待望のシリーズ最新作登場!!
運命の歯車が今、再び回り始める!
「ロックマン11 運命の歯車!!」とは、ロックマンシリーズのナンバリングタイトル第11作目である。
概要
ロックマン11 運命の歯車!! | |
基本情報 | |
ジャンル | アクション |
対応機種 | Nintendo Switch PlayStation4 Xbox One PC(Steam) |
発売元 | カプコン |
発売日 | 2018年10月4日 |
価格 | 概要参照 |
対象年齢 | CERO:A |
ゲームソフトテンプレート |
「ロックマン10 宇宙からの脅威!!」以来久しぶりとなる完全新作にして、シリーズ30周年記念作品。パッケージ版はSwitch版とPS4版のみの発売で、通常版(4,990円+税)と限定版「コレクターズ・パッケージ」(Switch:7,990円+税。amibo同梱/PS4:6,990円+税)の2種類がある。ダウンロード版(4,621円+税。Xbox Oneのみ4,680円+税)は全機種対応。
前作と前々作「ロックマン9 野望の復活!!」が8bit風のレトロ路線だったのに対して本作は「最新ゲームマシンでシリーズの面白さを再現する」ことを目指しており、「ロックマン7 宿命の対決!」や「ロックマン8 メタルヒーローズ」同様対応ハード準拠の最新グラフィックを採用している。
前二作はインティ・クリエイツによる外部制作だったが、今回はカプコンの開発スタジオによる内製である。
システム面
- 前二作でロックマンが使用出来なくなっていたスライディングとチャージショットが「ロックマン&フォルテ」以来20年ぶりに復活。チャージショットは「X8」にあったクラッキングが追加され、敵の防御を崩せるようになった。
- 「ロックマンワールド4」からお馴染みとなっている研究所でのアイテム作成は今回も続投。作成可能なアイテムは後述の缶アイテムや新アイテムの他、1UP、ガードアップ、エディーコール、ビートコール、ショックガードが確認されている。
- 缶アイテムは前作に引き続きE缶、W缶、M缶の3種が登場。E缶とW缶のストック数上限は初期段階では6個に減少しているが、後述のパーツ「缶袋」を作ると従来通り9個ストック可能になる。
- 前二作に引き続き難易度を選択可能で4段階となっている。詳細は後述。
新アイテム
これらのアイテムは旧作から続投のエネルギーバランサーを含め、武器選択画面で任意の付け外しが可能なパーツとなっている。
- エネルギーバランサーNEO:武器エネルギー取得時にすべての特殊武器のエネルギーを回復する。
- ショックアブソーバー:パワーギアで放てるツインチャージショット発射時の後退を無くす。一応Xシリーズからの逆輸入アイテムだが効果は全く異なり、名前だけを借りた別物に等しい。
- オートチャージアップ:ロックバスターを自動でチャージしてくれる。
- バスタープラスチップ:ロックバスターの攻撃範囲が大きくなる。
- パワーシールド:ダメージを受けた際のノックバックを軽減する。
- スパイクブーツ:氷の床で滑りにくくなる。
- スピードギアブースター:スピードギア発動時の移動速度が減速しなくなる。
- エネルギーディスチャージャー:体力ゲージを4以下に強制減少させ、ダブルギアを即座に発動できるようにする。
- 覚醒チップ:特殊武器の消費エネルギーを無くす。「X4」のアームパーツはチャージ時は消費していたが、こちらはパワーギア発動時でも無消費。
- スクリューキャプチャー:敵がネジを落としやすくなる。
- リカバリーキャプチャー:敵がライフエネルギーを落としやすくなる。
- エネルギーキャプチャー:敵が武器エネルギーを落としやすくなる。
- クールダウンシステム:ギアゲージの回復速度を上げる。
- クールダウンシステム∞:スピード・パワーギアのギアゲージ消費およびダブルギア解除時のオーバーヒートを無くす。
- ミステリーチップ:短時間でステージをクリアすると何かが起きる。
- バディコールプラス:エディーコール、ビートコールの上限を1から3に増やす。
- 缶袋:E缶、W缶の上限を従来通り9個にする。
難易度
- NEW COMER:入門者向けの難易度。敵の耐久力が低く、エネルギーバランサーが標準搭載されているほか、残機・ビートコール・ショックガード・ガードアップのストックが無限となっており、トゲトラップや落とし穴による即死がない。ただしトーチマンステージの炎の壁など、ほかの即死トラップは防げない。ミスした場合取得済みの固定配置アイテムが復活する。
- ADVANCED:「10」以来久しぶりの完全新作という事もありブランクのある人を想定した難易度。初期残機数は5で、ORIGINAL SPECに比べ敵の火力が控えめになっている。以上2つの難易度では「8」同様にミスすると武器エネルギーが全快する。
- ORIGINAL SPEC:シリーズの現役プレイヤー向けの標準的難易度。上記2つに比べ敵の配置が多く、チェックポイントが少ない。初期残機数はもちろん従来通りの2。
- EXPERT:上級者向けの難易度。敵の火力・耐久力が強化されており、ドロップアイテムはリカバリー/エネルギーキャプチャーを装備時を除きネジ固定の為、これらを縛った場合缶アイテムが無ければ回復もままならなくなる。
新機能「ダブルギア」
今作の目玉となるシステム。Dr.ライトとDr.ワイリーが対立する発端となった因縁の装置で、ロボットの能力を飛躍的に上昇させる効果を持つが、あまりの高性能ゆえの危険性から研究は凍結されていた。ゲーム中では開始時から使用可能な基本能力として実装。発動後に任意で解除することも可能だが、使用制限時間を超えるとオーバーヒートを起こし暫くの間ギアが使えなくなる為、使い所をよく考えたい。ギアシステムはロックマンのみならず8大ボスにも何れか片方が組み込まれており、ギア同士の熾烈なぶつかり合いが予想される。
- スピードギア
周囲の時間の流れが遅くなる。難所や回避しづらい攻撃への対抗策となる。「ロックマンロックマン」のタイムスローや「X2」のクリスタルハンター(チャージ版)と類似している。 - パワーギア
ロックバスターの連射数上限が増え、チャージショットが二連発のダブルチャージになる他、特殊武器の性能も強化される。ダブルチャージはショックアブソーバーを装備していない場合「ワールド4」のチャージショット同様にロックマンが交代する。全体的にエックスのアームパーツと類似した機能だが…? - ダブルギア
体力が残り少ない時にスピード・パワー双方の発動キーを同時押しで発動可能。絶大な威力を持つ「ファイナルチャージショット」を放てるようになり、スピードとパワーの効果が同時に発揮されるが、途中解除はできない。オーバーヒートを起こすとロックマンの性能が低下してしまうため、諸刃の剣と言える。
チャレンジ
様々なルールによりプレイヤーの腕を試すやり込みモード。オンラインでプレイヤー同士のランキングが公開されるほか、リプレイ動画のアップロードも可能。
- タイムアタック:各ステージのクリアタイムを競う。
- ポイントゲッター:「1」のスコア制度を導入したモード。敵を倒して得られる得点を競う。連続して倒すと得点にボーナス倍率が上乗せされる。
- ミニマムジャンプ:いかにジャンプ数を抑えてクリアするかを競う。右上にジャンプ回数が表示される。
- バルーンアタック:青いバルーンを破壊しながら進んでいくモード。壊し忘れがあったり赤いバルーンを破壊するとタイムペナルティがある。
登場キャラクター
8同様にボイス付きだが、既存キャラの声優は過去作の何れとも異なっている。
- ロックマン CV:福原綾香
「ライト博士、行ってきます!」
ご存知主人公。ハードの進化に合わせてディテールが追加され、やや等身が上がっている。今回は特殊武器を選択すると色だけでなく頭部や前腕の形状も変化する。 - トーマス・ライト CV:飛田展男
「ロック……頼んだぞ。くれぐれも無茶はするなよ」
ロックマンの生みの親にしてロボット工学の権威。ワイリーが大学時代に作成したダブルギアの試作品をロックマンに組み込んだ。 - ロール CV:井口裕香
「ロック、絶対負けちゃ駄目だよ!」
ロックマンの妹分。今回は18年発売予定のねんどろいど版に準拠した衣装になる。 - ラッシュ CV:小西克幸
「ウオォォン!」
お馴染みのサポートメカ。機能は従来同様コイル、ジェットの2種。ジェットはボス4体撃破後に入手する。今回は特殊武器枠から独立し、ボタンひとつで呼び出せる。エネルギーがコイルとジェットで共有に変更された為、慎重なエネルギー管理が必要。 - エディー
お馴染みのサポートメカ。前作同様の役割。 - ビート
お馴染みのサポートメカ。前作同様の役割。 - ライトット CV:飛田展男
ライトの助手ロボット。いつも通りネジと交換でアイテムを作成してくれる。 - アルバート・W・ワイリー CV:梅津秀行
「ようやく世界中がわしの前に跪く時が来たのだッ!」
毎度懲りずに世界征服を目論む悪の科学者。禁断の装置・ダブルギアの封印を解き再びロックマンに戦いを仕掛けた。今回は世界征服というより自分の力をロックマンやライトに誇示する事を優先している節がある。
ボスキャラクター
8大ボス(イレブンスナンバーズ)
今回のボスは年に一度の定期健診としてライト研究所を訪れていたロボット達で、ロック達の目の前でワイリーに拉致され、ギアシステムを組み込まれ戦力として利用されている。
- DWN.081 ブロックマン(Block Man) CV:山本和臣
「おいらのブロックは重いぜ!」
NAKAUME製作所製の外装工事用ロボット。小柄だが負けん気が強く喧嘩っ早い性格で、元気いっぱいな現場のムードメーカー。後世に残るような巨大建造物の工事を夢見ている。
パワーギアを発動するとブロックで巨大なボディを形成し、自身は頭部に変形して融合。その巨体を生かした肉弾戦を繰り出す。体験版ではこのボスのステージをプレイ可能。弾に現場で一緒になるパイルマンとは仕事帰りにオイルを飲みに行く間柄。
特殊武器「ブロックドロッパー」:前方に4個のブロックを落として攻撃する。パワーギアを発動するとブロックの数が4倍になる。実はこの武器を選択した姿のロックマンのイラストがロックマンクラシックスコレクション2のミュージアムにこっそり挿入されていたりする。 - DWN.082 ヒューズマン(Fuse Man) CV:古川慎
「充電完了…行くぞ」
O.D.A-ELECTRONICS製のロボットで、変電所で高圧電流を扱う設備の管理を行う。無口でいつもピリピリと神経を尖らせており、「電光石火」を信条に素早い対応を心掛けている。ペットの電気ウナギ「ワット」の世話をする時が数少ない安らぎの時である。
その俊足を活かし瞬時に死角に回り込んでの攻撃が得意。スピードギアを発動すると、電流を纏い雷にも匹敵する猛スピードで襲い掛かる。
特殊武器「スクランブルサンダー」:地を這う高圧電流弾を前後に発射する、「9」のプラグボールの強化版ともいうべき武器。真上にも発射可能なほか、命中するとスパークが発生して周囲の敵を巻き込む。パワーギア発動時はより巨大な電流弾を放ち貫通性能が付く。 - DWN.083 ブラストマン(Blast Man) CV:畠中祐
「本物の爆発見せてやるぜ!」
映画やテーマパークの爆発効果を手掛けるバクハツアーティスト。B.B-BOMBカンパニー製。発破作業現場で培った俊敏な動きが自慢で、カッとなり易くすぐに感情を爆発させる。爆発業界の専門誌「月間発破時代」で人気コラムを連載中で、現在は人気テーマパーク「フラワーランド」の新アトラクションのプロデュースに携わっている。
パワーギアを発動すると膨れ上がった爆発欲を体現するかのように巨大爆弾をばらまいてくる。シリーズ初となるロックマンエグゼからの逆輸入ボスだが、元々はバーナーマンの没案であったらしい。
特殊武器「チェインブラスト」:直線状に爆弾を発射する。爆弾は敵に接触した後一定時間経過か任意のタイミングで爆発。複数の爆弾を連結することで爆発はより大きくなる。パワーギア発動時は爆弾が巨大化し、敵や地形に命中するだけで爆発する。 - DWN.084 アシッドマン(Acid Man) CV:鳥海浩輔
「ようこそ我が研究プラントへ」
化学薬品プラントで薬品生成に従事するロボット。マチャチューチェッチュ工科大学製。調合する薬品の分量にかなり気を遣う几帳面な性格で、雑な調合をした者には激しく激昂する。施設や薬品成分点検のために薬液プールを泳ぐ姿から、プラントの職員は陰で「薬液プールの半魚人」と呼んでいる。
ワイリーの改造によってスピードギアを組み込まれるとともにマッドサイエンティストのスイッチが入ってしまい、危険な劇薬の生成に狂喜している。全身を劇薬のバリアで包んでおり、これを破壊しないとダメージを与えることができない。ギアが発動すると足元の劇薬プールに飛び込み、高速遊泳しながら酸の飛沫を上げてくる。
特殊武器「アシッドバリア」:敵弾を無力化する劇薬の膜が全身を覆う。従来のバリア系武器とは大きく性能が異なり、時間経過でバリアが小さくなっていくうえに通常時は攻撃判定がなく、その代わりに劇薬の弾を発射して攻撃する。パワーギア発動時はバリアが大きくなり持続時間がアップするほか、従来通り攻撃判定が発生する。 - DWN.085 ツンドラマン(Tundra Man) CV:川田紳司
「華麗に、優雅に、ゴージャスに、凍れ!」
コサックナンバーズの一体で、フィギュアスケーターのような外見をした極地開拓・調査用ロボット。テレビで知ったアイスダンスに魅入られ、極寒の局地で練習を重ねてきた自慢のテクニックを人前で披露したいという強い欲求を持つ。当時はごつい見た目だったが、美しさを求めて自力で改造を重ねた結果現在に至っている。
スピードギアを発動させるとスピードスケート宛らの高速スケーティングと絶対零度の吹雪を巻き起こすスピンジャンプを繰り出してくる。
特殊武器「ツンドラストーム」:チャージ版ストームトルネードの様に垂直方向に冷気の竜巻を発生させる。倒しきれなかった敵も絶対零度の冷気により凍結させてしまう。パワーギア発動時は画面全体を攻撃出来る。 - DWN.086 トーチマン(Torch Man) CV:小西克幸
「トーチ火炎拳、とくと味わえ!」
キャンプ場で火の使い方をレクチャーするアウトドアアドバイザー。ツバクロ製作所製。「トーチ火炎拳」という独自の拳法の使い手であり、体から吹き上がる炎を調節する機能が弱いという欠点を補う為の精神力を養うべく修行に励んでいる。未だ修行半ばで、気を抜くとすぐに制御がきかなくなりがち。
パワーギア発動時は自制心を失い凶暴性が増大。炎の輪でロックマンの動きを牽制しながら強烈な急降下攻撃を仕掛けてくる。
特殊武器「ブレイジングトーチ」:斜め前方に打ち上げられた火球がトーチマンの飛び蹴りを思わせる勢いで急降下攻撃を仕掛ける。貫通性能あり。パワーギア発動時は落下時に3つに分裂する。 - DWN.087 パイルマン(Pile Man) CV:てらそままさき
「俺のパイルは、世界一ィィ!」
NAKAUME製作所製の杭打ちロボット三兄弟「クイイチロー」「クイジロー」「クイサブロー」が合体した万能型建築支援ロボット。で、主に工事現場の基礎工事を担当する。「とにかく突貫!」がモットーで、請け負った仕事は何が有ろうとやり遂げる義理堅い性格。基本的に職人気質のクイイチローが主導権を有するが、調子の悪いときはしっかり者の杭サブローが代わりを買って出る。
パワーギアを組み込まれた影響で元来の猪突猛進の精神と工事への使命感が暴走し、無秩序な工事を延々と続けている。その鈍重そうな外見に反し高速突進攻撃を得意とし、ギアを発動させると部下の杭打ちロボット達と合体・巨大化した極太パイルになる。海外名は「インパクトマン(Impact Man)」。
特殊武器「パイルドライブ」:パイルバンカーによるダッシュ突きを繰り出す。空中でも発動可能。パワーギア発動時は飛距離と攻撃速度が強化される。 - DWN.088 ラバーマン(Rubber Man) CV:田村ゆかり
「ボィーン♪一緒に遊ぼう♪」
ゴーゴーゴムとMOMOS ROBOTが共同開発した衝撃テスト用ロボットで、その性質を買われて室内アスレチック施設「ポインポインパーク」のインストラクターを務める。自身が発案した、トランポリンとボクササイズを組み合わせた新感覚エクササイズ「ホップボクササイズ」が現在主婦層の間で人気急上昇中。かわいらしい声と丸っこい体格から子供たちの人気も高い。
ゴム製のボディを生かしたゴムゴムのピストル伸縮自在のパンチが得意。無邪気な楽天家で、ロックマンとの戦いも遊びと考えている。その巨体とは裏腹にスピードギアの使い手で、ギアが発動するとボディの弾性が高まり、目にもとまらぬスピードで跳ね回る。海外名は「バウンスマン(Bounce Man)」。
特殊武器「バウンスボール」:弾性のある3WAY弾。クリスタルアイやリバウンドストライカーの様に地形に当たった時の他、敵に命中した際にも跳ね返る性質を持つ。上下に撃ち分ける事も可能。パワーギア発動時は前後に倍の弾を撃ちだせる。
特典
パッケージ版数量限定特典およびダウンロード版予約限定特典としてBGM「ワイリーナンバーズ・ステージ楽曲アレンジバージョン」をDLCとして入手可能。
関連動画
関連項目
関連リンク
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