ロスコ兄貴とは、アパラチア山脈の芸術家、もとい密造酒製造業者である。
概要
ナショナルジオグラフィックにて放送されている「潜入! 暗黒産業」シリーズの2015年に放送されたシーズン2「酒の闇市場」に登場した密造酒製造業者の1人。マスクとサングラスで顔を隠しており、人相は全く分からない。
アメリカにて1年の半分は合法的な炭鉱夫として働いているが、残りの年の半分はアパラチア山脈の人目に付かない河原を拠点に『ムーンシャイン』というアメリカでは伝統的な密造コーンウイスキーを生産している。
密造酒製造という犯罪行為を働いているアウトローなのに違いはないのだが、番組内で登場する他の密造酒製造者と比べて使う器具のレベルが高いことや、酒の製造過程が丁寧で上質な酒を製造している上に、本人の酒造りのプロとしての意識が高く、それに伴った発言の数々が視聴者から一定の人気を博している。
ロスコ兄貴語録
「世間じゃ日曜ってのは休日だ。俺も教会に行くべきなんだろうが……注文があるからな。何時だって客が待ってる」
「はじめはある老人に作り方を教わったが、その通りやっても上手くいかなかった。何度も失敗して、自分にとって最善の方法を生み出したんだ」
「俺には理解できないんだ。コーンには税金を払ってる。砂糖にも払ってるし、ガスにも、他の道具にも税金を払ってる。なのに全部を混ぜ合わせて、火にかけたら突然違法だと言われるなんてね」
「よしできたぞ。『連邦法違反』だ」
「今の俺は無法者だ。政府の金を盗んでるのさ。密造酒造りで、な」
「悪いもんが入ってるからヘッドは取り除く。重要な作業だ。ハートは残すぜ?」 (ヘッドは蒸留の過程で最初に出るメタノールやアセトンなど人体に有害な物質を多く含んだ部分であり、密造酒関連でこの部分を除去せずに流通させたものを飲んだ人間が命を落とす事故が多発している。ハートは蒸留の過程でエタノールの成分が多く、最も美味な部分のことを指す)
「4Lの上質な密造酒だ」
「密造酒製造者として成功したいなら、堂々と法律を破れないとな。じゃなきゃ成功できない」
「アパラチア山脈の芸術を生み出すことが俺の酒造りのモチベーションになってる」
「誰も欲しがらなくなったらおしまいだが、俺に勝るライバルは存在しないよ」
子記事
兄弟記事
- なし
- 25
- 0pt