ロンドン(英:London,倫敦)とは、UK(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、英国、イギリス)の首都でありイングランドの首都でもある。
世界最高水準の大都市
ロンドンはEU(欧州連合)の中でも、人口が多い都市である。また歴史ある都市としてでも有名である。また、ニューヨークとロンドンの2都市は共に格付けでAlpha++の最高位となっており最高水準の世界都市である。
町の特徴
町の特徴としては、伝統を重んじる街のために市中心地には、さほど近代的な高層ビルはあまり目立たない。
しかし、カナリー・ワーフなどの副都市部ではHSBC本社などの超高層ビル群が並んでいる。
また公園と緑が非常に多い街でもある。しかし写真を見ても分かると思うが、他の世界都市と比べて何か物暗さが妙に目立つ。
ロンドンの街のほとんどは近代的な建物を建てずに、伝統に従い古い建物を何度も修復している。
一見ケチくさそうに見えるが、実は近代的な建物を建てるよりも古い建物を修復する方が費用がかかる。
とはいえ現在では、都市の近代化が目立つようになって来ている。このことに対してチャールズ皇太子は「未来のロンドンは近代的な建物を建てるよりも、伝統ある建物を残すことが大事である」と述べている。ロンドンの近代化はあまりお気に召さないようだ。
経済
18世紀後半から20世紀前半までの英国は、広大な植民地を支配する大英帝国として世界に君臨していた。そのためロンドンは大英帝国の中心であり、世界経済の核をなす都市として栄えた。
一方、公害対策や貧困対策についてはおざなりにされていた面もあり、空気と水が汚れた街としても有名であった。明治時代にロンドンを訪れた夏目漱石は、「煤煙と塵埃の街」と評している。
第二次世界大戦後、2度の欧州各国同士での戦争の爪痕でアメリカとソ連へ覇権が移り、支配していた広大な植民地が次々と独立し、また福祉重視の政策の失敗もあって英国は経済の衰退をむかえた。いわゆる「英国病」である。
しかし英国が金融産業を重視したこともあって、ロンドンの町は今なお世界の金融と国際的な情報センターであり続けている。ロンドンは現在も金融センターの競争力ランキングでTOPに位置する。
しばしば「東京」・「ニューヨーク」とともに世界三大経済都市としてあげられる。
フィクションの中のロンドン
古典的作品においてはパイプを愛用する名探偵が活躍する都市であり、吸血鬼が嫁を捜しに来た都市である。
近年の作品においても
- 魔法使いの少年が通う学校への列車が出ている駅が存在している。
- 世界でも有数のスパイが居住している。
- 時計塔に魔術教会が存在している。
- 後に波紋法を習得する英国紳士が貧民街を訪れている。
- ナチスドイツの残党により壊滅させられる。
- 眼鏡をかけたメイドと名家の息子との恋愛の舞台になる。
- フランケンシュタインが暗躍している。
など、英国を舞台とする作品においては欠かせない舞台となっている。
時代設定が近代の作品においては伝統的な幻想と近代的な科学が交じり合った独特な雰囲気を持つ都市として描かれることが多い。また、現代を舞台とする作品においても魔法などの幻想とかかわりがある都市として描かれる作品が多数存在している。
これらは、世界に先駆けて産業革命を成し遂げた国の首都でありながら、伝統ある英国王室を抱えた歴史ある都市であること、さらに正体不明の殺人鬼が連続殺人を犯しそのまま失踪する事件が発生するなど、幻想よりな一面を持ち合わせていたことによるものと思われる。
ロンドンの名の付くものあれこれ
- ロンドン(重巡洋艦) - 英国海軍のロンドン級重巡洋艦1番艦(カウンティ級8番艦)。本級は艦の名前にイギリスの「カウンティ(行政州)」を取っており、ロンドン市は都市単独のカウンティとして扱われるため、この名前がついた。
- ロンドン(アズールレーン) - 上記重巡洋艦を元ネタにした、STGアプリ『アズールレーン』の登場キャラクター、艦船少女。
- キャバレーロンドン - かつて全国展開していた、「三経ロンドングループ」の経営するピンクキャバレー。あの深夜番組「11PM」で「楽しいロンドン♪愉快なロンドン♪」というフレーズのCMが流されており、現在も語りぐさとなっている。
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関連項目
- G8のうち、ヨーロッパの国と首都
- パリ(フランス)
- ベルリン(ドイツ)
- ローマ(イタリア)
- モスクワ(ロシア)
- 大英博物館
- ロンドン交響楽団
- ロンドン・ヒースロー空港
- ロンドン・アイ
- タワーブリッジ
- ビッグロンドンダービー
- ノースロンドンダービー
- ロンドンオリンピック
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