ロックマンX2とは、カプコンのアクションゲーム「ロックマンX」シリーズの第2作目である。サブタイトル『バーサス カウンターハンター』。
概要
以降では恒例と化した「オープニングステージでの巨大ボス」であるが、今作が初である。(前作はオープニングステージはあったがボスはVAVAでありしかも負け戦闘であった)
8体のボスを倒し特殊武器を入手して強化していくというロックマンシリーズ共通の流れに加えてエックス自身のパーツを手に入れる事で強化するエックスシリーズ独自のシステムがあるが、今作でも引き続き登場している。
前作ではフットパーツの能力であったダッシュが基本能力となり、ゲーム開始直後から使用出来る。(フットパーツにはさらに別の能力が割り当てられた。後述。)
長らくリメイク作品・PC版などは存在せずケータイアプリの移植版(フィーチャーフォン限定のため、スマホユーザーがプレイすることはできない)のみであったが、2019年に発売された「ロックマンⅩ アニバーサリー コレクション」に収録され、他の過去作もまとめて遊ぶことができるようになった。
ちなみにX2のBGMは1~6までをまとめた限定品のサントラに収録されており、カプコンの通販サイトなどで購入する事ができる。ただし、フレイム・スタッガーのBGMの冒頭部分が途切れて収録されているという問題点が存在する。
ストーリー
エックスの活躍によりシグマが撃破され、一旦は減少したかに見えたイレギュラーであったが、シグマの死から半年ほど経って再びイレギュラーの増加の傾向が見られるようになってきた。
減らないイレギュラーに疑問を感じたイレギュラーハンターはイレギュラーの残骸を回収し詳細な調査を試みるが、なんとそのイレギュラーは「イレギュラー化するチップ」を埋め込まれ人為的に作られたイレギュラーであった事が判明する。さらに、そのイレギュラー化チップには死んだはずのシグマのエンブレムが刻まれていた。
更なる調査の結果イレギュラーの製造を行っている工場を突き止めたイレギュラーハンターは工場にハンターを差し向けるが…。
登場人物
- エックス
- 前作から引き続いての主人公。
シグマの乱を鎮圧した功績を認められ、またシグマが死んだことで隊長の座が不在となったため、特A級へと昇格すると共に第17精鋭部隊隊長に就任している。 - ゼロ
- 前作終盤にて自爆した、エックスの親友であり先輩でもある特A級ハンター。
ボディは大破してしまったが、頭脳チップが奇跡的に無傷であったためハンター司令部にて保管されている。が、ボディの修復はレプリロイドの生みの親のケイン博士の技術を持ってしても不可能であるらしく、復活のメドがたっていない。
ゲーム序~中盤に現れるカウンターハンター3人に勝利出来るか否かで、ストーリーのうちゼロにまつわる部分が変化する。修復され頭脳チップだけが入っていないゼロのボディを、頭・上半身・下半身の3つに分割して3人がそれぞれ所持しており、勝つと持っているパーツを手に入れる事が出来る。
パーツを1つ以上取り逃した状態で8ボスを全て倒すと、手に入れていたパーツが全てカウンターハンターに奪い返されて苦労が水の泡となる。そして最終ステージでシグマがゼロを復活させ、ボス戦としてゼロ本人と戦うことになる。
パーツを3つとも手に入れた状態で8ボスを全て倒した場合はカウンターハンターによる強奪が起きないため、最終ステージではシグマはカラーリングの違うゼロのデッドコピーを連れてくる。コピーなのでゼロに近い能力を持つ…かと思いきや、ちょうどその時駆けつけたゼロ本人の手によって瞬殺されてしまう。実質的に、パーツを全て集めておくと最終ステージのボス戦が1つ減る事になる。
エックスがアームパーツを手に入れてようやく実現したダブルチャージを標準で備えている上に刃を飛ばせるビームサーベルを所持し、地面にパンチして大穴を開けたり破片を巻き上げて上空に攻撃出来るほどの腕力、そして衝撃波を腕のガードだけで防ぎきる装甲などとんでもないスペックを持つ。弱点は無いが、強いて言えば足元がお留守になるガードポーズの隙間を突けるラッシングバーナーが有効か。 - ケイン博士
- レプリロイドの生みの親とも言われる、ロボット工学の権威。
イレギュラーハンター組織の創設者でもあり、今回は司令部からエックスに指示を出す事もある。
- 緑林の小悪魔 ワイヤー・ヘチマール (WIRE SPONGE)
- ヘチマをモデルとしたレプリロイドで、シグマの作。気象コントロールセンターを制圧…していたのだが、本人はCPUの欠陥のため子供のように無邪気な性格であり、ただの遊び場と化していた。
弱点武器はソニックスライサー。植物型であるために切断系の攻撃に弱いという事なのだろうか。実際、ソニックスライサーでトドメを刺すと真っ二つになる演出が入る。
ボンボンの漫画でも同様の無邪気なレプリロイドとして描かれていたが、最終的に破壊には至らず、ケイン博士にCPUの欠陥を改善してもらう事で正常な思考を手に入れ、シグマと決別すると共に和解し、最後まで生存した。 - 夢の島の堕天使 メタモル・モスミーノス (MORPH MOTH)
- 蛾をモデルとしたレプリロイド。シグマによる作。スクラップを吸収して形態変化する能力を持っており、その関係からスクラップ工場を占領してイレギュラーの製造に携わっていた。
登場時は蛾ではなくミノムシのような姿をしており天上からぶら下がっているが、ある程度時間が経過すると突然引っ込んで脱皮する。
弱点武器はラッシングバーナー。「ゴミ」繋がりなのか、盛大に燃える。 - ヒートナックルチャンピオン フレイム・スタッガー (FLAME STAG)
- シカをモデルにしたレプリロイドで、体の各所から炎を噴出させている。シカの角に当たる部分も炎で出来ている。
元第17精鋭部隊所属の特A級ハンターで、チャンピオンの異名を持つほど戦闘能力に優れた優秀なハンターであった。シグマの反乱に参加したのは実は半年前のシグマの反乱(前作)の時であったが、その時はエックスと対峙する事が無いままに反乱が終了したため姿を隠していた。
弱点武器はバブルスプラッシュ。当てられると体の炎が消えてしまうため、純粋に痛いらしい。
ボンボンの漫画では、特A級と言うランクを鼻にかけてB級だったエックスを何かに付けて見下す傲慢なキャラとして描かれていた。反乱に参加した理由もシグマ云々ではなく、ハンター時代にトラブルからエックスと勝負する事になるも返り討ちにあってしまい、「B級に負けた」と言うプライドの傷のためにエックスを付け狙っていた。 - 紅のアサッシン マグネ・ヒャクレッガー (MAGNA CENTIPEDE)
- ムカデをモデルとしたレプリロイドで、元第0特殊部隊所属の特A級ハンター。自身の意志で反乱に参加したのではなく、任務中に拉致され改造を受けた結果である。情報センターを制圧し、そこの巨大コンピュータから各地にウィルスを流す作戦を行っていた。
忍者のような特技を持ち、天井に張り付いて逆さに立ったり、手裏剣を投げたりする。また尻尾の先の針に刺されるとウィルスを流し込まれ、プログラムを消去されてしまう。ゲーム中では実際に、ウィルスを食らうとダッシュ等の特殊動作が封印されてしまう。(後述の漫画のような、バスターなどの基本機能まで封印されてしまう事は無い)
弱点武器はスクラップシュート。一度でも当てると尻尾が破壊され取れてしまうので、ウィルス攻撃の他、尻尾を分離させて飛ばす攻撃などを一切してこなくなるので非常に楽。
ボンボンの漫画では特にキャラ付けなどはされていないが、制圧された情報センターのマザーコンピュータがウィルスに侵食されきってしまう前にエックスにコンタクトを取り、エックスがそれを助けに行くというストーリーが立てられている。戦闘ではウィルス攻撃を繰り返し受け、ダッシュだけでなくバスターなどの基本機能まで封印されてしまうに至るが、戦闘によって破損した壁からむき出しになった回路を使い、マザーコンピュータとエックスの意表を突いた連携攻撃により、自身が流したウィルスを逆に流し込まれ、人格を含めた全てのプログラムを消去されて死んだ。
漫画版の詳細は、復刊版の購入をおススメする。 - 砂原の韋駄天 ソニック・オストリーグ (OVERDRIVE OSTRICH)
- ダチョウをモデルとしたレプリロイド。ダチョウは空を飛べないが、オストリーグは飛行能力を持っている(いた)。
元第7空挺部隊所属の特A級ハンターだったが、事故によって飛行能力を失い、半ば自棄になりハンターを脱隊していたが、後にシグマに声をかけられて反乱に参加する。そのためシグマに恩義を感じており、反乱の一環として砂漠のミサイル基地を占領している。
弱点武器はクリスタルハンター。ダッシュで一撃破壊とまでは行かないものの、当てると雑魚同様に凍ってしまう。
ボンボンの漫画では同僚であった前作の8ボスの1人、ストーム・イーグリードの親友として描かれ、事故で飛行能力を失っていたところにシグマに声をかけられ反乱に参加したというエピソードはあるものの、エックスとの対決自体はシグマへの恩義よりもイーグリードを破壊したエックスへの個人的な怨恨と言う描写が強かった。しかし、イーグリードが自分の意志をエックスに託して死んだ事を戦いの中で理解し、またオストリーグ自身にも知らされていなかったミサイル計画によりシグマに使い捨てられた事を知ってシグマと決別し改心するが、命を賭してミサイルを止めようとするエックスに代わり、封印していた飛行能力(物理的な故障ではなくトラウマ的なものだったらしい)を開放し、ミサイルに特攻して散った。 - 深海の切り裂き魔 バブリー・クラブロス (BUBBLE CRAB)
- カニをモデルとしたレプリロイドで、当然ながら水中での活動を得意とする。カニさながらに肩から水のジェット噴射によるハサミを形成する事が出来る。製作されたイレギュラーではなく、ハンター第6艦隊に所属していた元特A級ハンター。極度の守銭奴で、イレギュラーハンターを裏切ってシグマに味方したのも「儲かりそうだったから」らしい。
弱点武器はスピンホイール。ノコ刃の前には泡によるバリアが役に立たない。
ボンボンの漫画でも守銭奴であった。「いずれシグマさえ金の力で操ってみせるわ」と豪語していたが…。 - 凶牙の重戦車 ホイール・アリゲイツ (WHEEL GATOR)
- ワニをモデルとしたレプリロイド。元第6艦隊の副隊長であり、元特A級ハンター。二つ名の通り非常に凶暴な性格で、ハンター時代も度々問題を起こしては自身が追われる身になるなどしていた。今回のイレギュラーの反乱に乗じ、己の破壊願望を満たすためだけにハンターを裏切った。
弱点はストライクチェーン。何故チェーンが弱点なのかはいまいち不明。と言うか、弱点武器を使うと必ず仰け反り、エックスバスターの通常弾よりダメージが大きいのはいいのだが、AIのパターンの関係で弱点武器を当てると必ず地面に潜ろうとするため、間断なく攻撃出来ないとかえってタイムロスを招きバスターで攻撃してた方が速かった、なんてことになる。 - 水晶の魔術師 クリスター・マイマイン (CRYSTAL SNAIL)
- カタツムリをモデルとしたレプリロイドで、巨大な殻を背負っている。シグマの手によって製作されたイレギュラーであり、レプリロイドのエネルギー源となる「エネルゲン水晶」の鉱山を占拠した。
後述の特殊武器と同様の攻撃を行ってくる他、殻の中に隠れて体当たりしてくる事もある。
弱点武器はマグネットマイン。当てると電磁力によって痺れ、殻が取れてしまう。殻が取れている間は殻に隠れる事が出来ず攻撃が当て放題だが、本人は必死に殻を取り戻そうとしてくる。なお取れている殻はダッシュでぶつかると弾き飛ばす事が出来、お手玉にしてマイマインが戻ろうとするのを邪魔出来る。
ボンボンの漫画版においては、ステージの中ボスである「マグナクォーツ」に対して、異常とも言える執着を見せるキャラとして描かれていた。
- カウンターハンター
- 「イレギュラーハンターを狩る者」と名乗る3体のレプリロイド。アジール、サーゲス、バイオレンの3体からなる。
既に彼らの手によって100体以上の優秀なイレギュラーハンターが破壊されている。
- アジール (AGILE)
- カウンターハンターの一人。長身の人型レプリロイドで、丁寧な物腰で喋るのが特徴。手に持ったビームサーベルでの剣技に優れ、自身も相当に素早い強敵。・・・なのだが、この人型形態と戦うのは序~中盤でのイベントバトルのみ。
終盤ではアジールフライヤーと言う元の面影が全く無い別物(申し訳程度にアジールの顔が付いている以外何一つ関連性が無い)として登場する。通称アジフライ。正直人型の方がずっと強く、大抵のプレイヤーには楽勝で倒される。加えてアジールフライヤー戦の直前で昇龍拳が手に入るため、余計に瞬殺されている。アジール(´;ω;`)カワイソス
弱点はマグネットマイン。が、人型の時はともかく、アジールフライヤーになるとあまり関係が無くなる。バスターより当てやすいのは確かだがそれ以前の問題。 - サーゲス (SERGES)
- カウンターハンターの一人。老人の姿をしたレプリロイド。
本人の戦闘能力は高くなく、戦うときは何かしら乗り物に乗る。特筆すべきはその頭脳であり、ケイン博士にも不可能であったゼロのボディの修復はサーゲスが行った。その姿やゼロのボディの修復を可能にする技術、そして本人の今わの際の台詞から、ある科学者との関連性が疑われるが…?
弱点はソニックスライサー。真っ二つになったりはしない。 - バイオレン (VIOLEN)
- カウンターハンターの一人。デブの巨漢。
背中から伸びた鎖に繋がっているトゲ付き鉄球をとにかく振り回すパワー馬鹿であるが、再登場時には空中に足場を出現させる能力などの小技を覚えており、中々に嫌らしい。
弱点はバブルスプラッシュ。鉄球攻撃は往々にして至近距離がお留守になるため、バブルスプラッシュのチャージショットを身にまとって横に立っているだけで勝てる事が多い。
- シグマ
- 元・イレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長のレプリロイド。前作にて自身がイレギュラー化して反乱を起こしたが、エックスに敗北し破壊されている。
…はずであったが、各地のイレギュラーからシグマのエンブレムが見つかっており、関与を疑われている。
特殊武器・パーツ
- アームパーツ
- 特殊武器のチャージショットが可能になる他、両手にエネルギーをチャージし、チャージショットを2連発する事が出来るようになる。チャージの限界が2段階(片方のみフルチャージまでだったのが、左手フルチャージ+右手半チャージ→両手フルチャージと言う2段階増える)拡張されるためチャージに要する時間が短くなったりしているわけでは無いが、チャージをしながら隙を待つ戦い方には非常に有効。
- さらに二段階目は相手の無敵時間を無視できる。フルチャージ全弾ヒット(一段目が2、二段目が4)で、
ライフを6メモリ削ることが可能。
ちなみにチャージ一段目→二段目という流れなので、どうしてもモーションによるラグが発生する。
これを防ぐ方法として『壁を降りながら撃つ』というテクニックがあり、うまくできるとちょっと気持ち良い。
ダメージ覚悟ならば、一段目→二段目の『→』の時にダメージを受けることでも可能。
感じとしては、一段目はっしゃ後にダメージを受けつつYボタンを押しっぱなしにする。
この時、二段目のチャージが溜まっているにも関わらず再チャージが始まるのだ。
緑、黄の段階までならモーション無しだが、赤までチャージしてしまうと普通のダブルチャージに戻る。 - フットパーツ
- 空中でダッシュが出来るようになる(エアダッシュ)。エアダッシュはダッシュジャンプと併用する事は出来ないため、ノーマルジャンプで飛んでエアダッシュをするか、ダッシュジャンプで飛ぶのみかのどちらかになる。
前作にあった、壁蹴りでブロックを壊す能力は無い。(そういうブロックが無い) - ボディパーツ
- ダメージを軽減する効果の他、受けたダメージを蓄積し一気に放出する技「ギガクラッシュ」が使用出来るようになる。
特殊武器扱いであり武器エネルギーがあるが、1発で全てエネルギーを使うため、エネルギーを満タンまで回復させないと撃てない。また、特殊武器ではあるが武器エネルギーを取っても回復しないため、「ダメージを受ける」以外では武器エネルギーを溜められない奥の手的存在。
(と思われがちだが、実はマグネットマイン(後述)のチャージでも回復可能) - ヘッドパーツ
- 画面内に隠しアイテムや隠し通路の類があると教えてくれる「アイテムトレーサー」を使用出来るようになる。
特殊武器扱いであり武器エネルギーがあるが、無制限に使える機能であるため何回使ってもエネルギーは減らない。
前作にあった、頭突きでブロックを壊す能力は無い。(そういうブロックが無い) - ※パーツの複合
- アームパーツとフットパーツを集めると、梯子の昇降速度が2倍に加速。ボディパーツとヘッドパーツを集めると、特殊武器の消費エネルギーを半分に抑えられる。
- ストライクチェーン
- バスターの銃口から鎖を射出する。射程は短いが、これで敵に止めを刺すとアイテムを落としやすいという特徴がある。
また、アイテムに当てるとそのアイテムをエックスの目の前まで引き寄せ、壁に当てるとエックスを壁まで引き寄せる。この能力のためにTAS動画では最もよく使われる武器となっている。
チャージするとスピードと射程の伸びた鎖を射出する。この時に敵を倒すと、必ず特殊武器回復(大)を落とす。 - スクラップシュート
- スクラップを射出する。射出されたスクラップはびよんと飛んで少し前に落下するが、着弾時に弾け飛んで4方向に飛び散る。
チャージすると周辺からスクラップ等を引き寄せて巨大な塊にするが、使うステージによって引き寄せるものが異なる場合があり、ものによっては撃ち出す弾の攻撃性能も変わる。また、特定の部屋ではスクラップではなく回復アイテムを引き寄せる。 - ラッシングバーナー
- 炎の塊を射出する。弾速と威力に優れる使いやすい武器だが、炎である性質上、水中では当り判定が小さくなる。地上で撃った場合、弾跡を残り火が辿る。この残り火にも攻撃判定がある。
チャージした場合はエックス自らが炎に包まれ、横方向に向けて突進する。それなりの距離を移動できる上、空中でもエアダッシュを行ったかどうかに関係なく出せるため、移動手段としても使える。水中では炎が出ないので攻撃には使えないが、移動は出来る。 - マグネットマイン
- ゆっくりと進んでいく爆雷を射出する。射出した爆雷は十字キーの上下で軌道を操作する事が出来、地形に当たるとその場にくっつくため設置技としても使える。
チャージすると小型のブラックホールのようなものを射出する。上下に操作出来る点は同じだが、横へのスピードが遅い代わりに上下の移動スピードが速く、(当然だが)地形にくっつく事は無いという違いがある。また、敵が射出した弾を吸い込んで消してしまう効果もある。
なおチャージ攻撃はダメージごとに1メモリ、ギガアタックのゲージを回復することができる。
滅多に使うこともないので頭の片隅にでも置いておこう。 - ソニックスライサー
- 小型のブーメランを射出する。ブーメランは壁に当たるとやや上向きに跳ね返る性質を持ち、何度か跳ね返ると消える。
チャージすると5つの大きめのブーメランを上空に向けて射出し、雨のように降らす広範囲攻撃になる。 - バブルスプラッシュ
- 泡を射出する。1発1発の威力は低いものの多量に射出し連続ヒットするため総合的な威力は高い。水中では浮力が加わるため軌道が変わる。チャージするとエックス自身が泡を身に纏うようになり、周囲に攻撃判定が出続ける。一度チャージを撃つとメニューを開いての武器変更しかできなくなり、武器変更をするまでずっとエネルギーを消費し続ける。この状態でも水中では浮力がかかり、エックスのジャンプ力が飛躍的に伸びる。
- スピンホイール
- 自ら転がって進む丸いノコ刃を撃ち出す。基本的に平坦な地面のみを走り、一定距離を進むと消える。敵に攻撃したり、段差(ごく低いもののみ)を超えたりするとその分勢いが弱くなり、進む距離が縮む。一部のブロックや壁を壊す能力を持つ。
チャージするとノコ刃を8方向に分裂させて飛ばす。こちらもブロックを壊す能力があり、しかも貫通する。 - クリスタルハンター
- ゲル状(?)の水晶を飛ばし、敵に触れると固形化して水晶に閉じ込める。固まった水晶は足場として利用出来る他、ダッシュで体当たりすると中の敵ごと破壊出来る。この方法で倒した敵は必ず何かしらのアイテムを落とす。
チャージすると、攻撃判定は無いものの、時間の流れを遅くしてゲーム全体をスローに出来る。エックス自身もスローになるため相対的なスピードアップをする技にはならず、純粋に慎重な行動が出来るようになるだけである。
昇龍拳
隠し要素として、同社の格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズの技、昇龍拳が存在する。
ライフアップ・サブタンク・エックスのパーツを全て入手した上で(ゼロのパーツはどちらでも良い)、カウンターハンターステージ3の隠し部屋へライフが満タンの状態で入ると5つめのパワーアップパーツカプセルが出現する。
これに入ると新たなアームパーツ(見た目は変わらない。それまでのアームパーツの機能も失われない)を装着し、以降ライフが満タンの状態で武器をエックスバスターにして「→↓↘ฺ+攻撃ボタン(右向き時)」と言う元ネタの通りのコマンドを入力するとエックスが昇龍拳を繰り出す。
この昇龍拳パーツを入手した後にパスワードを取っても保存は出来ない。
ボスをも一撃(実際は多段ヒットしている)で破壊する攻撃力を持つ。しかも着地するまで無敵という強力な技だが、着地するまで無敵の代わりに動く事も出来ないため、昇龍拳を出したはいいが針の上に着地したり穴の中に落下したりしないようにしよう。
ちなみに前作では「波動拳」が登場しているが、前作と違って技のボイスは入っていないし、カプセルの立体映像のライト博士も道着を着ていたりはしない。
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関連項目
- 6
- 0pt