ワンダービートSとは、虫プロ・TBS制作のもと1989年に放映されたテレビアニメ(医学SFアニメ)である。
おおまかなあらすじ
2122年、未知のミクロ怪獣(メドロモンスター/メドロソルジャー)を体内に送り込み、人間をむしばむ異星人「ビジュール星人」との戦いが始まった。主人公スギタ・ススム(CV:田中真弓)たちホワイトペガサス隊は特殊潜航艇「ワンダービート号」とともにミクロ化し、体内で治療(つまり異星人との戦い)を行わなければならない!
制作概要
手塚治虫が指揮した「民放・30分・週1本」のアニメの中では最後となった作品(NHK週1アニメ「青いブリンク」の前であった)。手塚のクレジットは比較的おとなしく「企画原案」にとどまっており、キャラクターなどのデザインも手塚色がそこまで強くない作品であった。また視聴率も不調だったようであり、26話完結させていたところを24話で打ち切られた。そのためすべてを確かめるにはビデオソフト(DVD)版で最後の最終回(展開が異なる)を見るしかない。
この作品の特筆すべきところは、医学へのこだわりである。
設定考証はSF担当1名、医学考証2名(いずれも高名な医学博士)、そして手塚も肩書き上医学博士という気合の入った陣容であった。毎回次回予告の直前に「手塚治虫ミニトーク」として、人体の不思議を手塚本人の実写出演にて紹介する。この番組はテルモファンタジーワールドと銘打っており、ワンダービート号などのメカ描写があるにもかかわらず玩具会社は関わらず、なんと提供はテルモ(デジタル体温計などを普及化させつつあった医療メーカー)1社提供であったのである。
やあ、手塚治虫です。イサムくんの活躍、面白かったですか?
関連コミュニティを白血球が食べちゃうんですねえ、僕も驚きました
さて次回ワンダービートSの関連項目は、これです。
- ジーンダイバー
- ブラック・ジャック(医学ものではあるが別の方向を進んだ作品)
- 救命戦士ナノセイバー
- ミクロの決死圏
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