxYE
>>40
ユダヤキリスト教の正統原典に天使堕天使としてのルシフェルは存在しないはず
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