ロポリこんとは、VRChatに生息するかわいいキツネの幼女である。愛称はこんちゃん。
概要
ロポリこんは、イラストレーター・3DCGモデラーのmidori氏が作成し、2019年6月より頒布している3Dモデルである。同氏のbooth「みどりの森゜」にてアバター1体ごとに3,000円で販売されている。名前の由来は少ないポリゴン数を示す「ローポリゴン」+キツネの鳴き声「こん」。
狐耳・狐尻尾をもつ幼い少女の姿をしている。淡いオレンジ色のボブカットに、緑色のセーラーワンピースが特徴。VRChatや二次創作漫画では、明るく元気な女の子としてキャラ付けされることが多い。
ニコニコ動画やYouTubeに投稿されているLein.キノピオPro氏の動画が話題となり、VRChatを利用しないインターネットユーザーからも知られるようになった。動画でよく左に配置されている藍色の子がロポリこんであるが、同氏によって色が改変されている点に注意すること。改変モチーフは「バイクのなどのマフラー」で、焼けた赤と青のグラデーションが意識されているらしい。
3Dモデルとしての特徴は、その名の通りポリゴンが少なく、とても軽量であること。PC対応で20,000ポリゴン、マテリアル数1。metaquest対応バージョンならたったの5,000ポリゴンという驚異的な数値を誇る。
Lip-sync15種類、表情パターンも7種類とたいへん豊富であり、さまざまな感情表現が行える。ニコニコ動画にロポリこんとティグリなす(同じくmidori氏が頒布している3Dモデル)の名を知らしめた「ロマンスの神様フェイスダンス」を見るだけでも、その多彩さが窺えるだろう。
また、VRChatでは購入した3Dモデルを自分好みにカスタマイズして自分だけのアバターとして使用するのが主流である。その点、ロポリこんはそのポリゴンの少なさ故に改変がしやすく、単純なカラーチェンジからパーツの追加、衣服の着せ替えなど非常に自由度が高い。手に取りやすい値段や豊富な表情でコミュニケーションに有利なことも魅力であり、購入して愛用するVRChatの住人も多い。
さらに言えば、ロポリこんは名実ともにVRChatで使用可能な3Dモデルのベストセラーであり、(正確な数値は作者にしか分からないものの)そのダウンロード数も上位に位置すると考えられる。VRChat黎明期から長く愛され使用されており、VRChatでその姿を見ない日はないほどである。イベントや酒場、自然と集まる人の輪の中で、高い確率でロポリこんに出会うことができるだろう。ロポリこんはいまやVRChatの顔のひとつである。
その愛らしさからアイドルグループ「LPK48」が結成されていたり、定期的に喫茶店が開かれていたり、一時期こんちゃんの口から入り身体の中を巡って排泄される謎のワールドがあったりした。あなたも気に入ったなら、自分好みに改変したこんちゃんでVRChatにお出かけしてみよう。
関連動画
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関連リンク
関連項目
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