ワクチンパスポートとは、海外向けにワクチンを接種したことを証明する書類である。また、国内向けの「接種済み証」についても述べる。
概要
ここでいうパスポートとは旅券を意味するものではなくワクチンを接種したことの証明書の意味で用いられている。海外渡航をしようとする場合にワクチン接種について公的に証明する書類を示すことで一定の配慮を渡航先から得ようとすることを意図している。
特にいわゆる新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2)のワクチンを接種したことの証明書として様々な国で導入されて注目されることとなり、日本でも準備・発行が進められている。
内容としては外国に提示することを前提とし英語併記であり、旅券番号と接種日やワクチンのメーカー、製品番号などが記載されている。
なお、国内では「接種済み証」をもってワクチンを接種したことを証明する。記載内容はワクチンパスポートに近いが、やや簡易的である。
注意点
ワクチン接種が進展するにつれ、接種済み証(業種によってはワクチンパスポート)の提出を求める企業や施設などが増えることが予想される。現段階の日本ではワクチン接種は義務ではないことから、非接種者や未接種者への必要以上の不利益取扱は差別と見なされる可能性があるので注意が必要である。
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関連項目
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