レドラーとは、『ZOIDS』シリーズに登場するドラゴン型飛行戦用ゾイドである。
シリーズ初の架空生物がモチーフのゾイドだが、発売当初は始祖鳥型とされていた。
機体解説
レドラー REDLER |
|
基本情報 | |
---|---|
型式 | RHI-00 EZ-005 |
所属 | ゼネバス帝国 ガイロス帝国 |
モチーフ | ドラゴン型 |
スペック | |
全長 | 17.0m |
全高 | 6.0m |
全幅 | 15.0m |
重量 | 34.0t |
最高速度 | MACH3 |
武装(旧) | |
武装(新) | |
ゾイドテンプレート |
元より航空戦力にはEMZ-29シュトルヒやEMZ-19シンカー程度しか持ち得なかった帝国軍がRMZ-21プテラスを倒すため開発された機体で、主にEPZ-6デスザウラー支援のため制空権を確保するのが目的となっている。
武器は尾部に内蔵された切断刃と四肢の爪だけで、火器らしい火器はほとんど搭載されておらず、その切断刃で敵機をすれ違い様あるいは追い抜き様に斬り裂くのが主な戦法となっている。
プテラスと同じくVTOL機能を有しており垂直離着陸と空中発進が可能で、航空能力ではプテラスを凌いでいるが、対地戦闘能力という点では劣っている。
首部の可動域が割と広く、コクピット開閉時にも視界を確保できる。
上記の通り射撃武器は皆無だが、状況によっては翼に他のゾイドの小型ビーム砲を装備する場合もある。
中央大陸戦争後期においてこのレドラーの登場によりようやく帝国軍はプテラス以上の戦力を有するようになり、ガイロス帝国軍に接収されてからはDPZ-23ガン・ギャラドが登場するまでDBOZ-11ギル・ベイダーの僚機を務めていた。
第二次大陸戦争期でも帝国軍にとって数少ない飛行ゾイドとして活躍し、共和国軍にはまだプテラスしか残っていなかったため、航空戦力で優位に立つ事が出来たが、後に共和国軍がRZ-29ストームソーダーを投入し出すや瞬く間に制空権を奪われ、さらにそれ以降もより低コストの無人機であるEZ‐44ザバットやこのレドラーより高性能とされるEZ‐59グレイヴクアマなどの登場により表舞台からは消えていった。
劇中での活躍
バトルストーリー
ZAC2034年ロールアウト。フロレシオ海戦にてデビューし、目標通りプテラスを圧倒したがこの時の戦いは帝国軍の敗北に終わっている。
それ以降は帝国軍の主力戦闘機となったが、共和国軍はプテラスの後継機であるレイノスを開発したため、航空戦力は再び拮抗する事になった。
第二次大陸戦争でも帝国空軍の主力機として共和国軍唯一の航空機となっていたプテラスを圧倒、その最強航空ゾイドの座は不動のものかと思われたが、共和国軍が最新鋭飛行ゾイドのストームソーダーをロールアウトさせるや格闘性能で逆転されてしまい、制空権を完全に奪われてしまう事となる。
第二次大会戦ではストームソーダーが出撃できない隙を突いて共和国基地を空爆し多大な損害を与えるも、もはや戦況は揺るぎようもなく、この大会戦でも帝国軍は敗北を喫した。
ブースターキャノン搭載機や夜間戦闘用のブラックレドラーなどのバリエーション機も存在していたが、これ以降レドラーの出番はなくなってしまった。
アニメ
『ゾイド -ZOIDS-』に登場。
初登場はデザルト・アルコバレーノのメンバーであるヴィオーラの乗機。
(こちらはいわゆるゼネバス風カラーであった)
帝国軍所属機は主に偵察などに従事していたが、具体的な活躍シーンはない。
後に装備を追加して火力を大幅に増強したブラックレドラーが正式に配備されるが、こちらもセイバータイガーSSに訓練でとはいえ敗北したり、さらに空中戦でもストームソーダーの出現によりやられ役が多くなっている。
第二部でも帝国軍の主力機として在り続け、主に護衛機や哨戒機としても働いていた。
主な機体バリエーション
- ブラックレドラー
レドラーの夜間戦闘用改良機で、視認性を低くするため機体色は黒になっている。
他にも一部のパイロットがストームソーダーに対抗するためそれぞれ独自の改装を施した機体であるとされている。
アニメでは頭部にバルカン砲や機体下部にミサイルポッドを装備して火力を大幅に高めた後継機的存在として登場。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 1
- 0pt