レトロフューチャーとは、かつて描かれた未来の総称である。
概要
みなさんはかつて、こんな未来を想像、もしくは図鑑で見たことはないだろうか。
- チューブ道路の中をエアーカーが走っている。
- リニアモーターカーが実用化されている。
- 空には音速旅客機が飛び、ホバークラフトが海上を航行している。
- 月や火星に基地が建設され、他の惑星に移住する人々もいる。
- コンピューターは各家庭に必ず設置されている。
コンピュータの各家庭設置(パソコンどころか現在ではスマートフォンやタブレット端末の時代だが)やリニアモーターカーの実用化(鉄輪式・浮上式共に。中央新幹線の開通は2027年予定でありまだ先だが)など、実現したものもいくつかあるが、逆に現実とならなかったものも多いことがわかるだろう。
車は一向に空を飛ばないし、音速旅客機やホバークラフトは運用を離脱、宇宙旅行は一般庶民にはできず、基地を作るどころかアポロ計画から40年以上月面に人類は着陸していない。
今レトロフューチャーを見直す動きが出ているのは予想する未来がバラ色とは言えないことの裏返しであろう。最も核戦争や環境破壊による人類滅亡or文明退化など、実現しなくてよかった未来予想図もあったりするが。
しかし、情報通信技術はスマートフォンやSNSなど昔の予想をはるかに超えた発展をしているし、21世紀はまだ半分にもなっていない。
子どもにバラ色の未来が見えるような社会を作ることが私たちの責務ではないだろうか。
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関連項目
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