ロング・アイランドとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍に所属した護衛空母CVE-1〈USS Long Island〉をモチーフにした幽霊さんキャラクター(KAN-SEN)である。
へへへ、私はロング・アイランド、ユニオン初の護衛空母よ~
KAN-SEN名 | |
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ロング・アイランド USS Long Island AVG-1/ACV-1/CVE-1 |
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基本情報 | |
所属 | ユニオン |
艦種 | 軽空母 |
レアリティ | R→SR |
CV | 吉田幸代 |
イラスト | 哈路卡(ハルカ) |
艦歴 | |
国籍 | アメリカ |
出身地 | ペンシルベニア州 デラウェア郡チェスター市 |
造船所 | サン造船&艦ドック社 |
艦級 | ロング・アイランド級 航空母艦1番艦 |
進水日 | 1940年1月11日 |
就役 | 1941年-1946年(アメリカ軍) |
最期 | 1977年(解体) |
備考 | |
元ネタはアメリカの護衛空母「ロング・アイランド」。ゲーム開始当初から母港に配属されている艦船であり、ある意味初期艦よりも艦隊での経歴が長い艦船である。特に説明もなく、建造した記憶もないのにいつの間にか主力艦隊に居座っているため、困惑した指揮官も多いはず。彼女がいつから母港にいるのかは不明。まぁ幽霊さんなので致し方なし。
最初から所持している他、通常海域の1-4にて早期に入手することが可能であるため、序盤の貴重な戦力としてお世話になる。装備のバランスが良く、空母運用のイロハを覚えるにはもってこい。実装されている空母系の中でも最速の装填ステータスと、後述する改造後のサポートスキルが強みとなる。
いたずら好きで人懐こい性格。幽霊のように振る舞う。袖の長い服を前に垂らしており、見た目もそれっぽくしている。音楽を聴くことが趣味なのかヘッドフォンをしている。
表向きは「幽霊」キャラでおどけた振りをしているが、プライベートではきわめてグータラ。某干物妹のように、食っちゃ寝でだらだらしている。下記の任務の報酬であるお着替えグラフィックは、クッションに寝そべりつつカウチポテトする姿であり、彼女の本性を描いたものである。
また、ことある毎にぐーたら生活の普及にも励んでおり、綾波などは感化されてあやうく干物2号になりかけたことがある(ニコニココラボイベントにて)。また、その綾波や夕張らとゲーム愛好会に所属していることも判明している(ネプテューヌコラボイベントにて)。
改造が実装されており、改造後は立ち絵が変化。上着をはだけて事実上の裸ワイシャツのスタイルになり、腕を広げているため、その胸部が実はけっこうなものをお持ちであることが判明する。
ちなみに大陸版では「長島」という名前であった(ロング=長 アイランド=島)。日本版でも「長島さん」と呼ぶ指揮官が多い模様。巨人軍は永久に不滅の人とは関係ない。
パーティしよぉ~燃料を漏らしちゃうぐらい怖がらせちゃうからね~
初期に所持しているスキルは、航空攻撃発動後に一定確率ですぐに再攻撃が可能になる「スクランブル」の一つのみ。改造後は更に、部隊の自身を除く味方空母の航空値を上げてくれる「制空支援」を覚える。
軽空母の宿命である紙装甲故に、10章以降の高難度海域での活躍は難しいが、それまでの低~中難度海域では周回用低燃費艦隊のサポート要員として起用することができる。スキル2「制空支援」の性質上、装備させる艦載機はスピード重視のものが良い。戦闘機であれば「F6Fヘルキャット」や「烈風」、爆撃機であれば「BTD-1デストロイヤー」や「SB2Cヘルダイバー」がおすすめ。
一航戦などの特殊な場合を除き、自身よりも発艦が遅い空母であれば特に編成相手を選ばないが、エンタープライズやアーク・ロイヤルといった高火力持ちの空母と組ませると吉。自身のスキル「スクランブル」と相まって、航空機の波状攻撃で敵艦隊を薙ぎ払うことも可能。軽空母同士を組ませて燃費を抑えるのも一つの道である。
ちなみにSSRオフニャであるビシャマルをLv.3まで育てた上で組み込むと、装填が更に加速し通常ではできない雷撃機での攻撃が可能になる。
キャラ固有恒常任務「幽霊さんはガンバラナイ」
彼女を秘書艦にした状態でタッチすると発動する任務。期間に限定はなく、いつでも行える恒常任務である。
内容はひたすらポテチセットを貰えるだけ(最後は前述したお着替えグラフィック「干物三連」が貰える)。なので、無理してクリアする必要は全然ないが、注目すべきはそのネタ度。「ジョインジョイントキィ」、「ショウリュウケン」、「シショー」などと言った「ストリートファイター」シリーズ、「北斗の拳」、「ギルティギア」などの格闘ゲームネタが満載なのだ。その辺がお好きな方々はやってみる価値はあるだろう。
指揮官さん~史実なの~終わったら、寝ちゃお?
ロング・アイランドは米海軍における護衛空母の第1弾である。当時のフランクリン・ルーズベルト大統領の意向で、商船によるシーレーンを防衛するための航空戦力の手っ取り早い整備が急務となり、既成の貨物船を改造して簡易な航空母艦を作る計画が持ち上がった。英海軍はもう商船改造の空母で実績を上げており、アメリカも遅れるわけには行かなかった。また、大量の護衛空母を作って連合軍各国にレンドリースと言う形で売り込む狙いもあった。すでに第2次世界大戦が勃発し、日本を中心とするアジア地域も急速にきな臭くなりつつあった1941年、貨物船モーマックメール(Mormacmail)を改造してロング・アイランドは誕生した。
完成当初の姿は、まさに船の上にそのままカマボコ板のごとき飛行甲板が乗っているというお世辞にもカッコいいものではなかったが、そもそも戦艦や正規空母のように敵国に威容を示す必要など全くなかったのだから、これはこれで合理的なスタイルであった。搭載する飛行機も最新鋭でなくてもよく(て言うか、低速なので最新鋭機は運用しにくい)複葉機やヘリコプターを使って、商船や輸送艦を狙ってくる潜水艦を哨戒・攻撃することが主任務だったのだ。
後に、飛行甲板を艦首まで延長し、一応の艦橋をとりつけて空母らしい格好になった彼女は、いよいよ勃発した太平洋戦争に呼応して参戦。当初の目的通り、船団護衛・艦隊随伴しての哨戒活動・ミッドウェー海戦での航空援護・ガダルカナルへの航空機輸送といった地味ながらも重要な任務をこなし、海上での航空機による護衛作戦の貴重な実績とデータをもたらした。
1942年頃以降は、ボーグなどの彼女のデータを元に生まれた数多くの「妹」たちに後を譲って米本土に隠居。艦載機パイロットたちの訓練任務に従事する日々を過ごす。(上記のダラけた性格づけは、これが元ネタかも)
なお、同型艦のいない単艦の存在と思われがちだが、同様の改造を施したモーマックランド(Mormacland)がおり、こちらは英海軍に引き渡されて護衛空母アーチャーとなっている。
戦争が終わり、もはや空母としては用済みとなったロング・アイランドは、民間に払い下げられて本来の貨物船の姿に戻った。ところが、ここからがむしろ彼女の「船」としての役目の本番だった。貨物船「ネリー」として活動後、今度は移民船として使われ、それが終わったら今度はなんとクルーズ客船「セブンシーズ」となり、北大西洋で活躍。で、まだ終わりではなく洋上大学として若者の学びの場となり、航海からは引退しても最後にはオランダで港に係留されて寮として使われ、1977年に解体されるまでの長い生涯を全うしたのだ。
艦歴そのものは実に地味だが、彼女のデータを元に、数多くの護衛空母が建造され、わけても1年間に50隻も作られて「週刊空母」の二つ名がついたカサブランカ級などを生んだことを思えば、アメリカ海軍の戦局に寄与するところ大であった。
→カサブランカ級護衛空母
→コメンスメント・ベイ級護衛空母
そして、その後も実に数奇な経歴をたどり、長生きした彼女は「艦」としても「船」としても語り継がれるべき存在なのである。
見えない…見えない…見えない…(関連動画)
ロング・アイランドの~静画が~上がったよ~
ふぇ…関連項目見られるとこだったよぉ……
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