「ルルアのアトリエ ~アーランドの錬金術士4~」とは、
コーエーテクモゲームスのガストブランド(以下ガスト)より発売しているゲームソフトである。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | RPG |
開発元 | コーエーテクモゲームス (ガストブランド) |
販売元 | コーエーテクモゲームス |
機種 | PS4 Switch Win (Steam) |
発売日 配信日 |
2019年3月20日 2019年5月21日 (Steam) |
価格 | 7,800円+税 (PS4・Switch・Steam) |
その他 | 有料DLC有り |
ゲームソフトテンプレート |
アトリエシリーズ不思議シリーズも3部作を終えて一区切り付いたところで発表された最新作は、例のごとく舞台を変えた新シリーズ…ではなく、なんとアーランドシリーズ4作目。
前作、「メルルのアトリエ」から実に7年以上経ってのアーランドシリーズ新作である。
アトリエシリーズ初の「4」を冠する事や、主人公が旧作の主人公の娘(?)であること等、アトリエシリーズとしては異例の作品となる。
シリーズナンバリングは『A20』。シリーズ内でナンバリングが離れるのもこの作品が初となる。
今作のイラストレーターはおなじみの岸田メル氏が担当する。
サウンドコンポーザーは柳川和樹、中河健、阿知波大輔等いつもの面々が顔を連ねる。
同一世界観のシリーズとしては、前作から非常に間が空いて作られた「続編」である為、いくつかの仕様はアーランド3部作の次回作である黄昏シリーズ以降のシリーズ作品に準じる。特にイベントシーンは3Dモデルでの会話で進行するようになっており、「アーシャのアトリエ」から「リディー&スールのアトリエ」までに得たノウハウで、時にコミカルな挙動を交えたイベントが展開される。
日付や時間の概念こそあるものの、本編にエンディングまでの時間制限は無い。また、何らかの秘密に関わる為か意図的に登場人物の年齢が公式で明かされておらず、前作から何年後なのか実際にプレイして多様なサブイベントを見るまで推測の域を出ない様になっている。
後に発売された「公式ビジュアルコレクション」には、各キャラクターのゲーム開始時の年齢(一部除く)と苦手なもの等の情報が載っている。
価格は、通常版は表の通りだが、プレミアムボックスは10800円、スペシャルコレクションボックス19800円。
なお、公式ショップ限定の豪華絢爛!GS最強ギャラクシーコンボセット【アーランド リコレクションCD付き】は33200円であるが、これでも例年のギャラクシーコンボセットと比べると安価である。
PC版システム要件
最低 | 推奨 | |
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OS(64bit) | Windows 7[1]/8.1/10 | |
プロセッサー | Core i5 2.6GHz (4core)以上 | Core i7 3.4GHz (4core)以上 |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
ストレージ | 16GB 利用可能 | 16GB 利用可能 |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX660 2GB | NVIDIA GeForce GTX1060 2GB |
サウンド | 16bitステレオ48KHzWAVEが再生可能 | |
DirectX | Version 11 |
ストーリー
1冊の“古文書”を巡る、『継承』の物語
舞台はアーランド共和国の辺境にある街――アーキュリス。
この街に、一人の錬金術士の少女が暮らしています。
ふらりと街を訪れたピアニャという錬金術士の弟子として、日々調合に邁進する少女。
彼女の夢はずばり、「偉大な錬金術士である母親を超えること」。
そして、彼女の母親の名前は――【ロロライナ・フリクセル】。
『フリクセル』の名を継ぐ彼女はある日、一冊の本を拾います。
自分以外には読めないその本は、とても難解なもの。
必死の思いで最初の1ページを解読すると、少女は確かに、自分になにかの力が宿ったことを感じます。
持ち前の好奇心と、夢への希望を胸に、少女はその書物を解読していくことにします。
彼女のそんな『思いつき』は、やがてアーキュリス、ひいてはアーランドの『真実』を解き明かしていくことに繋がるのでした――
今作のシステム
アルケミリドル
【未来の有望な錬金術士へ、この『アルケミリドル』を託す―――】
ルルアの拾った謎の本。白い表紙に金色の装飾で、所謂「ケリュケイオン(カドゥケウス)の杖」の様な意匠が描かれている。ルルアにしか読めない文字(というか、他人には白紙に見えるらしい)が書かれているが、全てが読めるわけではないらしい。
錬金術に関することが書かれているようで、彼女はこれを解読をしていけば自分も立派な錬金術士になれるかもしれないと考えた。
アルケミ(錬金術)リドル(謎かけ)の名の通り、錬金術のヒントを謎かけとして提示する。
アルケミリドルの解読によって本作のストーリーは進んで行き、解読が進む事で新しいアイテムのレシピやスキルを覚えたり、新たな採取地を発見できる。
解読には赤字で書かれているキーワード部分を明らかにする必要があり、赤字のヒントに対応する行動を取ることで明らかになって行き、1ページ分のキーワードを明らかにすることで、初めてそのページを解読することが出来る。キーワードに対応する行動は採取・戦闘・調合・探索の全てに存在する。
調合
不思議シリーズはパズル系調合が特徴だったが、今作はアーランドシリーズらしくシンプルに材料を選ぶ形式に回帰した。アルケミリドルの解読や、参考書などからレシピを得て調合を行っていく。調合品が発現する効果は「錬金成分」と「覚醒効果」を含めて最大4つ。「特性」は最大3つまで付けられる。
なお、ルルアは自分のアトリエを持たず、師匠の幌馬車を借りて調合を行っているようだ。
ちなみにこの『幌馬車のアトリエ』だが、不思議シリーズで登場したアトリエテント同様空間を弄って見た目より広く作ってあり、馬車なので乗ったまま移動できるが、空間が壊れるという理由で窓が無く、ついでに移動中は普通に揺れる所為で調合が出来ない。
今作は調合品毎に一つ分のレシピで作れる個数が違い、中間素材系は複数作れる。まとめて大量に作りたい場合は「まとめて作る」を選ぶ必要がある。ただし、「まとめて作る」で作成すると「特性」が引き継げず、「覚醒効果」を付与できないため、特に戦闘用となると、インタラプト用に「特性」と「覚醒効果」まで作り込むか、「品質」と「錬金成分」による物量で何とかするかはプレイヤー次第となる。
- 錬金成分
「品質」や「特性」の他に存在する火・氷・雷・土の4つの要素。
従来は材料の「品質」や「特性」でアイテムの威力や効果に変化を付けていたが、素材の「錬金成分」によっても性能に変化を付けることが出来る様になった(過去のアーランドシリーズでは「品質」を規定の値に収める事で発現する効果を決めていたが、今作はこの値の調整と「覚醒効果」によって発現するようになった)。これの関係で、他のシリーズには登場していた色の違う中和剤が復活した。
それぞれの調合品毎に設定された「錬金成分」の目盛りを投入した素材が持つ「錬金成分」で上げていき、一定値に達すると効果が発現する。ただし、緑のアイコンで繋がった二つの成分は反発して値を打ち消し合うため、必然的に「錬金成分」の合計値が大きい方に差分だけ傾く性質がある。
傾いた属性とその値で発現する効果は変化するが、属性によっては調合が失敗する。今作は錬金Lvが足りないとそもそもアイテムが作れないのでMPの消費や確率による失敗こそ無いが、「錬金成分」の操作によってわざと失敗作(という名の中間素材)を作り出すことが出来る。
錬金成分の値は素材毎に固定である為、特定の素材を要求されている場合、ただ値の高い物を選んでも求める値に達しない場合がある。その場合は「ブーストアイテム」や「覚醒効果」によって錬金成分を強化するか、カテゴリを付与された素材を投入する必要がある。
- ブーストアイテム
調合中に一度だけ投入できる特別なアイテム。
調合開始の直前に投入し、その結果を反映した状態で調合開始するかどうか決められる。
「品質」を大きく上げるものや、2種類の「錬金成分」を入れ替えるものも存在し、一部のアイテムは特殊なブーストアイテムによって限界を超えた効果を発現させられる。
- 覚醒効果
素材が元々持っている隠れた効果。
「特性」とは別に存在し、「覚醒効果」を持った素材を使ったアイテムに通常ではあり得ない効果を付与できる。「特性」と違い引継ぎ不可。
例えば、雷属性のダメージを与えるアイテム「ドナーストーン」に追加で火属性ダメージが入る様になったり、中和剤に素材カテゴリの「カテゴリ(調味料)」を付与する事が出来るらしい(つまり中和剤を調味料に出来る!?)。覚醒効果は素材とすることが出来るアイテム全てに設定されているが、調合品毎に「覚醒効果」を付与できるのは特定の素材群からのみとなっており、同じ素材でもそれぞれ調合品のカテゴリによって付与できる「覚醒効果」が異なる物もある。
戦闘
不思議シリーズで人気の高かった要素を元に、新たなシステムを搭載している。戦闘中のスキル使用によってアルケミリドルの解読が進むことも有る。
- バトルメンバーと隊列
前衛が3人、後衛が2人の最大5人で、W型の陣形を取る。
前衛は魔物に直接攻撃でき、後衛は「アシストスキル」で応戦してくれる。
基本的に後衛に敵の攻撃が届くことは無く、戦闘中に交代も可能。
後衛はメリットとしてHPとMPが徐々に回復する様になっている。
アシストスキルは、前衛が発動条件を満たす行動を取った後に後衛が自動で発動し、追撃や、バフ・デバフの付与や更に特殊なサポートを行う。左側の後衛は左側と中央の、右側の後衛は右側と中央の前衛キャラの行動に対して発動できる。その為、中央の前衛の攻撃スキルに追撃出来るアシストスキルを持つキャラ二人を後衛に据えると後衛二人が連続でアシストスキルを放ち、一気呵成に攻め立てる事が可能。アシストスキルから更に派生するアシストスキルを覚えることも有る。なお、インタラプトが挟まっても発動が確定したアシストスキルは後で必ず発動する。
- インタラプト
錬金術士のみが使えるコマンド。
予め消費アイテムを装備しておくことで、ゲージが溜まればターン関係なくいつでも使用可能になる。
装備できるアイテムは一人の錬金術士につき1個までだが、アイテム自体の使用回数は消費せず、ゲージが溜まれば何度でも使用できる。ただし、戦闘毎にインタラプトの使用回数(装備したアイテムの使用回数と同値)が0になると、以降はゲージの伸びが悪くなる。
インタラプト使用時、錬金術士ごとに異なるインタラプトスキル(追加効果)が発生する。
錬金術士ばかりのパーティなら、インタラプトとインタラプトスキルで敵にターンを渡さずに畳みかけることも可能。錬金術士の場合、このコマンドとアシストスキルの二つを併用する事で後衛でもかなりの活躍が期待できる。この仕様の所為か特定条件を満たした時アイテムが自動で発動するタイプの特性が無くなった。
DLCの適用でパーティに加入するトトリとメルルはコマンドとして使う事は出来ないが、装備したアイテムをアシストスキルとして使用することが出来る「インタラプトアシスト」が使用できる。確率で発動し、使用回数が0になると発動確率は大幅に低下する。
探索
舞台となるのは前作で「アールズ王国」と合併した「アーランド共和国」ほぼ全土。
「トトリのアトリエ」のように、未知の土地や特徴的なオブジェクトを発見する要素が用意されている。マップは大まかに、「アーキュリス地方」、「アールズ地方」、「アーランド地方」の三つの地方に区分されており、かつてアーランドシリーズの主人公たちが旅した土地のいくつかを巡る事が可能。トトリのアトリエで立ち寄った「黄金平原」や、メルルのアトリエで重要な役目を持った「ヴェルス山」なども存在する。「シャリーのアトリエ」以降の仕様として、前作と違い視点移動が可能になっており、過去作に登場したマップも従来と異なる視点から見渡すことが出来る。
エリア毎に出現する魔物を倒したり、アイテムを採取して情報を集めることで、そのエリアの「探索率」が上昇し、100%になると高品質のアイテムを採取出来る確率がアップする。エリアによっては時間帯や天候で出現する敵が変化する為、100%にするのが難しいエリアも存在する。
これも「シャリーのアトリエ」辺りからの仕様として、拾う以外に杖で叩いたり、釣り竿、虫取り網、つるはし等を特定の採取ポイントで使用する事で採取できる場所が存在する。
登場人物
- エルメルリア・フリクセル CV:島袋美由利 職業:錬金術士
ロロナの娘である今作の主人公。愛称はルルア。
性格は猪突猛進型。「なんとかなるなる!」が口癖の後先考えない超プラス思考。
ついでに調子に乗りやすい傾向がある。
岸田メル氏が相当こだわったというハート型のヘアアクセサリーや、ジャケットが特徴的。
好物はカレー。その度合いは、師匠の留守中にアトリエでカレーパーティーを開こうとするレベル。
放置していると、カレーの付け合わせを福神漬けかラッキョウのどっちにするかで悩み始める…。
ピアニャに師事し、錬金術の勉強はちゃんとしているものの、中々成果が出ずもやもやした日々を送っていたが、ある日頭の上に落ちて来た本「アルケミリドル」と出会ったことで、その日々は大きく変化する。
ロロナは杖から魔法弾を撃ち出して攻撃していたが、彼女は杖に魔法を込めて直に殴る。その上、インタラプトスキルによって確率でアイテムを連打し、アシストスキルがライダーキックにしか見えない等、かなりアグレッシブな戦闘スタイル。アイテムや隊列次第だが前衛でも後衛でもやっていける。
なお、プロデューサーの発言やピアニャの外見から考えると、ロロナの実子である可能性はあまり高くない。
- エーファ・アルムスター CV:阿澄佳奈 職業:育児院手伝い
アーキュリスにある『アルムスター育児院』で働く、ルルアの幼なじみ。
ルルアの事は非常に信頼している。
しっかりものでおっとりした性格だが、戦闘時は自身の体躯より巨大な大砲を用いて戦う。
この大砲は打撃武器としても使用可能で、後ろのグリップを握り棍棒の様に軽々と振り回す。
リーザと共に「アーキュリス二大美人」と並び称される器量よしだが、たまに有無を言わさない怖さが出る…。
威力低下と引き換えに、自身の単体攻撃スキルが全て全体攻撃スキルに変化する「レンジシフト」を使用できる。アシストスキルだが、序盤では貴重なノックバック持ちでもある。アシストスキルにしてもプライマルアーツにしてもルルアとは非常に相性が良く、前衛後衛に別れた場合、発動条件的にどっちが前衛でも後衛はアシストスキルを発動できる。
- ピアニャ CV:あきやまかおる 職業:錬金術士
かつてトトリのアトリエに登場した、アーランドから東に遠く離れた最果ての村出身の女性。
トトリの後を追って錬金術士になったようだ。
一応ロロナに師事したはずだが、最終的にトトリから教わったらしい。なので理論派。
当時は11歳程度であり子供であったが、現在は大人の女性へと成長している。
現在は幌馬車をアトリエとして各地を旅して回っており、弟子のルルアにもアトリエを使わせている。
しっかり者で面倒見もいいが、弟子にいじわるな課題を出すような、お茶目な一面も。
戦闘にも参加し、チャクラムを武器として扱う。トトリと共に活動していた頃に役割分担として前衛向きの武器を使用するようになったらしい。前衛でも十分強いが、後衛でもアシストスキルで火力に貢献する万能型。特に前衛のルルアとは相性が良い。
酒が嫌いで自分は絶対に飲まないと決めているらしい。
- クリストフ・オーレル・アーランド CV:花江夏樹 職業:剣士
クールな性格の天才剣士。
厄介事はごめんと思いつつも、困っている人がいれば、ついつい世話を焼いてしまうらしい。
「ある男」を超えるため、ひたむきに修行を続けている。
伝説の錬金術士ロロナに道具の調合を依頼しに、アーキュリスに構える彼女のアトリエを訪れる。
アーランド姓を持つことから、あの御方との関係が予想されるが…。
WTが低い単体物理攻撃スキルを持ち、見た目通り前衛向けだが、サポート型のアシストスキルが活きる場面では後衛でも活躍できる。
- ロロライナ・フリクセル CV:門脇舞以 職業:錬金術士
通称ロロナ。アーランドシリーズ1作目の主人公で、ルルアの母。
その存在と功績は生ける伝説と化している。
錬金術を独自のぐるぐる理論で理解しているため、人に教えるのは苦手なのは相変わらず。
現在はアーキュリスにアトリエを構え、娘と共に暮らしているが、仕事で各地を転々としており、大事なときにいないことが多いらしい。
パイ作りへの情熱は現在でも衰えていないようだ。
アトリエの営業許可更新手続きを完全に忘れているらしく、代わりにルルア達が行くことになった。
メルルのアトリエ時代で幼女化していた間の記憶が残っているらしい。
攻撃力は低いが相手の属性耐性を弱体化させたり、味方の耐性を強化できる上にノックバック技も使用できる。アシストスキルは相手の攻撃を受ける等の受け身な発動条件ながら、魔法による全体攻撃やMPを回復させるもの等があり、それぞれ追加で全体攻撃のタイムカードを1枚発行する。
- ちむどらごん CV:三瓶由布子 職業:御者
錬金術で作り出された生命体、ホムンクルスの1体。ルルアからは「どらごんさん」と呼ばれている。
秘薬によって身体が大きく成長している。現在は『幌馬車のアトリエ』の管理を一手に任されている。
某錬金術師の致命的なネーミングセンスによってこのような名前を与えられた。
元からだったのか不明だが、クールで歯に衣着せぬ物言いをする。
ルルアの事は「ナノマスター」と呼ぶ。
元々が「ちむ」なのでアイテムの複製能力は健在で、中盤から量販店と補充をしてくれるようになる。それぞれ料金を取られるが、これは彼の給料となっており、全てあるものに費やされている。
- フィクス・フィニス CV:羽多野渉 職業:手品師(塔の悪魔エビルフェイス)
飄々とした雰囲気を持つ手品師。
若者には優しいが、大人には冷たい。
冗談や、人を煙に巻くような発言を繰り返し、周りからはうさん臭いと言われている。
ルルアに大器の可能性を見出し興味を持ったという理由でパーティに加わる事を申し出て来た。
戦闘ではカード(所謂タロットカード)を武器として使い、低消費でタイムカードまで発行する全体属性攻撃スキルを使用できるが、カードに魔法を纏わせて投擲する為か、MP以外にアルカナという固有のコストを必要とする。「シャッフル」というスキルでアルカナを補充しながら戦う必要がある上、アシストスキルも癖が強い。
- ニコデムス・ダヴィド・ディーター CV:松岡禎丞 職業:(元)海賊
かつては「荒波渡りのニコ」と呼ばれていた元海賊。海賊と言っても悪辣な稼業をしていたわけではない。
とある人物に悪い海賊と間違われて船を壊されたために冒険者になっている。
性格はよく言えば大らか、悪く言えば物事を深く考えないタイプ。
船の修理費用を稼ぐため、依頼をこなす日々を送っている。
ある日依頼が自力では解決できず困っていたところをルルアに助けられ同行する事に。
巨大な錨を武器に戦い、スキルによって驚異的なタフネスと自身へ攻撃を集中させる能力を持ち、プライマルアーツやアシストスキルでは味方全体を強化するパーティの盾役。
- リオネラ・エインセ CV:真堂圭 職業:酒場の店主
ロロナのアトリエで登場した旅芸人。
現在は、どんな事情がある人であっても平穏に過ごせる場所を作りたい、という気持ちから『アラホロ亭』という酒場を設け、そこの店主として生活している。
おなじみの人形も酒場で彼女を見守っている。
- ステルケンブルク・クラナッハ CV:小杉十郎太 職業:警備団団長
通称ステルク。アーランドシリーズ皆勤賞を続けている元騎士。
現在はアーランド全域を警備する警備団に所属しているようだ。
ルルアがロロナの実子なら最も父親の可能性が高いと言っても過言ではないが、実子説自体の可能性は低い。「騎士」への思いは未だ冷めやらず、そして今回もアレを斬る様だ…。
彼にとって因縁の地である「シュテル高地」へ行かなければならないルルア達を守るために同行する。
高い攻撃力および範囲と体力を持つが、スキルの消費MPが非常に重いため何かしら対策をする必要がある。アシストスキルは前衛の錬金術士がアイテムで攻撃した場合に追撃を行い、アイテムと敵の相性次第では怒涛の連続攻撃に発展する。ロロナとは両方前衛にするより前後に別れて相手によって交代したほうが汎用的に扱える。
- マァナ CV:近藤唯 職業:???(オルトガラクセンオペレーター/マシーナオブゴッド)
育児院にいつの間にか出入りするようになった少女。
幼い見た目に似合わない、尊大な物言いが特徴で、知らないことなど無いと豪語する。
無邪気でいたずら好きだが、時折意味深な言動をすることも。
お菓子が大好きだが、作るのは苦手らしい。
- スティア CV:釘宮理恵 職業:???(フェルスガラクセンオペレーター)
ルルアと意外な場所で出会うことになる少女。
話し方や身のこなしは良家のお嬢様風。
しかし、真面目に正しいと思った行動の結果、ドジをしてしまうことも多いようだ。
ルルアに振舞われたカレーを気に入り、お腹が空くとよくねだる。
彼女と出会ったことで、ルルアは重大な決断を迫られることになる。
- トトゥーリア・ヘルモルト CV:名塚佳織 職業:錬金術士
通称トトリ。アーランドシリーズ2作目の主人公で、ロロナの弟子。
錬金術の腕前はロロナに並ぶ実力者で、ピアニャとは実の姉妹の様に仲が良く、共に錬金術を世界に広める活動をしている。
昔から無自覚に毒舌が出る為、前作辺りから多少気を付けるようになったのだが、最近は更に気にするようになったらしい…。その代わり親友の扱いは上手くなった。
そして致命的なネーミングセンスの持ち主でもある。
アルケミリドルに対しては少々懐疑的で、あまり頼り過ぎないよう先達としてルルアに忠告する。
DLCの適用でパーティに加入し、自前のアイテムを自由に取り出せる錬金書を武器として用いる。この本はアルケミリドルを知った彼女が自分なりの便利な本を求めて考案した物で、ほとんどのスキルは本から取り出したアイテムの使用という形になっている。前作まで猛威を振るっていた「デュプリケイト」自体はスキルとして存在しないが、彼女とのイベントで登場する。
- メルルリンス・レーデ・アールズ CV:明坂聡美 職業:錬金術士
通称メルル。アーランドシリーズ3作目の主人公で、トトリの弟子(押しかけ)。
元アールズ王国の姫であり、アーランド共和国との合併を前にアールズをそれに相応しい場所にすべく、トトリから教わった錬金術によって開拓と発展に尽力した。
王族としての責務から解放された今は、自由に世界各地を旅している。
考えるより先に行動するタイプの性格だが、彼女の師匠の師匠の師匠に至るまで曲者揃いだったアーランドの錬金術士の中では、相対的に常識人扱いされる傾向にあったが、元々天真爛漫だった性格とキノコへの愛はさらに拍車がかかっている様子。
ついでに、さる御方からあるものを受け継いでいる…。
DLCの適用でパーティに加入し、細剣を武器とする。守られるばかりの存在で居たくないという思いから誰かに手ほどきを受けて剣技を身につけたそうだが、その技はどっちかっていうとステルクの様…。アシストスキルは過去作での特技「ポテンシャライズ」を意識して、後衛の間は前衛の行動に連動して力を貯めて行き、前衛に出て自分の攻撃スキルや必殺技を使用した時、そのスキルのみ貯めた分だけ威力を上昇させるバフをかける。
- リーザ・フォン・バイルシュミット CV:加藤英美里 職業:酒場店員
アーキュリスの酒場『金の大斧亭』の看板娘。
清楚で優しく、その姿は華麗だが、実は見た目からは想像できない程の大食いであり、その気になれば酒場の食料を全て平らげてしまえるとか。彼女の胃袋の底の深さに関してはマァナも知らない…。
- レフレ・フォン・バイルシュミット CV:奥野香耶 職業:宝石店店主
アーキュリスの宝石店『銀のたがね』の店主を務める少女で、リーザの実の妹。
小さい頃から宝石や綺麗な貝殻等の美しいものが好きで、その知識は研究者にも引けを取らなかったとか。内気な性格故にあまり表に出さないらしいが、姉のことが大好き。
- コオル・デューラー CV:三輪聡一郎 職業:鍛冶屋店主
ロロナのアトリエに登場した行商人の少年。あれからだいぶ経ち、立派な青年に成長した。
現在はとある鍛冶屋に弟子入りし、鍛冶屋を営んでいる。
彼の営む鍛冶屋はアーランド一の鍛冶屋から学んだ技術と、元行商人のビジネス感覚により、かなりの人気店となっている。
「若いうちに稼ぐ、稼げるうちに稼ぐ」をモットーとし、お金にうるさいが、人の為なら若干の損も厭わない。彼の師匠はアールズの開拓がひと段落した後、「東の大陸」への調査団に加わり旅立ってしまったらしい。
- イエルチェ・エレミース CV:武田羅梨沙多胡 職業:ミーハー冒険者
自称『冒険者マニア』の少女。
”すごい冒険者”からサインを貰う為に各地を旅してまわる事を生きがいとしている。
普段は陽気で快活な性格だが、いざ”すごい冒険者”を目の前にするとテンションが振り切れて逆に大人しくなるらしい。知り合いになると旅先で出会った時、その採取地で取れた素材を売ってくれるが、原産地で購入するからか、彼女から購入してもそのエリアの探索率が上昇する。
- ヴィルト・クリンスマン CV:米内佑希 職業:料理人
アーランドにある食堂の店主。
「流行の最先端を学ぶ」がモットーで、それは料理に限らず彼のファッションセンスにも及んでいる。
元々不良だったが、とある料理人の料理を食べた事で改心し、料理人の道を歩む事にしたらしい。
彼の師匠は自身の味を広めるためにアーランドの外の世界へ旅立っていったとのこと。
彼と交流していくと珍しい素材の在り処を教えてもらえる。
- パメラ・イービス CV:谷井あすか 職業:パメラ屋店主
アーランドシリーズお馴染み『パメラ屋さん』のほんわか・ふわふわな店主。
現在は今でもアールズで『パメラ屋さん』を営んでいるらしい。
しかも(店主含めて)観光名所の一つと化している様だ。
しかし、商品が錬金術士好みの変な物ばかりな所為で儲け自体は良くないらしい…。
- ミミ・ウリエ・フォン・シュヴァルツラング CV:井口裕香 職業:冒険者
トトリの親友で、彼女の護衛を務める女性冒険者。
槍術の腕前はアーランドで1、2を争う程。
貴族出身故の高いプライドを持ち、勝気な性格をしている。
そのため、色々素直になれないツンデレでもある。
前作で起きたとある事件以来、ある食材に対して激しい敵愾心を抱いている…。
- ケイナ・スウェーヤ CV:岩渕友紀 職業:役場受付
メルルの親友で幼馴染。そして彼女が姫だった頃のお世話係を務めていた女性。
現在はアールズの役人として役場を取り仕切っている。
メルルのアトリエ時代の彼女は、支援型のキャラにもかかわらず後半からのステータスの伸びが著しいことでユーザーからは有名であり、その戦闘力は今でも健在との噂…。
- ベノン・アルムスター CV:津田健次郎 職業:育児院院長
『アルムスター育児院』の院長を務める男性。
子供たちに慕われており、また彼も子供たちの幸せを願い日々仕事をしている。
そのあまり働きづめでやつれ気味だったり無茶が多いらしく、ルルアやエーファによく叱られている。
院長をやる前は別の仕事をしていたらしい。
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関連項目
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脚注
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