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ロナルドハリーコース
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ロナルド・ハリー・コース(Ronald Harry Coase、1910〜)とは、イギリス経済学者である。

概要

コースの経済論

  1. コースは、何故人は企業を作るのか? というかが考えてそうでも考えなかったことを思考した。
  2. 更にコースは「社会的費用の問題」について独自の見解を示した。→コース定理

企業観

コースは、市場での取引価格が増えてきたら、企業の中に市場を取り込んで(内部化して)しまった方がお得。だから人は企業を作るのだ、とした。そして内部化した結果、会社内で資を管理することになるのだが、管理化したするコストが高くなれば今度はそれを外に吐き出す(外部化する。アウトソーシングする)ことになる。

この論理の特徴は、集団は市場経済から切り離されたものと定義した点に特徴がある。この集団には企業だけでなく家族も含まれている。

一つ例をあげてみよう。

ある男性があるときセックスを(効用を満た)したいと考えた。なので男性は町へでかけ相手を見つけナンパ(交渉)をした。その時に相手が美人の(市場価値が高い)場合は恐らくナンパを成功させるのも一苦労(費用が沢山必要)だろう。もしかしたら数日、数ヶかかるかもしれない。ようやく相手からOKが貰えても(契約が成立しても)、相手が実際に約束を守る(契約を履行する)とは限らない。

この様に男性は一回セックスをするだけでも相当に労を要する。

なので男性は、ある女性結婚することにした(内部化した)。その結果セックスをするのに必要な苦労(市場での費用)は格段に減少した。相手を見つける必要もないし、相手が約束契約)を破る心配も少ない。(市場原理が働かない)

しかし、段々と妻の態度は大きくなっていった。そのうちに男性女性にうんざりするように(内部化の費用が高まるように)なった。

その結果、男性女性離婚(外部化)する事に決めた。そうして男性はまたセックスをする為に町へでかける(市場で取引を再開した)のだった。

コースの定理

コース定理とは、「外部不経済(負の外部効果)は市場取引を通じて解消される」という定理である。

外部不経済(負の外部効果)とは?

外部不経済とは、本来なら値段に追加しなければならないのに、されていないコストの事を言う。例えば、工場から出ている煙。これは本来なら空気清浄の費用だけの値段を上げなければならないのだが、その環境善費用は政府が出しているので外部不経済が起きていると言える。

コースの定理:外部不経済は法律の枠組みの中で解消される。

コースは外部不経済は当事者同士の話し合いによって、法律の範囲内で市場を通して解決されるとした。

上の工場の例であれば法律に基づいてその工場に煙を出した分だけ課税をすることがある。政府が負担する分だけ工場から課税すれば、その費用は工場に戻る(これを「外部不経済を内部化した」と呼ぶ)

しかし実際問題、課税をするとだけでも政府の費用がゼロになる訳でもない。税務署の仕事は増える訳だし、工場を監視するコストもかかる。もし内部化するコスト余りにも高ければ、コース定理は働かなくなってしまう。

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