レースゲーム(英: racing game)とは、ゲームジャンルの一種である。
概要
乗り物(主に自動車)に乗り、他プレイヤーと順位やタイムを競うものが多い。
大まかな分類として
- アーケード系(簡便さと爽快感重視、反面現実性を軽視、リッジレーサーやアウトランなど)
- カーアクション系(車や乗り物を使って非現実的な無茶をしまくるもの、マリオカートやバーンアウトなど)
- シミュレータ系(現実の車の挙動の再現を目指したもの、グランツーリスモやForza Motorsportなど)
に分けられる。
補助アイテムや機能、加速・妨害、トラップやそれに対する防御手段、カスタム、排気量、耐久性等といった要素や選択、使用や回避のタイミングや障害物でゲーム性を高めたものが多い。車体の塗装変更で痛車にできる場合もある。
車体を他車にぶつけたり、ドリフト走行、ロケットスタートや飛び越え・トンネルによるショートカット経路なども定番。
通常のコントローラーよりもハンドルやペダルのある専用コントローラー(ゲームセンターも含む)のほうが微妙な操作感や臨場感が出やすい。近年はジャイロセンサーによる左右傾斜感知によってハンドル代わりとなる場合もある。
かつてはゲーム機の処理能力や環境的な問題もあり画面が分割されてしまったり最大プレイ人数も限られていたが、現在はネット対戦など1画面で多くのプレイヤーと腕を競えるようになった。
付随条件
付随する目的条件としては目標地点(ゴール)への到達やコースの周回などがある。
競走ではなく自分一台で走るタイムアタックなどは大抵付随している。
周回系ルールでは不正行為ができないよう、特定の場所やフラッグ間などの特定のシンボルを経由しなければ通過とみなされない厳しいルールや、逆にゴール地点のみが決まっておりルート選択が自由なものまで様々。
アーケードゲーム等では制限時間が設定され、特定地点の経由で時間延長といったシステムが取られる場合も多い。
ゲーム中のミニゲームやイベントとして用いられる場合もあり、逃走や追跡を目的とする場合もあるが、ミニゲームとはいえジャンルが異なる場合も多く、コツを掴めないなど苦戦して何度も失敗させれゲームが進まずダルい場合もある。
中には副次的なミッションとして、コース上の特定のアイテムを拾い集める必要があるものも。
正規の周回ルートが想定されており、逆走すると何らかの警告が出る場合が多い。
コース
- 競技用のサーキット系コース
- 未舗装のオフロード系コース
- シリーズ作中の舞台をモチーフとしたもの(マリオカートシリーズなど)
- 現実的/非現実的を問わず架空の街を模したもの
- 実在の峠道や首都高速で走るもの
…まで様々である。
サーキット系を除けば、一般車(→アザーカー)や落石などのギミックやトラップ、障害物が行く手を阻み、臨機応変な回避動作が求められたりタイムロスを誘発させる場合も多い。作品によってはパトカーが追いかけてくる場合もある。
コース外は転落したり、未舗装の悪路となっており走行能力が低下するといった要素もあるある。
作中の舞台をモチーフにしたコースなどは懐かしい音楽がアレンジされていたり、定番のステージギミック、随所でおなじみのキャラクターの姿が垣間見えるなどその手のマニアにはたまらないファンサービスといった側面も。
その他
- タイムアタックにおいてはベストタイムの自車などゴーストカーと競走する場合もある。
- ライバル車が設定され、いくら引き離しても追従または追い抜いてくる場合もある。
- エンディング前に表彰式典などを行う作品もある。
レースゲーム機能がなくとも、オンライン+オープンワールド系で審判やルールを決めて走るなど疑似的なレースゲームを行うプレイスタイルもある。
実在系コースの登場する作品、リアル系作品においては危険運転などトラブルの予防線として
「これはゲームです、実際に真似しないでください」といった警告が出る場合もある。
いくら高速衝突しても交通事故どころか平然と無傷で走れる作品もあるが、車両自体に耐久性があり、衝突や被弾によって徐々に壊れたり走行能力が低下するなど慎重性を求められる作品もある。
レースゲームではないシミュレーション系ゲームなのに危険運転を行うものは、スリルドライブなどのタグが活用されている場合もある。
主なレースゲーム
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関連動画
関連項目
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