ワイリヤバい。とは
『ワイリヤバい。』とは、漫画「ヨルムンガンド」に登場する爆発物のエキスパート「ワイリー・コヨーテ」に対する、デルタフォース所属時に湾岸戦争時代の作戦でワイリと行動を共にしたレーム・ブリック元少佐からのコメントである。
超絶神兵を自称し、それに見合った実力を持つレームですら畏怖を覚え、 賞賛に値するその技能に対しての正当な評価……のはずだが……
過去のエピソードを聞けば聞くほど尊敬の念よりも「ヤバい」としか浮かばないのがそのまま言葉に出ている。
概要
キラリと光る丸眼鏡、両コメカミの上の剃り込みがトレードマークの筋骨逞しい短髪の黒人男性。
元々は建築の家系で、バージニア工科大学で建築学を学んでいたはずなのだが、気づけば「軍隊で建物をフッ飛ばす側の人間」として湾岸戦争にて戦闘工兵として従事。
その頃より自身の技術には自信を持ち、「戦車を誰にも文句言われないようにピザの如く爆破切断できる」と仲間内と軽口を叩くほどであったが、当時デルタフォース所属のレームにその技術を買われ、とある施設の爆破任務についたことが大きな転機となる。
化学工場爆破任務
作戦資料は航空写真一枚。想像よりも遥かに太く、多い柱。そして爆薬の量が全く足りないという問題だらけの状況でありながらも、こめかみに銃弾が掠めても振り向きもしない凄まじい集中力で爆破作業を続行。
さらに工場内部にあった化学爆薬を連結し、建物自体の自重により自壊させる工法によって見事任務を達成する。
その腕前は米軍最強とも言われるデルタフォースに「クレイジー」と言われ、上記の工法を「ペチャってなったぞ!?プロっぽくてオツだがな!」ともコメントされ、分隊長であるレームに「賞賛に値する」と評価されたことが、その後の爆破法に多大な影響を与えたとされている。
その後、化学工場内部での戦闘からデルタに憧れを抱き、厳しい訓練の末入隊。
が、その時既にレームは軍を抜け武器商人ココ・ヘクマティアルの私兵となっていた。
彼を追うように顔を合わせにココの元を訪れたところ、その人柄に惹かれ同じく私兵となる。
そして、ココもまた後述のワイリの爆破テクを気に入り、彼を評価した。これによって彼の「ヤバさ」が加速していく。
私兵としての担当は主にトラップ警戒、配置、並びに狙撃手のサポートなど。
縁の下の力持ち的なポジション…のはずなんだが…
ワイリヤバイ伝説
- 湾岸戦争の作戦時、爆弾設置の際に後ろから銃で撃たれ銃弾が側頭部を掠めるも、設置に集中していたため微動だにせず。(その時の傷で髪の毛が生えなくなったので、バランス取って両側を剃りこみにした)
- その際に手持ちの爆弾が足りなかったので、爆破建物内にあった化学爆弾を追加する機転を発揮。建物を丸ごと倒壊させる。
- ココがテロリストの爆弾魔に狙われた際、そのことごとくを「そのまんま返し」で撃退。そのやり口は敵が仕掛けた爆薬の指向性、向き、位置、量を調節し、相手が仕掛けた爆薬で相手だけを吹き飛ばすという強烈なもの。
どう考えてもワイリが怪しいのだが、そもそも爆弾がワイリのものではなく、爆死するのも仕掛けた爆弾魔だけなので、手の込んだ自殺にしか見えない。 - ある日ボロいホテルを丸々一棟吹き飛ばす量の爆薬を仕掛けられたが、そのことを事前に察知。本人曰く「ちょろいですね」とあっさり解除。
そして『丸々一棟吹き飛ばす』ように仕掛けられた爆弾を『ワンフロアだけ吹き飛ばす』様に設置し直し、いつまで経っても爆発しないので確認しに来た犯人ごと爆破。6階建てを5階建てに改装し、まだ幼いココを大いに喜ばせた。
(簡単に書くが、単純に建物を倒壊させるのと一つの階だけ吹き飛ばすのでは難易度が遥かに違う) - レーム曰く「爆破で遊ぶ癖がある」らしい。「よりクールな爆破を見てほしい」とかなんとか。どこの爆弾魔だ。
- いわゆる"褒めて伸びるタイプ"のようで、湾岸戦争時にレームが爆破の腕前をべた褒めしたことで上記の思想が発火。さらに普段ムスッとしていた幼い頃のココが次から次へと行われるワイリの痛快な爆破技術にご機嫌になったことで、そこから彼の癖はノンストップで悪化して伸びていく。
- そういえばFBIのブラックリストにも載っている(仲間内で載っているのはココとワイリの2人のみ)。
- ワイリ回以外でも、本編に登場する話では貨物船から海賊の司令船めがけ爆弾を投げ込み吹き飛ばしたり、戦争犯罪人のバルカン・ドラゴン(バルドラ)と人質となった医師長を生きたまま確保する為にレームやマオと共に「後片付け」に参加。その直前にバルドラの部隊を攻撃する為に使った122mmフレシェット(=鋼鉄の矢を大量に積んだもの)砲弾の余りを改造して作った地雷でバルドラの前後にいた車両のみ吹き飛ばす(無論密集しているのでバルドラと人質諸共死ぬ恐れがある)まさしくプロの芸当を拝める。
- 何よりも笑顔がヤバイ。ワイリ「HAHAHAHA★」
…などなど、ワイリの伝説は枚挙に暇が無い。詳しくは本編で確認してほしい。
レームにこれらワイリの武勇伝を聞かされたヨナは、ドン引きしてワイリに怯えるようになってしまった。
さらに目の前でワイリのヤバさを体験し、ワイリの授業だけはサボらないと誓う事となった。良かったねワイリ。
なお、このセリフが出たワイリ回こと#19「Pazuzu」のニコ生配信において、アンケートで「1:良かった」の数値で脅威の97.9%を叩き出した上に、選択肢「4」を爆破し0.0%にする「5択を4択に」伝説を生み出した。
(1→97,9% 2→1.2% 3→0.4% 4→[0.0%] 5→0.5%)
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