ロボットポンコッツとは、萌えて燃えれる漫画やゲームのことである。
略称はロボポン。
概要
90年代末から2000年代前半にかけて、ハドソンから発売されたRPGと、それを原作とした、コミックボンボンで連載されていた漫画作品の総称である。
さまざまな能力を持ったロボット「ロボポン」が大量に製造された世界で、少年が彼らと共に戦っていくという、ポケモンの影響を強く受けた作品である。
ゲームシステムはポケモンにはない意欲的に要素を取り入れていたりもしたが、シミュレーション要素とカスタマイズでポケモンとの差別化に成功したメダロットシリーズと、比べるとどうにも人気は伸びず、2世代目で終焉を迎えた。
一方、タモリはタルによる漫画作品はオーソドックスなストーリーの少年漫画ながら、当時のボンボン漫画の中では藤異秀明や島津直人の作品とともにハイレベルな画風で人気を博した作品だった。が、その一方で作中で当然のように描かれる女性キャラの奇乳ぶりなど妙な作風で読者に強烈なインパクトを残したことでも知られる。当時の読者が童心ながら爆乳・奇乳フェチに性癖開拓されしまった人も少なくないと言われている。
ハドソンが倒産しコミックボンボンが休刊したため、一時は再び顧みられることそのものが絶望視されていたが、2013年末に漫画作品が新装版として復刊された。
ロボポン
劇中では「ロボポン」という名の由来は確認できない。
タイトルはもちろんポンコツとロボットを合わせた言葉。なぜこんなひどいタイトルにしたのかは不明。
多種多様な種類があるロボット達で、何を持ってロボポンと定義し他のロボットと区別しているのかは不明だが、人の手伝いをしたり、戦闘を行ったり、スポーツをしたりと、能力に合わせてさまざまな形で人間と関わっている。
基本的に人間によって製造されるが、なぜか野生化したものが少なからず存在し、ダンジョン内などに潜んでいる。
仲間にするためには、①磁石で捕獲する、②シードを育てる、③特殊な電池による「スパーク」を行う、の三つの手段がある。磁石とは、まんまモンスターボールで、野生のロボポンを弱らせたあとでこれを強引に引き寄せることで捕獲する。
ポケモンと違って、経験値の蓄積で能力は上昇するものの、技は覚えない。技のバリエーションは、「ソフト」と呼ばれるメモリを体に組み込むことで増える。
ゲームの概要
販売はハドソンだが、開発はハドソンとレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)が共同で行った。
キャラクターデザインは、水谷謙之助という人が担当していたらしいが、この作品以外の活動が一切確認できない。
世界中にいるさまざまなロボポンを捕まえ、これに指示を出して戦わせていくという内容。
GB・GBC共用 ロボットポンコッツ 1998年12月4日発売
サン・スター、その後に発売された、ボンボン・ムーンの4バージョンがある。
ボンボンバージョンはコミックボンボン誌上で限定販売されたもので、
漫画版ロボットポンコッツ風に一部ロボポンのドットが変わっている他、
コミックボンボンの当時連載されていた漫画のキャラクターがゲストとして何人か登場する。
ムーンバージョンは、さらにそのボンボンバージョンをリメイクしたものであるが、
コミックボンボン風のキャラクターは登場しない。ミクロ序盤使え過ぎワロタ
ボタン電池を内蔵して、現実の時間進行とゲーム内でのイベント進行が連動するという、
(関係ないが)ポケットモンスター金・銀を先取りした要素を搭載していた。
N64 ロボットポンコッツ64 1999年12月24日発売
ゲームボーイで捕まえたロボポンを3Dの姿で戦わせることができる。(ポケスタとは関係ない)
内容は伝説のロボポン「カラメル」のパーツを探しに海上を船で移動し、7つの海を渡るというストーリー。
アームタイプの装備にいろいろと制限などが追加された。主人公が二人いるが、内容はまったく一緒。
GBA ロボットポンコッツ2 2001年9月13日発売
リング・クロスの2バージョンがあり、タイプによって出現するロボポンが違ったりする。
なお、クロスバージョンの方が少し難易度が高い。初心者はリングを買うといいかもしれない。
今作でも前作のボンボンバージョン同様、タモリはタルが描く漫画版デザインのロボポンが登場する。
しかし、元々のデザインに配慮したのかタモリデザインのロボポンは今作の新ロボポンに集中しており、
ナースやムサシなど前作からのロボポンはほぼそのままのデザインが採用されているため賛否が分かれる。
…ていうか、ロルや人間女性キャラをタモリ風にしたほうがまだコア層に受けt
とこのようにいろいろと変更があったりしてポケモンとは一切関係のない作品である。
特にエンカウントしたロボポンを捕獲しなくなった点に関しては、完全にポケモン的な要素から脱していると言える。
ポストポケモンというジャンルは既に多様化しており、今更そのシェアを奪う気ではないのだろうが、
ソフトやパーツのカスタマイズは続投していたり、ミニゲームがあったりと、ポケモンというよりメダロット寄りの作品になったと言うべきかもしれない。
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