ロックマンX3とはCAPCOMから発売されたアクションゲームシリーズの第3作目。
1995年12月1日発売。プラットフォームはSFCの他、PS、SS、Windows。
概要
ロックマンXシリーズの第3作目で、スーパーファミコンで発売された最後のタイトル。
前作までのシステムに加え、パーツの機能を高める『チップ』、複数の隠しボス、ゼロの使用が可能(ただし制限付き。後述)になるなど、新たなシステムが導入された。また、シリーズ初(この当時)のPSやSSでも発表された。
これらのソフトでは音源が変更されており、また、アニメーションやテーマ曲が挿入されている。
ニコニコ動画的にはOPステージの中ボス(?)のマックや、乱入ボスのヴァジュリーラFFなどが大人気。
X3のBGMは1~6の曲をまとめた限定品のサントラに収録。カプコンの通販サイトやオークションサイトで購入可能。ちなみにPS版以降のアレンジBGMもまとめて収録されている。
SFC版の作曲者は、メダロットや悪魔城ドラキュラなどを手がけた山下絹代氏。PS版アレンジはロックマンエグゼシリーズやブレスオブファイアシリーズを手がけた青木佳乃氏が担当。
ストーリー
科学者レプリロイド、ドップラー博士。
彼の研究により、レプリロイドのイレギュラー化の原因が「シグマウイルス」という特殊なウイルスプログラムが判明され、博士はこれに対する抗体ウイルスを開発。世界からイレギュラーを一掃させることに成功した。
彼は、平和都市「ドッペルタウン」を築き、ここに世界中の優秀なレプリロイド達を集結させた。
それから数ヶ月後、博士が開発した抗体ウイルスを使用したレプリロイド達が一斉に反乱を起こした。
しかも、この反乱の首謀者は他ならぬドップラー博士であるという。
イレギュラーハンター本部は、直ちにドップラー博士をイレギュラーと認定。
エックスと、ハンターへの復帰を果たしたゼロが出動。ドップラー軍団に立ち向かう。
登場人物
- エックス
第17精鋭部隊隊長。ドップラー博士の反乱を鎮めるため、三度、戦いに赴く。
- ゼロ
前作で奇跡の復活を果たした特A級イレギュラーハンター。第0特殊部隊の隊長に就任する。
OPステージでXの代わりに使う場面があり、多くのファンを感動させた。
その後のステージでも『ゼロチェンジ』として使用が可能。ただし、"ボス戦不可""1ステージ1回だけ使用可能"などの制限がつくほか、ゼロを操っている状態で一度でもミスをすると、そのプレイでは二度とゼロを使用することは出来なくなる。
- マック
きみは、ゆくえふめいになっていた マックじゃないか。
- Dr.ドップラー
シグマウイルスの抗体を開発した、優秀な科学者レプリロイド。
平和のための活動をしていたが、突如レプリロイドを率いて反乱を起こす。
元々は非戦闘用のレプリロイドだが、自らのボディを戦闘用に改造した。光弾攻撃や強力なエネルギーをまとっての突進にくわえ、ダメージを自らのエネルギーに変換するバリヤーを張るなど、急拵えのチューンアップとは思えないほどの戦闘力を持つ。
弱点はアシッドラッシュで、突進前の無敵時間を無視する特性がある。ただし、バリヤーの回復までは無視できないため、大ダメージが却って相手の体力に転換される危険がある。- ヴァジュリーラFF
ドッペルタウンの自警団『ナイトメアポリス』の一人。
世界中のレプリロイドの長所を参考に設計されており、特に機動性を重視して開発されている。
ドップラー博士からエックスを生け捕りするよう命ぜられながら、そのエックスに対しなぜか「消えてもらう」と言い放ってくる。
ステージ攻略中に戦闘する場合があり、こちらの動きを奪い取る攻撃と突進攻撃、ホーミング弾を組み合わせてくるトリッキーな敵。
弱点はフロストシールドと、トライアードサンダー。どちらかといえば、設置型の使い方でダメージを与えられるフロストシールドの方が相性が良い。なお、弱点武器でとどめを刺さなかった場合逃げられてしまう。
マックと同じく人気があるが強いからではない。詳細はキャラクター記事を参照。
「メぇぇぇ〜〜〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!ひゃーーーはっはっはっはっはぁーーーーっ」- マンダレーラBB
同じくナイトメアポリスの一人。
ヴァジュリーラFFとは対照にパワーを重視して開発された。冷徹な相方とは異なり武人肌だが、相方が濃すぎるせいか、若干空気。
ヴァジュリーラ同様ステージの途中で戦闘する場合があり、有り余るパワーと巨大なボディを活かしての突進攻撃や投げっぱなし攻撃など、苛烈な攻撃を数多く使ってくる。しかも、事前に磁力のある弾を壁に打ち付けてこちらの動きを制限してくる。
レイスプラッシャーとトルネードファングが弱点。単純に攻撃を当てやすいレイスプラッシャーが楽だが、トルネードファングの場合、上手くやれば1発で数回ダメージを与えることが出来る。ヴァジュリーラFF同様、弱点武器でとどめを刺さないと逃げられてしまう。- ゴッドカルマシーン・O・イナリー
ナイトメアポリスの二人の、どちらか片方でも逃がした状態で最終ステージへ行くと戦うことになる。
ベースは二人のボディであるが、名称の由来でもある『お稲荷様』を彷彿とさせる外見や、攻撃方法に至るまでナイトメアポリスの両名とは大幅に異なっている。
両腕をロケットのように吹き飛ばしてエックスを捕獲したり、セイバーから衝撃波を放ったりなどの飛び道具が主体。かなりせわしない戦いを強いられるが、O・イナリー本体は一切動かない。
弱点はパラスティックボムとレイスプラッシャー。前述の通り相手は一切動くことがないため、単純な正面攻撃であるこれらの特殊武器が強い。また、パラスティックボムのチャージショットで逃げ回りながら攻撃を撃つ手もある。- VAVA-MKⅡ
「ロックマンX」でエックスらと戦い大破したVAVAがドップラーの手により復活。エックスへの復讐のため、得意のライドアーマーを用いてエックスに立ちはだかる。
一部ステージ内から移動できる隠しステージで戦える。まずはライドアーマーを破壊し、次に本体と戦う二段構成。特に本体状態では、前回のバルカン攻撃に加え、対地性ナパーム攻撃を使ってくる。
弱点はライドアーマー、本体共通してレイスプラッシャーとスピニングブレードが弱点。本体に対し、これらの弱点でとどめを刺さなかった場合は逃げられ、最終ステージでの再戦となる。
最終ステージでは、よりパワーアップしたライドアーマー"ブラウンベア"を駆り、戦いを挑んでくる。アーマーでの肉弾戦にくわえ、トラップを用いてトリッキーな戦法を展開してくる。
ここでの弱点はトルネードファングとパラスティックボムで、特にトルネードファングであれば、他のボスと同様一発で数度のダメージを与えることが可能。
ブラウンベア破壊後の本体は弱点は変わっていないが、エックスの動きを制限するキャプチャー弾を使ってくるなどパワーアップしている。
- シグマ
X2に続いてまたもや復活。ドップラー博士を影で操っていた張本人。
今回は巨大な盾を携え、これで身を守りながらの火球攻撃や、盾を投げつけての攻撃を用いてくる。
弱点はスピニングブレード。盾での防御は無視できないので、無防備な場所を上手く狙って倒そう。 第二形態ではドップラーに作らせた究極のボディを使ってエックスと戦う。
8ボスキャラクター
今回のボスはドップラー博士によりドッペルタウンへと招待され、イレギュラー化してしまったレプリロイド達。
方々から呼び寄せられたようで、今までのようにイレギュラーハンターであった者より、民間の職務に従事していたレプリロイドが多い。
- 影の飛忍 エクスプローズ・ホーネック
ハチ型レプリロイド。
第0特殊部隊の副隊長で、招待状を受けていたゼロが多忙であったため、代わりにドッペルタウンへ訪れてイレギュラー化。上記の通りゼロの部下に当たるため、漫画版ではこの設定を踏まえてゼロと戦闘していた。
常に浮遊して、画面を縦横無尽に飛び回る上に、ハチ型の爆弾をばらまいてくる難敵。体力が少なくなると、こちらをロックオンして追尾弾を撃ってくるようになり、ますます手強くなる。
弱点はバグホールで、相手の機動力を奪い取って完全に無力化することができる。ただし、ハチ型爆弾まで完全に防ぐことはできないため、これだけはバッチリ回避する必要がある。- 白銀の雪男 フローズン・バッファリオ
バッファロー型レプリロイド。
スキー場の整備をしており、もとは氷の彫刻でアートを描くのが得意な、穏やかな性格であった。イレギュラー化した後、街ひとつを凍結させて、都市機能をストップさせる。
巨体を活かしての突進攻撃や、冷凍ビームでエックスを凍らせてくるなど氷を駆使した攻撃をしてくる。
パラスティックボムが弱点で、チャージショットであれば逃げ回りながら攻撃することが出来る。突進してくるところへ通常弾をぶつけても良し。
なお、次回作X4のギバトドスステージの背景で、ペンギーゴ共々凍結した姿で背景に登場している。- 鋼鉄のリベンジャー グラビティー・ビートブード
カブトムシ型レプリロイド。
元第17精鋭部隊所属で、エックスの嘗ての同僚。Xに登場したブーメル・クワンガーの弟で、兄を破壊したエックスに恨みを抱き、行方をくらましていた。
ブラックホールを作る能力を持ち、これを喰らうと多大なダメージを受ける。また体力が少なくなると、より巨大なブラックホールを作り、こちらの行動範囲を大幅に狭めてくる。
弱点はレイスプラッシャーで、当て続ければブラックホールを作るスキを与えず倒せる。- 水龍のプレジデント アシッド・シーフォース
タツノオトシゴ型レプリロイド。
巨大なダムを占拠し、大都市で暮らす人々の貴重な水源を奪い取る。性格は卑怯で、傲慢。
ボディがリキッド・メタルと呼ばれる特殊金属で作られており、身体を液状にして移動することが可能。強酸を武器にしており、飛び道具として投げてくる。この強酸はバウンドする上消滅する際にも飛沫を残していくため、喰らい判定が長く残り、厄介な相手。
弱点はフロストシールド。氷系の武器を弱点とするボスだが、凍結するなどのエフェクトがない(というより、X3のボスキャラは誰も独自の喰らいエフェクトを持っていない)。- レスキュー発電所 エレキテル・ナマズロス
ナマズ型レプリロイド。
ボディに高性能の発電機を内蔵しており、災害などの緊急時に、被災地へ駆けつけ移動発電所として活躍していた勇敢なレプリロイドだが、ドッペルタウンへ招待されてイレギュラー化してからは性格まで豹変した。
体内の発電機を武器に、電気を広範囲への飛び道具として放ったり、バリヤーにして防御するなど、攻撃はきわめて激しい。
かなりの強敵だが、弱点であるトルネードファングを使うとほぼ完全に無力化できる。
漫画版ではなぜか関西弁で喋っていた。- 七つの海の破壊神 シザーズ・シュリンプァー
エビ型レプリロイド。
軍の戦闘用レプリロイドとして開発されたが、手が付けられないほど凶暴で、敵味方関係なく破壊してしまうため封印されていた。
両腕の巨大なハサミが武器で、これで掴み掛かって連続ダメージを与えてきたり、身体から分離させて飛ばしたりしてくる。またシッポにも刃がついており、勢いよく突進して斬りつけてくる攻撃は威力が高い。
弱点はトライアードサンダーだが、武器の性質上ノーダメージで当てるのが少々大変で、エックスバスターの方が楽な場合もある。
漫画版では半分キ○ガイの様に描かれていた。- 地底のバーバリアン スクリュー・マサイダー
サイ型レプリロイド。
エネルゲン水晶の発掘現場で働いており、自慢のドリルで仕事をこなす職人気質な性格だった。イレギュラー化後、破壊欲に忠実な危険なレプリロイドとなる。
身体中のドリルが印象的だが、しかし実際のバトルでは突進攻撃が殆どだったりする。
弱点はアシッドラッシュで、ほぼ突進しかしてこないため、撃てば勝手に当たってくれることが多い。ただしドリルで防御することもある。アルゴリズムがきわめて単純であるため、バッファリオとともに最初にクリアするボスとして扱われることが多い。- ジャングルの守護神 シャイニング・タイガード
トラ型レプリロイド。
冷徹だが真面目な性格で、ジャングルの野生動物たちを密猟者の手から守る勇者。しかし、イレギュラー化し、自分が守っていたジャングルを前線基地に改造してしまう。
太陽光をエネルギー源とする設計になっており、野外での活動力はほぼ無限大。
動きが身軽な上に装着した鉤爪やビームで攻撃してくる。特に鉤爪は威力が高い上、かざして防御にも使用してくるため、長期戦は必至。
弱点はスピニングブレード。軌道が特異な武器であるため当てるのは難しいが、逆に鉤爪でのガードを飛び越える荒技も出来る。
漫画版では虎の群れの保護をしていた。
ライドアーマー
本作のライドアーマーは、ステージ中の特定箇所に置かれている他シリーズとは異なり、特殊なパネルに乗ることで召喚して乗り込むようになっている。
召喚する為にはベースとなるライドアーマー・キメラの入手が必要。加えてステージに隠されている3種のライドアーマーユニットを入手することで、機能が拡張されたライドアーマーに搭乗可能。
バリエーションはベースであるキメラを含め4種。 さらにVAVA専用のライドアーマー2種を含め、本作登場のライドアーマーはシリーズ最多の6体になる。
- キメラ
- ベースとなるライドアーマー。
先述の通り、本作でのライドアーマー使用はこれの入手が条件であり、手に入れていなければ他アーマーのユニットを取得していてもライドアーマーの利用は出来ない。
移動、ダッシュ、パンチが可能。耐久力は充分だが、機能が拡張された他アーマーを入手しているならば態々キメラを選択するメリットはないだろう。 - カンガルー
- 前作登場のライドアーマー「ラビット」のホバージャンプをオミットしたような外見のライドアーマー。
パンチが強化されており、ドリル状のアームで高威力のパンチが出来るほか、チャージすることでドリルを回転させ、攻撃判定を保ったまま待機する。
さらにチャージを解くと、ドリルをチェーンで射出して長いリーチにダメージを与えるスピニングクローを放つ。 - ホーク
- アームがミサイル砲になっており、真っ直ぐに飛んでいく長射程のミサイルで前方を攻撃する。また、ホバーによって一定時間の飛空が可能。
- フロッグ
- 着水すると大破してしまう他アーマーとは異なり、水中でも操作が可能なライドアーマー。
水陸両用と説明されるが、実際は地上では機能の制限が多く、水中戦でその真価が発揮される。攻撃はアームから放たれる魚雷で、ホーミング性能を持つ。
名称通り、水陸とも移動にはジャンプを用いる。水中ではジャンプボタンによる高高度のジャンプと、ダッシュボタンによる最大6回連続のジャンプを使い分けることが出来る。
- DRA-00
- 隠しステージでVAVAが登場しているライドアーマー。
ダッシュ→パンチしか使わないため、パターンにはめれば攻略は難しくない。ただし、壁際まで迫らせると、壁パンチによってエックスを叩き落としてくる。 - ブラウンベア
- 隠しステージでVAVAを撃破しなかった場合、ドップラーステージ2のボスとして本機に搭乗して立ちはだかる。
パンチの強化に加え、ビーム砲攻撃やエックスの動きを封じるバリケードを展開するなど、非常に多機能。
VAVAの人物項で先述したとおり、ブラウンベア搭乗の状態では弱点が変化するので注意。
特殊武器
- アシッドラッシュ
- 強酸の液体を発射する。どこかしらに着弾すると4つの飛沫になってさらに攻撃をすることが可能。
十字キーの上下を押しながら撃つことで発射軌道を変えることができ、見かけより攻撃範囲が広い。
チャージショットは大きくなった強酸を2発同時に発射。激しくバウンドし、5回バウンドするか、敵に触れることで飛沫化する。
倒した敵は高確率で武器エネルギーアイテムを落とす。水中では水に溶け込んでしまう為か使い物にならない。 - パラスティックボム
- 敵の種類によって3通りの攻撃パターンを展開するショットを発射する。
1.地形から離れない敵に接触すると張り付いて行動を制限、一定時間後に爆発する。
2.跳ねたり浮いたりしている敵には張り付いた後、周囲にいるほかの敵に突進して諸共爆発させる。周囲に敵がいなければ一定時間後に爆発。
3.耐久力の高い敵にはただダメージを与えるだけ。威力はあまり高くないためこの手の敵に使うのは推奨されない。
なお、ボムが張り付いている敵からは喰らい判定もなくなり、触れてもダメージを受けない。
チャージショットは自動発動型で、チャージをしている間エックスの周囲に4つのサイトが出現。
近くの敵を1体ずつロックオンし、ハチ型のホーミング弾を発射する。 - トライアードサンダー
- エックスの周囲に3つのビットが展開。三角形のフォームを作り、ビット間に電流を流して周囲を攻撃。
一定時間後、電流を外側に放出して遠距離の敵を攻撃する。
タイミングよくボタンを押すことでビットの位置が移動し、逆三角形のフォームを作ってさらに周囲攻撃を行う。
これは連続4回で行うことが可能だが、そのたびに武器エネルギーを消費するため注意。
チャージショットは、床を殴りつけることで地震を発生させ、画面全体を攻撃。
くわえて地を這う電気の弾がエックスの前後から放たれ、地上の敵にさらにダメージを与える。 - スピニングブレード
- 円盤状のブレードを2発同時に発射する。
それぞれ斜め上下方向に発射され、一定距離進むとUターンして画面方向へ飛んでいく。
チャージショットでは、巨大な円盤ブレードを前方に発射。
エックスバスターとロープ状のビームで繋がっており、中距離で止まって固定される。
一定時間経つと戻るが、その前に十字ボタン上下を押すことでエックスの周囲を一回転(もしくは半回転)して周囲の敵を攻撃する。 - レイスプラッシャー
- 閃光の弾を複数個連続発射する。
弾はエックスの正面を中心として扇状の5方向にランダムで発射されるが、発射角がかなり狭いため、実質正面攻撃と考えて良い。
弾一発の威力は並程度だが、かなりの数を乱射するため、トータルでの威力はかなり高い。
チャージショットは、周囲に閃光弾をまき散らすカプセルを頭上に設置する。
カプセルは設置後一定時間経過するか、敵に触れることで消滅する。
カプセルにも高い攻撃力が設定されているため、触れた敵に対してダメージを与えることが可能。 - バグホール
- ブラックホールを模した重力波攻撃。
発射後エックスの間近で固定された弾から強烈な重力波が発生し、画面内の敵弾や、小型の敵を一掃する。
弾と重力波自体に攻撃力はないが、効果範囲は画面全体に及ぶ。
一発の攻撃時間はおよそ3秒。アームチップを所持している場合、敵や敵弾を吸い込んだ分ハイパーチャージのエネルギーが回復する。
チャージショットは空高く弾を発射。強烈な引力を発生させることで画面内の敵を一気に吹き飛ばしてしまう。 - フロストシールド
- 針状の氷で攻撃する武器。
バーニアのある小型ユニットを射出、発車直後は静止しているが、すぐに氷を作り出して矢のように飛んでいく。このとき、十字ボタンの上下を入力することにより軌道の微調整が可能。
敵や地形に接触すると氷が砕け散り、残ったユニットは地形に固定され、十字型のまきびし状の氷を作る。このまきびしはトラップとしてその場に残留し、触れた敵にダメージを与えるか、一定時間の経過で消滅する。
矢、まきびしの状態を問わず画面内に2発しか出せないので注意。
ちなみに水中で使用すると、展開される氷が巨大化し、その分当たり判定が広がる。
チャージショットでは、バスターから大きな氷を展開する。敵や敵弾に直接触れることで消すことが出来る盾としての使用が可能で、数回当てるか、一定時間の経過で砕け散る。
水中では、巨大な氷の塊を形成する。この氷は壁蹴りと上に乗っかることが可能で、足場として使用できる。浮力があるため、この氷を利用して水上まで移動することが可能。
倒した敵は高確率でライフエネルギーアイテムを落とす。 - トルネードファング
- ドリル状のミサイルを発射する。
敵に命中するとほんの一瞬だが動きを封じることができ、連続ダメージを与えることが出来る。
連射方式がやや特殊。初発は1発のみで、直後すぐに連射することでさらに2発のミサイルを展開して発射する。初発が飛行した後は1発だけ出る。画面上に3発までの発射が可能。
チャージショットはバスターにドリルが装着され、チャージ継続中武器エネルギーが許す限り突き出し続ける自動発動型の攻撃。この状態で壁に触れることで、ドリルを壁に突き刺してその場で静止が出来る。
一部の地形はこの武器で破壊することが可能。
- ハイパーチャージ
- アームチップを入手することで使用が可能な武器。
武器エネルギーが満タンの状態で選択すると常時フルチャージ状態となり、エネルギーを消費しつつチャージショットを連発することが出来る。
フルチャージなのでクロスチャージショットの連発が可能で、ゼロからビームサーベルを受け取っている場合はこちらを撃つことも可能。
武器エネルギーの仕様は前作におけるギガクラッシュと同様で、敵からの被ダメージをエネルギーに転換する仕組み。満タン状態でないとフルチャージ状態にならず、使用することが出来ない。
パワーアップパーツ・チップ
本作では、取得したパワーアップパーツにさらに特殊な能力を付加する強化チップが隠されている。
各部のパーツに対応しているため全部で4つあるが、一度のプレイで取得できるのはどれか一つに限定される。
また、追加強化である為、そのチップに対応するパーツがないと入手できない。
パワーアップパーツの青色カプセルにとは別に、ピンク色のカプセルを見つけることで取得が可能。
非公式ではあるが、かつて販売されていたフィギュアシリーズ「メガアーマー」においてはマックスアーマーと呼称されており、pixiv等でも便宜的にこの呼称を利用するユーザーが多い。
- ヘッドパーツ - アイテムレーダー
- ステージ開始直後、ステージの簡易マップを表示させ、未習得の隠しアイテムが設置されている位置を教えてくれる。
また、ステージ選択画面では各ステージの隠しアイテム入手状況を確認することが可能。
レーダー表示は強制であるため、ゲームの進行速度に影響を与えるおそれがある。 - ヘッドチップ
- 静止していると自動的に体力が回復する。サブタンクのチャージも可能。
- アームパーツ - クロスチャージショット
- 両腕で別にチャージを行う、ダブルチャージの改良版。
1発目は螺旋状に飛行する一組のショットで、2段目は通常のチャージショット。
1発目のショットに2発目のショットを接触させると、「中央に大きめのショット+上下にやや小さめのショット2発ずつ」に拡散し、前方のかなり広い範囲を攻撃できるようになる。
ただし、前作同様一連の動作にはモーションがかかるため大きなウェイトが発生してしまう。
前作と違って2発を重ねる必要があるため、1発目が先に敵などに触れてしまうと拡散できない。また、2発が重なった瞬間は、拡散するまでその場に留まることになり、更に上下に付く小さめのショットは拡散する際に若干後退してから加速するため、狙ったタイミングで当てるには慣れが必要。
ちなみに前作でも使えた『壁を降りながら撃つ』というテクニックはここでも有効。1発目と2発目をノーウェイトで発射できるため、即座に拡散させてしまうことが可能。 また、過去のアームパーツと同様特殊武器のチャージが出来るようになる。 - アームチップ
- チャージショットを連発できる『ハイパーチャージ』(武器詳細は先述)が使えるようになる。
- ボディパーツ - ディフェンスシールド
- ダメージを受けると、一定時間ダメージを半減する青色の防御フィールドを発生させる。
これにより連続ダメージを防ぐことができる。 - ボディチップ
- 防御力が強化された、赤色のディフェンスシールドを展開。
- フットパーツ - ヴァリアブルエアダッシュ
- 左右方向と、真上へのエアダッシュが可能になる。
真上ダッシュをする際に特殊なモーションがかかり若干のウェイトが発生するため、安全圏で使うのが好ましい。 - フットチップ
- ダッシュジャンプ、壁蹴りダッシュ、エアダッシュは全て一度の飛空でどれか1回しか使えないが、本チップの入手によって2回組み合わせて使うことが出来るようになる。
隠し要素
- ハイパーチップ
- ライフアップ・サブタンク・ライドアーマー・パワーアップパーツを全て入手し、かつチップ未取得の状態でドップラーステージ1のある場所に行くと入手が可能。
装備するとエックスのボディが黄金色となり、上記のチップ4つの能力全てを使うことが出来るようになる。
ちなみに、このチップを入手すると他4種のチップも全て入手した扱いになる。先述の通りそれぞれのチップは四者択一なので、真のアイテムコンプリートを目指すのであればこのチップを選択することになる。
取得状態がパスワードで保存できないため、コンティニュー時には都度取り直す必要がある。 - ビームサーベル
- 本作でゼロが使用している武器。
VAVAを隠しステージで撃破した場合にドップラーステージ2に出現する中ボス「モスキータス」をゼロで倒すことで入手できるが、引き替えにそのプレイ中ではゼロが離脱し、ゼロチェンジが使用出来なくなる(また、エンディングも一部演出が変わる)。
仕様はゼロのものと同様、フルチャージ状態のチャージショットにビームサーベルの攻撃が加わるもの。アームパーツの有無によって仕様が異なる。
パーツがない場合は2段階目のバスターの後、2発目として斬撃を繰り出す。
パーツがある場合はチャージ4段階目のクロスチャージショットの後、3発目として衝撃波を飛び道具として伴う斬撃を繰り出す。
威力は相当なもので、どちらもサーベルを直接当てればボスの体力を半分、衝撃波でも3分の1を一気に削り取るほど。
ボスに当てればほぼ確実に一撃で倒せた波動拳・昇龍拳と比較すると威力は落ちたものの、「体力満タン時限定」「地上撃ち限定」といった制約がない。
ちなみに、壁蹴り中に撃った場合、壁反対側めがけて発射する他の武器とは異なり、壁の方向めがけて斬撃を繰り出してしまうため、特に衝撃波攻撃を使う際に注意が必要。
こちらは取得情報がパスワードで保存されるので、パスワードによる続きデータの場合、本来ならば入手状態での攻略が出来ないドップラーステージ1で使うことも可能。
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関連項目
- ロックマンXシリーズ
- 山下絹代 (作中のBGM担当):SFC版のBGMを担当。全曲作曲し、データ化まで行なった。
- きみは、ゆくえふめいになっていた マックじゃないか。
- メぇぇぇ〜〜〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!
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