レパードステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が開催する、新潟競馬場の3歳限定・ダート1800mの重賞競走である。格付けはGⅢ。
概要
創設は2009年で、ユニコーンステークスがあったJRA3歳ダート路線を更に拡充するという狙いで新設された。2009年、2010年はGⅢのレーティング基準を満たしてなかったが、第3回からGⅢ格付されている。
レース名のレパードは、イギリス国王の紋章である盾の脇に描かれている獅子のことであり、ユニコーンと対をなす動物として扱われている。
歴史の浅いレースではあるが、このレースの勝ち馬のうちトランセンド、ミラクルレジェンド、ホッコータルマエの3頭が後にGI(JpnI)を制しているほか、芝のG1を勝っていたアジアエクスプレスも勝っている。
また2着馬からもスーニとケイティブレイブがJpnIを勝つなど実績を上げており、出世レースと言われることが多い。
2024年開催より「3歳ダート三冠」競走(羽田盃・東京ダービー・ジャパンダートクラシック)への体系改正に伴い、当レースは三冠最終戦であるジャパンダートクラシックのトライアルレースとして1着馬に優先出走権が与えられる。また地方所属馬にも当レースの出走資格が与えられる。
トピックとして2019年にはハヤヤッコが、世界で初めて白毛馬としての国際グレードレース勝利を成し遂げている。
歴代優勝馬
回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝利騎手 | 勝ち時計 | 動画 |
---|---|---|---|---|---|---|
第16回 | 2024年8月4日 | ミッキーファイト | 牡3 | 戸崎圭太 | 1:51.2 | |
第15回 | 2023年8月6日 | ライオットガール | 牝3 | 岩田望来 | 1:50.8 | sm42586796 |
第14回 | 2022年8月7日 | カフジオクタゴン | 牡3 | C.ホー | 1:51.9 | |
第13回 | 2021年8月8日 | メイショウムラクモ | 牡3 | 柴田善臣 | 1:51.3 | |
第12回 | 2020年8月9日 | ケンシンコウ | 牡3 | 丸山元気 | R1:49.2 | |
第11回 | 2019年8月4日 | ハヤヤッコ | 牡3 | 田辺裕信 | 1:51.3 | |
第10回 | 2018年8月5日 | グリム | 牡3 | 内田博幸 | 1:52.0 | sm33640328 |
第9回 | 2017年8月6日 | ローズプリンスダム | 牡3 | 木幡巧也 | 1:52.9 | |
第8回 | 2016年8月7日 | グレンツェント | 牡3 | 戸崎圭太 | 1:50.6 | sm29399857 |
第7回 | 2015年8月9日 | クロスクリーガー | 牡3 | 岩田康誠 | 1:51.9 | sm26915612 |
第6回 | 2014年8月10日 | アジアエクスプレス | 牡3 | 戸崎圭太 | 1:50.4 | |
第5回 | 2013年8月4日 | インカンテーション | 牡3 | 大野拓弥 | 1:50.3 | |
第4回 | 2012年8月5日 | ホッコータルマエ | 牡3 | 幸英明 | 1:51.8 | |
第3回 | 2011年8月21日 | ボレアス | 牡3 | 武豊 | 1:52.0 | sm15539584 |
2011年(第3回)よりGIIIに格付け | ||||||
第2回 | 2010年8月22日 | ミラクルレジェンド | 牝3 | 北村宏司 | 1:51.8 | sm11846854 |
第1回 | 2009年8月23日 | トランセンド | 牡3 | 松岡正海 | 1:49.5 | sm11767669 |
JRA3歳限定ダートオープン競走早見表(2023年現在)
- 2月下旬:ヒヤシンスステークス(リステッド競走、東京競馬場ダート1600m)
- 3月中旬:昇竜ステークス(オープン、中京競馬場ダート1400m)
- 3月末~4月頭:伏竜ステークス(オープン、中山競馬場ダート1800m)
- 4月末~5月頭:端午ステークス(オープン、京都競馬場ダート1400m)
- 5月中旬:青竜ステークス(オープン、東京競馬場ダート1600m)
- 5月下旬:鳳雛ステークス(リステッド競走、京都競馬場ダート1800m)
- 6月中旬~下旬:ユニコーンステークス(GⅢ、東京競馬場ダート1600m)
- 8月上旬:レパードステークス(GⅢ、新潟競馬場ダート1800m)
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関連項目
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