ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871~1927)とは、19世紀末から20世紀初頭に活躍したスウェーデンの作曲家である。
概要
母系でヴァーサ朝の王家の血を継いでいるとされ、父親は建築家かつアマチュア音楽家であった。音楽に親しんだステンハンマルは7歳で最初の曲を書き、ドイツに留学後はコンサートピアニスト・指揮者として成功をおさめた。フランツ・ベルワルド、カール・ニールセン、ジャン・シベリウスらの曲に共鳴した彼は、次第にドイツ流の後期ロマン派の音楽から北欧的な音楽へと変化していった。その結果スウェーデン民謡を用いたワグネリズム的な楽曲を作っていった。
スウェーデン第二の国家ともいえる『スヴァーリエ』も彼の作曲である。
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