ルチアナ・マッツェイ(Luciana Mazzei)とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。
プロフィール
モデル
モデルはイタリア王立空軍の急降下爆撃パイロット、ピエトロ・マッツェイ。
北アフリカ方面で偵察などに従事したのち、ドイツに派遣されてJu87による急降下爆撃訓練を受ける。その後は東地中海方面で戦い、1941年1月にはフェルナンド・マルヴェッツィ、ジャンピエロ・クレスピとともにイギリス艦<サウサンプトン>撃破の戦果を挙げた。同年4月、戦闘中に被弾し戦傷死。
人物・能力
灰色の瞳、黒色短髪でウィッチでもトップクラスの長身。服装は赤ズボン、赤シャツ、黒いジャケット。
おとなしく優しいタイプで、(比較的)常識人かつ無口だが時折ぼそりと珍妙な台詞を呟くことがある。研究熱心な理論家で、裁縫をはじめ服飾関係を趣味としており、平和になったら被服関係の仕事につき、本格的にファッションの勉強をしたいと思っている。魚介類を使った料理も得意である。
意外にスポーツ万能で特に射撃を得意とするため、戦闘においては狙撃とサポートを担当する。狙撃には主にボーイズ対装甲ライフルを使用し、それ以上に火力が必要な場合は口径20mm、重量50kg超に及ぶS-18対装甲ライフルを使用する。地上では事務仕事がまったく駄目な「隊長」フェルナンディア・マルヴェッツィから書類仕事や各種の折衝を丸投げされており、名参謀としてチームをまとめる。
経歴
もともと服飾デザインに興味があり、魔法力の発現によってウィッチ用の装備・被服開発を志して軍学校の被服科に入学する。しかし射撃の腕に目をつけたフェルナンディア・マルヴェッツィによって強引に戦闘科に引っ張られ、少尉任官後に戦闘部隊に配置される。
フェルナンディアや同様に軍学校で親友となったマルチナ・クレスピとともにロマーニャでは珍しい急降下爆撃部隊への配属であり、「三変人」とセットで扱われつつも北アフリカ戦線で多くの戦果を挙げ、やがてロマーニャ公直属部隊“赤ズボン隊”の一員として認められた。
1944年にロマーニャで第504統合戦闘航空団<アルダーウィッチーズ>が結成されると、同部隊の一員に選抜され、結成後早々に実施された1945年春の“トラヤヌス作戦”にも参加する。同年初夏には504JFWとして“オペレーション・マルス”を支援したほか、フェル、マルチナとともにデロス島を占拠したネウロイへの爆撃作戦にも投入された。
1945年夏、マリア・ピア・ディ・ロマーニャ公女のヴェネツィア訪問に護衛として随行。訪問終了直後の休暇中にはヴェネツィア市街を襲撃した新型ネウロイに遭遇し、当時ストライカーユニットを携えていなかったにもかかわらず撃破に協力している。
交友関係
フェルナンディア・マルヴェッツィ、マルチナ・クレスピの両名とは軍学校からの縁であり、3人まとめて「三変人」と呼ばれる。三変人の中では他2名の暴走を止める常識人ポジションではあるが、当人も割と変なことを言い出す人間であり、実際には比較的常識人、という程度にすぎない。
他に504JFWではフェデリカ・N・ドッリオ司令の補佐役を務めているほか、常識人を自任する者同士、ジェーン・T・ゴッドフリー大尉とも仲が良い。
登場
『ストライクウィッチーズ2』の1話と12話(最終話)EDに登場。他にはニンテンドーDSのゲーム『いやす・なおす・ぷにぷにする』にも登場。
『ストライクウィッチーズ劇場版』では復興作業中のヴェネツィアにフェル隊長とマルチナと共に現れ[1]、シャーロット・E・イェーガーとフランチェスカ・ルッキーニのペアとゴンドラレースを繰り広げる。その後は突如現れたネウロイに対してストライカーユニットが無いながらも立ち向かい、シャーリーとルッキーニを赤ズボン隊3人で援護。ネウロイ撃破の契機を作った。
『ストライクウィッチーズO.V.A.』では直接登場はしないものの、「エーゲ海の女神」で戦闘中の写真に写るかたちで姿を見せた。
関連チャンネル
関連項目
脚注
親記事
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