ロビンマスクとは、漫画・アニメ「キン肉マン」及び「キン肉マンII世」に登場するキャラクターである。
概要
イギリス出身の正義超人。「ロビン王朝」とも称される名門の超人一族に生まれ、イギリス最高の超人の誉れを受けている。アイドル正義超人の年長者かつリーダー的存在で、紳士・理知的な振る舞いとその実力に、多くの超人から尊敬の念が集まっている。その反面、プライドが高いことが災いし冷静さを無くしたり、他のことに気を取られて苦戦する原因になることも。
一時期、正義超人軍幕僚長の地位に就いていたが王位争奪戦参加のために返上した(その後、ヘラクレス・ファクトリー校長に就任するまでの役職去就については不明)。
大柄な身体を鉄の仮面と鎧に包んだ「仮面の貴公子」。他に「紳士超人」、「超人博士」、「鋼鉄の不沈艦」などの異名も持つ。着用している鎧は自分のあまりにも強大な超人パワーを抑える、北斗の拳に登場するカイオウと似たような目的のもの。すなわち、鎧を脱いだ時に真のパワーが発動される。鎧は鋼鉄製と表現されるが、黄金のマスク編ではサファイア製と称していた。原作での鎧の色は白銀だが、アニメでは青色になり鎧の下にも青色のアンダーシャツを着用している。
仮面が剥がされて素顔が晒されたことがあるが、顔が影で隠れていたり、前髪で目元が隠されていたりと、キン肉マン同様に作中ではっきりと描写されてはいない。アニメでは、はっきりと素顔が映し出されたことがあり、二階堂マリや翔野ナツ子ら女性陣が「素敵~」「さすがイギリスの貴公子」とうっとりするほどの美男子として描かれていた。
私生活では人間の妻アリサ(旧姓アリサ・マッキントッシュ)がいる。夢の超人タッグ編以降には、Ⅱ世で活躍することになる息子のケビンマスクが生まれている。後に和解し正義超人に戻ったものの、厳格なしつけが原因でケビンは一時グレて悪行超人のもとへ走っている。
放浪時代にシベリアで出会ったウォーズマンは弟子にあたる。当初はキン肉マン打倒の道具として氷の精神を持った残虐超人に育て上げたが、共にアイドル超人軍団入りしてからは堅い信頼で結ばれた師弟関係を築いている。
キャラクターのモデルとなっているのは、かつてのイギリス出身のプロレスラーであり、「人間風車」の異名を持つビル・ロビンソン。
作品の初期から登場しているキャラクターであるが、常に人気投票及び超人総選挙ではトップ5以上にはランクインするほど人気が高いキャラクターである。2019年の超人総選挙では、長期間フェードアウトしているにも関わらず3位にランクインしている。これだけ長くファンから愛されているロビンだが、実は元は読者投稿による超人であり、そのときは「ヨロイマン」という名前だった。
プロフィール
- 所属:正義超人
- 出身:イギリス・ロンドン
- 身長体重:217cm155kg
- 超人強度:96万パワー
- 誕生日:9月18日
- 年齢:26歳(初登場時)
- 家族:ロビン・グランデ(祖父)、 ロビンナイト(父)、アリサ・マッキントッシュ(妻)
戦歴
栄光からの転落
第20回超人オリンピック編
前回大会の優勝者として、第20回超人オリンピックの代表から外されたキン肉マンとスパーリングを行い、あえて手加減して彼の頑張りをアピールさせることで出場のきっかけを与える。予選では競技に不満を持ち、文句を言う超人たちを一喝するなど、前チャンピオンとしての威厳を見せる。本戦1回戦では、巨大化して奇襲をかけてきたカナディアンマンを自らも巨大化して対抗。ジャーマンスープレックスで難なく退けている。また、次の試合のテリーマンvsスカイマンの試合のゲスト解説を務め、天然コメントを繰り返していた。
準決勝では、同じく優勝候補の一角とされるテリーマンと対戦。キン骨マンの放ったライフル銃によって左足を負傷した影響でラフファイトに走ったテリーマンを冷静にいなし、ボストン・クラブでギブアップを奪って決勝進出。王者としての貫禄を見せる。試合後、テリーが負傷した理由を知ると、勝利を譲ろうとする。ここまでは立派な王者として振る舞っていた。
決勝ではキン肉マンと戦うことになる。
自身の実力を過信してかキン肉マンを侮っており、それもあってか3フォールマッチを提案し、キン肉マンの提案した「敗者の国外追放ルール」を受け入れる。だが、思わぬ長期戦になってしまったことから焦りが生じ、ハンデとして身に着けていた鎧を脱ぎ本気で戦う事を決意。その後もキン肉マンのペースにのせられたことで逆上。死のコースと呼ばれる残虐ファイトを見せ、必殺技タワーブリッジを決め勝利を確信する。が、骨関節が鳴った音を背骨が折れたものだと勘違いし、生じた隙をつかれメキシカン・ローリングクラッチホールドで3カウントを取られ敗北する。表彰式にてイギリス応援団に非難され、妻・アリサとともに国外追放処分を受ける。
アメリカ遠征編
国外追放されたロビンは、キン肉マンからの日本定住の誘いを断り、過去の栄光が捨てきれずに各地を放浪。アリサを捨てて単身アメリカに渡り、行き倒れたところを超人同盟に拾われていた。この頃のロビンは、ダイナマイトバイパーをタワーブリッジで容赦なく真っ二つにし惨殺するなど、性格が豹変していた。それでも、キン肉マンとの再戦の機会を得ると、超人同盟によって牢屋に閉じ込められて飲まず食わずだったキン肉マンとミートに「養老の滝」の牛丼を差し出すなど、フェアな姿勢は失われていなかった。
キン肉マンとの再戦は、グランドキャニオンの渓谷に作られた高さ1600mもの特設リングでおこなわれた。試合は一進一退のフェアな戦いを繰り広げることになるが、途中で超人同盟と結託したキン骨マンの指示によってイワオが乗ったセスナ機がリングに激突。実はこの試合は、2人を亡き者にしてチャンピオン・ベルトを得ようというスカルボーズら超人同盟の罠だった。キン肉マンをかばったロビンは下敷きになり、キン肉マンが懸命に救助しようとするも、リングの爆発に巻き込まれ渓谷に姿を消した。
ちなみに、アニメではアリサは旅先で死亡しており、後にアリサの瓜二つの妹であるローラが登場している。
バラクーダとして
奇跡的に一命を取り留めたものの二度とリングに立てない身体になったロビンは、各地を放浪している時にロシア(旧ソ連)で見つけた超人ウォーズマンの才能に惚れ、打倒キン肉マンの夢を託す。
バラクーダと名前と姿を変え、トレーナー兼セコンドとして第21回超人オリンピックにウォーズマンを送り込む。性格が身も心も疲弊し復讐鬼と化し、ウォーズマンには優しさを持たない氷の精神を教え込み、鞭を片手に激を飛ばす。残酷ファイトを命じられたウォーズマンはラーメンマンを再起不能にするなど、非情なファイトを繰り広げながら決勝へと駒を進め、いよいよキン肉マンと戦うことに。
決勝の調印式では、キン肉族の自害の掟を知ったことで覆面剥ぎデスマッチを提案。試合前に自らの正体がロビンマスクであることを明らかにする。しかし、キン肉マンとの戦いを通じてウォーズマンはロビンの命令に背きクリーンファイトを展開する。その後、ウォーズマンが決勝でキン肉マンに敗れたことにより改心し、以降はキン肉マンの良き仲間として活動するようになる。ちなみに試合の回想コメントでウォーズマンのことを「ウスノロ」呼ばわりしていたが、見なかったことにしよう。
正義超人軍のリーダーとして
7人の悪魔超人編
ミート君がバッファローマンにバラバラにされ、キン肉マンの連戦のダメージが大きいことから、アイドル超人の一員として7人の悪魔超人との対決を買ってでる(二度とリングに立てなくなったはずとか言ってはいけない)。
不忍池に設置された特設リングで悪魔超人アトランティスと対戦。ロビン戦法によって試合を優勢に進めアトランティスをタワーブリッジにとらえるが、彼が池に投じたミート君の足を救うためあえて不利な水中に身を投じ、アトランティスドライバーを食らい敗退。その際アトランティスがロビンのマスクに手を入れ池から突き出すシーンは、キン肉マンにおける名シーンの一つ。
この戦いで命を落とすこととなったが、その後バッファローマンから100万パワーを与えられたことでウルフマン、ウォーズマンと共に復活する。
黄金のマスク編
黄金のマスク編では超人パワーを奪われ、プラネットマンの人面プラネットにより人質とされるもキン肉マンが勝利したことで脱出し、超人パワーを取り戻すことで戦線に復帰。その後、残りの悪魔騎士がウォーズマンの体内に入り込んだため、愛弟子を助けるためにリサイクル・ゾーンに飛び込む。
ウォーズマンの体内の五重のリング1階においてジャンクマンと対戦。キン肉マンとウォーズマンの背骨を守りながら戦うことを強いられたこともあり苦戦。ジャンククラッシュで鎧を破壊させるなど応戦するも、魔技・ダブルフェイスによって真後ろにも攻撃が可能なジャンククラッシュの前に大ダメージを受ける。だが、仮面のひさしとベルトを外して身を軽くしたことによってスピードをアップしダブルフェイスを攻略すると、最後は逆タワーブリッジでジャンクマンを倒す。このとき、自身の戦いを「正義超人と悪魔超人、どちらが生き残るかの戦争」と表現している。
試合後休息を取っていたが、ザ・ニンジャとの戦いで1階に落下してきたブロッケンJr.を救う活躍も見せる。その後、4階で戦うジェロニモの応援に駆けつけ、仲間たちと合流している。
ウォーズマンの体内から脱出した後は、キン肉マンの戦いを見守ることになる。悪魔将軍戦では、地獄のメリーゴーランドから身を守る盾として硬度9サファイア製の鎧を貸し出すが、硬度10ダイヤモンドパワーを持つ悪魔将軍によって真っ二つにされている。
その前にジャンクマンとの戦いで鋼鉄製の鎧を破壊されており、一日のうちに二個も鎧を壊されてしまった。
夢の超人タッグ編
宇宙超人タッグ・トーナメント優勝を狙う夢の超人タッグ編においてはウォーズマンと「超人師弟コンビ」を結成。優勝候補の最有力と目され、大会前には全米タッグ王者の宇宙一凶悪コンビを倒している。
大会では、1回戦第3試合で完璧超人の首領ヘル・ミッショネルズ(ネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道)と激突。 ネプチューンマンの正体がかつて対峙した事がある喧嘩男だと見抜き、過去の雪辱を期しキン肉マン戦でも温存していた新技ロビン・スペシャルなどでダメージを与える。しかしネプチューンマンの正体が喧嘩男と暴いたものの、散々ネプチューンマンに痛めつけられたことで体力が消耗してしまう。しかも、相棒のウォーズマンが殺されたことで平常心を失い、タワーブリッジとロビン・スペシャルも破られたうえ、クロス・ボンバーで仮面をはがされ敗北。
このとき野次馬から自らの素顔を守ってくれたことでキン肉マンとの友情が回復している。
その後はしばらく姿を消していたが、準決勝第2試合の最中に目だしの白覆面姿で登場し、モンゴルマン救出に向かおうとするキン肉マンに自身の鎧を貸している。決勝でもブロッケンJr.やアシュラマンと共に観客席から試合を見守り、キン肉マンらにアドバイスを送るなどのサポートを行った。ネプチューンマンがネプチューン・キングの完璧超人の掟を無視した行動を目にして迷いが生じたときは、喧嘩男時代の優しさを思い出させるためにかつての戦績表を送っている(アニメではこの役割はかつてのネプチューンマンの師匠・セメントス長老に代わっていた)。
キン肉星王位争奪編
ロビンの経歴において最大の活躍を見せたのが王位争奪編である。
当初は、正義超人軍の幕僚長に任命されたため特定の超人に肩入れすることを禁じられ、キン肉星王位継承サバイバル・マッチに参戦できず、教壇に立ち子供たち相手に授業をしていた。だが、火事場のクソ力を奪われ窮地に立ったキン肉マンを救うためにテリーマンと共に1回戦がおこなわれている熊本城へと向かい、ミートのピンチを救う形で登場。キン肉マンがあぶりだしによる細工をしていたメンバー表には、キン肉マン・チームの大将としてエントリーされていた。
両チーム残り1人ずつで迎えた大将戦において、飛翔チームの大将キン肉マンマリポーサと対戦。華麗な空中技を持つマリポーサに翻弄されたうえに、マリポーサが過去、自分の目の前でロビン家の家宝・アノアロの杖を盗んだ犯人と知り動揺。マリポーサのモクテスマ・ディフェンスによって放たれた炎により全身に火傷を負い、さらにマリポーサの不幸な生い立ちに同情し、戦意を喪失してしまう。しかし、キン肉マンが不幸な生い立ちにもめげず正義のために戦っていることを思い出し、復活。アノアロの杖を取り戻し、ユニコーンヘッドにより偽マッスル・リベンジャーを破る。最後はロビン・スペシャルで勝負を決め超人強度で100倍以上の差を持つ相手に対して大金星を挙げ、運命の王子以外で唯一大王候補を倒すこととなる。
準決勝の技巧チーム戦では、副将に選抜。先鋒戦では、復活したものの過去の戦闘データを失ったウォーズマンを救うため、再びバラクーダに変身し檄を飛ばし、ウォーズマン復活のきっかけを作る。このときモップを頭に被り、カツラとしていた。
舞台は関ヶ原の格闘城へと移り、双方2人ずつが残った段階でキン肉マンとのタッグ「ブルー・インパルス」を結成し、キン肉マンゼブラ・パルテノンとのタッグ戦に挑む。連載休止期間中、ハンモックを吊り仮面を外して居眠りをしていた。ゼブラたちの残虐ファイトに苦戦し、一時はパルテノンの体を形成する柱の中に閉じ込められるも、アノアロの杖による発火によって柱をぶち破って脱出。タワーブリッジでパルテノンの全ての柱をへし折り、最後はロビン・スペシャルでパルテノンを倒す。その後、ダメージが大きかったため後をキン肉マンに託して戦線離脱。ラーメンマンと共に友情の握手によってキン肉マンを助ける場面もあった。
準決勝後には、キン肉アタルの遺志を継いで完全版のマッスル・スパークを習得しようとしたキン肉マンの特訓をテリーマンと共にサポートする。
決勝の知性チーム戦では当初大将に選抜されていたが、キン肉マン、ザ・サムライ(ネプチューンマン)とタッグを組んで最終決戦となる3対3のイリミネーションルーレットマッチに参加。序盤に予言書のページが焼け始め、足が消滅しかける危機を迎えるが、サムライの活躍もあって何とか苦難を乗り切る。
試合の流れで多くの超人を打ち破ってきた実力派超人マンモスマンと激闘を繰り広げることになる。新鮮な血に反応して襲い掛かってくるビッグ・タスクに苦しみながらも何度も困難を切り抜け、マンモスマンの精神面の弱さを突いた頭脳プレイで反撃に出る。ロビンの戦いぶりに心が動かされたマンモスマンは、フェニックスに反旗を翻し、ロビンとの全力での真剣勝負による決着を望む。試合のさなか自分の存在を司る予言書に火がつき肉体が消滅していく中でも戦いを止めず、両足が無い状態でキン肉マンとザ・サムライに土台になってもらいながらタワーブリッジを決める。今度は両腕が消え始めると、最後の技となるロープワーク・タワーブリッジでマンモスマンをマットに沈め、後の戦いをキン肉マンらに託し消滅していった。このマンモスマンとの戦いは、シリーズのベストバウトの呼び声が高い。
キン肉マンvsフェニックスの最終決戦の際は、実体のない幽霊超人となり、キン肉アタル、ネプチューンマン、ジェロニモと共に邪悪大神殿に封じ込められたキン肉マンの火事場のクソ力を解放している。戦いの後、キン肉マンのフェイス・フラッシュの力で、他の正義超人たちと共に蘇っている。
完璧超人始祖編
キン肉マンが第58代キン肉星大王に即位し地球に平和が戻った後、メディカルサスペンションで肉体回復の休息についていた。治療終了によりサスペンションが解けると、同じくメディカルサスペンションを受けていたラーメンマン、ブロッケンJr.、ウォーズマンと合流。アイドル超人軍団のリーダーとして、新たに出現した敵、真完璧超人・無量大数軍の第2陣との戦いに参戦する。
階段ピラミッド第6ステップにおいて完璧超人・"完肉"ネメシスと対峙し、両陣営のリーダー対決となる。完璧超人の思想をかつて傲慢だった頃の自分と重ね合わせながらネメシスの心を動かそうとするも、圧倒的な実力を持つネメシスの前に必殺技をことごとく返されてしまう。さらに、ネメシスの大技を立て続けに喰らい、満身創痍となるが、友情パワーの素晴らしさをネメシスに伝えるために"鋼鉄の不沈完"の異名のとおり、何度も立ち上がってくる。鎧を脱いで真のパワーを解放し、新必殺技タワーブリッジネイキッドを繰り出すも、驚異的な柔軟性を持つネメシスを倒すことはできず。起死回生を狙った未完成奥義も不発に終わり、最後はネメシスの必殺技〈完肉〉バトルシップ・シンクを食らい、自分の後釜をウォーズマンに託して死亡。遺体はネメシスによって鳥取砂丘の砂の中に投げ込まれてしまう。ただし、このときのロビンの戦いぶりは弟子のウォーズマンの精神的な成長を促し、戦ったネメシスの心にも深い跡を残している。
超神編
コーカサスマンに勝利した後、マンモスマンが死の間際に超人パワーとカピラリアの欠片を託したことによって鳥取砂丘の砂の中から復活。バベルの塔に挑む最後の8人目の超人としてキン肉マンたちの前に姿を現し、実に8年ぶりの本編登場を果たす。
ジ・エクスキューショナーから“調和の神”の真意が「神の座にふさわしい超人を選抜するため」と聞かされると、キン肉マンともう一度真剣に戦うために単独行動を取る。その気概にネプチューンマンも賛同し、二人で門の中へ向かって行った。この行動の真意について、半分以上は本音であるが、強力なメンバーが揃った安堵に対するキン肉マンたちの甘えを断ち切るためにあえてエゴを押し通すことで危機感を煽ったとネプチューンマンに明かしている。
2Fリングでのネプチューンマンとリヴァイアサンの戦いでは、無意識にタッグの動きをしてしまうネプチューンマンに対し、稀代のシングルマッチの名手だったかつての喧嘩男時代を思い出すよう檄を飛ばす。その後、ネプチューンマンの勝利を見届け、互いに良きライバルとして認め合う。
そして3Fバルコニーで自身が迎えた戦いの相手は“戒律の神”ランペイジマン。マンモスマンがコーカサスマンを打ち破り、ロビンマスクへ超人パワーを投げ遺した時にそれを妨害せず、ロビンの復活を見守ってくれていた超神だった。ロビンは格上である超神に対して、挑戦者の立場に自身を位置付け、マントをかぶせての奇襲や兜の角を使っての荒々しい猛攻を見せる。ランペイジマンもそれに堂々と渡り合い、「お前こそが乱暴者だ」「この勝負、楽しいだけでは終わらんなあ」とロビンを讃える。そしてランペイジマンの猛攻を次々に受けるが、とどめのパニッシュメントエングレイバーをあえて懐に飛び込んで封じ、強烈な頭突き合戦を繰り広げる。その結果、仮面のひさしにキン肉マン戦で付いた古傷が蘇る。
古傷についてキン肉マンとの因縁と存念を語ると、ランペイジマンから二人の関係はザ・マンと“調和の神”の関係に似ていると告げられる。そして世界の危機の正体が超人達のパワーのあまりの増大にあることを教えられ、バベルの塔の試験は合格にしても良いから事態を解決する同志になるよう提案される。しかし、その提案を受けるだけでは真に認められたとは言えないとして戦闘を続行する。
強烈な必殺技を立て続けに受け、逆襲で放ったタワーブリッジネイキッドも回避されてしまい、タワーブリッジを表裏逆にした必殺技「クレセントムーンブリッジ」で窮地に追い込まれる。しかし鎧を破壊して脱出し、逆タワーブリッジで反撃。さらに関節技「ロビンレガシーロック」を決め、マンモスマンの魂を受け継いだアイス・ロック・ジャイロでランペイジマンの体を凍り付かせる。ランペイジマンが脱出のために放ったパニッシュメントエングレイバーを捉えて、タワーブリッジで叩き折った。ランペイジマンの必殺技カシードラルボンバーを受けてしまうが火事場のクソ力で復活、「ツイステッドタワーブリッジ」で勝利。ランペイジマンに賞賛され、頂上に転送された。
頂上では崩壊しつつある天界の様子を見て、“調和の神”ザ・ワンの説明を受けて、ランペイジマンの言葉を受けてザ・ワンと同行する事を申し出る。ザ・ワンもそれを受け入れ、共に“刻の神”と戦う事になった。
キン肉マンⅡ世
次代の正義超人を育てる機関・ヘラクレスファクトリーの校長として登場。Ⅱ世では父ロビンナイトらと同じく年齢を重ねた証としてマスクにヒゲをつけた姿になっている。息子ケビンマスクとは確執もあったが、超人オリンピック以降はわだかまりも解けている。
特別編「倫敦の若大将!」
超人レスラーとしてデビューする以前のストーリーが描かれており、超人オリンピックへの出場を志すものの、恋人であるアリサ・マッキントッシュの父親ポールに猛反対され、結婚するには超人を辞めることを条件とされてしまう。父のロビンナイトの反対を押し切り、人間になることを決意するとストーンヘンジにおいて人間になることに成功し、マスクと鎧も捨ててしまう。
晴れて交際が認められ、アリサと幸せな日々を過ごすかと思われたが、テレビ中継で親友ジョンブルマンが超人オリンピックイギリス予選にて悪行超人ギロチン・キングに惨殺される姿を目撃する。ポールから懇願されたこともあり再びリングに立つことを決意。テリーマンの協力を得て、再び超人となる。 イギリス予選決勝でギロチン・キングと対峙すると、必殺のタワーブリッジで撃破。イギリス代表の権利を手に入れる。
究極の超人タッグ編
ザ・マシンガンズが宇宙超人タッグ・トーナメントに優勝した直後、突然現れた時間超人のライトニングとサンダー(世界五大厄)に立ち向かうが、死時計の刻印で殺されてしまう。その影響で歴史が改変されてしまい、21世紀で息子のケビンマスクが肉体消滅の危機に晒される。
ケビンを救うために時間超人が現れた時間軸にタイムワープしてきた新世代超人によってロビンの命は救われるが、代わりにアリサが重傷を負ってしまう。事件の真相を知ったロビンは、テリーマンの息子テリー・ザ・キッドとタッグ「ジ・アドレナリンズ」を結成。時間超人の襲撃によって傷ついた妻アリサと、それによって存在消滅の危機に瀕したケビンを救うため時間超人撃破を誓い、究極の超人タッグ・トーナメントに出場する。
予選を突破し、1回戦で死皇帝、ザ・ガオンの鬼哭愚連隊と対戦。時間超人によって人質に取られたケビンの姿に気をとられたこともあり、死皇帝の超人凌遅刑によって一方的に苦しめられる。だが、消滅の危機に直面しながらも自らの血を危篤の母アリサへ送ろうとするケビンの姿にキッドと共に奮起。大渦パワーによって潜在能力を発揮すると、キッドとのツープラトン「アドレナリンブリッジ」で勝利を掴む。
2回戦第3試合では念願の世界五大厄との直接対決が実現。場所は、時間超人の裏工作によってかつてアトランティスに敗れた忌まわしい記憶のある不忍池特設リングとなる。しかも、リングの真上にケビンが吊るされ人質に取られたため思い切った戦いができずにいたが、高濃度酸素吸入器の機能を備えることで水中に弱いという弱点を克服するように開発されたケビンマスクの仮面を被り奮戦。しかし、本来の姿を見せた時間超人との力の差を埋めることは出来ず、死時計の刻印の直撃はキッドに救われて避けれたものの、わずか10分強での完敗となり、病院へと搬送される。
準決勝でキン肉マンたちの戦いを見届けた後、容体が急変したアリサを21世紀ウォーズマンの残したデバイスで救う。アリサが持ち直したことでトーナメント・マウンテンへと戻り、デバイスをネプチューンマンに届ける。
その後は正義超人たちの応援に回り、復活した息子ケビンにトレーニングを施すなどのサポートをし、万太郎とケビンの坊ちゃんズが時間超人を倒して優勝する姿を見届ける。
番外編・読切作品
ロビン・メモの巻
超人たちの弱点を事細かに記したロビン・メモと共にブートンにさらわれてしまう。ブートンの本拠地ウイーク・ポイント星に駆けつけた正義超人たちだったが、記された弱点を砲台で狙われピンチに陥る。そのとき、弱点探しの名手であるロビンは、無意識のうちにブートンの弱点を伝えると、キン肉マンたちは合体技・超人サザンクロスでブートンを撃破。無事救助される。
マッスル・リターンズ
残虐超人・BUKIボーイに仲間たちが次々と敗れたことから、正義超人の名誉を守るため肋骨の怪我を抱えたままBUKIボーイに挑む。しかし、万全でないコンディションで勝てる相手ではなく、窮地に追い込まれてしまう。しかし、息子のケビンマスクが呼びに行っていたキン肉マンに助けられ交代する。
さよなら、キン肉マン!!の巻
キン肉星大王即位に伴い、キン肉マンが超人レスラーを引退することとなる。引退に納得ができないロビンは、ウォーズマンと画策して国立競技場での引退セレモニー中に突如リングに上がり、過去2度の戦いで勝てなかったキン肉マンとの3度目の戦いを挑む。ロビンの仮面の傷に気づいたキン肉マンは戦いを了承し、2人の戦いが始まる。今まで受けたことが無かったキン肉ドライバーとキン肉バスターを喰らうが、なおも立ち上がり、そこから気持ちのこもったパンチの応酬を繰り広げる。
当初はロビンの行動に戸惑っていた他の正義超人たちも本音はロビンと同じであるため、ロビンの行動を支持するようになる。ロビンが目に涙を浮かべていたこともあり、仲間たちの思いを知ったキン肉マンは、引退届をロビンに預けることで引退を撤回。2人は拳を突き合わせ、見守る超人たちからは拍手と歓声が沸きあがる。
戦績
『キン肉マン』での戦績
- ○カナディアンマン(ジャーマンスープレックス)
第20回超人オリンピック1回戦 / 後楽園球場 - ○テリーマン(ボストンクラブ)
第20回超人オリンピック準決勝 / 日本武道館 - ✕キン肉マン(メキシカン・ローリング・クラッチホールド)
第20回超人オリンピック決勝 / 国立競技場 - ○ダイナマイトバイパー(タワーブリッジ)
超人同盟ランバージャック・ショー / 超人同盟本部 - - キン肉マン(無効試合)
タイトル防衛戦 / グランドキャニオン・千尋の谷 / 断崖絶壁デスマッチ - ✕アトランティス(アトランティス・ドライバー)
アイドル超人 vs 悪魔超人 / 上野・不忍池 / ウォーター・デスマッチ - ○ジャンクマン(逆タワーブリッジ)
正義超人 vs 悪魔騎士 / ウォーズマン体内・五重のリング一階 - ○【宇宙一凶悪コンビ】スカル・ボーズ&デビル・マジシャン(ダブル・ジャーマンスープレックス)
※パートナー:ウォーズマン(超人師弟コンビ)
全米タッグ選手権 / アメリカ - ✕【ヘル・ミッショネルズ】ネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道(クロス・ボンバー)
※パートナー:ウォーズマン(超人師弟コンビ)
宇宙超人タッグトーナメント1回戦 / 富士山麓トーナメント・マウンテン第三リング - ○キン肉マンマリポーサ(ロビン・スペシャル)
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ1回戦 / 熊本城 - ○キン肉マンゼブラ&パルテノン(未完成マッスル・スパーク)
※パートナー:キン肉マン
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ準決勝 / 関ケ原・格闘城 - ○キン肉マンスーパー・フェニックス&オメガマン&マンモスマン(7000万パワーマッスル・スパーク)
※パートナー:キン肉マン&ネプチューンマン
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ決勝 / 大阪城3F→大阪城パノラマ競技場 / イリミネーション・ルーレット・マッチ - ✕ネメシス(<完肉>バトルシップ・シンク)
正・悪連合軍 vs 完璧・無量大数軍 セカンドステージ / 鳥取砂丘・サッカラ階段ピラミッド第六ステップ - ○ランペイジマン(ツイステッドタワーブリッジ)
リアル・ディールズ vs 超神 / イラク・バベルの塔3F
『キン肉マンII世』での戦績
- ○ギロチン・キング(タワーブリッジ)
第19回超人オリンピック・イギリス予選決勝 / ウィンブルドン・センターコート - ○【鬼哭愚連隊】死皇帝&ザ・ガオン(アドレナリン・ブリッジ)
※パートナー:テリー・ザ・キッド(ジ・アドレナリンズ)
究極の超人タッグ1回戦 / 蔵前国技館 - ✕【世界五大厄】ライトニング&サンダー(10カウントノックアウト)
※パートナー:テリー・ザ・キッド(ジ・アドレナリンズ)
究極の超人タッグ2回戦 / 上野・不忍池 / ウォーター・デスマッチ
必殺技
- タワーブリッジ
- ロビンマスクの代名詞でもある必殺技。世界最古の必殺技ともいわれている。技のフォームをロンドンのテムズ川にかかるタワーブリッジになぞらえたネーミング。技の内容としては実在の技アルゼンチン・バックブリーカーと同様。しかし、威力は段違いで、相手の背骨をへし折り、アムステルダムの跳ね橋の如く身体を真っ二つに引き裂いてしまうほどの荒技。
ロビン以外には息子のケビンも使用するほか、新シリーズではアトランティスも使っていた。
両足が地について初めて威力を発揮する技であるが、超人博士と呼ばれるロビンらしく様々なバリエーションが存在する。 - 逆タワーブリッジ
- ジャンクマン戦で披露。逆さになって相手の背骨に脳天を突き立てる。
- ロープワーク・タワーブリッジ
- 相手の身体を背中に乗せた状態からロープを利用し横跳びで決める。超人予言書が燃えてしまったことで両腕、両脚が消滅した際、マンモスマンを仕留めるために使用。
- タワーブリッジネイキッド
- 鎧を脱いで体の可動範囲を最大限発揮できる状態で使用するタワーブリッジ。自らの両腕をクロスさせて相手の頭と両足をホールドすることで通常の倍以上相手の体を弓なりに折り曲げることを可能にしている。
ネイキッドとは「むき出しの」という意味であり、ロビンの最大限の力を出させることによって引き出された究極のタワーブリッジである。 - ツイステッドタワーブリッジ
- 相手を複雑な形に極めて放り投げ、上半身と下半身が逆向きになったところを捉えてかけるタワーブリッジ。相手の体が捻じれることによって無茶な体勢になっている事に加えて、空中から落下する衝撃をかけることによって体を裂くほどの恐るべき破壊力を持った荒業である。喰らった相手のよじれた腹部からは激しい鮮血が飛び散り、無残な姿となる。
この技の犠牲者となったランペイジマンは、ロビンの事を「お前こそが最高の乱暴者だ」と称賛した。 - ロビン・スペシャル
- ロビンマスクが対喧嘩男用に開発した技。タワーブリッジと並ぶロビンの二大必殺技の1つ。空中に浮いた相手に首四の字を仕掛け、両手で着地することにより落下の衝撃で相手の首に大きなダメージを与える。相手の自重に加えて、ロビン自身の体重分、落下のスピードが増すことで一段上の衝撃となる。この技によって運命の王子の1人キン肉マンマリポーサを倒している。
空中で鎧を奪われると相手の落下速度が上がり技が破られてしまう。その後ネプチューンマンに技を使用されていた。
こちらも後にケビンが使用している。 - ロビン・スペシャル1st
- 初披露の際にのみ見せた初期型。エアスピンプレスで相手を空中に放り投げ、技のラストを首四の字ではなくパイルドライバーでマットに突き刺す。技の名称はゲーム版で付けられたもの。
- 超人ロケット
- 飛び上がって頭からの体当たり。外観は実際のプロレス技ドラゴンロケット。ロビンの鋼鉄の仮面が突進するため、ダメージも大きい。
- 死のコース
- ロビンが本気になった時、ハンディであるヨロイを脱ぎ捨て使用する戦法。第一段階として、ベンジュラム・バックブリーカーによって相手をうつ伏せにダウンさせ、倒れた相手に対しマスクの飾り(角)で何度も突き刺す。そしてトドメである必殺のタワーブリッジへと繋げる。
- オクトパスドリーム
- 死のコースの序章として、相手にフォールを繰り返すことにより、スタミナを奪うことを目的とする技。
- ユニコーンヘッド
- ロビン家の家宝「アノアロの杖」を仮面の額部に装着した状態でのヘッドバッド。マリポーサの偽マッスル・リベンジャーをこの技で破っている。杖から炎をおこす事も出来る。
- ユニコーン ファイヤーヘッド
- 額に装着した「アノアロの杖」から出る炎を全身に纏い、炎の高速砲弾と化して相手に突進する技。
- ロビン流アイスロックジャイロ
- マンモスマンのアイスロックジャイロを自己流で実現させた技。相手を放り投げ宙を飛び回ることにより相手を凍らせる。ネメシス戦ではリングロープの弾力に加え自身の身体をねじることで回転を生み出し使用。キン肉マンいわく「マンモスマンの10倍以上の威力」があるらしい。
- キングダム・ネックチャンスリー
- 究極の超人タッグ編において、死皇帝を相手に使用。相手の頭部を両腕で脇の下に捕らえ、後方に倒れ込んで相手の頭部を叩きつける投げ技。ロビン流のフロント・ネック・チャンスリー・ドロップ。
- テームズリバーストリーム
- 背面跳びで大きくジャンプ、そのままの体勢で相手の首を掴み、勢いをつけて遠方に投げ飛ばす技。究極の超人タッグ編において、時間超人のライトニングを相手に使用。
- ロビンレガシーロック
- ドラゴンスリーパーの要領で相手の首を絞めあげながら、相手の胴と股を腰に持ち抱えて上げて中空に固定し、そのまま逆エビのような態勢でロックする。元ネタはスターダムの岩谷麻優が使用するスタンディングドラゴンスリーパーと思われる。
- ブリティッシュ・スティール・エッジ
- 相手の両腕をひねって上空高く投げ飛ばした後、頭から降下中の相手の両腕と首を横から手足でホールドして地面に叩きつける技。ネメシス戦では、「暫定超必殺奥義」と名乗ったようにまだ未完成だったため簡単に外された。
技のフォームからケビンマスクの必殺技である「ビッグベン・エッジ」の原型技と思われる。
タッグ技
- タッグフォーメーションA
- 使用コンビ「超人師弟コンビ」「ジ・アドレナリンズ」。
パートナーをタワーブリッジにとらえ、しならせた状態で反動をつけて勢いよく対戦相手めがけて放つコンビネーション。究極の超人タッグ編では、「珠玉のコンビネーション」に認定されている。 - タワーオブバベル
- 使用コンビ「超人師弟コンビ」。
ゲームオリジナルのツープラトン。パロ・スペシャルをしているウォーズマンの上にタワーブリッジをかけたロビンがジャンプで飛び乗る技。 - 日英クロス・ボンバー
- 使用コンビ「ブルーインパルス」。
キン肉マン(日本)とロビンマスク(イギリス)で放つクロス・ボンバー。 - アドレナリン・ブリッジ
- 使用コンビ「ジ・アドレナリンズ」。
相手の首をロビンがロビン・スペシャルにとらえ、脚をキッドがテキサス・クローバーホールドをかけた状態で空中から着地する必殺のツープラトン。それぞれの技に加え、相手の背中を折る効果も追加されている。 - アドレナリン・パック
- 使用コンビ「ジ・アドレナリンズ」。
テリー・ザ・キッドが対戦相手にバックドロップをしかけ、持ち上がった相手の両足をロビンマスクが掴み、そのまま体重をかけて投げる。
ロビン戦法
超人としてはベテランに差し掛かかったことから、体力の消耗を最小限に抑え、技を有効的に使うために考案した戦法。ただし、一部論理的にそうはならんやろうとツッコミたいものがあるが、それをとやかく言うのは野暮である。
タッグパートナー
担当声優
キャラクターソング
関連動画
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関連項目
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