レッサーパンダ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール・フレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。
CV:広橋涼(アプリ版)、遠野ひかる(けもフレ2/コトダマンコラボ)、根本京里(けもフレ3)
概要
元祖パンダたる動物・レッサーパンダのフレンズ。本人がプロフィール画面で言っているように最初はこっち(レッサーパンダ)の方がパンダと命名されたのだが、後に発見された動物(ジャイアントパンダ)がデカいパンダと名付けられ、元祖パンダはレッサー(lesser、小さい種の)が付けられて区別されるようになった。
しかし近年は「蔑称としての意味も含むlesserを名前にするのはどうなのか」ということから、英名は「Lesser panda」ではなく「Red panda」とされることが多い。
後述するEX版の発表時も英名はRed pandaとされた。
今では「パンダと言ったらジャイアントパンダ」であり、ネームバリューでも負けてしまっている。漢名は小熊猫。日本では風太君の二足歩行でも人気となった。
通常のデザインとコトダマンとけものフレンズ2のコラボが初出のEX版が存在し、区別する際後者は「レッサーパンダ(EX)」と表記される。
外見
通常版
明るい茶色の髪をポニーテール状に纏め、もみ上げ部分は白色と黒色の縞々模様になっている。瞳の色は黒色。
服装は黒・薄い黒色の縞々のノースリーブシャツに灰色のホットパンツ・黒色のタイツとアームカバー。お尻からは自身の胴体ほどもある大きさの尻尾が生えている。
EX版
髪は赤茶色のショートヘアーでところどころに白い髪が混ざり、獣耳を合わせて元動物の顔に見えるようになっている。
獣耳の手前あたりから左右に1房ずつ白い髪が伸びているが、結っているのか単に髪の毛の癖かは不明。
服装は首元にファーのついた長袖服にホットパンツとタイツと手袋。
長袖服とホットパンツは背中とお尻以外が真っ黒であり(背中は赤茶色)、手袋とタイツも黒いので前から見るとほぼ黒い面しか見えない。(実際に立ち上がった元動物を正面からみるとほぼ真っ黒に見える)
しっぽは通常版より細い。
全体的に通常版よりも濃い色合い。茶色の赤味が増したのは前述の「Red panda」という英名や別名の「アカパンダ」を考慮したものと思われる。
このデザインがEX版であることはアニメでEX版レッサーパンダが登場した後にけものフレンズ公式Twitterで発表された。
ネクソン版での扱い
ピュア属性(緑)のレアリティレベル2のフレンズとして登場。コストは250・攻撃タイプは近距離・サイズはM。サイズではライバルのジャイアントパンダに勝っており(むこうはサイズS)、本人によれば身長でも上回っているようだ。
特定のグループには所属していない。専用スキル「ダンスハッピーシャイン」は10秒だけ味方フレンズの攻撃力を10%上昇させる効果。
負けず嫌いで諦めずに目標に向かう前向きな性格。パンダの座を奪いかつ超人気動物であるジャイアントパンダに大きなライバル心を抱いており、いつか勝利する・超える事を目指している(勝負内容は何でもいいらしい)。ジャイアントパンダのゆるく気ままな態度や善意による施しを「勝者の余裕」と思い込み、勝手にいきり立ったり・怒ったり・悔しがったりする。
ジャイアントパンダの方は相手から向けられるライバル心には気付いておらず、遊びに誘ったりした時も。
打倒ジャイアントパンダを目指し勝つ方法を考えていた所にセルリアンにコアラが襲われている場面に出くわし、サーバルとプレイヤーと共に助けに入る。コアラを助けた後「セルリアンを倒して人助け(フレンズですが)をしていけばジャイアントパンダよりも強くてカッコイイ人気者になれる」と判断する。セルリアンとの戦闘で脚にケガを負ってしまうが、そこに何処からともなくジャイアントパンダが登場していい子いい子していき、これを「勝者の余裕」と思い込んだレッサーパンダは「覚えてろよ」的な捨て台詞を残して走り去っていった。
ジャイアントパンダのストーリークエストではジャイアントパンダとコハクチョウと一緒にかくれんぼをする事に(オニ役はジャイアントパンダ)。ジャイアントパンダの腐ってもクマの仲間な探しっぷりに2人は恐怖するのだった。
アニメでの活躍
けものフレンズ(一期)
第8話「ぺぱぷらいぶ」にて、PPPのライブの観客として登場。
セリフも紹介テロップも存在せず、色も塗られてない静止画での登場でありほぼモブの扱いだった。
ちなみに別のカットでジャイアントパンダもモブとして登場していた。
けものフレンズ2(二期)
第2話「ぱんだとぱんだ」でEX版デザインの個体が登場。
クレジットや作中での呼称などは単に「レッサーパンダ」だった。
竹林が広がる地区「アヅアエン」において、キュルルちゃんの家を探していたサーバル一行と遭遇する。スケッチブックに描かれていた場所を知っていたジャイアントパンダが途中で寝てしまい困っていた一行の前に現れ、役に立ちたいと代わりの案内役を買って出た。
しかし、実は場所を知らないのに見得を張って歩いてればいつか目的地に着くんじゃね?という理論で適当に歩いていただけだった(目的の場所は出会った最初の地点だった)。
その後、目的地にあった遊具の修理を手伝い、後からやって来たジャイアントパンダも混ぜて一緒に遊んだ。セルリアンの群れ撃破後は、モノレール駅まで一行を見送っている。
真面目で一生懸命な性格。自分に自信が無いようで、誰かの役に立ちたいと常に思っている。頑張り屋さんなため積極的に手伝おうとするが、実力が追いついていない・気合いが空回りしたりで大抵は失敗してしまう。真面目な性格なので必要以上に自分を責めて泣き出してしまう。
ジャイアントパンダとの関係は中々に良好。描写を見る限りよく一緒に行動しているようで、ぐうたらで何時も寝ているジャイアントパンダの世話を焼いている模様。そのため、ジャイアントパンダが怒ると怖い事や戦うと強い事を知っている。
本人は超人気動物であるジャイアントパンダと比較しての自分の地味さ・取り柄の無さを卑下して泣き出しているが、ジャイアントパンダからは一生懸命に頑張って助けてくれるレッサーパンダに感謝している(聞いたレッサーパンダは嬉しさのあまり、やはり泣き出している)。
この個体はコトダマンとけものフレンズ2のコラボ第二弾で先行登場しており、前述の通りまだEX版であることは未発表であったためこれまでのデザインと違っていたことが話題となった。
ぱびりおんでの扱い
第?世代「ジャイアントパンダちゃんと違って、わたしって地味ですよね……。でもでも…こんなわたしでも何かお役にたちたいと思ってるんですぅ(うぅぅ…ぐっすん)。何かわたしにできること、ありませんか?ジャイアントパンダちゃんみたいにぱわふるじゃないですけど、手先は意外と器用なんですよ(ニギニギ)」
第2世代「最初に"パンダ"って名前だったのはわたしなの!なのに、ジャイアントパンダちゃんがデビューして、『小さい方の』なんて言われるようになって……でも名前になんか負けない!わたし、頑張る!!」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
第?世代での登録名はアニメに合わせて「レッサーパンダ(EX)」となっておりEX版個体となっている。ただしEX版と通常版が姉妹として同世代に登場するミナミコアリクイ達と異なり、第?世代で確認されているレッサーパンダはEX版の個体のみである。
内部的にはレッサーパンダ(EX)と第2世代のレッサーパンダとは別フレンズ扱いのようで、フレンズあーかいぶには両世代で登場する他のフレンズにはある世代切り替えのボタンがなく、上記の自己紹介と一緒に書かれているフレンズあーかいぶの動物紹介の内容も世代ごとに異なる内容になっている。
余談だがアニメ版での声優の遠野ひかるは、ぱびりおんではラッキービーストⅢ型のボイス担当をしており、基本的にキャラにCVがないぱびりおんでの数少ない声優の一人である。
第?世代
「ジャイアントパンダちゃんみたいにぱわふるじゃないんです。」
2019年1月24日から観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は緑。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは「~さん」と呼ぶ。
ジャイアントパンダとはお互いに「ちゃん」付けで呼び合う仲である。ちなみに他にも「ブタちゃん」「イノシシちゃん達」など「ちゃん」付けをする相手もいる。
「『パンダ』と呼ばれたのは私の方が先なのに、いつの間にか『小さい方』なんて呼ばれてるんだもん。」と自身の名前の由来を理解しており、「私も寝たり食べたりは好きですけど…。ジャイアントパンダちゃんには負けちゃいますから。」など、第2世代ほどでは無いもののジャイアントパンダのことを意識した発言がある。その一方で「自分の赤茶色の毛だってカワイイはず」「ジャイアントパンダちゃんよりちょっぴり器用だとは思う」など、ちょっぴり自分に自信がある様子も窺える。どちらにせよジャイアントパンダとの仲は良いようだ。
チンチラの芸を見ながら食べようと思って持ってきたものが「竹」であり、なんだかんだフレンズ化した後も食べているようである。またアルパカからササ茶を進められた際には、とても気に入ったようでお腹がたぽんたぽんになるまで飲んでしまった。
トキ達の歌声に対して「クセのある歌声、二人で歌うと、その…すごいですね。」と言っている。「クセのある」というところをツッコまれると話を逸らすなど、ぱびりおんでは珍しく中の下ぐらいの反応を返している。
第2世代
2020年9月9日の第2世代コウザンエリア解禁と同時に登場。けもトークアイコンの背景色は緑。一人称は「私」。二人称や敬称の有無は不明である[1]。
第2世代でもジャイアントパンダとはお互いに「ちゃん」付けで呼び合っている仲である。
こちらではネクソン版でのデザイン(上記の「外見」で言うところの通常版)と性格付けになっており、ミライさんからは「少しせっかち、ジャイアントパンダをライバル視」などが語られているが、なんだかんだでジャイアントパンダとの仲は良さそうである。
また第?世代のあーかいぶトークと異なり、第2世代での観察トークでは数例しか他のフレンズが登場するものが存在しないのだが、その数少ない例として自身の観察トーク3でジャイアントパンダが共演している。
コトダマンコラボ
けもフレコラボガチャで登場した木属性・獣種族のコトダマンで文字は「れ」、とくせいとして「チェンジガード」と「HPMAX時威力30%UP」。すごわざの条件は「4文字以上」と頭文字制限がないタイプ。
歌(キャラソン)
関連静画
関連項目
脚注
- *レッサーパンダはアルパカ・スリと並び、第2世代でのけもトーク数が最少のキャラであり、けもトーク内でジャイアントパンダ以外のフレンズを呼ぶシーンがないため、唯一のジャイアントパンダが特別なパターンである可能性を考慮し、これらについては不明としてある。
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