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ルクス・アーカディア(るくす あーかでぃあ)とは、ライトノベル『最弱無敗の神装機竜』の登場キャラクターである。本作の主人公であり、最弱無敗その人。
概要
5年前の革命で滅亡したアーカディア帝国(旧帝国)の皇族で第7皇子。アイリ・アーカディアの実兄。故国滅亡後は捕らえられていたがアティスマータ王国(新王国)の恩赦によって釈放。代償として新王国国家予算の5分の1に相当する借金を背負ってしまい、借金を返済するためにあらゆる仕事を引き受け奔走している。リーズシャルテ・アティスマータとの実戦形式の試合と共闘して幻神獣を倒したのを経て王立士官学校に雑用係兼唯一の男子生徒として入学。トラブルに巻き込まれたりヒロインなどの女子生徒に振り回されたりする事に。
銀色の短髪で、性格は温厚篤実。至って謙虚で女性に対しても見下すことなく(旧帝国では女性の地位はとても低かった)丁寧な態度で接し頼み事は断れない。お人好しで押しが弱いので積極的なヒロイン達に振り回される事も多い。周囲が女子ばかりというハーレム世界に放り込まれたが、誠実な性格なので手を付けたりはしない。しかし、所謂ラッキースケベであるためエロい場面に出くわす事が多い。リーズシャルテと戦う羽目になったのも学校の大浴場の屋根を踏み破りリーズシャルテの裸と秘密を見てしまったから。身体の線が細く顔も中性的で柔らかいモノなので、女装が良く似合う。女装して女子に紛れれば見分けが付かない。
ルクスとアイリに付いている首輪は咎人である事を証明するために付けられた。これも恩赦の条件の一つ。
今は亡き旧帝国の皇族出身という身分と現在の境遇を揶揄して快く思わない者からは「没落皇子」「雑用皇子」と呼ばれている。その出自故に悪く言う人も居るが、性格が善人そのものであるため気に入る人も多く、町の人たちや王立士官学園の女子からは好かれ人気は高い。
戦闘能力
公式模擬戦では負け無し。その戦い方が「一切攻撃せずに相手の攻撃を避けまくりスタミナ切れを狙い、時間切れによる引き分けに持ち込む」であったため、「無敗の最弱」という強いのか弱いのかよく分からない異名で呼ばれていた。
搭乗機体は「ワイバーン」という飛翔型の装甲機竜。この世界では一般的な汎用機竜であるが、装甲の増量などルクスの戦法に合った防御寄りのカスタマイズが成されている。鞘と柄が白い剣の方。
その過去
ルクスは皇族出身であったが、皇帝のやり方を批判したとして母方の祖父ウェイド・ロードベルトなど一族は処罰、ルクスは母と妹共々都の郊外へ追放となってしまう。母親は追放先で事故に遭い、圧政を敷く皇族と憎しみの目を向けられ誰にも助けられる事無く死亡。若干7歳で父に見放され母を失い、残された兄妹も迫害を受ける。そんな悲惨な境遇で完全に荒んだ心に陥ったが、幼馴染であったフィルフィ・アイングラムと出会う。フィルフィの優しさで心を救われ立ち直った。
その後、旧帝国第1皇子フギル・アーカディアの協力でアイリと共に都に帰還。機竜使いになるべくフギルの下で機竜の操縦方法など戦う術を学んだ。旧帝国の統治方法に疑問を抱いていたルクスはフギルに唆されてクーデターに参加。革命戦争で単身で旧帝国の装甲機竜1200機を全滅させ、「黒き英雄」と呼ばれ、その戦神の如き戦いは伝説扱いされている。しかし、それによってフギルの旧帝国皇族・兵士虐殺に利用されてしまう。
ルクス=黒き英雄だという事実を知っているのはフギル、アイリ、新王国現女王ラフィ・アティスマータ、旧帝国残党との戦闘でその場にいたリーズシャルテなどの女子生徒といった極僅かな人のみ。本来の使用機竜は封印しており、滅多な事でないと使わない。
本当の搭乗機体
ルクスの黒き英雄としての搭乗機竜。通常の装甲機竜とは別格の性能と特殊能力を持つ「神装機竜」の一機。漆黒の機体色が特徴。フギルから譲り受け乗機となった。
接近戦に特化し、烙印剣（カオスブランド)による斬撃は強力。他にも特殊兵装・共鳴波動（リンカー・パルス）による力場発生や、エネルギーを凝縮・解放する事でパワーアップする固有能力暴食（リロード・オン・ファイア）を持つ。
ルクスは2機の装甲機竜を所持しているが、バハムートはそのうち黒い剣の方。普段は封印しており、ちょっとやそっとじゃ使わない。
関連動画
関連項目
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