ルビコプターとは、ゲーム『アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン』に登場する敵キャラクターである。
正式名称は「AA12 惑星封鎖機構大型武装ヘリ」。その名の通り、超大型の回転翼機。
概要
チュートリアルを兼ねる第1ステージ『密航』のボスを務める大型武装ヘリ。惑星ルビコン3を外界から隔離・封鎖している惑星封鎖機構が運用している。作中では不法入植者の取り締まりや、要注意目標の排除のために出現し、その不法侵入者兼要注意目標である主人公・C4-621(独立傭兵レイヴン)と戦うことになる。
惑星ルビコン3に配備されたヘリコプターなので「ルビコプター」という通称で呼ばれている。そのほか「最初のヘリ」というそのまんまな表現や、フロム・ソフトウェアの代表作『ダークソウル』におけるチュートリアルステージボスを意識した「ヘリのデーモン」という呼び名も知られている。これらの愛称があまりにはまり過ぎており、誰も正式名称で呼ばない。
プレイヤーが自分の機体を自在にアセンブルし、それによって様々なシチュエーションのミッションに対応していくのがアーマード・コアというゲームだが、『密航』においては初期機体(LOADER 4)の機体構成を弄ることは一切できない。必然的に「ゲーム知識が無いまま」「貧弱な初期機体で」戦う必要があり、幾多の新規レイヴンが血反吐を吐くことになった。その強さたるや、ゲーム発売直後のTwitter(X)にて「最初のヘリ」というワードがトレンド入りした点からも察することが出来る。発売から時間が経ち、LOADER 4構成パーツの強化アップデートが行われた現在においては相対的に弱体化しているが、それでもなお侮れない相手である。
ただし、アップデート前の初期レギュレーション時点でも、PS5版の撃破トロフィー取得率は「90%」を超えていた。これは他のゲームと比較しても特別低い値ではなく[1]、結局は「慣れさえすれば怖くない」程度の相手と言える。
推定・観測スペック
本作では巨大ロボットであるACやMTがステージのサイズデザインの基本となっているが、それを考えても「大型」という表現以上、「超ド級」の機体サイズを誇る。小さな艦艇クラス。胴体こそフロム・ソフトウェア恒例、AH-64アパッチにやたら似ているが、そこから左右に大型パイロンが伸び、超巨大な平行2連ローターが回る、カッコよさと恐ろしさを両立したデザインをしている。
その威容に違わず、耐久力(AP)も非常にタフ。特に実弾兵器に対する防御力が高く、LOADER 4の射撃武器・アサルトライフルと4連ミサイルはほとんど豆鉄砲と化す。
攻撃手段
- 4連装機銃×2門
機体左右正面に搭載。狙いは甘く、攻撃力・衝撃力も大したことないが、連射速度が速いため当たるときはまとめて当たる。後述の攻撃で蓄積したACS負荷の回復を阻害する攻撃である。 - 連装ミサイルランチャー×2基
機体側端部に1基ずつ搭載。複数発のミサイルを、左右に迂回する弾道で発射する。追尾性能自体は癖がなく素直だが、大きく迂回してくる弾道のため、こちらの側面から迫ってくることが多い。左右に逃げるとそのまま全弾被弾し、障害物に隠れても側面から当たってくる。 - 大型4連ロケット砲×2門
ルビコプターの主砲。高威力かつ爆風が発生する炸裂弾を2発×4連射してくる。発射時に警告音・警告カーソルが発生するので回避準備をしておきたいが、慣れない操作でエネルギーを使い切っていると万事休す。
攻略法
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この節以降は、ルビコプターを撃破した後、 もしくはどうしても倒せない場合に閲覧することを推奨します。 |
まずはACⅥの新機能・ターゲットアシストをオンにしておこう。移動する敵を常にカメラ正面に捉え続けてくれるので、格段に難易度が下がる。本作の戦闘はアシストONが基本だ。
特に旧来のACシリーズ経験者ほどやりがちなのだが「いつでも攻撃を回避できるよう、敵の全貌を視認できる位置を保ちながら射撃する」引き撃ちスタイルは非推奨。この戦い方ではアサルトライフルの性能保証距離を超えやすく、命中しても跳弾してしまう。連射速度の遅い4連ミサイルだけでは、敵にACS負荷を効率よく与えることが出来ない。そうこうしているうちに機銃やミサイルの弾幕に晒され、こちらのACS負荷が限界=スタッガー状態となり、大ダメージを受けてしまう。特にミサイルはこちらの両側から迫ってくるため、距離を離せば離すほど被弾しやすくなる。
ミサイルの回避も兼ね、必然的に距離を詰めて戦うわけだが、ここでLOADER 4の左腕武装・パルスブレードの出番が来る。ブレードの二連撃を当てられれば、敵のACS負荷を大幅に蓄積させられる。ブレードが再使用可能になるまではアサルトライフルと4連ミサイルをひたすら撃ち込み、敵のACS負荷の回復を防ぐ。そして再びブレードを当ててスタッガーさせれば、豆鉄砲だったアサルトライフルと4連ミサイルでも大きなダメージを与えられるようになるのだ。無駄なく立ち回れれば、スタッガー中にブレードを叩き込むこともできるだろう。
通常ブーストではルビコプターに追いつくのは難しく、その間の弾幕でダメージ&ACS負荷を受ける確率も増える。ここはアサルトブーストで一気に肉薄しよう。ターゲットアシストをONにしておけば、自動で敵に向かって突撃できる。空中を飛ぶので、ロケット弾着弾時の爆風も自然に交わすことができる。
アサルトブースト中は被弾時に受けるACS負荷を軽減できるので、機銃はあまり気にせず突っ込んでいいが、流石にロケット弾に当たると一発でスタッガーしてしまう。警告音が聞こえたら、左右に機体を振って回避しよう。
最大の問題は、ルビコプターが戦闘エリア外に出て行ってしまうこと。こうなってはブレードを当てることが出来ない。エリア外に出ていく頻度が余りに高ければ、いったん引いて障害物に隠れ、おびき寄せよう。
総合すると、「ACS負荷とスタッガーによる無防備状態の重要性」と「近接戦闘の重要性」を教えてくれる、チュートリアルボスに相応しい存在と言える。慣れればリペアキットを一つも使わず撃破することも容易い。アサルトブーストの体当たりダメージだけで倒す狂人猛者もいるが、これはノーカンで……。
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関連項目
脚注
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