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ロイド・アーヴィングとは、『テイルズ オブ シンフォニア(TOS)』の主人公である。
また、TOSから2年後の物語『ラタトスクの騎士』ほか、
八頭身のきれいなロイドで『ソウルキャリバー レジェンズ』にもゲスト出演を果たしている。
CV:小西克幸
概要
17歳 / 173cm / 58kg(※TOS開始時、ほか『テイルズ オブ ザ ワールド』シリーズなど)
クラス:剣士(二刀流)
出身:シルヴァラント
幼少時イセリアの森にてディザイアンに襲われ、瀕死の母親アンナ、ペットのノイシュと共に倒れていたところをドワーフ族のダイクに救われ、そのまま育てられた少年。
ドワーフに育てられたため手先が大変に器用であり、細工を得意とする。
本来ドワーフ族にしか扱えない要の紋も簡単な修理程度なら可能。また、我流で二刀流剣術を習得をしている。
エクスフィアは左手の甲に装着しており、母親の形見でもある。
上述の生い立ちから人種や立場などに偏見が殆どない。
とはいえ物語開始当初は、幼馴染みであり再生の神子であるコレットの世界再生を信じ、母の仇であるディザイアンひいてはハーフエルフを嫌悪していた。
が、ある事件をきっかけにコレットの世界再生の旅へついてゆくことになり、その先に待ち受けていたさまざまな苦難を乗り越えてロイドはやがて自分の目で見たものを信じ、理解し、受け入れようとするようになる。その上で間違っていると思うこと・間違えてしまったことを正そうとするまっすぐさ、ひたむきに走り続けて理想を諦めない心など、ロイドの持つ“強さ”が、仲間達を含め多くの人々の心を惹きつけ、そして動かしてゆく。
しかし自分の心の目で物事を見て信じる純粋さが裏目に出て、物事を自分本位で捉えて思ったままを発言してしまい他者から反感を買ってしまうこともある。
秘奥義は、『ラタトスクの騎士』を除くすべての参加作品で一貫して「天翔蒼破斬」。TOSではマテリアルブレードを装備していないと使用できない。
一刀流になったり、デリス・カーラーンまで飛んでいったりすることがある(※GC版TOS限定の石化バグによる)。
他者からは「ロイド」(ゼロスからは加えて「ロイドくん」「ハニー」)、プレセアからは「ロイドさん」と呼ばれている。
ニコニコ内での呼称は「ロイド」の他、「攻略王」(下記参照)「Dイド」まれに「エロイド」など。
『テイルズオブシンフォニア ユニゾナントパック』発売決定に際して、ロイドが魔神剣を放つ姿が描かれたTOS誕生10周年記念ロゴが発表された。テイルズオブシリーズ誕生10周年記念の折にデザインされたロゴの、魔神剣を放つクレス・アルベイン(TOP主人公)がモチーフとなっているようだ。
なお、『ユニゾナントパック』で追加された歴代キャラ衣装は、ガイ・セシル(TOA)。
「まさかメーカーの垣根を超えたメタ的な何かなのだろうか……?」と思わず邪推してしまいそうな人選である。
人物
クールな大人の男に憧れているが、本人は良くも悪くもまっすぐな性格で、正義感が強いお人好しの熱血漢である。
加えて、コレットほどではないが天然ボケのきらいがある。「正義」という言葉が大嫌い。
好物はビーフ、天敵はトマト。料理はトマトを使うレシピ以外はそれなりに上手い。カレーにパイナップルは入れない派。
頭に血がのぼりやすい性質で、特に物語序盤ではクラトスやリフィルに何か注意されるたびにカッとなり、そのことを窘められる場面がよく見受けられる。だが、そういった自身の性質をロイドも自覚しており、リフィル達から窘められれば自身の非を認めて素直に反省できる。
飽きっぽい性格でもあり、生来のまっすぐな性格も作用して時と場を考えずに「飽きた」と口に出してしまうことが度々あるので、そういった部分も周りからよく窘められる。
勉強が大の苦手で、その悲惨さたるや17歳にして未だ九九が出来ず(のちにマスター)、400点満点のテストで取った25点を100点満点のテストと勘違いして「過去最高得点だ」と喜ぶほどであり、自身の二刀流も「一刀で100の力なら二刀流にすれば200の力」という考えによるものである。あまりにもあんまりなその学力・知力に担任教師のリフィルも頭を抱え、時に実父さえ諦念を隠しきれない。
だが頭の回転は速く、作中で機転を利かせたり突破口を見出したりすることも決して少なくない。勘も鋭く、物事の本質を見抜き核心を突く発言をすることが多い。
また、他者の機微に敏い一方で、色恋沙汰には大変疎い(下記参照)。
養父のダイクから「ドワーフの誓い」なる生活信条を叩きこまれており、多くの項目があるそれらすべてを暗記している。
美的センスもドワーフの価値観が刷り込まれているためか、どこかずれているところがある。トレードマークの赤い服はダイクに作ってもらった品で、気に入るあまり同じものを7着も作ってもらったらしい。
(以下ネタバレ/反転)
実の父親は、仲間の一人であり、クルシスの四大天使としても敵対する古代大戦時代の英雄クラトス・アウリオン。
ノイシュも古代大戦時代からのクラトスの仲間で、ロイドのアーヴィング姓は母アンナのもの。
彼との親子関係が発覚し、のちに決着をつけてからは、クラトスを「父さん」と呼ぶ場面も時々見受けられるようになる。ただ、そこに至るまでの経緯が複雑だったためか、素直に呼べず「父さ・・・クラトス」と言い直すこともある。
作中のキーアイテムでもあるロイドの武器マテリアルブレードはダイクとクラトス、二人の父親からの餞別である。
ミトス曰く、ロイドは「ボクの影」「ボクが選ばなかった道の最果てに存在する者」。
(/反転終了)
ラタトスクの騎士
19歳 / 178cm / 63kg
タイプ:戦士
属性:火
続編『ラタトスクの騎士』でもキーキャラクターとして他の前作パーティキャラクター達と共に登場する。
世界統合の立役者のひとりとして世界再生の神子コレットや仲間達と共に有名人である。
が、同時にパルマコスタにおける大虐殺「血の粛清」の首謀者とされているため、エミル達とは当初敵対関係にある。
かつての仲間達にも何も告げず、たった一人でセンチュリオン・コアを集めるべく世界を奔走している。
(以下ネタバレ/反転)
「血の粛清」を引き起こしたとされるロイドの正体は、デクスがセンチュリオン・ソルムのコアを用いて化けていた姿。
デクスのつけていた最臭兵器香水メロメロコウの臭いがきっかけで正体が露見した。「血の粛清」自体もヴァンガードが仕組んだ自作自演であり、ロイド自身は偶然その場に居合わせただけでまったくの無実である(それどころかヴァンガード兵に追われて窮地に陥っていたマルタを救っている)。むしろ、その名を利用された被害者であると言えよう。
にもかかわらず、人々からどれだけ非難や憎悪を向けられてもロイドが一切の弁解をしなかったのは、かつてミトスに示した「何も悪いことをしていないのなら堂々としていればいい」という自身の信条を貫いたから。加えて、自身のセンチュリオン・コアの回収がその性質上、容易に人と接触することを許されず、決して他言できないものだったこともあるだろう。
そのセンチュリオン・コアの回収は、大樹カーラーンの精霊ラタトスクによる人類絶滅計画を阻止すべく、新たなる大樹の精霊マーテルとその守人ユアンからの依頼で極秘に行っていたことだった。触れた者を狂わせる性質があるセンチュリオン・コアを集めながらもロイドが正気でいられたのは、新たなる大樹の名付け親として精霊マーテルの加護を受けていたからだったようだ。
彼が真実をコレット達に告げなかったのもたった一人で世界中を奔走していたのも、ひとえに仲間を危険に晒さないため、ひいては世界を守るためであった。
(/反転終了)
上述の事情もあってその言動は当初、前作からは想像もつかないほどクールで謎めいており、数多の前作プレイヤー達が彼の変貌ぶりに驚愕・動揺・悲嘆した。
かつてクールな男に憧れ目指していたロイドだったが、世界統合から2年の時を経てロイドを取り巻いた境遇が図らずも彼を歳相応以上のクールな男に変えたようだ。前作と比べて声が若干低くなり、身長や体重と共に精神的にも更なる成長を遂げた。良くも悪くも大人になったと言えるかもしれない。リフィル曰く、「変なところが父親に似た」。
しかし、その本質は以前と変わっておらず、(別行動時は敢えてクールに振舞っていたということもあって)パーティ参入後は以前の明るさや頼もしさ、愛すべき馬鹿っぷりも遺憾なく発揮するようになる。
パーティ参入前の単独行動時にも、シリアスな場面で「高速ポスター貼り」の追加特技を披露したり、見るからにダサイ自作の仮面を装着してノリノリで「謎のジュエルハンター」と名乗ってみせたり(本人はイケてると思っていたようだ)
と、随所でアホの子っぷりを垣間見せている。
今作で、細工など図工方面の才能に反して絵の才能が皆無であることが判明した。また19歳にしてようやく九九をマスターしたようである。
「すけべ大魔王」の座は同情しつつも謹んでエミルに譲り渡した。ただし誤解で憂き目に遭うことに変わりはない。
なお、今作においてもお馴染みのフラノールでのデートイベントにおける見事な手腕は健在である(下記参照)。
ダイクに拾われ、母親のいない環境で育ったためか、人妻母性を感じさせる年上の女性が気になる模様。
前作パーティキャラクター達の中では最も遅くにパーティーに加わり、その参入時期も終盤である。
だが、さすが前作主人公と言うべきか、レベル・装備固定ながらも伊達に英雄と呼ばれていない強さを見せてくれる。
今作では、クラトスから譲り受けたフランヴェルジュをエクスフィア回収の旅へ出発する前にアンナの墓前に置いてきたため、マテリアルブレードは装備していない。それに伴い、秘奥義も「天翔蒼破斬」から「翔破蒼天斬」に変更された。
ところでデクスの声優が陶山氏だったのはもしかして某大神隊長的なアレだったりしたのであろうか
その他の主な参加作品における設定
- 『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』
アイリリーのギルド・アドリビトムに所属している青年。
単独で調査に出ていたロイドと合流するために現れた主人公のことを敵と勘違いし、襲いかかってくる。
- 『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』
ナパージュ村のギルドに所属していた少年。リフィルの教え子でもある。
ラルヴァの研究をしていた学者リフィルや神子であるコレットを案じて、バンエルティア号まで彼女らについてきた。
ラルヴァの更なる研究のため主人公達のもとに滞在することにしたリフィルと共に、そのままギルド・アドリビトムへ参加することに。
- 『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3』
精霊と交友をもつ忍びの隠れ里・ミブナの里に住んでいる青年。
しいなについてくる形でバンエルティア号に来船する。
村から出たことが殆どなく、世界をもっと知るためギルド・アドリビトムで働くことになった。
- 『テイルズ オブ バーサス』
神聖王国ヘイズルの若き騎士。同王国の筆頭騎士であるクレスの弟子にあたる。
ヘイズル代表のシグルスとして大いなる実りを持ち帰るべく、ユグドラシルバトルに参戦することとなった。
世界樹の神子を目指すパートナーのコレットを守り抜くことを己の使命と考えている。
- 『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』
剣の腕前を買われ、世界樹の神子であるゼロスの護衛として雇われた少年。
当初は真意が窺えぬゼロスの奔放な言動に振り回されていたが、次第にゼロスという人間を理解し、絆を築いてゆく。
(なお、本作において、彼が参加した外伝作品では初めて「猛虎豪破斬」といったSタイプの技も使用可能になった。)
- 『テイルズ オブ ザ ワールド タクティクス ユニオン』
『テイルズ オブ ザ ワールド レーヴ ユナイティア』
レーヴァリアに召喚された「夢見る目覚めのひと」の一人で、アスベルと共にテルンを助けた二刀流の剣士。
元いた世界のことも含め、自分の名前以外の記憶を失っているが、熱血でお人好しなところは変わらない。
- 『ソウルキャリバー レジェンズ』
遥か別世界の地シルヴァラントにて、エクスフィアと呼ばれる無機生命体を回収するべく旅をしていた青年。
ある時「ソウルエッジ」「ソウルキャリバー」という二振りの剣の噂を耳にし、それらもまたエクスフィアに違いないと考え、回収を決意する。
(以上の設定から、本作のロイドはTOS終了後~TOS-R開始前の時系列からの参戦であると推測される。) - 『大乱闘スマッシュブラザーズfor3DS/WiiU』
ロイド単身でのゲスト参戦は叶わなかったが、DLCでMiiファイターの衣装としてロイドの衣装が販売されている。タイプはもちろん剣士。ビームソードを拾えば一応2刀流も再現出来る。また、Miiファイターの剣士タイプの必殺ワザは、ラピッドスラッシュ→散沙雨、変則急襲切り→裂空斬、ジェットスタブ→瞬迅剣、とロイドの技に似たニュアンスのものが多いため、原作再現が非常に楽。
攻略
『テイルズ オブ シンフォニア』は他テイルズオブシリーズの中でも珍しく好感度システムが存在し、
ロイドの博愛的ともいえる大らかな性格と、仲間が(無意識下であっても)欲しがっている言動を相手に与え、
幼馴染×2でも才色兼備な先生でも肉親でもドジな暗殺者でも繁栄世界の神子でも無口な少女でもダンディな会長でも
続編の主人公でも異なる世界の主人公でも時にプレイヤーすらも、飛ぶ鳥を落とす勢いでぞっこんにしていく過程が
まるでギャルゲーのようであることから「攻略王」「攻略神」等呼ばれるようになった。
その最たる代表イベントが、終盤のフラノールにおけるデートイベントである。
しかしロイド自身は鈍感で恋愛感情に乏しく、もちろん打算などもないまったくの素なわけで、攻略相手の恋愛フラグを容赦なくへし折るフラグクラッシャーでもある。実に罪作りな男である。
『ラタトスクの騎士』では精神的成長を遂げ、恋愛感情に対する自覚が芽生えた分、余計性質が悪くなった。
特に女性陣との展開は、もはやエロゲーである。
※詳しくは、攻略王ロイドを参照してください。
キャラクター人気投票
人気がないこと(※テイルズチャンネルで過去に行われた人気投票結果が芳しいものではなかった)を
ゼロス(というよりゼロスの中の人)に散々ネタにされているが、最近はロイド(というより中の人)自身も自虐ネタにしている節がある。
しかし、第4回では一気に4位に浮上、第3回は24位だったことを考えれば快挙といえる。因みに10位以上上がったキャラは、ロイド以外にもガイ(2回目は20位、3回目は4位)とフレン(4回目は30位、5回目は13位)とジューダス(6回目は圏外、7回目は5位)がいる。
順位急上昇の主な要因としては、悪ノリしたスタンおよびゼロス(の中の人達)が『ビバ☆テイルズオブ』の放送内にて「ロイドが3位以内に入ったらフリ○ンになる」と宣言し、更に悪ノリしたロイド(の中の人)がファンに投票を呼び掛けた『ファンダム Vol.2』『ラタトスクの騎士』やOVA等が発売され、それらの作品および原作でのロイドの魅力を再確認または新たに認識したファンが少なくなかったことが挙げられるだろう。
第5回以降も、若干順位を下げたものの5位、8位、9位と、グレイセスやエクシリアなど新作タイトル勢が次々と多数ランクインしてくる中で健闘している。
過去に行われたキャラクター人気投票(総合部門)におけるロイドの詳しい戦績は以下を参照してほしい。
- 第1回:圏外(2003.12) P~S
- 第2回:16位(2005.12) P~L
- 第3回:24位(2006.12) P~T/RM1
- 第4回: 4位(2008.12) P~H/RM2
- 第5回: 5位(2010.6) P~G/PX
- 第6回: 8位(2012.6) P~X
- 第7回: 9位(2014.6) P~X2
- 第8回:11位(2017.6) P〜B
- 第9回: 9位(2021.11) P〜ARISE
(※括弧内は人気投票の結果発表時期、括弧外右側は投票対象作品)
なお、第1回のみ20位まで、第4回のみ50位まで発表された。その他は30位までの発表である。また、第7回以降はユーリ(TOV)およびリオン(TOD)は殿堂入りのため投票対象外となっている。
名言
- 「ドワーフの誓い、第1番。平和な世界が生まれるようにみんなで努力しよう、だ」
- 「目の前の人間も救えなくて世界再生なんてやれるかよ!」
- 「ふざけろ! 正義なんて言葉、チャラチャラ口にすんな!」
- 「でもまちがいは気づけば正せるはずだ」
- 「信じてるから」
- 「どこでもいいさ」
迷言
- 「ひゃめろう!」 (「やめろ!」という台詞がこう聞こえるという空耳ネタ)
- 「にゃー!!」 (戦闘不能状態に陥った際に上げる断末魔がこう聞こえるという空耳ネタ)
- 「またあんたか・・・」
- 「一刀で100の力なら二刀流にすれば200の力になるだろ」
- 「誤解だーーーーーーっ!!」
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関連項目
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