ロックマン&フォルテとは、カプコンより発売された『ロックマン』シリーズのゲームである。
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概要
SFC版の発売は1998年。
ニンテンドーパワーの移植を除くSFCのパッケージソフトとしては最後を飾ったゲームである。
後にGBA版も発売されている。
PS・SSで発売された『ロックマン8』をプレイできなかった子供向けに、SFCで発売されたゲームとされる。
そのためキャラクターのグラフィックや一部のボスなど『ロックマン8』のものを流用している部分が多い。子供向けとあるが、難易度は『8』を上回るほど高く設定されており、ネジを集めて強化パーツを作成すればある程度は対処できる。
謎のロボット「キング」がDr.ワイリーの研究所を襲撃し、ロボットによる制圧のためキング軍団を組織、ロックマンとフォルテは宿命の対決を一時中断、阻止するために立ち上がる、というストーリー。ちなみに時系列では8と9の間に(9のエピローグで判明)に位置する。
家庭用ゲーム機で初めてフォルテが操作できるようになったゲームである。ロックマンとフォルテでは操作感が大きく異なる。
ステージ各所に「CD」が設置されており、集めることで過去のシリーズに登場したボスキャラクターやロックマンシリーズの登場キャラに関する図鑑を見ることができる(その内容は公式が病気、と言ってしまって良いものだが)。
集めた「CD」は3つある全てのセーブファイルで共有している。ロックマンのみ取れるCD、フォルテのみ取れるCDが存在するので、100枚全て集めるには両方のキャラでゲームをプレーする必要がある。
プレイヤーキャラクター
ゲームを始めたときに、「ロックマン」か「フォルテ」を選択する。ゲームの途中で交代できない。エンディングもそれぞれで異なる。
ロックマンとフォルテで基本性能が異なっており、ライト研究所で作成してもらえる強化パーツにはキャラ専用のものも存在する。
ボスを倒した際に入手できる特殊武器の効果は共通。
ロックマン
御存じ我らが家庭用お手伝いロボット。『ロックマン7』とほぼ同等の性能で、3連射できるバスターは地形を貫通する、高威力のチャージショット、スライディングは狭い隙間にも侵入可能。初心者向けキャラ。
フォルテ
『7』で登場したロックマンのライバルで、性能は『7』から大きく変化している。
ロックマンより機動力が高く、二段ジャンプ、ダッシュ移動ができ、『Xシリーズ』のエックスやゼロに近い操作感覚。
バスターはボタン押しっぱなしで連射し続け、真下を除く7方向に撃ち分けできるが、威力は小さく地形を貫通しない。上級者向けのキャラ。
作成できる強化パーツには、ゴスペルと合体してエネルギーの限り自由に飛行できる「ゴスペルブースト」がある。
ボスキャラクター
最初から8体全員は選べず、ステージをクリアする度に他のステージを選択できるようになる。また『8』から再登場のテングマン、アストロマン以外の6体は、有賀ヒトシ氏らロックマン漫画で著名な人物がボスキャラのデザインを行っている。
- ダイナモマン
発電機を内蔵したロボット。画面全体攻撃ライトニングボルトや時間差で飛来する電撃弾など避けにくい攻撃が多く、しかも体力が残り少なくなると充電装置で体力回復をはかる(装置の破壊が遅れたり放置していると、満タンまで回復する)など、今作の8ボスで最強の声も高い。
弱点武器はコピービジョンで、敵の大半の攻撃を誘導できるようになるがそれを差し引いても苦戦は必至。 - コールドマン
冷蔵庫型のロボット。あらゆるものを瞬時に冷凍する能力で地面を凍結したり、壁状の氷のブロック・アイスウォールを飛ばすなどで攻撃を行う。体力が少なくなると頭部から雲を出し、ロックマン(フォルテ)の移動を制限させてくるのも地味に厄介。
弱点武器はライトニングボルトだが、大抵は最初に攻略されるボス。 - グランドマン
キングが開発した、遺跡発掘用のロボット。巨大なドリルや戦車に変形も可能。
スプレッドドリルを飛ばしたり、地面や天井へ潜って奇襲を仕掛けてくる。
弱点武器はリモートマインで、これがくっついた状態で地面へ潜ろうとすると自動で爆発、行動を阻止できる。 - パイレーツマン
貨物船を襲撃する任務を与えられた海賊型ロボット。ダイブマンの宿敵。
戦闘は深海にある彼の隠れ家が舞台で、水位を自在に操り、手動で起爆するリモートマインや自身を泡で包んでの回転体当たりなどで攻撃を行う。シリーズでは珍しい「水陸両用」の敵ボス。
弱点武器はウェーブバーナーで、回転体当たり中にこれを当てれば泡を破壊し地上へ叩き落す事も可能。 - バーナーマン
高熱の炎を操るロボット。キングの「1日に1つジャングルを焼かないと自爆装置が作動する」という嘘を信じ、ジャングルを焼き続ける。ウッドマンとは仲良くなれなさそうだ。戦闘は両端にトゲが敷かれたステージの上で行い、こちらの攻撃を打ち消すバーナーの他、突進攻撃や手榴弾・トラバサミを仕掛けて動きを封じる攻撃も行う。
弱点武器はアイスウォールで、バーナーの炎を遮るほかアイスウォールを押し飛ばせば地上のトラバサミを一掃しつつバーナーマンを舞台外のトゲの上へ突き落とし大ダメージを与えられる。 - マジックマン
元はキング軍団の慰安サーカス団所属だったが、目立ちたい一心でキング軍団に志願した。
高い機動力で機敏に動き回り、本場のマジックの如く雑魚を召喚し、素早い反撃を次々と繰り出すなどダイナモマンに並ぶ強敵。しかもマジックカードはブーメランのような軌道で、被弾するとライフを奪われてマジックマンの体力回復もされる厄介な技。
弱点武器はテングブレードで、至近距離の斬撃やダッシュ斬りを当てると真っ二つに切断され動きが止まる。 - テングマン
前回『ロックマン8』の戦闘で敗れた雪辱を晴らすためにキング軍団に志願。
戦闘では自在に空を飛びまわり、前作で使用していたトルネードホールドに加え、突進してテングブレードによる斬撃など接近戦も強くなっている。
弱点武器はスプレッドドリルで、被弾すると地上へ墜落してくる。分裂させずにドリルを当てるとダメージも増加。 - アストロマン
こちらも『ロックマン8』から再登場。キングが博物館から奪ったデータから復元されたロボットであるため、前作とは別の個体となる。戦闘では上空から体当たりしたりビットを飛ばしたり、コピービジョンを生成して攻撃するなど前作とは異なる。
弱点武器はマジックカードで、ダメージこそ低めだが発生中のコピービジョンを消去できるほか真下から攻撃が可能であるため大分倒しやすくなる。
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