ロードゲイルとは、『ZOIDS』シリーズに登場するガーゴイル型汎用戦闘用ゾイドである。
カテゴリーはゾイドブロックスにあたり、つなげたブロックパーツを芯に、装甲や武装のパーツを組み合わせる事で完成し、他のブロックスとも組み合わせにより無限のバリエーションを作り出す事ができる。
なお、一部パーツはフライシザース、デモンズヘッドから流用されている。
機体解説
ロードゲイル LORD GALE |
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基本情報 | |
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型式 | BZ-011 |
所属 | ネオゼネバス帝国 |
モチーフ | ガーゴイル型 |
スペック | |
全長 | 11.5 m |
全高 | 10.8 m |
重量 | 45.0 t |
最高速度 | MACH2.5 |
武装 | |
使用ブロック | |
ゾイドテンプレート |
もともとネオゼネバス帝国が次世代の主力機として開発を進めていた無人で戦闘ができるというキメラブロックスゾイドであったが、この段階のキメラブロックスはすぐに暴走して敵味方関係なく攻撃をしかけてしまう欠陥兵器であった。そこで別機に乗る人間がそのキメラブロックス達を制御統率する事でキメラブロックスゾイドを完全な兵器として運用するという目的で作られたのがこのロードゲイルである。
BZ-5フライシザースからBZ-8デモンズヘッドまでの第一世代のキメラの優秀な遺伝子を組み合わせて作られており、武装も一部共通しているが、戦闘能力は単機のブロックスゾイド以上のものを有し、必殺技としてバイドラッシングなる技を持っている。
何より無人のキメラブロックスを統率する指揮官の役割を持ち、このロードゲイルに乗る兵士一人だけでも他のキメラブロックスの部隊を遠隔制御する事で戦略的に敵軍と渡り合う事ができ、さらにBZ‐16ディアントラーの中継もあればより遠距離かつ広範囲にその制御可能範囲を拡げられる。
空陸両用機でもあり航空戦力の乏しいネオゼネバス帝国にとっても貴重な存在だが、自機以外にも複数のキメラブロックスを同時に操らねばならないという性質上か、エースパイロットでなければ乗りこなせない機体となっている。
またロードゲイル以降はキメラブロックスゾイドも全て有人機として作られる事になった。
一部のゲームではフライシザース、デモンズヘッドがチェンジマイズ(ユニゾン)した機体ということになっている。
劇中での活躍
バトルストーリー
ZAC2102年から05年の間にロールアウト。具体的な活躍の場面はなく、パッケージなどのスチル写真にちらほら登場する程度で、ZAC2109年の旧共和国首都攻防戦では大軍で共和国軍を迎え撃たんとするシーンもあったが、その時の戦いでもこれといったロードゲイルの活躍が描かれる事はなかった
アニメ
『ゾイドフューザーズ』に登場。
本作では単一のゾイドとして描かれており、後に登場したキメラブロックスゾイドとの関係は特にない。
また、右腕には設定にはないはずの2連装砲が装備されていた。
『フューザーズ』ではチーム・サベージハンマーのバートンが搭乗。
乗り手の性質を反映してか、自身より弱い相手への攻撃や僚機のバスターフューラーとの挟み撃ちといった卑怯な戦法ばかりとる悪役として描かれ、それに伴ってやられ役になる事も多かった。
物語終盤ではキメラブロックス軍団を率いてレベッカのディメトロプテラと共にレジスタンスのアジトを襲撃。RDとライガーゼロファルコンを追い詰めたが、ブレードの凱龍輝が出現して形勢逆転。ディメトロプテラは凱龍輝に、ロードゲイルはライガーゼロファルコンに撃破された。
主な機体バリエーション
セントゲイル
ロードゲイルの強化版。『妄想戦記』に登場する予定だったが、エピソードが製作されていないため、詳細は不明。ネオゼネバス帝国の騎士、バーン・ウェンザーが搭乗。
セントゲイル・エンプレッサ
『ゾイドジェネレイションズ』に登場。ヤ・ハン国第一王女、ソナ王女の愛機。
背中にバスターイーグルの翼、右手にメタルZi製の大剣「暁の閃光(ビューンバステル)」、左手にガトリングがついた大盾「黄昏の残光」を装備している。
ヘビーゲイル
『ゾイド公式ファンブック』4巻に掲載。ロードゲイルとキメラドラゴンのチェンジマイズ機であり、下半身にキメラドラゴンの胴体から後ろが接続されているため、その姿はケンタウルスを彷彿させる。
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関連項目
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