ヴォルフガング・クラウザーとは、格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズの登場キャラクターである。
プロフィール
- 出身地 ドイツ
- 格闘スタイル 総合格闘術
- 誕生日 不明
- 身長 200cm
- 体重 145kg
- 血液型 A型
- 趣味 中世の骨董品集め
- 好きな物食べ物 何でも(餓狼伝説2、及びSP、KOF96)、血のしたたるステーキ(RBSP及びRB2)
- 得意スポーツ 興味は無いが、やれば何でも出来る
- 特技 ギャンブル全般(意外とセコい)
- 嫌いな物 虚栄、虚構
- 好きな物 騎士道精神
- 好きな音楽 クラシック(特にモーツァルト?)
- 職業 シュロトハイム城・城主
概要
ギース・ハワードの異母弟。シュロトハイム城の城主であり、裏社会の帝王として君臨している。
紳士的な風貌や言動とは裏腹に、邪魔する者は誰であろうと殺す冷酷無比な男。ただ、実力を認めた者には正面から戦いを挑む騎士道精神の持ち主。ゴッホやモーツァルトといった芸術家達を尊敬しており、自分は格闘の天才と自負し、戦いこそが自分の芸術を完成させると信じている。
かつて不知火半蔵(不知火舞の祖父)を一瞬で倒し、またジェフ・ボガード(テリーの義父)とも戦い、パワーウェイブで額に傷を付けられたとされるが、パワーウェイブは地を這う飛び道具、どうやって額に傷を付けたのやら(本当はバーンナックルの誤植だったが、スタッフが面白いからパワーウェイブでいいや、としたらしい)。
初登場した餓狼伝説2では、自らの世界最強を証明すると同時に表社会に進出し世界征服を企むが、テリー・ボガードによって阻止され自決した。
と、旧SNKの公式にあったのだが、SNKプレイモア公式の携帯小説では自決はしたが死にきれずギース亡き後も生きており、サウスタウンを手中に収めアメリカ進出の足がかりにしようと訪問したが、ギースを倒し戦利品とするのではなく、主亡き後のサウスタウンを難なく手に入れたのでは彼の騎士道精神や美徳に反するとしてあっさりと手を引き、テリー・ボガードとの再戦を望んだとある。生きているのか死んでいるのかはっきりしない男である。
配下に三闘士としてビリー・カーン、アクセル・ホーク、ローレンス・ブラッドがいたが、ビリーはギースのスパイとして加わっただけ、アクセル・ホークは悪に馴染めないからと離反された。唯一ローレンスのみが残ったが、忠誠心はさほど高くない。
BGMには尊敬するモーツァルトのレクイエムが使われており、2及びスペシャル、KOF96及び98UMではDies irae(怒りの日)、リアルバウトスペシャル及びリアルバウト2ではLacrimosa(涙の日)が使われている。
餓狼伝説では設定上ギースが唯一恐れる最強の男のはずだが、外部出演がKOF96とKOF98UMと非常に少ないからかギース・ハワードより知名度は低い。
餓狼伝説2及びスペシャルでは細めだったのだが、何故か出る度にごつくなっていった。またドイツ人なのに何故か英語で喋る。
モチーフは「プロレスの神様」カール・ゴッチ。本編ではそれ程でもないが、KOFへの客演時はプロレス色が強くなっている。
アニメ「バトルファイターズ餓狼伝説2」におけるクラウザー
1993年に放送されたTVスペシャルアニメである「バトルファイターズ餓狼伝説2」では、フルネームが『ヴォルフガング・クラウザー・フォン・シュトロハイム』となり、前述のギースとの異母兄弟やシュトロハイム城城主・シュトロハイム家16代目当主という設定が追加され、後のゲーム本編に逆輸入されることとなる。
容姿デザインも中年男性から、26歳の若々しい容姿になり、額の傷もなく、また、口髭も剃っている。キャラクターデザインの大張正己によれば、「クラウザーなら、気分によって髭を剃るでしょうね」とゲーム開発スタッフよりOKをもらっている(アニメ版サントラブックレットより)。
テリー・ボガードと闘うきっかけも変更となり、原作では『表社会進出のために格闘大会を開催する』だったが、アニメ版では『16歳でシュトロハイム家当主の座につくために父・ルドルフと闘い殺めてしまって以来、強さについて虚しさを覚えるようになった。その空虚を埋める相手として、義兄ギースを倒したテリーに興味を持つ』となった。
格闘センスも天才的で、まだ11歳だったクラウザーはギースをいとも簡単に撃退。テリーとの初めての闘いにおいてもテリーが師匠であるタン・フー・ルーから伝授された八極聖拳奥義「波動旋風脚」を一度見ただけで自分も使用、テリーを返り討ちにして戦意喪失・恐怖感を植えつけた。
担当声優
性能
攻撃力とリーチは非常に優秀だが、図体がでかい為当たり判定が大きいのが悩み。
上下に打ち分ける「ブリッツボール」で牽制しながらレッグトマホーク等の技を当てていく戦法が主となる。
- プレイヤーキャラとして初登場した餓狼伝説スペシャルでは、ブリッツボールや超必のカイザーウェイブを使った圧倒的な空間制圧能力を持つが、ライン移動されしゃがまれるとライン攻撃が当たらなくなる為事実上詰む事態が起こる。しかし1ラインステージだとかなり強い方。
- 再登場したリアルバウト餓狼伝説スペシャルでは、格ゲー史上初100ドット超え(大凡キャラ2人分)を吸い込む(比喩ではなく演出で本当に吸い寄せる)コマンド投げを習得した。
- KOF96では、各技の威力もでかいが隙も大きいと言うハイリスクハイリターンなキャラ。前述の通りドロップキック(カイザーキック)やジャーマンスープレックス(カイザースープレックス)などプロレス技が多く追加されている。技は揃っているが決して扱いやすくはない。
- KOF98UMでは単独の最強キャラと言われる程強い。隙の少ないブリッツボールを始め、1フレーム投げ、投げ無敵まである無敵投げ、当て身投げ、飛び道具ガード不能バグ、判定強い威力高い隙無しのカイザーデュエルソバットと、崩し、奇襲、対空、どれを取っても高性能で小技からの大火力コンボを持つ。強いて弱点を挙げるなら、ゲージ依存が強い事位。闘劇でも圧倒的な使用率を誇っていた。
関連動画
関連項目
- テリー・ボガード(宿敵?)
- ギース・ハワード(異母兄弟)
- ルガール・バーンシュタイン(カイザーウェイブを盗まれた)
- 皇帝
- 格闘ゲームのキャラクター一覧
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