ロマンシングサガ2 リベンジオブザセブンは2024年10月24日にスクウェア・エニックスから発売されるRPGである。
概要
サガシリーズ | |
ロマンシングサガ2 リベンジオブザセブン |
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基本情報 | |
ジャンル | RPG |
対応機種 | PlayStation4 PlayStation5 Nintendo Switch PC(Steam) |
開発元 | 株式会社ジーン |
発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2024年10月24日[1] |
価格 | 6,820円(通常版) 22,000円(限定版) |
対象年齢 | CERO:C |
ゲームソフトテンプレート |
2024年6月のニンテンドーダイレクトで発表された、ロマンシング サ・ガ2の完全リメイク作品。
グラフィックは完全な3Dに刷新され、各キャラクターには声優によるボイスが導入された。
システム的にも大幅に拡張されており、原作で初導入され以降の伝統となった閃きや陣形などのシステムに加え、連携やタイムラインバトルといった後続作品のシステムを取り込みより戦略的な戦闘が展開される。
「幅広い層に遊んでもらえるタイトルになれば」とのことで、オリジナル版は皇帝が交代して年代が進む独特なシステム、膨大なマスクデータ、大味すぎるゲームバランスといった原因で難易度が高く人を選ぶ作品だったが、複数の難易度設定を用意されている。(「オリジナル」を以て最高難易度としてあることからも意図が解る)。
防御力・耐性の計算など意地の悪かった部分の簡略化、閃きの仕様など面倒だが意義のある部分の可視化とそれをオプションで非表示にできるなどの調整がされている。
この他にも、マスクデータを積極的に開示したり、全体的に迂闊に進めても詰み状態にならないことを意識した仕様が多い。
イントロダクション
帝国歴1000年。
恐ろしい魔物が蔓延り、覇を争う国々の戦乱が絶えぬ世界。
人々は混乱の世に現れ世界を救うとされる
'七英雄'の伝説の成就を待ち望んでいた。ある日、かの七英雄のひとりクジンシーが
バレンヌ帝国の都アバロンを急襲。
人々を蹂躙し、帝国の勇猛なる世嗣ぎ
ヴィクトール皇子の命を奪い去ってしまう。伝説は偽りだった。
その事実が人々を絶望と悲しみに染め上げる中、
ヴィクトールの父である皇帝レオンは、
強大な力を持つ七英雄への復讐を固く誓う。
魔道士オアイーブより授かった'伝承法'により、
己の命と引き換えに反撃の活路を見出し、
もうひとりの息子ジェラールに自らの力と記憶を伝承した。
システム
フリーシナリオ
サガシリーズですっかりおなじみとなったフリーシナリオは今回も健在。どのような帝国史を紡いでいくかは完全にプレイヤーの手に委ねられている。
ミンサガ同様既存シナリオの変更点やオリジナル版にはない新規シナリオも存在する。
ビジュアル面の強化・刷新
当たり前と言えば当たり前だが、フル3Ⅾになったことに伴い、グラフィックの3Ⅾへの書き起こし以上の刷新が行われている。
キャラクターの多くは今までの蓄積(スマホゲー等も含む)の延長線上にあるが、街やダンジョン等の地形グラフィックのほうは地形そのものを含めダイナミックに新造・刷新されている。
洞窟ではなく風通しの良い吹き抜けになったイーリスの村、SF要素が入った古代人の文明の遺跡、有人の設備や廃墟に放り出されたガラクタや遺物の山など、殺風景な所は最早なく、地域ごとに全く雰囲気の違う味付けがされている。
ダンジョンの拡張
オリジナル版では簡素なダンジョンも多かったが、やりごたえアップのためにダンジョンの大きさが大幅に拡張されている。戦闘時の仕様との兼ね合いもありパーティの継戦能力が問われるようになっている。
イベントの可視化
当然であるが、3D化に伴いイベントを3Dで見られるようになる。
必然的に、当時は表現上あっさり流されていた大惨事も3Dで見られるようになった。勿論流し斬りのシーンも力が入っており、普通に涙する人も、シュールさに吹く人も出ている。
イベントの補完
上記のように可視化した事に際し「描写上当時と全く同じテキストにはできない」とのことで、台詞が大幅に増えている。
体験版の範囲では、クジンシーがソウルスティールでレオンのLPをゼロにした後、駆け寄るジェラールと撤退しろというレオンを何もせず傍観し、傍観した上で皇帝の死によって人々に恐怖を与える目的であえてそのまま帰らせるという、仲間死亡シーンのあるあるを逆利用した補完がされた。
七英雄の記憶
七英雄について、過去に何が起こったのかの記憶のごく一部を記録映像として作中で入手することができる。元々SFC版ではほぼ背景設定のみであり、その後のメディアミックスでもかなり解釈にブレがあるため、今作のリメイクで明示的に追加・変更された要素の1つであると言える。
ストーリー的な影響はないが、作中の皇帝も七英雄の過去を見たということになり、ゲームだけ買ってきたSFC当時のプレイヤーより、七英雄の情報や考察が巷に出回っている今のプレイヤーの心情に近づいた、と言える。
追加ダンジョン
本編クリア後に「恐妃の都」という完全新規のダンジョンが追加。ここではある条件を満たすことで人間時代の姿をした七英雄の影と戦うことが出来る。
七英雄の影は本編よりも格段に強化されており手強いが、撃破すると強力なアビリティが入手できるほか、一定条件を満たしていると彼らの武器を入手できる。七英雄の武器にはそれぞれひらめきで習得できる専用技が設定されている。
- クジンシー:吸魂の弓/ライフスティール
- ダンターグ:百獣の小手/ぶちかまし
- ロックブーケ:蠱惑の小剣/テンプテーション
- ボクオーン:傀儡の棍棒/ウォータームーン
- スービエ:海皇の槍/天衣無縫
- ノエル:炎鱗の斧/富岳八景、紅竜の大剣/無月散水
- ワグナス:胡蝶の剣/ロザリオインペール
難易度
最初から選択可能なカジュアル、ノーマル、オリジナルの三段階で、これらは途中で自由に変更できるようになっており、敵の強さ以外の部分は変化しない。
そして、ドレッドクィーン撃破して2週目が解禁されるとベリーハードとロマンシングが追加される
この難易度はセーブデータの引継ぎが前提となるもので、最高難度のロマンシングに至っては相当にやりこんだデータを引き継ぐことが大前提とされており、再序盤の雑魚ですらオーバーキル級の火力を叩きだしてくる。尚且つ、追加難易度2種は開始時からしか選択できず、一度難易度を下げると二度と戻すことが出来なくなる。
皇位継承
原作から引き継がれた、本作の肝となるシステム。候補として選出された数名から皇帝を選出し、「伝承法」により先帝の能力の一部(後天的に習得可能な能力のほとんど)が引き継がれる。
原作の継承は皇帝の死亡、パーティ全滅、シナリオ進行による年代ジャンプといった半ば強制的に発生するものばかりだったが、今作では自主的に退位することも可能となった。ただし2代連続ではできないので退位をわざと繰り返しまくっていきなり最終皇帝を出現させる、といったことは出来ない。今回もルドン送りの作業が待っているのか、それとも…?
原作では皇帝のLP0によるパーティー内継承を活用すれば皇帝を経験したキャラクターを重祚させることができたが、本作では何故かできなくなっている。パーティー内継承の場合、パーティーメンバーの他に人数合わせに待機メンバーからも候補が挙がるようになった。
仲間も能力継承
皇帝以外のパーティキャラについても、成長させた技術レベルが同クラスの後続キャラの初期値より高い場合、その分が引き継がれるようになった(皇位継承による分を除く)。また、相反する術を習得しても術レベルそれ自体は消えずに残る。
このため、使用する武器や術の系統にブレがあるクラスは自然に多くの武器種が使用可能となり、また、そのクラスが全く適性がない武器や術でも一度無理して技術レベルを上げれば後続に引き継げる。技術レベルは中盤以降ならちょっと上げる程度なら大した手間はかからない。
例えば、どう見ても脳筋なクラスでも回復術が一つあれば倒れた味方を立たせることができるし、ごく初歩的な術でも咄嗟の防御に使う、敵の弱点を調べる、連携ゲージを貯めるなど戦略の幅が大きく広がる。
都市開発
様々な施設の開発・強化により帝国の首都アバロンを発展させていくシステム。こちらも原作から続投。
システム上アバロン新市街はないが、その代わりに帝国の領土が増えると領内の色々な人がアバロンに来るようになり、アバロン市内のMOBがどんどん増加していく。
尚、各施設は原作と異なりちゃんとした一覧表型のUIがついており、諸所の手間が大幅に減った。
鍛冶屋
鍛冶屋はレベル制が導入されており、領土の数が増えるとレベルアップできるようになる。
開発できる装備の限界は鍛冶屋自身のレベルに依存しているため、開発の初動が遅れても後から追いつけるが、開発には素材アイテムも必要となるので無暗な開発はできない。
装備の開発の他、ミンサガやアンサガで採用されていた装備改造システムが導入されており、素材と金を消費して手持ちの、主に非売品の装備アイテムを強化改造できる。殆どのアイテムは「〇〇・改」となって単純性能がアップするというもので、便利な能力がある非売品を長く使える。
術法研究所
原作同様術の習得に利用する施設。
今作では合成術を開発する為には対応した古文書を入手する必要があるが、古文書さえ入手できれば術レベルなどに関係なく少々の資金ですぐに開発できる。
古文書は原作にないものも含めてかなりの数が存在し、序盤から複合属性術や全体攻撃が可能になるもの、終盤も大活躍する超強力なもの、神をも恐れぬ汎用全体回復術まで、かなりいろいろなものがある。
冥術研究所
今作でもやっぱり別の建物として建造される施設。
冥合成術の古文書も多数手に入るが、それを使うにはまずこれを建造しなければならない。
また、理力計で理力を測定できる。
帝国大学
オリジナルからちょっとだけ機能が拡張された帝国大学
このゲームに関わる様々なジャンルの試験を受けることが出来、合格すると報酬として素材や金をもらうことが出来る。音楽室ではオリジナル版を含めたBGM鑑賞が出来る。
また、研究機関としての機能を持っており、これは最後に解放される。
アバロンの園
ガラケー版から始まったアバロンの園も導入されている。「アバロンの木」というものを植える事で観光資源および環境浄化によって帝国の収入をアップし、帝国収入が増加する。
今までとは異なり、一度木を植えてしまえば経過年数(≒前年代までの戦闘回数)に応じて勝手に成長してレベルが上がっていき、追加投資等をしなくとも自動的に収入が増額する。
帝国国力
技・術系統のマスターレベル、敵の戦闘ランク、帝国の収入、戦闘記録といった、かつてマスクデータだった様々なデータをいつでも確認できる。
帝国記
イベントの進捗を確認することが出来る。進行中のイベントを選択すると、マップやフィールド上で次の目標地点がマーカーとして表示される。
アイテム管理
原作では手元に持ちきれなかったり捨てたアイテムはアバロン宮殿2階の倉庫に強制的に預けられる仕様になっていたが、今作では持ち物の制限が撤廃され、アイテムを全て持ち歩けるようになった。魔石の指輪は大丈夫だろうか?
本作にも倉庫が宮殿に存在するが、新しい役割が与えられているのかは不明。
これと同時にお金もデビッドカードの如く常に全額使用できるようになった。
尚、これにより帝国領土内の店でもタダでアイテムを貰うことはできなくなった。
戦闘関連
戦闘はオリジナルから刷新されている。
ロマサガ2にサガフロ以降のシリーズの要素を取り入れたものだが、基幹部分に所々オクトパストラベラーと共通する要素が入っている。
全体の傾向として、原作とは逆に極めて色々なことが事前に開示・明示されるので戦略が組みやすい一方、先を見越した戦略が要求され、高難易度では予測可能回避不可能が度々発生する。
タイムラインバトル
サガスカ・サガエメと同名のシステムだが、実はオクトラのそれが一番近い。
これまではターン開始時に全員の行動を入力していたが、今回は行動順が来た者からコマンドを入力する形式に変更された。
その上で、敵味方の行動順が可視化され、敵が予告付きの危険行動を取ってくるなど先の見通しが解りやすく、また解っているそれに対してどう対処するかが重要となってくる。オプションで現在ターンのみ、または非表示にできるのでマゾいプレイヤーは是非。
退却の仕様変更
原作では気軽にできた一方で戦闘回数が増えて最終的に詰むリスクがあった退却は、敵勢力レベルが勝利回数を参照するようになったため退却しても敵の強さには影響がなくなった代わりにBPを消費し、全員がゼロになると退却不可能となる。
つまり、ピンチで本当に逃げる分には困らないが、その場で消耗して継戦出来ない状態に追いやられる、退却を続けて先へ進む戦法は許さない、という形のペナルティになっている。
弱点と連携
属性の明瞭化・細分化
原作では斬突打射炎氷雷状の6属性だったが、本作では武器種8種と術が6系統の計14種がそのまま属性として処理されるようになり、原則として使用した武器や術の種類=属性となった。
その代わり、気弾など属性の違いが重要な技、感電衝や乱れ雪月花など元々属性があった技、削岩撃や無明剣など術属性を想起させる技にはその属性が付与され、合成術は合成元の属性2つがそのまま複合属性となり、2つの属性のうち有効なほうの属性で判定される。
全ての敵に弱点が割り振られており、突くことができれば明示される。見た目上はオクトラと同じ形式で弱点が表示される。
逆に、敵味方ともに何らかの耐性にぶち当たった場合はそれも明示され、例えばステータス異常技なら失敗しただけなのか耐性で防がれてるのかもきちんと開示される。
弱点を突くと大きなダメージを与えられる他、オーバードライブゲージ(後述)が溜まっていく。
連携技
サガフロ以降お馴染みの要素だが、システム的には大きく扱いが異なる。
弱点を突いていくことでオーバードライブゲージが貯まっていき、最大までためると『連携技』のタブが出現、そのキャラと後ろの行動順のキャラ各人の技名が並んだお馴染みの連携名がいくつか表示されるので、それを選択して任意に発動できるというシステムである。
連携技は(恐らく)単純威力最強と全体攻撃の中から威力重視のパターンの中からなるべく強い技が選択されるような選出方法になっており、さらに連携ボーナスまでつくため特大のダメージが期待できる。しかも使用してもBPは消費しない。
ゲームを進めていくほどに連携できる人数が増え、最終的に5連携まで可能となる。
閃き
原作で初登場し、以降のサガシリーズで定番となった閃きは勿論今作でも健在。今作では閃きルート及びキャラクターごとの閃き適正の有無が可視化されている。
使用時に何か技を閃く可能性がある行動には電球マークが表示される。
今作では術も閃きで習得するが、閃くのは戦闘終了後となる。
先制攻撃・バックアタック
フィールド上の敵シンボルを背後から攻撃すると先制攻撃となり、敵全体にダメージおよび1ターン目の行動速度低下、味方連携ゲージ上昇の状態で戦闘が開始する。逆に背後から襲われた場合は陣形が乱され一定ターンの間逃亡が出来なくなる。
陣形
今作では陣形を持つクラスが増加し、「インペリアルアタック」「アサルトファング」「ボルカニックハート」などの新たな陣形が追加されている。
バトルシステムが大きく変更され、皇帝の位置も動かせるため既存の陣形にも変更点がある。
出現敵及び敵の強さの計算の変更
今作は初期3作品やサガフロ2同様、出現する敵の種類自体は地域毎に固定されている。これは全地域で大型の敵が出れるようにすると狭い洞窟のような地形が作れない、というような理由から議論の末にそのような形になったとのこと。
また、その強さの算出はプレイヤーのイベントをこなした数をベースに戦闘回数をちょっと加味するという形となったため、敵が強い場合にパーティを成長させて追いつくことができるようになったと考えられる。
地域の雰囲気に合った敵が配置されている他、普通に進めた場合に後半になる帝国から遠い地域や古代人の遺跡ほど原作で強かった敵が配置される傾向があり、技術点が多く稼げたり、レアアイテムが狙える。
敵の行動パターンの多様化
ボス敵、特に七英雄については原作以上に様々な攻撃手段を持つように変更されている。
特に、原作で脅威だった技が先述の『危険行動』として予告され制止や防御ができないと一発で壊滅するほどの威力で放たれる、武器などを構えると構えた武器が独立した敵(所謂『部位』)になりその分攻撃が激化する…など、予告や予備動作があるが放置するとこちらの戦線が維持できなくなる行動や手段が追加され、先のターンを見越した高度な戦略・対策が必要になってくる。
キャラクター関連
アビリティ
各クラスが所有する独自の特性。クジンシー撃破後に解禁される。
戦闘勝利回数を重ねていくことで発現し、効果が出るようになる。
また、要素解放後にさらに勝利を重ねていくと「極意化」がなされ、他のクラスにもそのアビリティをセット可能になる。これ以外にも、イベント等で極意が入手可能なアビリティも存在する。
技・術法
原作と同じく技は体術・剣・大剣・斧・棍棒・槍・小剣・弓の8系統、術法は火・水・地・風・天・冥の6系統が存在。技能レベルは複数の系統が一纏めになっていた原作と違いすべて独立しているので、剣のレベルが上がったら大剣も同時に上がる…といったことはなくなっている。
原作では技と術で消費ポイントが分かれていたが、今作ではミンサガ以降の様にBPで統一され、技と術で共有する方式となった。
クラス毎に得手不得手が異なるので、適正のあるものを見出すことが重要。ミンサガから逆輸入された「ウォーターガン」「ロッククラッシュ」等、原作にはなかった技や術も追加されている。特に先述の合成術がサガフロ以降のシリーズから多数追加されており、術師の主力として活躍する。
理力の処理変更
理力は今作でもその存在が明記されておらず、冥術研究所を建てないと数値を知ることはできない。
尚且つ、原作にあった理力が高いほど冥術以外の威力が下がるというデメリットが無いため知らないなら知らないままでよく、冥術や陰陽師の地位向上につながっている。
キャラ毎の数値はほぼ無調整であるため、理力に術威力を邪魔されていたキャラは強くなり、理力が低いことで術威力が高かったキャラは割を食っている。
技スロットの細分化
原作では共有していた技と見切りのスロット枠が独立しており、上限は技が8枠、見切りが4枠となっている。見切りによって技スペースが圧迫される心配が無くなった半面、見切りを5つ以上セットすることは出来なくなった。
細かい変更点として、技術見切りの何れもスロットが一杯でも閃くことが可能になっており、戦闘中はそのまま使用でき、戦闘終了後にスロット内に収まるように任意に選択して忘れることになる。
味方装備品の簡略化
原作では属性ごとに細かく防御力が設定されていた装備品だったが、今作では物理防御力と術法防御力の2つにまとめられており、特定属性の軽減や弱点化のようなものも原作で無効化できるような設定のもの以外にはついておらず、装備の選定は簡単になった。
装備の重量も明示されるようになったため、特に体術を使う者は注意が必要となる。
体力と魔力の防具への反映
同じ装備を装備した場合でも、体力が高いキャラほど物理防御が、魔力の高いキャラほど術法防御力が高くなるため、体力の重要性が増し、脳筋クラスの魔力も意味があるようになった。
装備個所の固定化
装備枠による総数の制限が撤廃され、どのキャラも「武器2種類まで(体術を含む)、盾、胴体、頭、腕、足、アクセサリー」と、普通のRPGのように各部位1つづつの装備なった。このため、原作のように大量にアクセサリーをつけたり鎧の下に服を着ることができず、服だったものは独立した胴体用装備になっている。その結果、全身鎧のメリットが無くなり装備する意味がなくなってしまった。
固定装備廃止
今作では装備しているものはその理由の如何を問わず何でも取り外せるようになった。
曰く、オリジナルの時点でバランス調整のためにつけていたとかではなく、単にデータとして入りきらないから固定装備にしていたということが今更判明したという。
このため、初期装備品を持参するキャラは最初の一人だけとなり、貴重な装備の増殖はできなくなっている。
パーティの編成
原作では一度加入したキャラは任意で外す事が出来ず、外す為にはわざと死亡させる必要がありルドン送りが横行していた理由の一つとなっていた。
しかし今作では一度仲間に加えたクラスは街や宮殿にある酒場で自由にパーティキャラを入れ替える事が可能となり、大幅に手間が省けた。
セーブ箇所の限定
オリジナル版ではどこでもセーブ出来たのが原因でイベント中や敵に囲まれた場所でセーブして詰んでしまうという現象が起きていたため、それを防ぐためにあえて廃止されている。
その分、セーブスロット及びセーブポイントを多数設置し、オートセーブも用意し、ボス戦前にはBPの回復ポイントも設置したとのこと。‥‥逃さん‥‥ ‥‥お前だけは‥‥
なお原作と違い七英雄最後の一人を倒した後に最後のセーブポイントが設置されているが、その直後にこの先は引き返せないぞのセリフが出て、その時点でファストトラベルも戻る階段も封印されるためラストバトルに挑むしかなくなる。‥‥逃さん‥‥ ‥‥お前だけは‥‥
せんせい探し
サガ2の登場キャラクターであるせんせいが前作・サガエメから再び登場。世界各地に出没するせんせいを発見すると貰えるスタンプを集めれば収入や開発速度の上昇、未発見の宝箱の位置が判明するなどの恩恵を受けられる。
強くてニューゲーム
リマスター版のNEW GAME+にあたる要素。キャラクターのステータスや装備、アビリティ進捗、陣形、アイテムなどを引き継げる。リマスター版と異なり閃いた技・術・見切りは引き継げない。引き継ぎの為にはドレッドクィーンを撃破する必要がある。
登場人物・クラス
原作でのパーティキャラは同じクラスなら同じ見た目で色違いとなっていたが、今作は色以外にもモデルに少しづつ差がある(ボイスは共通)という仕様になっている。
アプリ版で追加された忍者と陰陽師も健在で、追憶の迷宮の削除に伴い本編シナリオ中で仲間にすることができるようになり、今作で新たに追加されたクラスもある。
ただし陰陽師が加入するのは冥術イベントなのでアプリ版と違いサラマンダーとの両立が不可能になり、一度の周回で全クラスを加入させることは不可能になっている。
青字は男、赤字は女、紫字は人外(性別不明)。
プレイアブルキャラクター
プレイアブルキャラは固有ネームドの5名+汎用クラス36×8の計293名となる。
- 最終皇帝(男/女)
声優:梅原裕一郎(男)/Lynn(女)
伝承法の行き着く果てに現れた文字通り最後の皇帝。
能力値が全体的に高く、固有のアビリティではなく空きスロットが1枠多い。
原作と違い最終皇帝を出現させずにクリアすることは不可能となっており、必ず最後の主人公となる。 - レオン
声優:堀内賢雄
ゲーム開始時点のバレンヌ帝国皇帝。魔物達の脅威に晒される世界の平和の為全土統一を目指している。
帝都を襲撃したクジンシーに敗れ長男ヴィクトールの後を追う形で戦死してしまうが、伝承法によりジェラールに後を託す。
原作では皆無といってもよかった閃き適性が少しだが改善されている。固有アビリティはないが、あるタイミングで彼の肖像画を調べるとアビリティ「ジャイアントキラー」(ボス戦時に全能力が5増加)を取得できる。 - ジェラール
声優:小林裕介
バレンヌ帝国第二皇子。レオンの次男。
争いを好まぬ温和な青年だったが、戦死した父レオンから帝位を継ぎ、初代伝承皇帝として打倒七英雄の為の戦いに身を投じる。
父同様固有アビリティはないが、退位後に飾られる彼の肖像画を調べるとアビリティ「全基礎能力+1」(全能力が1増加)を取得できる。 - コッペリア
声優:桑原由気
ソーモンの発明家ヒラガが開発したゼンマイ仕掛けの全自動人形。
その外見とは裏腹に、荒っぽい口調で慇懃無礼な態度で戦闘も指示を聞かず完全オートで行動する。しかし皇帝の座を継承すると…?
本作では皇帝にするまでは年代ジャンプでいなくならないし、どれだけ全滅しようがLP0にしようが最終皇帝に命(?)を捧げようがすぐさま復活しヒラガの元で待機するようになった。なのでその膨大なLPを魔石の指輪でしゃぶりつくそう。
可憐な装備衣装プリマチュチュは多くの耐性を持つ優秀な戦闘服であると言われていたがそれは勘違いであり、本体の持つアビリティによるものである。
アビリティ:ポーカーフェイス…状態異常と能力値低下を無効化。取得できるのはコッペリアが皇位を渡してから。つまり壊れた人形から入手することに… - 帝国重装歩兵(ベア/バイソン/ウォーラス/スネイル/ヘッジホッグ/トータス/ライノ/フェルディナント)
声優:松田健一郎
バレンヌ帝国の重装歩兵部隊。
鋼の肉体に全身鎧を纏った戦闘の壁役で、帝国の伝統陣形インペリアルクロスにおいては被弾率の高い前列を任される。
高い体力により高い物理防御を誇るのはもちろん、魔力も並程度はあるため術防御もそれなりに併せ持つ。
更に今作はパリイの成功率が80%まで引き上げられ(原作は45%+素早さによる補正のため、実は重装歩兵よりほかの素早さの高いクラスのほうが成功率が高かった)、下のオートパリイも相まってまさに守護神。
アビリティ:オートパリイ…剣装備時に40%の確率でパリイが発生 - 帝国軽装歩兵(ジェイムズ/ジョン/リチャード/ハーバート/ハリー/ロナルド/ドワイト/フランクリン/ライーザ/ジェシカ/シャーリー/オードリー/ジュディ/グレース/イングリット/グレタ)
声優:村田太志(男)/川井田夏海(女)
バランスの取れた能力を持つバレンヌ帝国の兵士。
男は大剣と槍を、女は長剣と小剣を得意とする。
原作では全員どの武器もそれなりに扱えたが、技能レベルの細分化により男は大剣・斧・槍、女は剣・小剣・鎚・弓にのみ技能レベルを持つ。
原作では4技能持ちによる初期WPの高さがウリだったが、本作ではBPがHPと同様に成長するシステムになったためその長所がなくなっている。
アビリティ:ウェイトパージ(男)…防具の重量が0になる/クイックターン(女)…30%の確率で行動順が最初になる - 帝国猟兵(テレーズ/メアリー/アグネス/キャサリン/アン/ユリアナ/イザベラ/エリザベス/ヘンリー/ルイ/チャールズ/ウィリアム/フィリップ/エドワード/アレクサンドル/フリードリッヒ)
声優:加隈亜衣(女)/清水優譲(男)
狩猟を生業とするバレンヌ帝国の兵士。器用さに優れ弓の技術に長ける。
初期メンバーのテレーズは技能レベル0ながら生命の水を使用できる(原作でも水術のマスターレベルを上げることで加入時から使用可能)。
アビリティ:かく乱作戦(女)…状態異常発生率1.5倍/エクステンション(男)…状態異常・能力ダウン発生時の持続ターン+2 - 宮廷魔術師(エメラルド/アメジスト/オニキス/トパーズ/ガーネット/オパール/ルビー/サファイア/アリエス/サジタリウス/ライブラ/タウラス/ジェミニ/カプリコーン/キグナス/クラックス)
声優:白石晴香(女)/鈴木崚汰(男)
高い魔力を持ち、帝国に仕える魔術師。
女は火術と風術、男は水術と風術の扱いに長けている。
ジェラールにファイアーボールを教えるイベントは強制になっている。
アビリティ:術消費BP減(女)…術の消費BPが20%軽減/バトル後BP回復(男)…戦闘勝利後BPが最大値の3%回復 - フリーファイター(ヘクター/オライオン/ジェイスン/シーシアス/アキリーズ/ユリシーズ/パーシアス/ハーキュリーズ/アンドロマケー/シーデー/メディア/ヒッポリュテー/デーイダメイア/ペネロープ/アンドロメダ/ディアネイラ)
声優:八代拓(男)/桑原由気(女)
強者に従う傭兵。
男は大剣と斧の扱いに長ける近接戦闘特化タイプ、女は長剣と弓の扱いに長けたバランスタイプ。
アビリティ:最大HPアップ(男)…最大HPが1.1倍/最大BPアップ(女)…最大BPが1.1倍 - シティシーフ(キャット/ビーバー/バジャー/マウス/ラビット/フェレット/ウィーゼル/フォックス/スパロー/クロウ/ロビン/ピジョン/スターリング/スイフト/スラッシュ/ファルコン)
声優:稲川英里(女)/内田修一(男)
アバロンのダニ地下に拠点を置く盗賊。
その生業から器用さと素早さに長けている。
アイテムコレクターのお供とも言えるアビリティを男女ともに持つ。
アビリティ:抜け目ない子ネコ(女)…戦闘勝利時アイテムドロップ数が2倍(一部例外有り)/スティール(男)…近接攻撃成功時、15%の確率で一部を除くアイテムを盗む - 格闘家(カール/フリッツ/ダイナマイト/テリー/ブルーザー/ベイダー/ハセ/ライガー)
声優:前田雄
南バレンヌの「龍の穴」を拠点とする武闘家集団の総帥。代々「ザ・ドラゴン」を名乗っている。
鍛え上げられた肉体による体術が自慢。
原作では体術の火力に素早さがかかわる都合忍者に後れを取っていたが、今作では元々の長所である体力が物理耐久に影響するようになり明確な差別点が生まれたため忍者との両立が十分有用になっている。
原作と違いパーティメンバーの陣形位置を変えられることや、所有陣形龍陣も躍進したことも追い風。
アビリティ:攻撃技の心得…技による与ダメージが1.1倍 - ホーリーオーダー(ソフィア/アガタ/モニカ/ガートルード/バルバラ/マチルダ/マグダレーナ/マリア/ゲオルグ/ピーター/ポール/ジェイコブ/ベネディクト/バランタイン/ウルバン/クリストフ)
声優:石見舞菜香(女)/小林親弘(男)
カンバーランド王族の聖騎士。
男は腕力に長け、近接戦闘と術を交えた戦いが得意。
女は魔力に長け、術に特化した戦闘を得意とする。
アビリティ:回復術の心得(女)…回復系の術法によるHP回復量が1.2倍/ダメージコンバーター(男)…攻撃被弾時に連携ゲージが5ポイント上昇 - 武装商船団(エンリケ/マゼラン/ガマ/マハン/フィッシャー/ティルピッツ/テイワ/ドレイク)
声優:星野貴紀
海賊や魔物に対抗する為武装した商船団のリーダー。
ヌオノやモーベルムに拠点を構える。
アビリティ:連携ゲージアップ…弱点攻撃時の連携ゲージ上昇量が1.5倍 - サイゴ族(エイリーク/ハールファグル/パールナ/アリンビョルン/エギル/オーラーヴ/シグルズ/スノリ)
声優:玉井勇輝
ナゼール地方で狩猟生活を営む遊牧民族。
ムーという獣を飼育しており、生活スタイルから移住派と農耕派に分かれている。
アビリティ:サヴァイブ:HP残量が30%以上の場合、致死量のダメージを受けた際HP1で踏みとどまる - ノーマッド(アルタン/ガルタン/バツー/エセン/ダヤン/アクダ/アボキ/ボクトツ/ファティマ/ベスマ/アリア/ミズラ/アズィーザ/ドニヤ/ノーズハトゥ/シャハラザード)
声優:清水優譲(男)/川井田夏海(女)
自然の広がるステップで生活する遊牧民。
男は腕力と器用さに優れ、斧の扱いに長ける。
女は素早さと器用さに優れ、中には術の扱いに長けた者もいる。
アビリティ:傷薬節約術(男)…戦闘中に使用したアイテムが70%の確率でリサイクルされ無消費となる/薬草の知識(女)…戦闘中、アイテムによるHP回復量が3倍 - サラマンダー(ケルート/タンボラ/ガルンガン/アウ/メラピ/アグン/ソプタン/パパンダヤン)
声優:越後屋コースケ
コムルーン火山の山麓に住むトカゲ型の亜人。耐熱性の強い皮膚が特徴。
一見武骨に見えるが、詩を愛する風流の心を持つ。
原作では軍師などと並びトップメタの一角として君臨していたクラスだったが、今作では冥術が大躍進したことに加え、シャドウサーバントの存在により難易度に比例してサラマンダーを選択するリスクが増大している。難度ロマンシングでサラマンダーを選択することが縛りプレイと言われるぐらいには肩身が狭い。
アビリティ:火神の恩寵…火系統を含む攻撃を無効化。火地相でHPが回復する - モール(シエロ/レゴ/チェルノ/ポド/ラト/グライ/バーティ/ブルニ)
声優:越後屋コースケ
サバンナ地下に住むモグラ型の亜人。手先が器用で様々な道具や工芸品を作るのが得意。
タームという怪物アリの脅威に晒され絶滅の危機に瀕している。
アビリティ:地神の恩寵…地系統を含む攻撃を無効化。地地相でHPが回復する - ネレイド(テティス/ペルーサ/リューシアナッサ/メリテー/アムピトリーテ/ナウトシエ/サオー/ガラテイア)
声優:野々山恵梨
ルドン高原のアクア湖に棲む人魚。湖水の穢れを嫌い、地上の生物を忌避している。
マーメイドの人魚とは別の種族らしい。原作と違い地上では下半身が人型に変化する。皇帝に就任した場合の移動モーションの都合と思われる。
アビリティ:水神の恩寵…水系統を含む攻撃を無効化。水地相でHPが回復する - イーリス(ウインディ/クラウディア/スカイア/ブレズィア/ゲイル/エア/ストーミー/ナディール)
声優:鈴代紗弓
東方の辺境にあるチカパ山高地に住む、鳥のような羽と鉤爪を持つ妖精。
地上の空気の汚れを嫌い、音楽を愛する。
大半の術師を凌駕する魔力とかなりの速さを持ち、術の適性が高い。
アビリティ:風神の恩寵…風系統を含む攻撃を無効化。風地相でHPが回復する - アマゾネス(ジャンヌ/クリームヒルト/エカテリーナ/テオドラ/アグリッピナ/アルテミシア/ブコウ/トモエ)
声優:杏寺円花
サラマットのジャングルに住む女戦士。
元々はエイルネップ在住だったが男達がロックブーケの誘惑に嵌ってしまった為、女だけの独自の共同体を結成して対抗している。
アビリティ:ファインアタック…HP満タン時に与ダメージ1.1倍 - フリーメイジ(レグルス/アルゴル/ポラリス/カノープス/プロキオン/リゲル/ヴェガ/シリウス/ローズ/リリィ/デイジー/アイリス/マグノリア/ヘイゼル/アイヴィ/ウィンドシード)
声優:松重慎(男)/東内マリ子(女)
術法研究所で術の開発を行う魔術士達。
男は水術と地術、女は火術と地術の扱いに長ける。
原作はどう見ても男女ともに老人の姿だったが、今作は女性は妙齢の貴婦人で原作から最もイメチェンを果たしたクラスではないだろうか。
アビリティ:BPチャージ(男)…通常攻撃命中時BPが最大値の5%回復/毎ターンBP回復(女)…自身の行動順が回るとBPが最大値の2%回復 - 軍師(シゲン/ハクヤク/タンプク/チュウタツ/コウキン/ハクゲン/モウトク/コウメイ)
声優:烏丸祐一
帝国大学に集う優等生の中でもひときわ抜きんでた秀才から選抜された皇帝の側近。
抜群の知略と魔力の持ち主で、冥術に対しては危機感を抱き快く思っていない。
原作と違い、ボクオーンを撃破しないと加入してくれないので注意。
アビリティ:攻撃術の心得…術法による与ダメージが1.1倍 - イーストガード(ジュウベイ/テッシュウ/シュウサク/ガンリュウ/トシ/レンヤ/ボクデン/ソウジ)
声優:清水優譲
帝国防衛の為東方の剣士によって編成された兵団。
ヤウダ王国に伝わる独自の剣術の使い手。
8番手ソウジの衝撃的なLPは今作でも健在な一方、とあるアビリティでフォローできるようになった。
アビリティ:技消費BP減…技の消費BPを20%軽減 - 海女(ナタリー/マライア/ジャニス/オリヴィア/ケイト/サラ/デビー/リンダ)
声優:永瀬アンナ
南ロンギット西部の町トバで漁業を営み、町の生計を支える海女。
原作では加入が遅く、加入するごろには力不足という有様だったが、今回は年代ジャンプしやすいので加入も早まり、レストレーションの存在・下のアビリティの有用性もあり、早期加入のメリットは十分ある。
アビリティ:毎ターンHP回復…自身の行動順が回った際HPが最大値の20%回復 - インペリアルガード(ワレンシュタイン/タンクレッド/ダブー/マールバラ/ハンニバル/エパミノンダス/グスタフ/ベリサリウス/ミネルバ/ルナ/ユノー/セレス/オーロラ/フューリー/ヴィクトリア/ディアナ)
声優:江頭宏哉(男)/東内マリ子(女)
皇帝直属の帝国近衛兵団。
帝国最強の名に相応しい、選りすぐりの誇り高き手練れの精鋭達。
アビリティ:クリティカル(男)…攻撃命中時20%の確率でクリティカルが発生/ダメージカット(女)…20%の確率で自身の被ダメージを0にする - デザートガード(シャールカーン/ネマーン/ダンダーン/シャハリヤール/アバールハサン/マルザワーン/アルマノス/スライマーン)
声優:石井隆之
帝国防衛の為に編成された兵団の一つ。
テレルテバを守る砂漠の戦士達で、湾曲した刀身を持つ独特の曲刀を愛用する。
アビリティ:挑発の構え…防御やインタラプト系の技(カウンター、不動剣、バリイなど)を選択すると敵に狙われやすくなる - ハンター(ハムバ/クワワ/ムジュグ/ヴァイ/オセイ/ランガリ/ケチェワ/ガダフム)
声優:岡本幸輔
帝国防衛の為に編成された兵団の一つ。
サバンナの集落で狩猟生活を営んでいたが、タームの蹂躙により幾つかの集落を滅ぼされている。
弓を得意とし器用さが高い。素早さが低いが、アビリティの存在により相殺できる。
アビリティ:先手必勝…戦闘開始時行動順が最初になる - 忍者(アザミ/シオン/ツバキ/ナズナ/フヨウ/ミズキ/モミジ/ユキノ)
声優:鈴代紗弓
アプリ版から追加されたクラス。素早いに身のこなしが特徴で、体術に優れる。
独特の装束をまとい、敵国の諜報活動や情報収集、破壊工作などの闇の仕事を請け負うくノ一達。
大胆でしたたか、しぶとく生き抜く知恵を持つ。今作ではヤウダで普通に仲間にできる。
体術による突き抜けた攻撃力を誇るが、体力が低いため脆さが目立つようになった。
アビリティ:ウィークヒッター…弱点攻撃の与ダメージが1.15倍 - 陰陽師(セイメイ/マキビ/タダユキ/ヤスチカ/ヨシヒラ/カワヒト/ドウマン/ナカマロ)
声優:興津和幸
アプリ版から追加されたクラス。
天文暦学の道を極めた謎の組織に属する者達で、特有の術法を操り魔物退治などを請け負う。失われた禁忌の術法と言われる冥術を求めて古代魔術書を探している。
装備する百鬼の指輪は、精神攻撃に対して耐性を高める。
古代魔術書を渡す条件なのでアプリ・リマスター版と違いサラマンダーとの完全二択となる。今作は冥術がだいぶ使いやすくなったのもそうだが、冥術を含む合成術も加入ルートでないと意味をなさず、シャドウサーバントがバグも相まって強すぎるのでサラマンダーが見捨てられる原因となっている。
アビリティ:冥神の恩寵…冥系統を含む攻撃を無効化。冥地相でHPが回復する - 帝国鍛冶職人(フロスティ/レギン/ブロック/フィアラル/ヴィルヴィル/エイトリ/ファフニール/アンドヴァリ)
声優:長谷川育美
今作の新規クラス。速さに難アリだが体力と力を中心に平均して高い能力を持ち、斧と鎚が得意で、火術と地術もそこそこ使える。
帝国兵の武具を作成する鍛冶師。武具について豊富な知識を持ち、厳しい徒弟制度や世襲によって伝統の技術を継承し続けている。
中でもファブリ家は代々優れた鍛冶師を輩出している家系として知られる。加入には彼女の悩みを解決してあげることが必要。
アビリティ:装備性能アップ…装備中の武器・盾・防具の性能値が1.1倍 - 踊り子(リコリス/ダニオ/ロリカリア/ラミレジィ/モーリー/テトラ/プレコ/ユリシス)
声優:古城門志帆
今作の新規クラス。
南ロンギットの東部の町マーメイドの酒場で華麗な踊りを披露する踊り子。マーメイドにはかつて皇帝と恋に落ちた踊り子の物語「人魚伝説」が語り継がれている。
というわけで、原作でもあった人魚イベントで男性皇帝を犠牲にして年代ジャンプするとその後の世代で加入できる。その気になればジェラールを沈めることもできるが、彼としては不本意だろう…
戦いの素人のはずだが能力値が最終皇帝に次ぎ、レオンら他の固定キャラと肩を並べるくらい非常に高い。
特に器用さ・素早さ・魔力はかなり高く高速魔術使いや弓を使わせて雑魚散らし等攻撃面では目覚ましい。連携も下記アビリティで回転率が高いが、半面体力・LPは女性らしく低く耐久面ではやや不安が残る。
アビリティ:キャッシュバック…連携参加時に消費連携ゲージの25%が還元される
七英雄
- ワグナス
声優:中村悠一
七英雄のリーダー。浮遊城を根城としてヤウダを支配下に置いている。昔は世界平和の為には自らを犠牲にすることもいとわない高潔な男だったという。 - ノエル
声優:武内駿輔
ワグナスの盟友で凄腕の剣豪。
古代人の手掛かりを求めてメルー砂漠を調査している。礼儀正しい性格だが妹のロックブーケに危害が及ぶと人が変わったように激昂する。
原作と違い、妹を殺した後にしらばっくれても「皇帝陛下ともあろうお方が嘘はいけません」と返され戦闘は避けられなくなった。なおその時の顔は青筋が見えていて激怒してるのが丸わかりとなっている。
原作や他媒体のイラストでは鎧の一部に見えていた竜の翼部分が、本作では「竜」属性らしく竜のものだとはっきり分かりやすくなっている。
昔はタームから人々を守る為兵士として戦い抜いたという。 - スービエ
声優:石川界人
ワグナスのいとこ。
ナゼール海峡の氷海を根城としており、さらなる力を求めて海の主の娘を狙っている。
昔はワグナスとの絆を何よりも重んじタームとの死闘に身を投じたという。 - ダンターグ
声優:三宅健太
七英雄の悲願とされる古代人への復讐には興味を持たず、最強の力を求め自らが強くなることにのみ執着している。
原作とは出現法則が変わり、いつ東のダンジョンに挑んでもそこで鉢合わせるようになった。
昔は剛力無双の猛将として名をはせており、ワグナスのスカウトを受けてターム討滅の軍に参加したことが七英雄加入の切欠らしい。 - ロックブーケ
声優:早見沙織
七英雄の紅一点でノエルの妹。他者を魅了し意のままに従わせる秘技テンプテーションによってエイルネップの男達を手籠にしている。昔は敬愛する兄と想いを寄せるワグナスの力になろうとけなげに剣術の鍛錬を積んでいたという。
秘技、と書いたが本作では詰み防止のためロックブーケ以外にもテンプテーションの使い手がいる。今作のテンプテーションは人外クラス(どう見ても女性にしか見えないネレイドやイーリスも)も魅了できるように強化されたうえ、耐性の有無を問わず大ダメージを与える上位技「テンプテーション2」が新たに追加されている。あとにゅっがかわいい。声優補正も相まって清楚さが増した。 - ボクオーン
声優:杉田智和
帝国にほど近い草原のステップに君臨する地上戦艦の主。
人間時の姿はロードオブヴァーミリオン準拠の若い姿で、狡猾で卑怯な手段もいとわない頭脳派。俗物じみた男でワグナスに自身の頭脳を売り込み七英雄のメンバーになったのも地位と金と名声欲しさだった。
余談だが担当声優はLoVでボクオーン以外の男七英雄を4人兼役しており、これで一人で五英雄達成。 - クジンシー
声優:小林千晃
帝都アバロンを襲撃し、ヴィクトールを殺害したことにより帝国と七英雄の対立を生んだ張本人。
相手の生命を根こそぎ奪い取るソウルスティールの使い手。
姑息で執念深く、その性格から他の七英雄メンバーを含む古代人たちから嫌われていたという。
その他
- ヴィクトール
声優:興津和幸
バレンヌ帝国第一皇子でレオンの長男。ジェラールの良き理解者。
クジンシーの襲撃に立ち向かい、流し斬りが完全に入るも力及ばず戦死。 - トーマ
声優:阿部菜摘子
カンバーランド第二王子で国王ハロルドの次男。
温和で愛情深い少年。 - オアイーブ
声優:ファイルーズあい
古代人の魔導士。レオンに七英雄の脅威を説き、伝承法を授けた。 - サクザー
声優:鈴木崚汰
移動湖深奥部にいる、ワグナスに関する秘密を握る謎多き人物。
ノエルの幼馴染を自称しているが…? - 大神官
声優:山口恵
オアイーブの父。嘗ては国王にも等しい力を持つ地位にいたという。 - ギャロン
声優:玉井勇輝
スービエの部下を名乗る武装商船団を乗っ取った小物。
今作では武装商船団周りの展開次第では海路が落盤で崩れて使えないのに海路への防備を固めているとかいう意味不明なことになる。 - ヒラガ
声優:越後屋コースケ
ソーモン在住の発明家一族で、代々ヒラガの名を継承している。当初は3世。
時代が進むにつれ、人力風起こしやコッペリアといった発明を手掛けていく。
コッペリアが美少女すぎるためそういう趣味とかヒラガ脅威のメカニズムとか言われている。 - セキシュウサイ
声優:玉井勇輝
東方の国家ヤウダの王アトに仕える、忠誠と節義を尽くす武人。
イーストガードのジュウベイの祖父にあたる。 - クィーン/リアルクィーン
声優:野々山恵梨
凄まじい生命力と繁殖力でサバンナを荒らしまわる白アリの怪物・タームたちを率いる女王。
完全体のリアルクィーンは七英雄をも恐怖させたほどの強大な力を持つ。 - ドレッドクィーン
声優:野々山恵梨
アプリ版から追加された、タームの始祖とされる存在。
恐怖で世界を捻じ伏せ全生物の頂点に君臨する事を目論む。リマスター版以降の裏ボスの一人。
なおドレッドクィーンとの戦いでは伝承法は無効化され、負けるとゲームオーバーとなる。
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脚注
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