そのことに気付いていないのは(一部を除いた)地球人だけである。
概要
「幽☆遊☆白書」連載終了後から「HUNTER×HUNTER」連載開始までの間に連載。
『週刊少年ジャンプ』では異例の月1連載。理由は作者が全部一人で描いたらどうなるか挑戦していたからである。
宇宙人がすでに地球に来訪しており、人類に気づかれないよう社会に溶け込んでいる世界で、星の王子様が巻き起こすさまざまな騒動に地球人や宇宙人が巻き込まれていく姿を描いている。
作者の冨樫義博が描き手の理想として多面性に憧れているため、らしさを失わず本線とは少し外れたポジションの作品を目指して描いた作品である。
何らかの(恐らく幽白関連だと思われる)ストレス解消のために連載を始めたが、やはり制約はあって難しかったという。
ちなみにタイトルは作者がちょうど「レベル4」というタイトルのビデオを借りていたことに由来する。レベルEの「E」はエイリアンのつもりだったのが、「エイリアンはAだよ」と突っ込まれ、「E.Tの方です」と苦しい言い逃れをしたらしいことを後に「HUNTER×HUNTER」6巻で語っている。
主な登場人物
- 王子
- ドグラ星の王子。詳しくは「バカ王子」を参照。
- 筒井雪隆
- 野球留学で山形の高校に通うことになったチンピラ野球少年。
- 引越し初日に王子に遭遇してしまうという災難に会い、宇宙有数の好戦的種族ディスクン星人とのトラブルに巻き込まれてしまう。
- 高校の野球部での扱いはやはりチンピラ。その後は種族そろって野球狂のディスクン星人の応援を受けつつ、山形代表として甲子園に出場するまでに成長する。
- その後も王子との付き合いは続いており、最終回を含むいくつかのエピソードに登場している。
- クラフト隊長
- 王子の護衛役。
- 王子との付き合いは長いが、まじめな性格とあいまって王子のおもちゃにされることが多い。
- 職務には忠実な人間で王子の突拍子もない行動にも口では何かと反対するものの最終的には付き合わされることになる。が、時に王子の行動にマジ切れすることもある。
- また割と短気の上に血の気が多い方で、初対面の雪隆とは喧嘩腰で侃々諤々の言い合いをしていた。
- しかし雪隆が出場する試合を部下に「応援に行かないんですか?」と訊かれると、
- 「俺の運の悪さがうつると可哀想だからな」(フキダシ外には・だからテレビも見ない)と自重するあたり、根は良い人だったりする。
- 王子を不可抗力で異空間に幽閉することに成功した際には「今夜は祝杯だ」と心から喜んだ。
戦闘力はバカ王子曰く「絶好調時のムドー(DQ6のボス敵)より強い」との事。 - 原色戦隊カラーレンジャー
- 王子の思い付きにより戦隊物のヒーローまがいの変身セットを与えられた小学生5人組。
- 変身セットは王子によって改造されており、使いこなせば並みの異星人相手ならば圧倒することが可能。
- 王子の思いつきでリアルRPGツクールの星に飛ばされることになる。
TVアニメ
「ジャンプスーパーアニメツアー2010」にてアニメ化が発表され、2011年冬アニメとして1月から3月に放送された。連載終了から実に14年を経てのアニメ化であり、作者自身も全く予想していなかったため驚いているようだ。
アニメ制作はぴえろ×David Production。ただし、ぴえろは同作者漫画「幽☆遊☆白書」をアニメ化した実績があるため、実質はぴえろが作っているようなものである。
ぴえろプロデューサーによれば、幽遊白書の頃はキャラクター商品を作るスポンサーが付くかどうかで大きく左右されたが、今はそれだけでは無くなったため、今だからこそようやく映像化できたらしい。
主題歌
声優一覧
王子・襲来編(1~3話) |
見えない胃袋編(4話) |
マクバク編(8話~9話) 野球編 (11話) |
関連動画
関連静画
お絵カキコ
関連項目
- 予想の斜め上
- 建前と本音が逆
- ディスクン星人
- 時代が追いついた
- 週刊少年ジャンプ
- 2011年冬アニメ
- 山形県 - 舞台であり、作者の出身地
- HUNTER×HUNTER(アニメ・2011年版)-36話にバカ王子そっくりのキャラが出演
冨樫義博連載作品 | |||
1989年 - 1990年 | 1990年 - 1994年 | 1995年 - 1997年 | 1998年 - |
てんで性悪キューピッド | 幽☆遊☆白書 | レベルE | HUNTER×HUNTER |
- 11
- 0pt