ロックマンX8とはロックマンXシリーズ第8作目のアクションゲームである。サブタイトル『Paradise Lost』。
日本国内ではPS2とWindows版が同時に発売。後にシリーズのカップリングタイトル『ロックマンX アニバーサリーコレクション2』『同1+2』にも収録された。
前作:ロックマンX7 次回(外伝)作:イレギュラーハンターX
概要
X7の3Dアクションから従来の2Dアクションへの変更(グラフィックは3D)、しゃがみやレプリロイド救出システムの廃止等、シリーズの原点回帰を目指した作品になっている。
サブタイトルはナンバリングタイトルでX2以来の起用である。
出荷数が限られていた事と、本作の人気が高い事から、PS2版、Windows版ともにプレミア価格がついており入手困難となっている。ちなみに本作のサウンドトラックにもプレミア価格がついており入手困難である。一方で『アニコレ』収録版は現行ハード向けの移植という事もあってか、パッケージの他にもダウンロードで容易に入手できる事から、2023年現在で本作に初めて触れるのなら『アニコレ』一択と言えよう。
キャッチコピーは「これはおもしろい! ロングセラーアクション第8弾」
ストーリー
21XX年...
人類とレプリロイドの度重なる騒乱により、地球の荒廃は止まらず
ついに人類は生存の途を“宇宙“へと求めた・・・。
衛星ムーンへの移住は、軌道エレベータ“Jakob“の完成により本格的に始動し、
多数の“新世代型レプリロイド”が基地建設のためにムーンへと送られていった・・・。
だが、DNAを元に誰にでも変身できる新世代型レプリロイドは
その性能と引き換えに、危険なDNAをコピーしていたのだった。
滅んだはずの、“シグマ”のDNAを・・・。
そして勃発するレプリロイドの反乱。
エックスは事態の究明のため、ゼロやアクセルと共に
宇宙へと向かう。
(CAPCOM ロックマンX8公式サイト:ストーリーより)
主な登場人物
- エックス CV:櫻井孝宏
イレギュラーハンター元第17精鋭部隊隊長。エックスバスターで敵を攻撃する。
攻撃力と防御力が安定している万能型のキャラクター。
今作では最初から3段階チャージが可能になり、フルチャージショットでは地形の貫通が可能である。
特殊武器以外のクラッキングはフルチャージショットで可能。
今作では隠し含め3種類のアーマーがあり、内2種類はパーツを自由に選ぶことができる。
X7から引き続きエアダッシュを標準搭載している。 - ゼロ CV:置鮎龍太郎
イレギュラーハンター元第0特殊部隊隊長。Zセイバーを始めとした格闘武器で敵を攻撃する。
レアメタルを入手し、武器の開発をすることでZセイバー以外の武器を使うことも出来る。
ダッシュの距離が短い反面ダッシュ速度が速く、セイバーでの攻撃もクラッキング性能に長けており、攻撃型のキャラクターと言える。
特殊技以外のクラッキングは3段目の攻撃で可能。
固有アクションに2段ジャンプを持つが、エックスに比べると防御力がやや低い。 - アクセル CV:高山みなみ
X7から続いての登場。素早い連射が可能な銃、アクセルバレットを始めとした銃器で攻撃する。
前作と異なり、ショット中は動けなくなった。方向キーとの組み合わせで多方面を攻撃できる。
(ロックマン&フォルテのフォルテバスターのような感じになった)
空中でショットを撃つとわずかな間だけ空中で静止でき、使いこなせると敵の攻撃をかわしながらショットで反撃したり、Xやゼロでは届きにくい位置の敵にも攻撃できる。
ただしそのまま連射すると慣性をつけながら真下に落下する。
固有アクションにはローリング、ホバー移動、Aトランス(敵に変身して敵の能力を使用可能になる)がある。
エアダッシュも標準で使えるが地上ダッシュ共々、長距離をダッシュできる代わりにダッシュの速度が他の二人よりも若干遅い。
ホバリングのお陰でステージは進みやすいが、ボス戦では一発当たりの攻撃力はやや低い上防御力も低めと、若干テクニカルな操作を要求されるキャラクターである。
特殊武器以外のクラッキングは8発目の青色のショット(通常は橙赤色のショット)で可能。
今作ではXとは別の専用の特殊武器をボスから入手し、手持ちの武器を切り替えながら戦うようになった。
仕様はアクセルバレットとほぼ同じで多方面攻撃、射撃中移動不可、空中ショットで静止、となっている。
武器ごとに弾道や弾丸の攻撃範囲、クラッキング性能の有無などの特性が異なっており、Xと違って武器エネルギーゲージが存在しないため自由に撃ちまくる事ができる。
- エイリア CV:笠原留美
ハンターチームをサポートするオペレーター。
オペレートは万能タイプで、オペレーターの中ではエックス達ともっとも長い付き合いをしている。
ボディが新調されスタイルが良くなり、ヘアスタイルがセミロングになった。
X6に描かれた昔のエイリアも髪が長く描かれている。 - レイヤー CV:かわたそのこ
ハンターチームをサポートするナビゲーター。
戦闘解析に優れ、道中で出会うメカニロイドについての情報、ボスに向けてのアドバイスをする。
通信時にゼロのみ「さん」付けをするなど、ゼロに好意を抱いているかのような描写がある。 - パレット CV:三間はるな
ハンターチームをサポートするナビゲーター。
ルート解析に優れ、隠し通路を発見したり、ヒントをくれる。また、ラボラトリーでのアイテム開発を担当する。
通信時にアクセルのみ砕けた口調になるといったように、アクセルと打ち解けている描写がある。
ちなみに、パレットとレイヤーはエイリアの後輩にあたる。
- シグナス CV:岩鶴恒義
イレギュラーハンター総指揮官のレプリロイド。
ステージクリア時の評価コメントを担当し、高評価だと「よくやった!史上最強のイレギュラーハンターとはお前たちのことだ!」「このステージはお前達の庭だな」と讃えてくれる。
戦闘能力は持っていないが、精密なCPUに裏打ちされた冷静な判断が持ち味。
- 豆Q
公式サイトのロード画面や、ゲーム中の至る所で見掛ける敵。
豆電球にアームをくっつけたようなボディをしている。
ステージ毎に姿を変え、様々な機能を持ったものが確認されている。
放っておくと、他のメカニロイドなどに取り付いてパワーアップさせてしまうものもいる。
ちなみに、正式名称は「マルチアタッチメントメカニカルエンジン -TYPE.Q」である。
- VAVA.V(ヴァヴァ・ペンテ) CV:麦人
X3から久々の登場。Mk-IIIとMk-IVはどこに行ったのだろうか?
今回は緑色のアーマーになっており、声に独特のエフェクトがかかるのが特徴。
OPステージで登場し、X達の目の前でルミネを拐っていく。
特定の条件を満たすとステージ途中に乱入してきて戦うことがある他、ボスとしても対峙することになる。
ラストステージではライドアーマーを操り襲ってくる。この時、難易度HARDで撃破すると・・・? - シグマ CV:麦人
Xシリーズ通しての大ボス。シグマのコピーも雑魚敵やボスとして登場する。
雑魚敵として登場するシグマのコピーはラストステージ以外では登場しないものの、かなり耐久力が高い。
一方で本人はレプリロイドをやめましたと言わんばかりの悪魔のような姿で登場。
動きが素早い上に避けにくい攻撃を多用してくる。 - ルミネ CV:野田順子
軌道エレベータ、ヤコブの管理人。中性的な容姿をしているが、れっきとした男性。
物語冒頭でVAVAにさらわれ、ヤコブは掌握されてしまう。
各地で蜂起した新世代型レプリロイドたちとヤコブを巡る争いを繰り広げていく中で、
ハンターベースではヤコブ計画が立案当初から狙われていたのではないかという疑問が生じる。
VAVAとその裏にいたシグマを倒した後、彼が放った言葉とは・・・?
(↓ネタバレ)
今回のラスボスは難易度設定によって変化する。
EASYではおなじみシグマを倒した時点でエンディングだが、NORMAL・HARDではその後ルミネがラスボスとして立ちはだかる。
新世代型レプリロイドのコピーチップは数多くの旧世代型レプリロイドのデータを解析して作られたものであったが、
シグマのDNAも反映されたことで、自らの意思で世界に戦いを挑むことが可能となっていた。
レプリロイドの在り方が変わり、優れたものが支配するのは自然の摂理だとエックス達に告げる。
そう、これは進化だと。
旧い世代であるエックス、ゼロ・・・それに多くのレプリロイド、そして人間。
進化のためには、淘汰されることもやむを得ないのだろうか?
自分たちの存在を賭けて武器を構えたエックスたちを見て、ルミネは不敵に微笑むのだった・・・。
バトルは2ラウンド行う。
第1形態では8大ボスが使用した必殺技を自在に用いて攻撃してくる。
第2形態では、天使のような姿になってエックス達と戦う。
ある量までライフを減らすと戦闘が止まり、「パラダイス・ロストッ!!」の掛け声と共に、
徐々に画面が暗くなっていく。この時はルミネにクラッキングして翼を開かせないとダメージが与えられない。
パラダイス・ロストは完全に暗くなると強制的にミスになる即死攻撃である。見事倒すとエンディングに入る。
ボスキャラクター
- 電脳深部からの刺客 オプティック・サンフラワード CV:ターキー
トロイア・ベースと呼ばれる新世代型レプリロイドの訓練場。
最新のサイバー・トレーニング・ターミナルを統括する新世代型レプリロイドが彼である。
イレギュラー化の影響で自分のこともわからないかと思いきや、戦闘中は高圧的である。
ヒマワリをモチーフにしたレプリロイドだからか、光の力を利用したシャイニングレイなどの攻撃が多い。 - 時空間の歪曲者 グラビテイト・アントニオン CV:石田隼大
プリム・ローズは重力を制御するスイッチが張り巡らされたエリア。
反重力研究所らしい施設の主任研究員である彼もまた、反乱を起こした。
対応は理知的であるが、戦闘は持ち前の重力操作、小型ブラックホールのスクイーズボムを使用。
また、剣状の武器を生成して重力に任せた重波斬も繰り出してくる。
余談だが、ステージのある部屋はかなりの初見殺しの罠が仕掛けてあり、慣れるまでは何度も通う事になる。
はっきり言ってボスよりも厄介。 - 闇に潜む凶刃 ダークネイド・カマキール CV:岩鶴恒義
地下兵站(たん)基地であるピッチ・ブラック。彼は基地の警備担当のレプリロイドである。
ステージは全般的に暗く、トラップが多いが、あることをするとステージ内を明るくすることができる。
ある程度ライフを減らすと、「楽しませてくれよォーーーッ!!」の掛け声と共に、大鎌で画面の半分まで切り裂く「デス・イメージ」という必殺技をしてくる。この技のみ、後にある敵が使うときの仕様が本家と微妙に異なる。 - 高電圧の漂流者 ギガボルト・ドクラーゲン CV:三間はるな
電気を自在に操り、都市部のエネルギー供給を担っていたのが彼だが、突然暴れ出した。
このステージではダイナスティで暴れ回る彼をライドチェイサーで追跡して止めることになる。
追い詰め切れずに一定時間経つと強制的に1ミスになるため、急いで攻撃していく必要がある。
自分の行動は正しいと思っているが、都市を混乱に陥れたためイレギュラーに認定される。
「Get You!」や「Fall For You!」など、なぜか英語を発しながら戦う。 - 灼熱の鶏冠 バーン・コケコッカー CV:工藤恭造
火山の熱を利用した廃棄物処理場、ドロップ・デッド。
そこで何度も処理されていく機械を見ていた彼が、処理された機械の恨みを晴らすため反乱を起こした。
怒りの表れか頭頂部には炎が燃え盛り、登場シーンでは施設を蹴りまくっている。
地形を変化させたり、炎を纏った飛び蹴りである焔降脚などを繰り出してくるが、倒した瞬間にも注目。
攻撃を受けるたびに頭上の炎が危険な色へと変色し攻撃力や攻撃範囲がパワーアップしていくが、クラッキング攻撃を当てれば1段階下がる。ステージの難易度もかなり高いため、弱点武器無しで挑む人は少ないだろう。 - 永久凍土の番人 アイスノー・イエティンガー CV:佐々山洋一
セントラル・ホワイトは南極にある環境試験センターである。
環境の悪化を悩む彼が、どうして反乱を起こしたのかは想像に難くない。
ギガボルト・ドクラーゲンステージと同じくライドチェイサーで進んでいくステージだが、こちらではライドチェイサーの仕様や操作が異なる。
弱ボスとして分類されることの多いXシリーズの氷ボスでは珍しく強めで、パワー・スピードを兼ね備えた強敵。たとえ上に逃げても氷龍昇、または必殺技の「スノーアイゼン」で逃げ場を失いやすい。 - 鉱脈に棲む蟲 アースロック・トリロビッチ CV:工藤恭造
宇宙開発に欠かせない鉱物を採掘する、メタル・バレー。
彼は新世代型レプリロイドとして、貴重な鉱物を宇宙に送っているはずだった。
しかし彼の行動は本来の目的とは異なっていたため、エックス達に問われる。
旧世代型に自分の行動理由を言ってもわかるまい、と見下している彼は、程無くイレギュラーに認定された。
ある小技により、このステージはその名に恥じないメタルの稼ぎ場となる。 - 墜ちた森の巨人 バンブー・パンデモニウム CV:万田さざめ
かつて宇宙に向けて飛び立ったロケットが散乱する、ブースターズ・フォレスト。
巨大な作業用ライドアーマーもあるこの施設に、宇宙開発の資料などを管理するレプリロイドである彼がいた。
彼もまた、世界は滅びたがっているという発想の下反乱に加わっていたのだ。
物静かな口調とは裏腹に、戦闘では爆弾やグリーンスピナー、巨体を生かした格闘攻撃をしてくる。
さらに、ライフが減ると大ダメージを与える「葉断突」を繰り出すなど、多彩な攻撃手段を持つ。
特殊武器・必殺技
ボスを撃破することで使用可能になる、今作での特殊武器・必殺技。
ゼロの場合は特定の武器だと技名や仕様が変化することがある。
エックス
今作のエックスの特殊武器はなぜか、地上でしか使えない武器が多い。
- シャイニングレイ
光属性。真上へ光弾を発射。光弾はエックスの頭上で上下左右8方向へ拡散する。地上でのみ使用可能。炸裂後の光弾は地形を貫通して飛んでいく。
チャージすると、光弾が頭上で4つに分裂しながらそれらの光がさらに8方向へ拡散していく。見た目は打ち上げ花火のような武器。こちらも地上でのみ使用できる。
壁に張り付いたダークネイド・カマキールを叩き落とせるほか、カマキールとの戦闘中にこの武器を使用すると暗い部屋を少しの間明るく照らす事もできる(ゼロやアクセルの光属性攻撃についても同様)。 - スクイーズボム
重属性。弾や火炎放射などの敵の攻撃を吸収するブラックホール弾を撃ち出す。ブラックホールはゆっくりと前進し、敵を貫通しながら進んでいく。この武器を使わないと壊せない地形もある。
チャージすると、画面全体に巨大なブラックホールを出現させ、画面内にいる全ての敵弾を吸収する。ただしこちらは攻撃力は無く、通常版と違い地上でしか撃てない。VAVAが撃ってくる弾も消せたらよかったのに - シャドウランナー
闇属性。曲線の軌道を描き、敵を追尾する黒色のブーメランを発射する。弾が敵や障害物に当たらずエックスの手元に戻ってくれば、武器エネルギーが還元されるためX1のブーメランカッターと近い。盾持ち・リフレクト持ちの敵を背後から急襲しダメージを与える、という暗殺武器のような用法も可能。
チャージすると、上記のシャドウランナーを5発同時に発射する。 - サンダーダンサー
雷属性。正面に電撃を発射する。電撃の近くに敵がいると放電現象のように自動で電撃が伸びていき敵を攻撃、さらにその敵の近くに別の敵がいるとそちらにも連鎖反応的に電撃が伸びていく。壁や床、天井に配置されたガビョールを永久に停止させることができるという地味に便利な性能を持つが、床や天井にいるガビョールに当てにくいのが玉に傷(アクセルのプラズマガンがオススメ)。
チャージすると、正面に上記の電撃を3方向へ発射する。
アイスノー・イエティンガーが氷弾を撃ってきたらこれを先頭の氷弾に当てるとイエティンガーにヒットさせられる。 - メルトクリーパー
炎属性。エックスの前方へ、芋虫のように地を這う炎の塊を発射する。炎の塊は壁に当たると消えるが、下りの段差なら飛び越えていく。X1のファイヤーウェーブタメ撃ちのような武器。地上でのみ発射可能。
チャージすると、地を這う炎の壁を前後へ同時発射する。こちらも地上でしか撃てない。 - ドリフトダイヤモンド
氷属性。斜め上と斜め下の2方向へ、氷弾を発射する。X4のツインスラッシャーが氷弾になったような武器。ヒットした敵は凍結し動きが止まる。
チャージすると、氷の結晶がエックスの周囲を約10秒間程度、バリアのように周回し続ける。この氷に敵が当たっても同様に凍結する。
ダメージを受けるごとに攻撃が段階的に強化されていくバーン・コケコッカーのパワーアップを、これを一発当てる事で初期段階へクールダウンさせることができる(ゼロ、アクセルの氷属性攻撃でも同様)。 - クリスタルウォール
鉱属性。敵弾を反射するクリスタルの壁を目の前の床に生成する。このクリスタルは時間が経過するかエックスが触れると倒れるが、倒したクリスタルを敵にぶつけるとリフレクト状態を無視してダメージを与えられる。
チャージすると、通常版より一回り大きなクリスタルを出し、同時に地中からアイテムも掘り出す。特定の場所でこのタメ撃ちを使用するとレアメタルを掘り出す事もできる。通常版とタメ撃ちどちらも、地上にいる時なおかつエックスの目の前にクリスタルを展開できる広めの空間が無いと使用できないのが欠点。
ギガボルト・ドクラーゲンの放電攻撃を避雷針のように吸収できる。 - グリーンスピナー
木属性。竹のような見た目の、敵を貫通するミサイルを発射する。弾は前進するたびに大きくなり、敵や壁に着弾すると爆風を発生させる。クラッキング可能で攻撃力も高いが、消費エネルギーも大きい。
チャージすると、頭上にミサイルを発射し、画面の上に消えてしばらくした後巨大なミサイルが4発振ってくる。こちらは通常版と違い地上でしか使用できない上に発射から攻撃までのタイムラグが約3秒間と長いので使用の際は注意。
ゼロ
- 天照覇(地上で↓+特殊武器ボタン)
光属性。ゼロの位置を中心に光の柱を発生させ、頭上の空間すべてを攻撃する。地上でのみ使用可能。
今作のゼロの技で唯一、エネルギーを消費する技。横の攻撃範囲は狭いが、Kナックルを装備して撃つ時のみ横の幅が少し広くなる。 - 重波斬(地上で特殊武器ボタン)
重属性。構えをとったのち、大振りの斬撃を放つ。隙を晒してしまうが、敵のリフレクトを無視して攻撃可能。 - 螺刹旋(空中で特殊武器ボタン)
闇属性。空中で縦に回転しながら斬る攻撃を放つ。
回転斬り中に真下か斜め前・斜め後ろへ方向キーを入力すると回転しながら入力した方向へ降下する。 - 雷光閃(ダッシュ中に特殊武器ボタン)
雷属性。ダッシュ中に一旦立ち止まったあと、真横に電撃を放つ突きを放つ。
技を出している最中はゼロの姿が消えるが、この間は一部を除く敵の攻撃が当たらなくなる無敵状態になる。エアダッシュと併用する事も可能で、この場合は空中を長く移動する手段としても活用できる。 - 焔降刃(空中で↓+特殊武器ボタン)
炎属性。空中から、真下へ炎を纏った下突きを放つ。X5の断地炎と似ている技。 - 氷龍昇(地上で↑+特殊武器ボタン)
氷属性。横に回転しながら真上へ上昇し、氷を纏った対空攻撃を放つ。
ヒットした敵は凍結する。 - 烈鏡断
鉱属性。Z武器がパワーアップして、武器攻撃で敵弾を斬って弾く事ができる。この技を会得後は武器の色がオレンジ色に変わるのが特徴で、烈鏡断会得後に鉱属性に弱い敵を攻撃すると、どんな攻撃を当てても弱点を突いた判定になる。 - 葉断突(地上で横+特殊武器ボタン)
木属性。正面へダッシュ突きを放つ。クラッキング可能。上述の雷光閃とは違い、こちらはダッシュせずに撃つ点に注意。
アクセル
- コピーショット / Aトランス
前作に続いて今作でも初期から使用できるアクセルの武器。今作では敵のDNAを回収後、変身及び変身解除するタイミングを任意で決められるようになった。
敵の能力を使ってアイテムを回収する以外にも、隠密行動で進むピッチ・ブラックでは敵に変身中はサーチライトに当たっても警報が鳴らなかったり、同ステージのとあるギミックを動かすために必要になったりと活躍の場は今作でもそれなりに多い。 - レイガン
光属性。敵や障害物を貫通するレーザーを発射する。基本的な性能は前作と同様だが、連射しやすくなった。 - スパイラルマグナム
重属性。螺旋状の軌道を描きながら直進する弾丸を発射する。敵や地形を貫通して飛んでいく。 - ブラックアロー
闇属性。敵を追尾する黒い矢を撃ち出す。壁や地面などに当たった矢はマキビシのように地形に刺さり、攻撃力も残っており敵が触れるとダメージを与える。 - プラズマガン
雷属性。前方の広範囲に電撃を発射。クラッキング可能。
上述のサンダーダンサーと同じで、ガビョールを永久に停止させることができる。床や天井にいるガビョールを狙うならば頭上や足元にも撃てるこちらの方が使いやすい。 - フレイムバーナー
炎属性。火炎放射で攻撃。射程もやや長め。 - アイスガトリング
氷属性。ガトリングガンで氷弾を連射する。ヒットした敵は凍結し動きが止まる。 - バウンドブラスター
鉱属性。壁や地形に当たると跳弾するショットを撃つ。弾は大き目で当たりやすいが連続3発しか撃てず、敵や障害物にヒットするか時間が経つかで弾が消えないと次の弾が撃てない。 - ブラストランチャー
木属性。放物線を描いて飛んだのち爆発する手榴弾を発射する。クラッキング可能。
手榴弾は敵にヒットするか時間が経つと爆発し、爆風を発生させる。
今作からの追加要素
ハンターベース
- 攻略ステージを選び、出撃するキャラクターを2人選ぶ。
ステージ毎にコンプリート率が表示され、まだ調べていないところがある目安になる。
今作ではナビゲーターが3人いるので、ステージに合ったキャラクター(切ることも可能)を選ぼう。
エックスはニュートラルアーマーを入手後、パーツの組み合わせが可能になる。
また、ある程度ストーリーが進むと「インターミッション」というミニゲームが発生することもある。
ラボラトリー
- 今作では、敵を撃破した際に回復アイテムの他にメタルというアイテムが手に入る。
このメタルを消費して、ラボラトリーでパワーアップチップや武器を開発できる。
このシステムのため、今作ではステージ中にライフアップやサブタンクが落ちていない。
ステージ中でレアメタルを入手すると、ラボで開発できるアイテムが増える。
ステージ攻略
- 敵の中には「リフレクト」という特殊なシールドを張るものが登場した。
リフレクト状態では通常の攻撃は無効化されるが、「クラッキング」という効果を持つ攻撃を当てると解除できる。
ちなみに、リフレクトを無視する攻撃手段も存在するが、 リフレクト自体を解除できるわけではない。 - 「コンボカウンター」が導入され、表示されるようになった。
ダメージを食らわずに連続で攻撃を当てることで上がり、コンボ数が多いと高評価に繋がる。
さらに、コンボ中は撃破した敵がメタルを若干多めに落としてくれるようになる。 - リトライには「リトライチップ」を使用しなければならない。
リトライチップの入手方法・上限数は難易度によって異なる。
EASY:リトライチップを消費せず、何度でもリトライできる。
NORMAL:最大5つまで所持が可能。その内2つは自動で補充され、3つは開発する。
HARD:最大3つまで所持できる。消費したチップは全て開発しなければならない。 - 攻撃を当てたり特定のアイテムを拾うと「アタックゲージ」が溜まっていく。
アタックゲージが最大まで溜まると「ダブルアタック」が使えるようになる。
ボタンを押すとキャラクターの周りに球形のウェーブが発生し、それに敵が当たると発動する。
画面全体が攻撃範囲のため雑魚敵の掃討に役立つので、危ないと思ったら使っていこう。
ちなみに、ボス戦のフィニッシュで使うと背景が通常の緑からオレンジに変わる。
さらに、リザルト時に「EXF(エクストラフィニッシュ)」と表示され、評価が上昇する。
待機中のキャラクターのライフが0の場合はアタックゲージは「リバイブゲージ」に変化する。
リバイブゲージを最大まで溜めることで待機中のキャラクターを復活させることができる。 - 敵の中には、身動きを封じる攻撃をしてくるものもいる。
この時、ダブルアタックボタンを押すと「レスキューチェンジ」ができる。
敵の拘束を解きながらパートナーに交代できるが、パートナーがやられている状態では使えない。
ダメージ無しで救出ができるので、迷わず使っていこう。 - 敵からダメージを受けると、ライフが減りきらずに赤色で表示される事がある。
これは「リカバリーゲージ」といい、プレイヤーチェンジをして待機させると、赤色のゲージまで回復する。
回復速度は敵に攻撃を与えるほど上がる他、チップの中には回復速度を速めたりするものもある。
ただし回復中に交代した場合は赤色のゲージは消滅する。 - 細かい話だが、ダッシュ中に移動方向を変えられるようになった。
今まではダッシュをしたら、向きは変えられなかった。最初は戸惑うかもしれないが、その内慣れる。
隠し要素・バグ技
- アルティメットアーマー
- 紫色のアーマーで、パーツ構成が固定となっているため、他のアーマーとパーツを交換できない。
他のアーマーの効果を複数兼ね備え、さらにノヴァストライクも健在、脅威の威力を誇る。 - 黒ゼロ(選択時は???表記)
- 防御力は半減するものの各能力が上昇したゼロ。後述のΣブレードと合わせると鬼畜な強さを発揮する。
- Σブレード
- 今作でシグマが使っている大剣。Dグレイブとほぼ同じリーチの長さを持ちながら至近距離も隙が無い・通常攻撃が常時クラッキング可能・高威力と、非常に強力。チートすぎ
- 白アクセル(選択時は???表記)
- ルミネのデータを反映したような外見のアクセル。攻撃時のホバー時間とAトランス時間が無限になる反面防御力が減少する。またダッシュの走行距離が長くなる。
ちなみに、この状態では通常時にあった額の×印の傷が消える。 - エイリアバスター・レイヤーレイピア・パレットバレット
- それぞれ、エイリア・レイヤー・パレットをハンターとして使用可能にするためのアイテム。
- 基本的なキャラクター性能はそれぞれエックス、ゼロ、アクセルに準じるがエイリアは特殊武器のチャージが不可能(アーマーが装備できないため)、パレットはAトランスが不可能といったように、若干の制約がある。
- 螺刹旋バグ
- ゼロの使用技「螺刹旋」は上述の通り、通常は真下か斜め下にしか降下できないが、 回転中にコントローラの左スティックを真上に入力しながら十字キーを下や斜め下に入力すると、ゼロが降下せずに上昇・横移動していくPS2版限定のバグ技が存在する。特殊武器ボタンを押し続ける限り空中に留まるため、ずっと滞空し続けるのみならずあり得ない飛距離を飛び続けたり2段ジャンプでも届かない高度まで上昇するなどX5の無制限フリームーブ(ファルコンアーマー)のようなアクションが可能で、アイテム回収やスピードクリアにも用いられた。
『アニバーサリーコレクションvol.2』に移植された本作では、このバグは修正済。
関連動画
関連商品
関連項目
- 4
- 0pt