ヴィクトリカ・ド・ブロワ(Victorica de Blois)[1]とは、暇を持て余す頭のいいゴスロリである。アニメ版の声優は悠木碧。イメージドラマCD版の声優は斎藤千和。
概要
『GOSICK -ゴシック-』のヒロイン。「金色の妖精」「灰色の狼」という二つ名を持っている。
典型的なツンデレ、というより負けず嫌いで天邪鬼の毒舌家、かつ他人を信用せずコミュ障をこじらせ気味。
家族は本庁警部の兄ドリル頭グレヴィールと父アルベール・ド・ブロワ侯爵。
1910年12月25日生まれ。物語の舞台は1924年の中欧なので14歳ということになるが、外見はかなり幼い。
久城一弥とは同い年。しかし喋り方は尊大かつ老成した男性のよう(更に原作では老婆のような皺嗄れ声)。
いわゆるゴシックロリータなドレス姿を嗜み、身長が5フィートちょうど(約152.5cm)しかないこともあり、
無表情も相まって金髪碧眼のビスクドールを想わせる美しい少女だが、パイプをくわえることもしばしば。
聖マルグリット学園の図書館塔でひきこもり退屈を持て余しており、お菓子や珍しい物を貰うと上機嫌になる。
しかし何より好むのは謎の類であり、久城や兄の口頭での説明のみから、内在する「知恵の泉」を介して
「混沌(カオス)の断片」と称する手掛かりを再構成して謎の全容を解明し「言語化」する安楽椅子探偵
(※超常能力というより天才的推理力を彼女なりに中二病文学的に表現したもの)である。
しかも大抵の謎は瞬時に解けてしまうためにヒマ潰しにもならず、言語化すら面倒がることもしばしば。
実はとある事情により学園からの外出を禁じられていたのだが、「春に来たる死神」こと久城を介して
図書館塔や学園の外にも足を運び、やがて自身の出生の秘密を知り世界の大波乱へと巻き込まれていく。
ヴィクトリカちゃんの魅力
- デコピン一発で涙目になって、いじけちゃう。(←カワイイ)
- 些細なことで気に食わないとポカポカと久城をたたく。(←カワイイ)
- 高い所にある本を一生懸命背伸びして取ろうとする。(←カワイイ)
- それを見て苦笑しつつ手伝う久城を睨んだり蹴ったり。(←カワイイ)
- 久城には昇降機を使わせず、階段をヒイコラ上り下りするのを眺めるのが愉しみ。(←カワイイ)
- 木苺のサンドイッチに目を輝かせる。食べられないと涙目に。(←カワイイ)
- 着物のプレゼントに喜んで歌を披露。でも音痴。 (←カワイイ)
- 夜はその着物をゆったりと羽織って寝ている。(←カワイイ)
- いつもの時間に久城が現れないと悪態を吐きながら床の上をゴロゴロ転がる。(←カワイイ)
- 知らない人が屋上の植物園に上がってくると、ドールのフリをしてごまかす。(←カワイイ)
- 久城からの電話に笑顔になる。(←カワイイ)
- 棒読みで「はーはっはっはっ」(←カワイイ)
- 怒るとぷくぅーっとほっぺたをふくらませる。(←カワイイ)
- 風邪をひくと「ぐしゃっ」という奇声で鳴く。(←カワイイ)
- アヴリルを「屁こきいもり」(ニュート)呼ばわりし、何かと優位に立とうとする。(←カワイイ)
- 大きなペロペロキャンディー1本で知らない人にも釣られる。(←カワイイ)
- 久城「Sit Down! グレイウルフ!」 ヴィクトリカ「あんっ♪」(←カワイイ)
関連動画
関連静画
関連項目
お絵カキコ
脚注
- *「ヴィクトル(Victor, 勝利者)の娘」を意味するヴィクトリカ(Victorica)という人名は一般的ではなく、地名としてアルゼンチン中部のラ・パンパ州に同名の都市がある位である。ちなみに男性形のヴィクトリック(Victoric)も一般的ではなく、3世紀中期のカルタゴの殉教聖人か3世紀後期~4世紀初期のアミアンの殉教聖人くらいしか(比較的)著名な人物がいない。
また綴りの方も、原作とアニメではヴィクトリックの中世以降の女性形を想わせる「Victorique」(ヴィクトリーク)が採用されて海外でもそちらで広く通用しているが、綴りと発音の乖離がやや大きいため、本項目ではアニメ公式サイト等でも使用されていた「Victorica」を採用する。
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