ロットンとは、遊戯王5D'sの登場人物でありリアリストである。CVは岩崎征実。
概要
遊戯王5D'sの第85話~第92話「クラッシュタウン編」の主要人物であり、本編におけるボス。
街を支配する2大グループの1つ、マルコムファミリーのリーダー東国原マルコムの弟。
修行の旅から帰還した際に街をマルコムファミリーの支配下に置こうと計画し、サティスなんたらの蟹と満足を利用してそれに成功する。己の欲望のためなら実の兄でさえも切り捨てるという冷酷非情な男で、街の住人からだけでなく部下からも恐れられている。しかし一方、敵を始末するために投げたダイナマイトに自分も巻き込まれるという意味不明なところもある。
クラッシュタウン編にて遊星と鬼柳のデュエル決着後、バーバラの裏切りによって蟹が戦闘不能となり、デュエルに敗れた鬼柳が鉱山へ連行されようとしていたその時、荒野の彼方からボマーのそれを彷彿させる巨大なDホイールに乗った男が颯爽と登場する。
二人を助けに来たのかと思うほどの絶妙なタイミングで現れたため、多くの視聴者は男が味方であると勘違いしたことであろう。
デュエルではガトリング・オーガを軸としたバーンデッキを使用。
ガトリング・オーガ(効果モンスター)
炎/☆3/悪魔族/攻:800/守:800
自分フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を墓地に送ることで、相手に800ポイントのダメージを与える。この得意戦術によって、ラモンファミリーの親分・ラモンを1ターンキルで葬り、遊星を始めとする多くの人物達に衝撃を与えた。
アニメの初期ライフは4000であるため、先攻1ターン目にガトリング・オーガと適当な魔法・罠カードが5枚手札にあれば高い確率でワンターンキルが成立する。とはいえ、そう都合良く初手にコンボパーツが揃うとは限らない…が、ロットンは合計3回行ったデュエルのいずれにおいても初手に上記のコンボパーツが揃っていた。そのため、積み込み疑惑が浮上している(3戦目は2対1のハンデとして初手10枚からのスタートであったがガトリング・オーガ以外は全て魔法・罠カードであった)。
ワンターンキルでの勝利がこのデッキの理想だがそれのみに頼っているというわけではないく、失敗した場合の対策として墓地に送られてからも効果を発動できる罠カードをデッキに投入している。また、1度戦った相手のデッキを対策することを怠らない、消費した手札を補充する手段を用意している等の点からデュエリストとしての実力は相当なものと言える。
鬼柳と遊星達を鉱山へ送った後はクラッシュタウンにて一時は頂点に立ったものの、後述する展開によって追い詰められた挙句、デュエルを放棄して単身タウンを逃走する。リアリストがテロリストへと変わった瞬間でもある。
しかしその後、鬼柳に追い付かれた挙句に一騎討ちの対決となるも、インフェルニティ・デス・ガンマンによって敗れ去り、最後はバーバラ共々セキュリティに連行された。
リアリストだ
ロットンという人物を象徴する台詞にして、遊戯王シリーズの世界観に一石(アーククレイドルくらいの)を投じた名台詞。
遊星&鬼柳VSロットンのデュエル終盤でバーバラがニコ達を人質にして遊星達にサレンダーを要求し、さらにはロットンもまた鬼柳側に付こうとした部下達にショックガンを放つという非道っぷりを見せた。
遊星「やめろ、ロットン!」
鬼柳「お前までもがそんな汚ぇ真似しやがるのか!それでもデュエリストか!」
ロットン「リアリストだ」
リアルファイトがしばしば勃発する遊戯王作品においては、デュエリストの対極の意味を成すという事でも非常に汎用性の高い台詞であり、以後さまざまな場面でこの言葉が使われるようになった。具体的には、以下のものを指す。
何にしても、遊戯王シリーズに蔓延する所謂「デュエル万能説」とでもいう言葉・概念を真っ向から否定するものであり、この世界において物事の決着をデュエル以外の手段に頼っても大抵は敗北フラグにしかならないのはご存知の通り。事実、上記のシーンではその後ジャックとクロウが乱入し、リアルダイレクトアタックによって満足同盟の結束力によって人質が解放された事でロットンとバーバラの目論見は失敗に終わり、部下達もセキュリティに捕えられ進窮極まったロットンは町を爆破、バーバラすら捨て駒にして単身逃亡を図っている。
クラッシュタウン以降で最近よく知られたケースでは、110話にてホセにリアルファイトを挑んだシェリーに対してリアリストのレッテル、もとい呼び名が与えられた事がある。
「貴様、真のデュエリストではないな!」
余談だがロットンの台詞には、リアリストとは別に「轢き潰してぇ粗挽き肉団子にしてくれるぜ!」というものもあり、夕方6時のアニメに放送してはまずいと思う台詞としてロットンの荒ぶる攻撃性を現す台詞として知られる。
関連動画
関連項目
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