ワドルディとは、ゲーム『星のカービィ』シリーズに登場するキャラクターである。
概要
『星のカービィ』シリーズを代表するザコ敵。マリオにおけるクリボーの様な存在である。しかし、デザインが可愛らしく人気も高い事から、作品によっては味方になったり主人公として使えたりする。
パラソルをもってふわふわ落下してきたり、ヤリを持っていたり、イノシシに乗っていたり、リンゴに乗っていたり、被り物をしていたりと、とにかく多彩な登場をしている。亜種として一つ目のワドルドゥがいる。
『星のカービィ スーパーデラックス』では、メタナイトの親衛隊「メタナイツ」の一員として水兵帽を被ったワドルディや、ミニゲームのかちわりメガトンパンチで青いバンダナを巻いたワドルディも登場している。『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』では、大王の逆襲でも中ボスとして登場した。
『星のカービィWii』では、バンダナを巻いたワドルディことバンダナワドルディがプレイアブルキャラクターとして登場し、以降の作品でもおなじみのキャラクターとなった。ちなみに、『毛糸のカービィ』に登場する毛糸のワドルディは、厳密にはワドルディの偽物という設定である。
『星のカービィ ディスカバリー』では、カービィとともに新世界に飛ばされてしまう上、ビースト軍団に捕まったり、食べ物を奪われたりと踏んだり蹴ったりな目に遭う。カービィは捕まったワドルディたちを助けるべく、エフィリンとともに冒険の旅に出る。今作には冒険の拠点となる「ワドルディの町」が存在する。ワドルディを助けた分発展し、賑やかになっていくため、今まで以上にワドルディを愛でられるようになった。以前からバンダナワドルディがいたものの、全てのワドルディが味方として登場するのはちょっと珍しい。
ワドルディの語源は、英語の「waddle(よちよち歩く)」から来ている。その名の通り歩く姿はとてもかわいらしいものがある。
アニメカービィにおけるワドルディ
アニメでは、デデデ城を警護する兵士・雑用係として登場。かなりの人数で城に住み込み活動している。人数は話によってかなり増減するが、とにかく数は多いようだ。一度エスカルゴンがワドルディの総数を数えようとしたが、4000ほどカウントしたところで分からなくなってしまった。なお、全てのワドルディは「ワドルドゥ隊長」によって束ねられている。
口が無く、全く喋らない(極稀に「ワーワー」程度の声は出す)。デデデ大王曰く「食事代が掛からないと思ったから雇った」そうだが、口があるべき位置に食べ物を持っていくと、皮膚(と思われる部位)を通り抜けて食べてしまう。ホラーである。ホーリーナイトメア社への代金支払いがキツイためか、大王たるデデデがカップ麺で食事を済ませている所を、手下のワドルディたちはデデデよりも優雅な食事を取っていた。この事に激怒したデデデはワドルディの食費を極限にまで減らすが、これにより今度はワドルディが激怒。ワドルドゥ隊長に率いられ、反乱を起こしたこともあった。
デデデ城はワドルディによって成り立っているようなもので、デデデが王者でいられるのもワドルディがいるおかげである。「ワドルディ売ります」の回では、資金難からデデデがワドルディを愚かな人民どもに売却したが、売られた先で勤勉さを発揮。瞬く間にワドルディが人気を博し、生活に欠かせない存在となった。ただし、兵士としての実力は乏しく、ナックルジョー、シリカ、暴走族、デビルカービィなど城への侵入者にはほぼ負ける。勝利したのはダンガム戦くらいだろうか。
寒さには弱いらしく、ペンギー族がもたらした寒気によってワドルディ達は暖房の前から離れられなくなってしまっている。
渡り鳥のように海を渡って移動するらしい。しかし、一宿一飯の恩義を感じると、その場に居着くという。彼らの生態は未だ謎に包まれている部分が多い。
角川つばさ文庫の小説におけるワドルディ
メインキャラとして登場。カービィのお友達兼デデデの部下。
性格はとても優しいのだが、カービィとデデデがトラブルメーカー気質なところもあるため、苦労人として描写されることが多い。問題児であるデデデに忠誠を誓っている数少ない存在でもある。
戦闘力は無きに等しいが、頭の良さと素早さでフォローすることが多い。
第10巻である「星のカービィ 決戦! バトルデラックス!!」でカービィプリンターによってワドルディが増やされるまでは、ワドルディは1人しか存在しなかった。
第10巻以降でのオリジナルのワドルディは青いバンダナを巻いて、他のコピーされたワドルディと差別化される事となる。
関連動画
関連項目
- 30
- 0pt