ロマンシアとは、1986年に発売されたクソゲー アクションアドベンチャーゲームである。
概要
ロマンシア | |
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ジャンル | アクションアドベンチャー |
開発元 | 日本ファルコム |
販売元 | 日本ファルコム |
機種 | シャープX1/X1turbo |
発売日 | 1986年10月6日 |
価格 | 6,800円 |
メディア | 5"FD(1枚) |
ゲームソフトテンプレート |
ロマンシアは、1986年10月6日に日本ファルコムが発売した凶悪な難易度を誇るアクションアドベンチャーゲームである。
PC用ゲームソフトとしてX1シリーズで発売され、PC-98、PC-88、MSXやMSX2等にも移植された。
家庭用ゲーム機では、アレンジ版がファミコンで発売されている。
ドラゴンスレイヤーシリーズの三作目に当たり、開発当初は「ドラゴンスレイヤーJr.」というタイトルだった。
制作期間は、わずか一ヶ月という逸話もある。(プロジェクトEGGファルコムミュージアムの説明文より)
キャッチコピーは「かわいさあまって、難しさ100%」、「こんなのアリか!?」「はっきり言って、ムズカシイ!」。
本作の特徴は、理不尽なくらいの高難易度にある。
ノーヒントでの謎解き、クリアまでの時間制限※1、セーブ機能がない等※2、とにかく難しい。
序盤で行ったことの結果が終盤で判明し、クリア不可能となることもある。
パッケージイラストの可愛さに釣られて買ってしまった少年たちをどん底に突き落としたゲームである。
しかし、試行錯誤を積み重ねれば、決してクリアできないゲームではない。
簡単なゲームには飽きたという諸兄諸姉には、是非とも攻略サイトに頼らず挑戦してほしい。
パソコン版とファミコン版では謎解きが一部変更されているので、両方プレイしてみるのもおもしろいが、興味本位で手を出すと必ず後悔することになるので注意。
尚、本作の主人公ファン王子は、エンディングで世界を救った後、人間不信に陥ったという設定がある。
プレイヤーも同じ心境だよ。
MSX版とMSX2版ではセリナ王女が主人公になる隠し要素がある。
また、プロジェクトEGG版では、大人の事情でタイトル画面の曲が削除されている。
当時のPCゲームは、ひたすら高難易度であることを求められ、その要求はどんどんエスカレートしていった。
そして、開発者もその期待に応えるべく、理不尽とも言える過度な難解ゲームが競い合うように作られていった。
ロマンシアは、その極致とも言える作品である。
その後、日本ファルコムは一転して「今、RPGは優しさの時代へ」をうたい文句に、名作「イース」を生み出すことになる。
ロマンシアは、時代を変えるきっかけとなったゲームでもある。
※1 ファミコン版では時間制限は撤去されている。
※2 裏技でコンティニューはある。
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