ヴィルベルヴィント単語

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ヴィルベルヴィントとは、 

1. ドイツ語 "Wirbelwind"で「つむじ風」を意味する。
2. コーエー販売のゲーム「鋼鉄の咆哮シリーズ」に登場するボスキャラクター。
3. 第二次世界大戦時のドイツ国防軍の対空戦車「Ⅳ号対空戦車ヴィルベルヴィント」。

である。本記事では2.について記述する。

概要

鋼鉄の咆哮シリーズのPlayStation2版作品にのみ登場する超兵器。肩書は「超高速巡洋戦艦」。

前記した通りPC版には存在しないボス。PC版のシュトゥルムヴィントの代わりとなる超兵器であり、70kt以上の高速性と戦艦級の武装、薄い装甲など性能はほぼ同じ。プレイヤーが最初に遭遇する超兵器となっている。一方シュトゥルムヴィントは本級の2番艦扱いとなり、ヴィルベルヴィントの強化型となっている。

巡洋戦艦であるため防御力は並以下、何かと事前の妨害作戦などで全速力が出せない状態だったりする事も多い。慣れてきたプレイヤーにとってはシュトゥルムヴィントと同じく「超高速HLGパーツ輸送艦」等と揶揄されたりする。

なお「赤P輸送船」と呼ばれる場合もあるが、通称「赤P」が出現する作品にはいないボスなのでこの呼び方は間違いである。

作中のモデルサイズは500m近くあるが、搭載装備を考慮するシュトゥルムヴィントと同じく元は全長260～300m前後だと思われる。迫力を出すために巨大にしたのだと思われる。

鋼鉄の咆哮2　ウォーシップガンナー

本作から初登場。
Aエリアのラストに登場するエリアボスであり、プレイヤーが最初に戦う超兵器である。

「解放軍のウィッチクラフト作戦に対する反抗作戦に投入された新型艦」という設定。解放軍3個艦隊をその神速で瞬く間に壊滅させたらしい。解放軍はその速力を封じるために超兵器特殊燃料を積んだ輸送船団を撃沈、これによりプレイヤー艦との戦闘時は速力が完全に発揮できない状態、という場面で戦闘となる。

武装はPC版鋼鉄の咆哮2のシュトゥルムヴィントとなんら変わらず、35.6cm砲、魚雷、ミサイルなどを撃ってくるが、速力は80ktと高くなっている。WSGのシステム上、砲弾の回避、ミサイルや魚雷の迎撃が難しく、さらに耐久力も序盤にしては高いためかなりの強敵である。

連続ダメージを与えると動きが止まるという弱点があるので、バルカン砲などで攻撃をし、動きが止まったところに雷撃を加えるなどの戦法が有効。

元のシュトゥルムヴィントは2番艦の設定になり、PC版のレーザー兵器を装備した改シュトゥルムヴィントの扱いになっている。

なお攻略本によると全難易度のスペックで全装甲0である。

鋼鉄の咆哮2　ウォーシップコマンダー　PS2

Aエリアラスト「疾風のノイズ」で登場。

性能的には前作とほぼ同じだが、速力は70ktに低下。移動ルートが決まっていないため、自由に間合いを詰めて来る。あまり積極的に距離を詰める行動パターンではないものの、運が悪いと至近距離での35.6cm砲を撃たれ小型艦では一撃で撃沈される。

前作の「連続攻撃によって速力が落ちる」特性が今作でも存在する。
難易度HARDでは超音速魚雷を搭載しているので注意。

今作は専用BGM持ちとなっている。これは元々は没BGMであり、他のゲームで使う予定であった。「JUNK PART」というCDに「Gerecht Lichtstrahl」という名前で収録されており、ヴィルベルヴィント戦はこれをアレンジしたものである。ただし、作曲者である「九十九百太郎」氏ファンの間では「The Justice Ray Part4」と呼称されている事が多い（詳細はThe Justice Rayの記事を参照）。他にもこの「JUNK PART」には「Howling The Black Metal」、「Wirbelwind」などPS2版鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダーで使われたBGMの元となるものが数曲収録されている。

なお、前作WSGで使われたオーケストラ風のBGMは「新田忠弘」氏が作曲している(新田氏の場合はWSG全曲担当）。どちらも人気のあるBGMである。

ウォーシップガンナー2　鋼鉄の咆哮

PAC-E-140 「旋風、止むべし」で初登場。アメリカ軍基地に攻撃を仕掛けているところに、シュルツ達が駆けつけ、交戦することとなる。

他の超兵器同様弱体化しており、武装は28cm砲、魚雷、噴進砲がメインとなっておりミサイルは撃ってこない。更に味方の基地を狙っているためプレイヤー艦に攻撃することもあまりない。タフなところ意外は特に苦戦する要素は無いが、周囲の艦隊が多い。

また2週目では他の超兵器と一緒に何度か再登場するが、性能は変わっていないため、脅威ではない。

ワールウィンド

米軍が撃沈されたヴィルベルヴィントを引き上げサルベージした超兵器。ハワイ沖でフォーゲル・シュメーラに成すすべもなく撃沈された。

文章でしか登場しないが、フォーゲル・シュメーラがハワイ沖で戦闘する一枚絵にそれらしき艦影が写っている。
名前のワールウィンド（Whirlwind）はヴィルベルヴィントと同じく「旋風」の意味である。

関連動画

関連項目

• 鋼鉄の咆哮
• シュトゥルムヴィント　（ヴィルベルヴィントの原型、PS2版での2番艦）
• ヴィントシュトース　（元祖高速巡洋艦系ボス）
• 巡洋戦艦
• 超兵器（鋼鉄の咆哮）
• マイクロキャビン
• コーエー
• The Justice Ray