ヴァリアーとは、漫画『家庭教師ヒットマンREBORN!』に登場する組織である。
概要
XANXUSをボスとした、ボンゴレファミリー最強と謳われる独立暗殺部隊。
ボンゴレファミリーへの忠誠心は高く、あらゆるミッションをこなす様は「ヴァリアー・クオリティ」と呼ばれ恐れられている。
作品的な立ち位置でいえば、『キン肉マン』でいう悪魔超人、『魁!!男塾』でいう男塾三号生のようなものと考えればいいと思う。
構成員
フランを除く各キャラクターの名前及び性格は、七つの大罪をモチーフとしている。
XANXUS
「ザンザス」と読む。ヴァリアーのボスで、ボンゴレ9代目の息子。無口だが横暴な性格で、相手を「カス」「ドカス」と見下す。
ヴァリアー編では「9代目の血を引く真のボンゴレ10代目」として、ツナ達の持つボンゴレリングを狙う。
死ぬ気の炎より高濃度の力を持つ「憤怒の炎」を手に宿すことができる。憤怒の炎を持つのはボンゴレ2代目以来とされており、この炎を2丁拳銃に込めて攻撃する。 怒りが頂点に達すると、ボンゴレ9代目の「死ぬ気の零地点突破」によってつけられた痣が浮かび上がる。
その正体は生まれながらたまたま憤怒の炎を身に宿していただけの娼婦の子であり、9代目の血はおろか、歴代ボンゴレボスの誰の血も受け継いでいない。突如XANXUSを紹介された9代目もそのことをわかっていたが、その上でXANXUSを息子として受け入れていた。
後にこの事実を知ったXANXUSは、9代目への復讐とボンゴレボスの座を奪うため、クーデター「揺りかご」を起こす。
ヴァリアー編後は「キレたらヤバい人」として部下から恐怖、もとい面倒くさい人扱いとなっている他、寝るときはリボーン同様鼻ちょうちんが出るという地味なギャップ萌えが発覚した。
10年後では長髪となっており、ツナをボンゴレ10代目として認めている描写がある。使用する匣はツナと同じく「天空ライオン」だが、憤怒の炎を注入することで「天空嵐ライガー」へと変貌する。
スクアーロ
スペルビ・スクアーロ。長髪の剣士。雨の守護者。「ゔお゛お゛お゛い」という口癖で相手を威圧する。
剣士としての誇りを重んじており、そのために自らの腕を切り落としたり絶命を図ったりと異常。
元はヴァリアーのボス候補だったが、同じくボス候補であった、ボンゴレへの復讐に燃えるXANXUSには勝てないと確信し、XANXUSの片腕となることを誓う。 そういうところが腐女子に悪い目で見られる要因となっている。
ヴァリアー編後はワガママなXANXUSと騒がしい守護者達の間で苦労する中間管理職みたいなポジションとなっている。
10年後では過去からやって来た山本の師匠となった。使用する匣は「暴雨鮫」。
ルッスーリア
ムエタイ戦士。晴の守護者。 サングラスが特徴的で、オネエ口調で話すオカマキャラ。強い肉体をコレクションすることが趣味。
狂気的なキャラクターが多いヴァリアーの中では比較的親しみやすいキャラクターであり、コミックスのおまけページ「ハルのハルハルインタビュー」を乗っ取ったりと正統的なギャグキャラとなっている。本編ではまあまあどうでもいい扱い。
10年後ではサングラスの形状が変わり、より胡散臭くなった。使用する匣は「晴クジャク」。戦士から一転、ヒーラー役となっている。
レヴィ
レヴィ・ア・タン。強面の冷徹な男。雷の守護者。 XANXUSに忠誠を誓っており、彼が見返りに求めるものは「ボスに褒めてもらうこと」だけ。背中に背負う「電気傘」で相手を攻撃する。
回想シーンでポロシャツを着ていたり、クローム髑髏を見て「妖艶だ」と顔を赤らめたりと、ヴァリアー編時点でネタキャラになる兆候は見えていたが、回を重ねるにつれネタキャラ化が酷くなっていく。
10年後ではやや感情豊かになった。使用する匣は「雷エイ」。
ベルフェゴール
メカクレ俺様少年。嵐の守護者。 王家の息子で、「だってオレ王子だもん」が口癖。
小型ナイフやワイヤーを駆使し、相手を切り刻む。相手の行動を読んで攻撃するなど、天才的なバトルセンスを持つ。自分の血を見ると、殺した双子の兄を思い出し狂気に染まるなど、厨二要素も十分。ヴァリアーの中でも特に人気の高いキャラ。
10年後ではフランと共に行動し、殺した筈の兄と再戦することになる。使用する匣は「嵐ミンク」。
マーモン
フードを被った赤ん坊。霧の守護者。 自他共に認める守銭奴であり、金のためにXANXUSに従う。
その正体は紫のおしゃぶりを持つアルコバレーノ「バイパー」。 虹の戦争編では、XANXUSを代理人としてツナたちに戦いを挑む。
ゴーラ・モスカ
ガスマスクをつけた大男。雲の守護者。 手から銃弾を放ったり、足のジェットで飛んだりとなんでもあり。
その正体はボンゴレファミリーが秘密裏に開発していた、死ぬ気の炎を原動力とする人型兵器。そしてその原動力は…。
フラン
10年後の世界で、虹の呪いにより死んだマーモンの穴埋めでヴァリアーに加入した、10年後の六道骸の弟子。「ミー」という一人称で、気怠げな態度をとる。また、マーモンの穴埋めとして巨大なカエルの被り物をさせられている。
あの我儘なベルフェゴールが手を焼くほど、いい加減な性格。それでも幻術師としての実力は申し分ない…ハズだったが、その力は結局わからず終いだった。
現代では10年後以上にビビりかつ我儘な性格をしており、虹の戦争編では我先に仲間に引き入れようとした黒曜中とヴァリアーが逆にフランを押し付け合った。ツナと死闘を繰り広げた両者が明確に小物っぽくなった瞬間でもある。
八つの枢要罪の「虚飾」がモチーフ。
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関連項目
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