ヴォルフスブルクとは、ドイツ・ニーダーザクセン州に位置する都市。フォルクスワーゲンが本社を置くなど自動車産業が盛んである。
概要
ヴォルフスブルクは、ドイツ連邦共和国の北西部ニーダーザクセン州の都市である。人口は約12万人で、ドイツでは第59位。ニーダーザクセン州では第5位。旧東ドイツとの国境に近い。
地名は「狼」を意味する Wolf (ヴォルフ) と「城」を意味する Burg (ブルク) とから成る。中世に築かれた同名の水城があり、これが戦後に都市名として採用された。
ナチス時代の1938年に国民向けの大衆車「フォルクスワーゲン」の製造拠点として整備されたのが現在のヴォルフスブルクの出発点である。当時はナチスの組織「歓喜力行団」(Kraft durch Freude)に因んで「KdF市」と呼ばれていた。初代の工場は第二次世界大戦によって破壊されたが、後に西ドイツの国営企業として復興を果たし、新生フォルクスヴァーゲンの本拠地として世界に知られるようになった。現在ではフォルクスワーゲンの歴史博物館や自動車紹介のパビリオンなどをまとめた「アウトシュタット」(Autostadt;直訳すると「自動車都市」)に多くの観光客が集まっている。
上述のアウトシュタットから徒歩約10分に位置する中央駅にはドイツの超特急ICEも停車する。首都ベルリンからは約1時間10分、州都ハノーファーからは約30分、フランクフルト空港からは約3時間30分。
関連項目
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