レッテル(蘭:letter)とは、商品に貼りつけるラベルのオランダ語。
転じて、偏見に基づいてある人や物事をなんらかの一言で片づけ、ステレオタイプに押し込むことで、対象を単純化・矮小化する行為全般を「レッテル貼り」と呼ぶ。個人が貼る場合もあれば社会が貼る場合もある。
よく貼られるレッテルの一覧
レッテル貼りに使われる言葉は非常にたくさんの種類が存在するが、インターネット上では以下の単語などが特によく使われている。
信者/アンチ/○○厨/○○脳/ゆとり/厨房/消防/にわか/新参/懐古/GK/妊娠/痴漢/割れ/工作員/チョン/在日/ミンス/創価/ネトウヨ/ブサヨ/パヨク/ネカマ/童貞/キモオタ/腐女子/ビッチ/低学歴/ニート/引きこもり/人生の落伍者/忍者/嫉妬/ヘイトスピーチ/規約違反/テロリスト/タカ派/過激派/スパイ/偽装難民/情報弱者(情弱)
「~乙」、「~必死すぎ」、「○○(相手の言った台詞)(キリッ」などとよく使われる。
レッテル貼りの要点
主に、レッテル貼りは口論や自分と関わりのある相手の属性を勝手に決めつけることで、相手の意見や論理を頭に認識しやすい状態としてまとめる事ができる。敵味方、左右などの二元論に人類や物事を単純化することで、複雑な世界を簡単に理解しようとする試みでもある。
言葉の特性上、そもそもこの記事自体が「レッテル貼りをする人々」を3つほどのパターンに単純化・類型化・矮小化しているため、無限ループの構造を孕むことをご理解いただきたい。「お前はレッテル貼り野郎だな」「レッテル貼り厨」「レッテル貼り乙」などというのも認定行為の一種であると言える。→再帰
議論ごっこにおけるレッテル貼りの効用とその対策
議論の相手にどうも上手く反論できない場合などに、とりあえずなんらかのレッテル貼りをすることで相手の真剣な意見を台無しにし、その説得力を薄めることができる。相手がどんなに正論を唱えても「懐古厨おつ」「おっさん乙」「アンチ乙」などと全く他人と同じタイプの人間としてまとめられてしまう。
「人と人の対話」を一発で「レッテル(分類分けされた一つ)との対話」という構図にすり替えられるわけである。
このように単なる大衆論法としてのレッテル貼りはネット上でも多く見受けられる。
こうしたレッテル貼りに対して有効なのは相手にしない、または自分がその貼られたレッテルとは違うという意見を出すことである。
どうして『レッテル貼り』で誤解が生まれるか?
どうして「レッテル貼り」で誤解が生まれるかを掲示板サイト2ちゃんねるで例える。
2ちゃんねらーとは、犯罪集団であり、外部サイトを炎上をさせたり、また犯罪予告など頻繁にする、ロリコンの集まり、アニメ豚、オタク集団。変態な人間が多い。
また、好き嫌いがはっきりしており、特に嫌いなものに対しては攻撃的な態度を取る。ねらーは常に、中国、韓国、反日、左翼、フェミニスト、在日、朝日新聞、創価学会、低学歴、avexやそこに所属するアーティストなどを叩く。
総じて言えば人間のクズ集団である。
上記が、2ちゃんねるに対しての「レッテル貼り」である。続いて何故上記の様な『レッテル貼り』がされたのかを下記の例文で説明する。
ある人間が2ちゃんねるの「バイク板」を見る⇒みんなバイクの話しかしてなかった
⇓
『2ちゃんねらーはみんなバイク好きである』
しかし、2ちゃんねるは実際『誰でも書き込めるただの掲示板』でしかない。掲示板の種類やスレッドは数千種類にも存在する。書き込む人も子供から老人、女性や男性など様々で幅が広く、また書き込む内容も様々。
しかし、真面目な書き込みや普通の文章は印象に残らないのでレッテル貼りの対象にはなりにくいのである。
レッテル貼りは上記のように、誤解や偏見が生んだ結果とも言える。
よく押される烙印の一覧
- 犯罪者
- 変態
- ロリコン
- 社会不適合者
- 卑怯者
- ダメ人間
- 人間失格
- 人間の屑
- 給料泥棒 / 税金泥棒
- にわか / 素人
- ネット右翼
- サヨク
- アンチ / 信者
- 老害
- 上級国民
- ○○厨
- 工作員
- クレーマー
- モンスターペアレント
- ブラック企業
- 雑魚
- ポンコツ / ガラクタ / 産廃 / ゴミ / 粗大ゴミ
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関連項目
- 認定厨
- ゲハ
- ヘイトスピーチ
- 見えない敵
- 悪口 / 誹謗中傷
- 詭弁 / 詭弁の特徴のガイドライン
- いじめ / パワハラ
- 偏見 / 差別 / 思い込み
- ステレオタイプ
- 同調圧力
- 情報操作(印象操作)
- 被害者ビジネス
- 人権屋 / 圧力団体
- 嘘 / 捏造
- 言葉狩り
- 蔑称
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