レッドピラミッドシングとは、サイレントヒルシリーズに登場するクリーチャーである。
概要
正式名称”RED PYRAMID THING” 通称”赤い三角頭”
非公式には▲様と呼称されたり、記号の▲で表現されたりもする。
デザインは作品によって多少異なるが、筋肉隆々とした男性が、巨大なピラミッド状の兜を被った様な姿。
肉屋のエプロンに似た白衣を纏っており、手には長大な剣状の大鉈、或いは槍を持つ。
シリーズを通して攻防に優れた能力を持っており、兜は拳銃弾を弾いてしまう程の強度を持つ。
SILENT HILL2で初登場して以来、そのデザインと存在感から人気を博し、シリーズを象徴する存在となった。『処刑人』、『罪を裁く存在』、あるいは『暴力の象徴』として描写されることが多い。
ゲームに登場する最も恐ろしいクリーチャーランキング第一位に選ばれている。
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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
SILENT HILL2
シリーズ初登場。本作での名称は"RED PYRAMID THING"
病死したはずの妻メアリーを捜して町を彷徨うジェイムスを、幾度も襲った不死身の怪物。
マネキン、ナース型クリーチャーを惨殺(強姦しているようにも見える)するなど、単なる怪物とは一線を画する存在。特にジェイムスが町で出会った女性、マリアに対しては強い殺意を持っており、彼女を”幾度も”惨殺する。
やがて、マリアの正体は『メアリーを殺した罪の意識に耐えられずに生み出した理想の存在』であり、
三角頭は、『妄想に縋る自分を罰しようとする自罰意識の象徴』であることに気づいたジェイムスは、
「自分で決着を付ける」と決意、裏世界と化したホテルで両者と対峙することになる。
トルーカ湖畔の歴史資料館には、三角頭の姿を描いた『霧の日、裁きの後』というタイトルの絵画が飾られている。これはかつてサイレントヒルの町に居た処刑人の姿を描いた絵であり、サイレントヒルの”力”が『自分を罰してくれる存在』を望むジェイムスの願望を具現化したものこそが、ゲーム本編に登場する三角頭である。
なお、本作での大鉈の形状は、『巨大な鋏の片割れ』としてデザインされている。
これはジェイムスと三角頭が同じ存在であることを示しており、三角頭とジェイムスの体格はほぼ同じである。
アパートに登場した際は大鉈、それ以降は槍を持って登場する。
大鉈は資料館の地下迷宮に放置されているので、入手すればジェイムスも武器として使用することが出来る。
ホテルには二体の三角頭が出現するが、これはジェイムスがメアリーに加え、エディの命を奪った為と推測される。
大鉈の振り下ろしは即死攻撃。槍に持ち替えた後は動きが素早くなり、強力な連続攻撃を繰り出してくる。
ホテルでの最終決戦時以外、どんなにダメージを与えても倒すことは出来ないので、逃げ回るしかない。
最終決戦時のBGMは『Betrayal』。
この戦いの直前、妄想から抜け出そうとするジェイムスの覚悟を前に、初めて動揺するような仕草を見せ、
一定のダメージを与えると、二体の三角頭は自ら敗北を認めるかのように自害する。
その骸を見たジェイムスは「もう私には必要ない。これはただの死体だ」という感慨を述べるのだった。
なお、劇中において「赤い悪魔」の存在が語られているが、詳細は関連クリーチャーの項を参照。
ART OF SILENT HILL
本作の特典映像『袋-FUKURO-』にも三角頭は登場している。
劇中と同様、ナースやマネキンなどといったクリーチャー類との絡み合い(性行為)が描かれる。
世界観やストーリーなどは不明。SILENT HILL2本編との関連性も不明である。
なお、本編との差別化の為に、兜のデザインには多少変更が加えられている。
伊藤氏によれば、
深い意味はありません。御遊びです。
との事だが、その映像的完成度は高く、第5回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選ばれた。
SILENT HILL(映画)
裏世界と化した学校に出現した怪物。 本作での名称は"RED PYRAMID"
ローズとシビルを大鉈で襲い、教会ではダリアに石を投げるアンナを、素手で引き裂く等の活躍を見せた。
本作では夥しい数のクリーパー(巨大ゴキブリ)を引き連れており、後続作でも同様の演出が踏襲された。
やはり人智を超えた能力を持っており、大鉈は金属性の扉を容易に切り裂く威力を持ち、
シビルの拳銃で腕を撃たれた際には一瞬怯んでいたものの、殆どダメージを受けていなかった。
大鉈や兜の形状が2とは微妙に異なる。また、下半身に纏っているのは服ではなく、自ら剥ぎとった人間の皮。肉体に関しても、2に登場したものより筋肉質になっている。
本作に登場した理由は定かではないが、教団のメンバーに対して裁きを下す存在であるという説がある。
また、裏世界を生み出したアレッサは、男性事務員コリンに強姦された事が示唆されており、
兜と大鉈は暴力的な男性と生殖器に対する恐怖を、クリーパーは精子を暗喩しているという説もある。
コリン及び、その死体がクリーチャーとして変貌した姿であるジャニター、
そして三角頭の三役は、ダンサー兼振付師のロベルト・カンパネラ氏が演じている。
ちなみにこの三角頭、後ろから見ると演者のお尻が見えてしまう作りになっている。
構造的に演者は下着が付けられないので身体に特殊メイクを直接施している、とのこと。
SILENT HILL: THE ARCADE
本作での名称は”RED PYRAMID THING”であり、外見も2のものと同じ。
Stage1-2の病院(裏世界)のボスとして、大量のクリーパーと共に出現する。
三角頭に襲われているジェシーを救出する事が、GOOD ENDへの分岐条件の一つである。
その後、Stage3-2の不明世界にもボスとして出現。一定ダメージを受けるたびに消失し、
空間も移動する為、主人公達は『自分達は発狂している、或いは既に死んでいる』ような錯覚に陥る。
こちらではクリーパーに加え、時折ハマー(蝙蝠型クリーチャー)を呼び出して特攻させてくる。
弱点は胴体。特に胸部の中心が効果的であるが、攻撃を回避しつつ的確に狙い撃つ事は困難。
大鉈による攻撃力は高く、ダウンするまでの耐久値も高いので苦戦を強いられる。
やはり特別な存在であるらしく、本作のクリーチャーでは唯一、完全に倒す(殺害する)事は出来ない。
出現した理由は不明だが、強盗に母親を殺されたエミリーのトラウマ、暴力や死への恐怖が関わっている模様。不明世界は、精神病院や墓地が混在したような空間で、警察無線や女性の悲鳴らしきノイズが響いている。エミリーは歴史資料館館長の娘である為、『霧の日、裁きの後』を鑑賞し、恐怖感を抱いていた可能性は高い。
GOOD ENDでスタッフロールのラストを飾るのは三角頭の姿であり、NOMAL ENDのテロップによると、
「サイレントヒルには未だ古代から伝わる神や”処刑人”が潜んでいる」との事である。
SILENT HILL ZERO (ORIGINS)
本編には登場しないが、サウンドトラックのカバーに伊藤氏によるイラストが描かれている。
これはサイレントヒルとは異なる世界を舞台にして描かれたものであり、
белый охотник ベールィイ オホートニク (ロシア語で”白い狩人”)と呼ばれる。
外見は2のものに似ているが、色は名前の示すとおり、全体的に白みがかっている。
兜には覗き窓があるが、銃で狙撃されても窓を閉じ、銃弾を挟んで防御することが可能。
手にはパイルバンカーのような長大な火器を持ち、空を飛ぶ怪物を射落としているが、
プログラムに沿って行動しているらしく、彼自身も何の為に戦い続けているのかは理解していない。
SILENT HILL: HOMECOMING
本作ではBogeymanと呼称され、主人公のアレックス自身と交戦する事は無い。
兜の形状が2や映画版とは異なり、衣装は映画版のように下半身に纏っているのみ。
また、大鉈は軍用ナイフのようなデザインとなっている。
ホテルにおいてswarm(ゴキブリ型クリーチャー)の群れと共にアレックスと相対するが、彼を無視して去っていく。その後、教会においてアレックスの父親、アダムを殺害しに現れる。
アダムは教会の告解室で、『私は自分の息子を愛していたが、アレックスを神に捧げる(殺す)事を決めていた。私は自分を憎ませる為、あえて虐待するかのような無慈悲な態度でアレックスに接していた』と懺悔する。
その後、アダムはアレックスと最後の会話をした後、アレックスの眼前で大鉈に突き刺され、両断された。
アダムは元軍人であり、彼の苦悩も裏世界に反映されていた事を考えると、
アダムの罪を裁く為にアダム自身が生み出した存在と思われるが、劇中では詳細が語られる事はなかった。
会話選択肢で両親を許さず、無慈悲な選択肢を選び続けると、BOGEYMAN ENDに分岐。
アレックスは二体のBogeymanから兜(内部は拷問器具のような構造になっている)を被らされ、
第三のBogeymanへと変身を遂げてしまう。第一、二体目のBogeymanが何者なのかは不明。
また、このEDを迎えると、特殊コスチュームBogeyman Alexを入手。
身体や服装はデフォルトのままだが、例のピラミッド型兜を被っているのでBogeyman気分が味わえる。
日本国内版パッケージには、伊藤氏書き下ろしのBogeymanの雄姿が描かれるはずであったが、
残念な事に日本国内版の発売は諸般の事情により、中止となった。
SILENT HILL: REVELATION 3D(映画)
本作のベースになったゲーム版「SILENT HILL3」には登場しないが、映画には登場する。
演じているのは映画版前作と同様、ロベルト・カンパネラ氏。
本作では裏世界を産み出したアレッサの守護騎士であり、処刑人という設定が明かされた。
その為か、主人公にしてアレッサの分身であるヘザーを襲う事はなく、
病院へ幽閉された亡者達に襲われたヘザーの前に現れ、亡者の腕を斬り落としていった。
遊園地(レイクサイドアミューズメントパーク)においては、教団とクローディアの力に支配され、
メリーゴーランド(教団の聖地である地下祭壇へのエレベーター)の動力としてハンドルを回していた。
(ハンドルを回すという行為は後述のヴァルティエルを意識しているものと思われる)
しかし、ヘザーがアレッサと融合した事で教団の支配から解放され、
クローディアが変貌したミショナリーの凶刃からヘザーを護るべく、壮絶な一騎打ちを開始する。
スピードに優れたミショナリーの連続攻撃に苦戦し、その身に刃を何度も突き刺されながらも、
最後は大鉈の一撃でミショナリーの首を切断、守護騎士としての役割を果たして去っていった。
三角頭が他のクリーチャーを襲うという状況は他の作品でも見られたが、
本作では恐怖の対象というよりも、主人公の味方、ダークヒーロー的な扱いであったといえる。
SILENT HILL: Downpour
「SILENT HILL: HOMECOMING」でストーリー上の意味もなく、ファンサービスとして三角頭を登場させたことを開発者は「HCの犯した過ちのひとつ」として、登場させない事になったという。ちなみに「ジョークエンド」である「サプライズエンド」では登場している。主人公のマーフィーのゲームクリアを祝うために三角頭がケーキを切り分ける。なお、登場するのは「2」と同じデザインである。
SILENT HILL: BOOK OF MEMORIES
パッケージにも描かれている通り登場するが、名前はピラミッドヘッドになっている。倒す事で低確率で武器大鉈を入手できる。
関連クリーチャー
ヴァルティエル
SILENT HILL3に登場した”神”の従者、天使であり、輪廻転生を司るクリーチャー。
主人公のヘザーと敵対する事はなく、常に輪廻転生を象徴するハンドルを回しており、
三角頭からピラミッド状の兜を取り除いたような姿を持つ。
サイレントヒルで暗躍する”教団”の中には、ヴァルティエルを信仰するヴァルティエル派が存在する。
ヴァルティエルや三角頭が纏う白衣は、1の学校(裏世界)に登場した教団の司祭服に酷似している。
神の従者と、教団の司祭、かつての処刑人の姿が酷似している事実は何を意味するのだろうか。
また、SILENT HILL4の主要登場人物、ウォルター・サリバンは「赤い悪魔に裁かれる」と語っているが、
ヴァルティエル派の司祭、ジミー・ストーンもまた赤い悪魔の異名で呼ばれている。
ウォルターを裁く赤い悪魔とジミー・ストーン、そしてレッドピラミッドシングの関連性は未だ不明である。
BOOK OF MEMORIESでは主人公に対してミッションを提示する異界の管理人のような存在。
ブッチャー
SILENT HILL ZEROに登場したクリーチャー。名前の由来は”肉屋”
前述の司祭服に似たエプロンや、巨大な肉切り包丁、他のクリーチャーを刺殺する行動、
そして顔の半分を隠す仮面など、三角頭を思わせるような要素が目立つ。
こちらは主人公、トラヴィスの深層心理(鏡の世界)に潜む、邪悪な人格を反映している。
ゲスト参戦作品
モンスター烈伝 オレカバトル
子供たちに人気のアーケードカードゲームにレッドピラミッドシングが参戦。
霧深き冥界の町からやってきた処刑人。動きは遅いが力強く、常に虐げる対象を探している。とってもしつこいぞ。(公式サイトの図鑑より)
「第6章 孤毒の沼地」にて低確率で出現。本作での名称は"ピラミッドヘッド"
非ボス枠でありながら専用BGM『Betrayal』が流れる特別待遇となっている。ただし他のゲストボスと違い、原曲のみ。遭遇時に直接カード化するか、レアドロップの『大鉈』を使った特殊合体で入手可能。
表世界から裏世界への移行はレベルアップによるカードイラスト変化で、攻撃モーションは各種技で再現されている。
固有攻撃全てに「味方に与えたダメージが高かった敵には与えるダメージが上昇」する特性がある。
周囲を霧で覆って物理攻撃を一定率で無効化する『ホワイトミスト』も習得するが無効化の信頼度は低め。
EX技の『処刑執行』及び超EX技の『処刑強行』では「周囲が濃霧に→▲様が大鉈を引きずってゆっくりと接近→掴んで真っ二つ」を主観視点で拝むことになる。こちらも前述の特性あり。
Krazy Kart Racing
iOS、Android向けレースゲーム。レッドピラミッドシングは、ピラミッドヘッドという名前で登場。操作キャラクターのうちの一人。他にサイレントヒルからはロビーが参戦している。
スーパーボンバーマンR・スーパーボンバーマンRオンライン
おなじみボンバーマンにも参戦。世界観もあってか絵柄は非常にポップ。大ナタも木製のオモチャのようになっている。キャラ名は「ピラミッドヘッドボンバー」。勝利時は例の「武器を地面に突き刺しその上に頭を乗せ、両手を広げる」ポーズをとる。三角様何やってんすか。(原作とは異なり、頭が刺さらないよう柄のほうを上にしている)
一応ボンバーマンの一種という設定なので今回は大ナタではなく爆弾を扱う。キャラ固有の特殊能力は「裁き」(以前は「処刑」だったが名称が変更された)、鈍足になる代わりに”触れた相手を即死させる”というもの。ストーリーモード中の一部ボスにも有効。
ちなみにサイレントヒルからはバブルヘッドナース・ロビー君も参戦している。公式HPの説明によるとバブルヘッドナースは「ピラミッドヘッドボンバーに狩られる姿がたびたび目撃されている」とのこと。こちらの世界でも行動パターンは変わらないようだ。
オンライン版から参戦したロビー君は三角頭と同じ接触型の特殊能力を持つが、お互い発動した状態でぶつかると打ち負かすことが出来る。さすがのロビー君でも三角頭には叶わない模様。
METAL GEAR SURVIVE
期間限定イベント「研究者の言伝(特別版)」にて、プレイヤーアバターのアクセサリとして登場。三角部分に肉塊がみっちり詰まっており、被ると背中側からはみ出ているのが見える。主人公の安否やいかに。
なお、この作品には三角頭生みの親である伊藤暢達氏が参加しており、敵クリーチャーのデザインを手掛けている。
Dark Deception:Monsters&Mortals
ホラードットイートゲーム「Dark Deception」の対戦版「Dark Deception:Monsters&Mortals」追加DLC「Silent Hill」に登場。ただしプレイアブルではなくステージに登場するボスモンスターとしての客演である(プレイアブルにはヘザー、シビル、ロビー、バブルヘッドナースが採用)。アイテムボックスから「Boss time」を取得した場合に登場。一定時間ステージ内を動き回りmortalサイドのプレイヤーに妨害攻撃を行う。容姿はだいたい2準拠のようだが、兜と大ナタのデザインはブックオブメモリーズが元ではないかとされている。
原作とは異なり結構なスピードで移動する。更に相手が距離を開けるとテレポートして目の前に現れる。大ナタの振り方は原作と同様だが、その重そうな見た目に反してガンガン振ってくる。また地面に大ナタを突き刺し”太陽の聖環”(※SILENT HILL3にセーブポイントとして登場した紋章)を発生させ、範囲内にいた相手を檻に入れて拘束する、という特殊攻撃も持ち合わせる。なかなかの多芸っぷりである。ちなみに何度攻撃しても死なない。
余談だが、海外製品での客演としては珍しく名前が「レッドピラミッドシング」(Red Pyramid Things)のままになっている。(※海外ではPyramid Headと呼ぶことがほぼ通例)これは制作サイドが最初に付けられた名前のまま使用したい、という意向を示したため。
Dead by Daylight
非対称型対戦サバイバルホラーゲーム「Dead by Daylight」とのコラボが実現。
2020年6月のDLC「Silent Hill」にてキラー「The Executioner(処刑人)」として登場。なおサバイバーは『3』の主人公、ヘザーことシェリル・メイソンがつとめる。(※ヘザー名義でないのは「3」の後日談であるため)追加ステージは「1」のミッドウィッチ小学校。またスキンとしてアレッサ、リサ、ロビー、シビルも登場し、彼らとの同時客演が叶うこととなった。(ただしロビーはキラー側スキンなので一緒にはプレイできない)
バックグラウンド解説には”使命を果たし自身の存在が必要で無くなった時、彼は長い眠りにつこうとしたが、別の世界でその力が必要とされてしまった”とある。つまりあの「2」での三角頭であるようだ。何故か武器についての説明は調理用ナイフとなっているが、グラフィックは当初デザインされたものの通り、一般的な刃物の背側に刃がある形状(=鋏の片割れ)をしているあたり、こだわりが感じられる。
容姿は「2」に準拠し、白い袋状になったノースリーブの白衣に手袋を着用。一方で別スキン「堕落者」にすると全身に有刺鉄線が巻き付き、腰布+素手素足になる。「鍜治場生まれ」では三角頭が焼けた鉄のような色合いになる。
2021年10月には新スキン「三角の胴枯れ病」が追加。同作のキラー「ブライト」から影響を受けた結果の外観とされており、胴体や大ナタに謎の輝く液体がこびりついている。そして同タイミングでシェリルのスキンとしてなんとあのジェイムス・サンダーランドが追加。この2者(?)が奇妙なことに他社ゲーで邂逅することとなった。
11月には、同作のバイオハザード一同とサイレントヒル一同が登場しているトレーラーが公開。サバイバー側5名が三角頭とロビーから逃げ惑う様子が描かれている。
※以下、本実装時の仕様を記載。アップデートで変更されている可能性あり
通常時の歩行速度は4.6m/s。キラーの中では平均的だが、あの大ナタを引きずったまま原作でいうなら槍持ち状態くらいのスピードで移動する。固有の能力は
- 「裁きの儀式」(有刺鉄線を地面に設置・踏んだ生存者に状態異常付加)
- 「地獄の罰」(壁貫通する範囲攻撃)
- 「贖罪の檻」(檻に生存者を幽閉・吊るす。肉フックとは別扱いだが処刑フェーズが進行)
- 「最後の審判」(条件が揃った生存者を一撃で処刑、ムービー付)
ゲスト参戦とはいえ原作から比較するとだいぶ強化されている。一方で原作要素も散りばめられており、生存者を幽閉する「檻」は原作でのフレッシュリップやラスボスの形態に、大ナタでの処刑モーションはアパートで対決した際の一撃死攻撃に似ているなど、ファンサービスも見受けられる。なお有刺鉄線は映画版を考慮したものと思われる。映画では有刺鉄線を操っていたのは”彼女”のほうだが…
各キャラクターが所持できるアドオン(いわゆる補助効果)の名称には原作のアイテム・オブジェクト名が使用されており「黒曜石の酒杯」「赤の祭祀の書」など馴染みのあるものから「ヴァルティエル派の写真」(※原作では”神に捧げる赤と白の宴”)、「ヒョウ柄の布」などゲームをやり込んでいないと何だかわからない物までいろいろ。
ちなみに「玉虫色のメタトロンの紋章」は「2」ではなく「3」から採用。しかし元の名前は(”玉虫色”の部分はdbdで必ず追加される部分ので良いとして)「メトラトンの印章」である。意味としては同じ天使メタトロンのことなので間違いではないが…
・dbd説明文→”この四角い魔法の物体は『バイルン7世のクレスト』またの名を『メタトロンの紋章』と呼ばれ、強力な保護特性と魔よけ効果を持つ。”
・原作説明文→”これは強力な魔除け・魔封じの力を持つ魔法陣で、"ヴィルンの第七紋章"、あるいは"メトラトンの印章"と呼ばれる。”
そしてオファリング(1試合ごとの使い切り効果)にはアイテム名「Mary's letter」(効能:使用するとマップが高確率でミッドウィッチ小学校になる)が採用。…が、日本語版での名称が「メアリーへの手紙」になってしまっている。そこは間違えちゃいけなかった
三角ちゃん
三角頭の生みの親である伊藤暢達氏がツイッター上に掲載しているゆるキャラ。
原作の恐怖感などは全く感じられない可愛らしいキャラクターである。
「#ホラー映画版深夜のお絵かき60分一本勝負」 という企画において、
他の絵師が描いた可愛らしいSD三角頭にインスピレーションを受けて描き始めた模様。
……どうしてこうなった。
関連動画
ART OF SILENT HILLにおける三角頭 映画版での活躍シーン
THE ARCADE 不明世界における戦闘シーン HOMECOMING初登場シーン
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本稿の執筆に際しては、『失われた記憶-サイレントヒル・クロニクル』を参考にした事を追記しておく。
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- サイレントヒル
- 山岡晃
- KONAMI
- UFOエンディング
- オマエノシワザダタノカ
- デヴィッド・リンチ - 彼の映画『エレファント・マン』が三角頭のデザインモチーフになっている。
- キーパー(「サイコブレイク」より、同業の異形頭)
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- オマエノシワザダタノカ
- SILENT HILL f
- サイレントヒル シャッタードメモリーズ
- サイレントヒルのうた
- ジェイムス・サンダーランド(『サイレントヒル』シリーズ)
- P.T.
- UFOエンディング
- 21
- 0pt