ロスヴァイセとは、石踏一榮著作によるライトノベル作品「ハイスクールD×D」に登場するヒロインである。
スリーサイズは上から96/61/89
概要
薄い紫色の入った銀髪のロングヘアー。頭頂部には触角のような2本のアホ毛がある。
ヒロインとしては、リアス・グレモリー、姫島朱乃と並ぶ年上組であり、女性としてのボディのスペックも二人に次ぐものを持つ。戦闘時には勇ましくも麗しい鎧に身を包む。
北欧の片田舎出身で、神に仕える半神の戦乙女、ヴァルキリーである。
北欧の主神・オーディンのお付きとして、来日した。オーディンが日本の神々と会談を行い、悪魔・堕天使・教会の3大勢力の和平に合意する文書にサインするためであった。しかし、邪神ロキが横槍を入れる形で乱入。リアスたちグレモリー眷属やソーナたちシトリー眷属と共闘することになる。イッセーは初めて見た彼女の鎧姿に見とれて、リアスに耳を引っ張られていたりした。
ところが、事件の解決後、オーディンは日本の風俗(おっぱいパブとか)をひとしきり楽しんだ後サッサと帰国。置いてきぼりを喰らったロスヴァイセは宙に浮いた立場になってしまった。しばらくイッセー家に居候する形になっていたが、リアスが出した好条件に惹かれて悪魔転生を選び、眷属となった。ランクは「戦車(ルーク)」。これでリアスの駒は一旦埋まることになった。
祖国では飛び級で大学まで卒業している彼女は、冥界に学校を作って、ゆくゆくは冥界の悪魔からヴァルキリーを輩出したいという夢を持つようになり、駒王学園の教師として赴任し「公民」の授業を担当。イッセーたち2年生が京都へ修学旅行へ行った際は引率として同行。その先で遭遇した曹操たち英雄派の起こした事件で古都を舞台に戦うことになった。しかし英雄派のヘラクレスからミサイル攻撃を受けてKOされてしまう。
そして、バアル眷属とのレーティングゲームでは敵の「王(キング)」サイラオーグ・バアルにゼノヴィアの技も絡めた奇襲で一泡吹かせたものの、反撃の前に一発リタイアとなった。その前にバアル眷属のメンバー二人を撃破しており攻撃面では活躍したが「戦車」としては防御面に課題を残すことになった。
…と言うふうに、10巻終了時(アニメ4期終了時)ではあまりいいところが無い感があるが、何分相手が強すぎたということでもあり、彼女の本領発揮はこれからなのである。
彼女は一旦帰郷し、北欧の魔法体系での防御魔法を学び直して帰ってきた。「戦車」といっても装甲のない「自走砲」だったものが、防御力も高い「重戦車」に脱皮した、と言えようか。こうしてグレモリー眷属の中でもリアスや姫島朱乃を上回る攻撃力と、多彩な防御とさらに応用で編んだ結界術式で、様々な戦局に対応できるオールラウンダーとして活躍。魔法学術への知識と解析への優れた頭脳も相まって、リゼヴィム・リヴァン・ルシファーの率いるクリフォトの起こす数々の事件で大きな貢献を見せる。
イッセーが上級悪魔になった際は、リアスの説得により彼の「戦車」として移籍。「燚誠の赤龍帝チーム」の魔法戦力の中心となる。味方をエンチャント(強化)する術式も開発。レーティングゲーム国際大会「アザゼル杯」の予選中には神クラスの魔法武具「ミスティルテインの杖」を得て、さらに魔法力が大幅強化された。
一方、駒王学園の生活の方ではアザゼルに代わってオカルト研究部の顧問に就任。3年に進級したイッセーたちのクラスの担任となっている。
残念な美人、ロスヴァイセちゃん
やや幸薄いが、この上ない才女ぶりを見せるロスヴァイセ。ところが、実生活においては様々な残念な面を見せたりする。
- オーディンに堅苦しさを指摘され、「どうせ私は年齢=彼氏いない歴」と要人たちのいる場で泣き出す。
- オーディンに置いてきぼりにされた後、イッセー家でベソをかく。
- 学校では規律に厳しいが、アザゼルからは「若いねぇ」と生暖かい目で見られている。
- 生徒たちからは「ロスヴァイセちゃん」と呼ばれ威厳はそれほどない。
- イッセーにドレスブレイクされた時、自分の裸より着ていたジャージ(お得な安売り品)を惜しがる。
- 100円均一ショップが大好き、イッセー命名「100均ヴァルキリー」
- もちろん人に100均ショップを薦めるのも大好き。その話を始めると止まらない。
- デパートのタイムセールで戦闘時にも見せない必死の形相で商品をおばさん達と奪い合う。
- もちろん、それで買うのはお得用のジャージ。
- イッセー家では普段はそのジャージ姿で化粧にあまり金もかけないイモねーちゃん状態。
- ごく少量の酒を飲んだだけで激しく酔っ払い、しかも絡み酒と泣き上戸のフル装備。
- 京都では酔っ払った末に二日酔いでゲロインしてしまう「酔いどれヴァルキリー」
- 興奮すると、田舎言葉がでてしまう。
…とまあ、まさに残念な美人。一応フォローするとその気になればオシャレな格好は出来るので完全なイモではない。学校でも生徒たちからは決して舐められている訳ではなく、むしろ友達感覚の親しみをもてるとして人気である。
10巻終了時(アニメ4期終了時)ではもちろんまだ彼氏はいない状態、主人公たるイッセーも彼女にとっては眷属の仲間としてはともかく、男としては「スケベな困った教え子」の域を出ていない。ロスヴァイセちゃんの明日はどっちだろうか。
17巻で、厳格な祖母、ゲンドゥルが来日。彼女を心配させまいとロスヴァイセはイッセーを彼氏に仕立て、偽装のためのデートをすることに。そこで、代々継がれる術式との相性が悪く、家の家紋を継げなかったことや、それゆえの祖母への劣等感。オーディンのお付きの仕事(あれでも赴任期間は歴代で最長記録)について語る。
そこに、クリフォトのユーグリット・ルキフグス(リアスの義姉グレイフィアの実弟)が現れ、ロスヴァイセに偏執的な好意を見せてくる。彼の狙いは、ロスヴァイセが学生時代に書いた「黙示録の皇獣(アポカリプティック・ビースト)」666(トライヘキサ)に関する論文の知識であった。
シトリー眷属が作った「誰でも通えるレーティングゲームの学校」を巡る事件で、ロスヴァイセはユーグリットに捕らえられてしまう。それを救い出したイッセーに、初めてロスヴァイセは好意を持ち始める。
25巻で、今度は北欧側のお偉方が勝手に話を進めて、ロスヴァイセとオーディンに代わって北欧の主神となったヴィーザルの間でお見合いが決まってしまった。まず破談になるだろうという周囲の予測を裏切って、ヴィーザルはロスヴァイセを嫁にもらうと宣言、これにイッセーが噛みつき、次のアザゼル杯の試合で彼女の身を賭けることになった。神クラスが揃ったヴィーザルの「王たちの戯れ」チームとの勝負に「燚誠の赤龍帝チーム」は苦戦するもなんとか勝利。その中でのイッセーの「俺の子を産んでくれぇぇぇぇぇええええええっ!」という直球のプロポーズに、ロスヴァイセも「イッセーくんの子供をたくさん産ませてくださいッ!」と応えたのだった。
ライバル(恋的な意味で)
- リアス・グレモリー
- 姫島朱乃
- アーシア・アルジェント
- 塔城小猫
- ゼノヴィア
- 紫藤イリナ
- レイヴェル・フェニックス
- 黒歌
- …まだまだ増えるんですけど、わ、わたすだってイッセーくんとエッチなことしてぇさっ!
関連動画
関連項目
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