レーザー・レーサーとは、イギリスのSPEEDO社が開発した競泳用の水着である。2008年に開発、この水着を着た選手が好成績を連発したことで有名になった。だが、その性能は水着のレギュレーションに関する議論を引き起こした。
特徴
- アメリカ航空宇宙局(NASA)、ニュージーランドのオタゴ大学、ANSYS社、オーストラリア国立スポーツ研究所、自社研究所によるアクアラボ、その他専門家の協力を得て開発された。
- 超音波を駆使して溶融されて接着されたため、縫い目が存在せず、さらに揮発性に優れているため極限までの摩擦抵抗をなくしている。
- 筋肉の凹凸を抑えるため、半端ない圧力がくる。そのため全身着脱タイプは1人で着脱することはできない、ただこれは1回目の着脱の話で2回目は生地が筋肉を覚えるため割と容易に着脱できるらしい。
北京五輪の暴れっぷり
23個も世界記録が誕生した。マークスピッツらが見たら嘆くだろう・・・
顛末
2009年7月に行われた国際水泳連盟の会議において、2010年より水着素材を布地オンリー、男性用は腰から膝まで、女性用は肩から膝までというように制限がかけられた。当然ながらレーザー・レーサーは使用が事実上禁止になったのである。
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