ルハンシク(ルハーンスク、ルハーンシク、ルハンスク、ルガンスクなどとも)とは、
- ルハンシク州・・・ウクライナを構成する州の一つ。最も東にありロシアと接している。
- ルハンシク・・・上記1の州都。工業都市であり、クマン人の石像や聖ヴォロディームィル大聖堂がある。2022年現在はウクライナとロシアとの紛争の結果ルガンスク人民共和国の支配下にある。
- ルガンスク人民共和国・・・2014年からウクライナの親ロシア派が立てた国、政権。国際的には承認されていない。
当記事では2を説明する。
概要
ウクライナの東部に位置する都市であり、ロシア国境が近い。ロシアのドネツクまでは検問の時間を除いて車で1時間程度でたどり着く。人口は約40万人。ウクライナ語とロシア語の両方が話される。
1795年にイギリス人実業家のチャールズ・ガスコインがこの付近に冶金工場を作ったのが街の始まりとされている。都市の名前は近くを流れるルハン川からとられた。ここで多くの武器が製造され、クリミア戦争などで使用された。
19世紀末に蒸気機関車工場が作られ、1919年にはウクライナ・ソビエト社会主義共和国の都市となった。これ以降に多角的な工業都市としての発展が始まった。その後、ソ連軍人の名前から「ヴォロシロフグラード」に何度か改名されたが、独立国のウクライナになったときに名前がルハンシクに戻された。
2014年以降に親ロシア派政権の「ルガンスク人民共和国」がこの都市を首都としているが、国際的には認められていない。
関連項目
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