レイドとは、衛藤ヒロユキの漫画『魔法陣グルグル』シリーズのキャラクターである。
TVアニメの声は毎作異なり、第一作が鳥海勝美、第二作が久保田恵、第三作が岡本信彦。
プロフィール
概要
初登場は単行本第4巻の第26章「アッチ村」で、魔王ギリ率いる魔族の使者として旅人を装い、勇者であるニケとグルグル使いであるククリに襲いかかる。その後ククリに恋心を寄せるようになり、彼女を魔族の仲間に引き入れようと度々ニケたちの前に現れる。その想いは本物で、竜に変身した際は思考が単純化したとはいえ、世界征服や任務を投げ出してククリを攫ってしまった。
イケメンだが性格はナルシストで、ニケをラッキースター、ククリをピンクボムと名付けるなどキザったらしい。おまけに常にクサいセリフを吐くため、ギップルは彼を苦手としている。一方で魔族にもかかわらずオバケを極端に怖がるという可愛らしい面もあり、きりなしの塔ではおばけに怯えるあまり「ここはわんわんののろい」に敏感に反応し大絶叫してしまった。
ちなみに「どうだこのセンス、オレの発案だぞ」とドヤ顔していた「幸運の星(ラッキースター)」というコードネームだが、実はレイドより先にククリちゃんの修行ハウス3Fにいた鉄鎧の先生が名付けている。ククリがニケのイメージにより試験を合格した際「(勇者とやらは)ククリ様にとっての幸運の星(ラッキースター)だな」と発言したのと全く一緒なのだが、レイドがどういった経緯で先生と同じ命名をしてしまったのか、単なる偶然なのかは不明。
アニメ第一作では、最終決戦にてニケと壮絶な戦いを繰り広げ、ククリのニケを想う気持ちに打たれて道を譲るという、悪役らしくかっこよく出番を終えている。
一方原作では、ザン大陸にてニケ達の前に現れたものの、タテジワネズミの失態によりトランクス一丁の姿となり、変態扱いされながらモンスターに追われフェードアウト。しかもそれが原作最後の登場シーンという非常にカワイソウな扱いであった。怖い顔はあんなにカッコ良かったのに・・・
続編の2でも登場している。天才魔法使いデキルコに「王子様」と呼ばれ慕われており、ようやく彼に春が訪れた。
戦闘能力
剣、闇魔法を操り実力は高いものの、「闇魔法・地獄のタコヤキ」を筆頭に呪文詠唱がとてつもなくカッコ悪い。レイド自身は「由緒ある高等な魔法」と思っていたが、アッチ村でニケたちに突っ込まれてからは格好を気にするようになる。
後に特別編で魔法のお店を訪ね、かっこよさ以外度外視で魔法を求める。その結果「バーニングフィンガーアタック」という魔法を買ったものの、名前や見た目がかっこいいだけで、実際は肩こり・腰痛に効く魔法として老人たちを喜ばせるだけだった。
ちなみに魔学(魔法の科学)にも精通しており、潤沢な財力を駆使して飛行船「貝(シェル)」やゴーレム、魔力コントロール装置「マジコン」などの魔道具を製作してトマとの格差を見せつけている。
名言or迷言
- もんちゃらへっぴ~もけもけさ~ (由緒ある高等な闇魔法の詠唱)
- だがオレのふとももはいつの日か必ずお前にヤング弁当食い放題だ!!(グルグル「さっぱり妖精召喚」を受けて)
- だがこのレイド様が二度あることはいつの日か眠れる王者から金の台座を!!
- そしていよいよまんなかより全知全能の神・・・オレ!
- 何をーっ!このシャイニングバカタレが~~~っ!
- 世界で一番大きな花束は欲しくないか?
- エイヤハー (闇魔法 漢の龍)
- ああ←※「んうあぁあ!」と発音。
キミを傷つけた罪は
羽根をもがれた天使の
永遠という名の時計じかけの
フランス革命にも似た
鎖につながれた昼下がりの
かげろうは まばたきした
瞬間に キミを
さらうだろう・・・ - それがオレのレボリューション バーチャル時代のシュミレーション
- 戦いを封印されたよ
- ひっこめ夏休みの工作!!
- バカヤローオレは魔族だプリンスだぞ!!
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関連項目
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