一口馬主単語

ヒトクチウマヌシ
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一口馬主とは、馬主資格を有する法人を介して複数人で競走馬に対して出資する馬主形態の一つである。

概要

ここではある程度嚙み砕いて説明するので、より厳密な概要が知りたい方はWikipedia等exitを参照してほしい。

要するにクラブ法人を介して複数人で競走馬に出資するという馬主形態の一つだが、似たような馬主形態の一つである組合馬主とは異なり、馬主資格を有さない一般人からも広く出資を募っている。

 しかし、競走馬を保有するクラブ法人に対して直接出資してしまう形態ではJRAに「名義貸し」としてみなされてしまうため、実際に出資者が出資するのは馬主資格を有さない法人に対してであり、会が出資を元手に生産、購入した競走馬クラブ法人に現物出資し、競走馬を保有するクラブ法人競走馬の賞を諸経費を引いた後に会に対して分配し、それを会が出資者に分配するという複雑なシステム馬主資格のない人の参加が可になっている。

参加者は日本に5万人程度いるとされ、出資者のどが馬主資格を有さない人物であるが、馬主資格を有している人物も出資することが可であったり、まず一口馬主の経験から実際に馬主なったという経験を持つ人も少なくなく、将来の販路拡大などにつなげたい牧場と、日本では極めて厳しいハードルが課せられ得る競走馬オーナー気分を味わえる顧客双方にメリットがあることから、中央競馬レースでは「1レースには1頭は一口馬主のが必ず居る」と言っても過言ではないほどに普及している。

一口馬主の特典

形態上融商品に当たるため、配当な見返りだがそれ以外にも様々な特典があるクラブも多い。

一例をあげると

などの特典がある

一口馬主の種類

一口に一口馬主クラブと言っても(一口だけに)、いくつか系統が分かれる。この項ではクラブの種類をできるだけ解説する。

社台系(サンデーレーシング、社台レースホース、G1レーシング、シルクレーシングなど)

世界有数の競走馬生産集団である社台グループから募集提供を受けているクラブ。二桁口数のクラブはまず社台系である(例外もある)。

古くはノーザンテースト90年代サンデーサイレンス、その息子ディープインパクトを始めとした競馬ファンならまず知っているだろう産駒がずらりとラインナップされる様は壮観の一言。そして社台グループというブランドに裏打ちされた充実の育成施設、所属する厩舎も騎乗するジョッキーもリーディング上位、社台系のクラブ馬主の年間獲得賞上位の常連でもある。とにかく最速で出資が勝つ喜びを知りたいのであれば社台系のクラブに入ると良いだろう。

デメリットとしては良血故の高額が多いこと。特に40口クラブは口数が少ないこともあり1口100万はざらである。そして高額だからと言って必ず勝つとは限らないのが競馬の良い所であり、辛い所である。そして社台グループ種牡馬産駒が募集の大半を占めるという事は、逆に言えばバリエーションが少なく、バラエティに欠けるという側面がある。よく言えば安定、悪く言えばつまらないと感じるだろう。また、社台系のクラブは押しなべて会員数が多く、それに伴い出資の競争率も高い。出資実績と抽選によって出資できるかが左右されるため、ネットなどでは入会1年から希望に出資するのはまず理と言われている。自分の希望通りのに出資したいのであれば、入会から数年慢する必要があるだろう。

牧場連合系(ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン、ローレルレーシングなど)

中小牧場(日高地方)がいくつか集まり、それぞれの生産を出し合って運営しているタイプクラブ牧場ごとに血統が違うため、多種多様な産駒が募集される。もが知ってる有名種牡馬から渋みのあるマイナー種牡馬までバラエティに富み、また、社台系よりも較的希望に出資しやすく、一口が安価も多い。また当歳募集をしている事もあり、生まれた直後からこれと見定めて出資したを託すことも可。色々な血統を見たい、手頃な値段から始めたいという場合はおすすめだ。

デメリットとしては、参加牧場提供度合いによっての質が左右されること。先にクラブに良さそうな提供する牧場もあれば、セリで売れ残った提供する牧場もあるため、出資の見極めが難しい(まぁこれはどのクラブでも勝つの見極めは難しいのだが)。

独立牧場系(大樹ファーム、ロードホースクラブなど)

非社台系の牧場が単独あるいは極少数で運営しているクラブ。良くも悪くも体となっている牧場の生産・育成方針、成績などが反映されやすい。ファンだった競走馬の生まれがここの牧場だった、牧場が特色ある育成をしており、その牧場に出資してみたい、体の牧場から重賞勝ちが出ており、今後その牧場の成績が伸びそうと言う場合は入会してみると良いだろう。

折衷系(ウイン、サラブレッドクラブ・ラフィアン)

体となる牧場があるが、その牧場からの提供と同程度の頭数を競りで確保して提供するクラブ。実質故・岡田繁幸総帥が率いたマイネ軍団の系列である(ウイン岡田総帥の次男、義広氏が運営)。両クラブとも渋みのある血統のが多く募集されており(論、有名種牡馬産駒の募集もあるが)、流行の血統ではない一味違ったが多く募集されている。故・岡田総帥とその息子である紘和、義広両氏の抜群のセンスを感じたいのであれば是非入会してほしい。

バイヤー系(友駿ホースクラブ、DMMドリームクラブ、YGGホースクラブなど)

体となる牧場を持たず、専ら競りで落札した提供しているクラブセレクトセールの高額からサマーセールやセプテンバーセールのお手頃価格のまで幅広く募集されており、牧場連合系以上に新鮮味のあるラインナップがう。また、1000口以上の大口募集のクラブが多かったり、ポイント還元や割引キャンペーンが手厚いなど、特色あるサービス提供するクラブ較的多いため、初めて一口馬主を始めるにあたり、額的にとっつきやすいクラブっている(もちろん、良血の高額メインに募集する正統派クラブもあるが)。よくわからないのでまずは一口と言う初心者から、メインクラブは別にあるがサブクラブとして何口か出してみたいというベテラン一口馬主まで選択肢にあがることは多いだろう。

デメリットとしては、競りで落札した提供するという形態上、ほかの牧場クラブべて募集総額のコストパフォーマンスが悪くなりやすい。

一口馬主にかかる費用と収入、および税金について

一口馬主には、以下のような費用がかかる。費用の名前サンデーレーシングのものexitを用いるが、だいたいどこも似たような仕組みである。

  • クラブ自体への費用
    • 入会 - 1回だけ発生する。クラブによってはかからない場合もある
    • 会費 - 毎発生する。出資の数にかかわらず固定の場合が多いが、出資の数が少ない場合に頭数に例した額になるクラブもある
  • への費用
    • 競走馬出資 - 1回だけ発生する。総額を口数で割った額だけかかる
    • 維持費出資 - 毎発生する。基本的には調教師への預託などに用いられる。多くのクラブでは額60万円から70万円を口数で割っただけかかることが多いが、サンデーレーシングのような毎実際にかかった費用を精算する場合もある
    • 保険料出資 - 年1回発生する。競走馬に対してかけた保険保険料であり、基準となる額は競走馬出資の数%程度になることが多い。そのうえで、齢によって減ったり、重賞勝利によって増えたりする

一方、収入は、大きく分けていくつかある。以下はJRAの場合である。

また、引退後、の多くは生産牧場へ買戻し、活躍した種牡馬として売却されるが、それらに関しても最終配当に上乗せされる。

これらの収入は当然、ファンドの運用実績になるので課税対になるわけだが、税務上の取り扱いは少し複雑になる。

  • 元手の返還にあたるとされる部分に関しては、出資返戻として所得税は課税されない
  • 運用益にあたるとされる部分に関しては、徴収(現在の税率は20.42%)されたうえで配当が行われる

ここでいう「元手の返還にあたるとされる部分」とは、上記の「への費用」から残存価額を引いたものから、それまでに出資返戻として返還されたものを引いたものになる。残存価額は、競走馬出資に(48-運用数)/48を掛け算したものである(運用数が48以上の場合は0)。通常、運用は2歳4月から行うため、6歳3月をもって残存価額が0になる。

例えば、DMMバヌーシー所属のタイムトゥヘヴン(な勝ち2022年ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII))の場合を見てみることにする。なお、特に故障などはないものとし、2022年11月14日時点での実績に基づくものとする。また、精算および消費税精算があり、それらは年末にまとめて処理されるが、簡易に行うためにすべての処理を税込計算で行うものとするため、多少の誤差が生じる。また、クラブの取り分は、賞などにかかわる部分は3%である。

競走馬に関する諸元

出資総額
3800万円
口数
2000
維持費出資
1口400円(ただし2歳9月から300円)
保険料出資
1口760円
  • 2歳1月から10月
    • 10月末時点での減価償却累計額は554万1666円、維持費出資の合計額は760万円、保険料出資の合計額は152万円のため、この段階での出資返戻の上限は1466万1666円となる
  • 2歳11月
    • 11月には新馬戦(芝1800m)に出走し4着に入った
      • 本賞金110万円、内奨励賞26万円の合計136万円は、うち20%騎手調教師・厩務員への進上となるため、77%1047200円が配当になる
      • 特別出走手当45万1000円は、そのままクラブ法人に入るので、97%の43万7470円が配当になる
      • 合計148万4670円が、この競走に関する配当となる(1口あたり約742円)
    • 11月末時点での減価償却累計額は633万3333円、維持費出資の合計額は790万円、保険料出資の合計額は152万円のため、この段階での出資返戻の上限は1575万3333円となり、出資返戻の残額は1426万8663円となる
  • 2歳12月
  • 3歳1月
    • 1月には京成杯(GIII)(芝2000m)で2着になった。
      • 本賞金1500万円、内奨励賞120万円の配当1247万4000円
      • 付加賞は13万円。これには調教師・厩務員の取り分はなく、騎手の取り分が5%のため、92%の11万9600円が配当となる
      • 特別出走手当は44万4000円。43万0680円が配当となる
      • 合計1302万4280円が、このの配当となる(1口あたり約6512円)
    • 1月末時点での減価償却累計額は791万6666円、維持費出資の合計は850万円、保険料出資の合計額は304万円のため、この段階での出資返戻の上限は1945万6666円となり、出資返戻の残額は0円となる
    • 差額となった1602124円(1口あたり約801円)は、利益分配であり、徴収されることになる

これは厳密な計算ではないが、基本的な計算はこのような流れで進めていく。

牝馬について

多くのクラブでは、引退期限に関して定めがある。以下のな一口馬主クラブにあるところでは、以下の通り。

クラブ 引退期限 延長可
サンデーレーシング 6歳3月 なし
社台レースホース 6歳3月 なし
G1レーシング 6歳3月 なし
シルクレーシング 6歳3月 なし
キャロットファーム 6歳3月 中央:なし、地方:あり
サラブレッドクラブラフィアン 6歳4月 あり
ウイン 6歳4月 あり
ロードホースクラブ 6歳3月 原則なし
DMMバヌーシー 6歳3月 あり
駿ホースクラブ 6歳2月 あり
YGGホースクラブ 6歳3月 あり
大樹ファーム 6歳3月 あり
ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン 6歳2月 あり
ノルマンディーサラブレッドレーシング 6歳3月 あり
フクキタ 5歳11月 あり

は多くの場合、繁殖入りすることから、引退後の価値が存在する(に関しては種牡馬になれる頭数はそれほど多くない)こと、引退後は生産牧場へ買い戻されることが多いことなどから、このように引退期限を定めているのだろう。なお、6歳3月というのは、2歳4月から減価償却を始めた時、この末をもって残存価額が0円になるである(競走馬減価償却は4年)。それも関係ではないだろう。5歳11月というフクキタルの引退時期だが、残存価額が4ヶ分となり、予定買い上げ額(募集総額の10%)を下回るになることからも、その説が否定できない。

社台系は6歳3月でバッサリ引退させるため(シルクだけは地方所属に限り6歳4月以降の運用可性がある)、遅咲きのだと活躍し始めてすぐ引退ということもよくある。だが、は次の世代へ繋ぐ大事な役割もあることから、そうそう長引かせるわけにもいかないのだ。

主な一口馬主クラブ

ここでは特に有名な一口馬主クラブ紹介する。クラブ名はクラブ法人で記載する。

(ここでの情報2023年4月2日現在情報です)

サンデーレーシング

ノーザンファームの生産を中心としている一口馬主クラブ、恐らく今日本で一番有名な一口馬主クラブ日本GⅠレースには必ずと言っていいほどサンデーレーシングが出てくるため、ここの勝負服を知らないという競馬ファンまずいないだろう。

このクラブの活躍は本当に枚挙にいとまがない。クラシック三冠に加え有馬記念2回、宝塚記念を制し、凱旋門賞二年連続2着などのかしい成績を残したオルフェーヴル牝馬三冠ジャパンカップ連覇、ドバイシーマクラシック有馬記念まで制したジェンティルドンナとも互以上の勝負を繰り広げGⅠ6勝を上げた名ブエナビスタ日本初のメルボルンカップ制覇を達成したデルタブルースクイーンエリザベス2世カップを制してがつくほどの良血に恥じない成績を上げたルーラーシップ、数少ないエルコンドルパサー産駒の筆頭にして、長きにわたり日本ダート界の頂点に君臨したヴァーミリアンオルフェーヴルの全にして朝日杯フューチュリティステークスグランプリを制したドリームジャーニー、近年ではラッキーライラックフィエールマンステルヴィオ、グランアレグリアクロノジェネシス等……

も~う書くのも難儀なくらい数多の活躍がいる。「GⅠの一口馬主になりたい!」というのであればとりあえずここの募集の一口馬主になってみるといいかもしれない、しかし高額を40口分にしか分けないため、一口当たりのお値段がめちゃくちゃ高い、覚悟するように。

ちなみに規約によりはどんな成績であろうとも6歳3月末までで引退となるのでに出資したい方は注意されたし。

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社台レースホース

社台ファームの生産を中心としている一口馬主クラブ。かつてはダイナという冠名を用いていたが今は冠名を使用していない。

近年はノーザンファームとサンデーレーシングの勢いに押され中々活躍を出せていないが、2010年頃までは大きな勢を誇っていたクラブであり、活躍も数多い。社台グループ躍進の始まりであるダービーダイナガリバーディープインパクトの不敗神話を打ち破ったハーツクライ日本初の内による海外GⅠ制覇を成し遂げ、競馬ファンからも熱されたステイゴールド等多くのGⅠホースがこのクラブであった。

また、近年の社台グループの血統の基礎を築いた名種牡馬、名繁殖牝馬も多い。だとダイナカールは後に日本の名エアグルーヴを産み、ダイナアクトレスのランニングヒロインスクリーンヒーローを産み、そのスクリーンヒーローアジアの中距離モーリスを産み出している。では先述のハーツクライステイゴールドの他、ゴールドアリュールダンスインザダークネオユニヴァース等が種牡馬として優れた産駒を多数送り出している。

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G1レーシング

追分ファームや老ファームの生産を中心とする一口馬主クラブ2010年設立と社台系クラブ法人としては最も新しいクラブだが、ペルシアンナイトジュールポレール、ルヴァンスレーヴと既にGⅠホースを3頭も輩出している。他にも最強と呼ばれたシルバーステート重賞戦線で強さを見せたサングレーザー、タンタアレグリア等の注も所有している

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シルクレーシング

シルク」「シルキー」の冠名でおなじみだった一口馬主クラブ

代表者との関係が深かったことから1990年代までは牧場から競走馬提供を受け、シルクジャスティスシルクプリマドンナといった牧場産の有がこのクラブだった。

しかし、2002年牧場破産するとその煽りを受けて優秀な競走馬を集めにくくなり会員数が減少、長い苦難の時期を過ごすことになる。そんな中でも牧場倒産前に支援的で買収したホースパークを利用した競走馬育成、ばんえい競馬への進出などで経営難を脱しようとするも、リーマンショックによる気悪化、金融庁による未出走の出資者に対する補償制度の撤東日本大震災によるホースパークの被災などの悪条件が重なり、なかなか経営を立て直すことが出来なかったが、2011年ホースパークノーザンファームに売却した縁でノーザンファームとの関係が強くなり、ノーザンファーム生産を多く提供してもらえるようになると会員数が増し、経営が好転の兆しを見せ始め、手数料減額、配当率向上等の諸革が功を奏し現在では日本有数の一口馬主クラブ復活を果たした。

な活躍は説明不要のGⅠ9勝の三冠アーモンドアイ有馬記念ブラストワンピース、自身の名と同じ由来の香港ヴァーズで2勝を挙げたグローリーヴェイズ、3歳にして秋天有馬を制し続くドバイシーマクラシックにて衝撃世界デビューを果たしたイクイノックスなどがいる。

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キャロットファーム

かつては外国産馬の募集が多かったことで有名な一口馬主クラブ現在ノーザンファーム生産募集としている。

かつて外国産馬を多く保有していたことからか他のクラブべて海外遠征に積極的なのが特徴で、シーザリオハットトリックリアルインパクトネオリアリズムリスグラシューメールドグラースらが海外GⅠ制覇を達成している、もし会員になった場合、出資海外遠征費用の別途負担がめられることもありうるので注意されたし。

活躍シーザリオホープフルステークス皐月賞を制したサートゥルナーリアダートの新生クリソベリルオーストラリアで初のGⅠタイトルを手にしたメールドグラース日本調教初の海外ダートGⅠ勝利偉業を成し遂げたマルシュロレーヌシンボリクリスエス以来19年振りの3歳で天皇賞秋を制したエフフォーリアなどがいる。

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サラブレッドクラブ・ラフィアン

ビッグレッドファーム、コスモヴューファーム、日高地区の中小牧場などから競走馬提供を受けている他、マイネ軍団の総帥岡田繫幸のお眼鏡にかなったセリ落札などが要な募集である一口馬主クラブ

GⅠマイネルラヴ、マイネルレコルトマイネルホウオウ等、今まで7頭輩出しているがその面子チーフベアハートスズカフェニックス、フォーティナイナーコマンダーインチーフ……と中々に渋い感じのが多いのも特徴、これも岡田総帥の相場眼の賜物なのだろうか……若干渋めの血統のの一口馬主になりたいというという人にはお勧めできるクラブである。

もちろん、ディープインパクトキングカメハメハハーツクライロードカナロア等のメジャー種牡馬もいるのでご安心を。

な活躍としては、2013年NHKマイル杯を勝ち、の12期生柴田大知GⅠ勝利をもたらしたマイネルホウオウ2021年オークスユーバーレーベンなどがいる。

なお、かつてはに付けることが多かった「マイネ」を使用することはない状況である。

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ウイン

コスモヴューファーム下の一口馬主クラブ、その性質上、現在コスモヴューファーム生産要な募集である。

かつては「ゼンノ」の冠名で有名な大迫正善が代表を務めるクラブだったが2011年コスモヴューファームに経営権が譲渡されている。

な活躍は色々とネタにされることが多い「ウインガー」ことウインクリューガー普通に強いのに金色の暴君ボコボコにされたせいでネタ的扱いにされてしまったウインバリアシオン父親に似て海外でだけ世界レベルの走りを見せるウインブライトなど。

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ロードホースクラブ

ケイアイファーム生産の募集が多い一口馬主クラブ

な活躍世界レベルスプリンターにして種牡馬としても大ブレイク中のロードカナロアオークスにして生涯一度も掲示板を外さない安定感を見せたレディパステル等がいる

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DMMバヌーシー(旧称:DMMドリームクラブ)

DMM.com2017年に設立した一口馬主クラブ。募集セレクトセールで調達している。

他のクラブと一線を画すのは競走馬1頭当たりの口数の多さ、2000口でも十分多いが2018年までは一頭10000口というとんでもない口数であり、法人DMM.com券が行っているなど異色のクラブ。あまりの異色さに参入が発表されたときは掲示板では懐疑論が渦巻いていたが、ラヴズオンリーユーの成功でクラブとしての基盤を築いた。

口数が多いため、従来の一口馬主にべて銭面のハードルが低めになっていたり、他のクラブべてやや特典がしょぼいものの「一回一口馬主を体験してみたい」という人はこれをやってみるのがいいかもしれない。

な活躍2019年オークスにして、日本として初めてブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを制したラヴズオンリーユー、上の例にて名前の出ているタイムトゥヘヴンなど。

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友駿ホースクラブ

冠名チーで知られている日本最古の一口馬主クラブ1975年現在の一口馬主の仕組みを考え、法律面を全てクリアした結果、同じ方式の一口馬主が設立されていった。セールで買い付けたメインに募集をしている。

500口(昔は400口だった)かつ高くても1口5万程度に抑えた募集を続けており、他のクラブ較してもそれなりにリーズブルラインナップとなっている(今は500クラブが増えたほか1000大口クラブも出てきたため価格面はあまり変わらなくなってきたが)。

最近は重賞レースでの勝ち負けに絡むは少ないが、な活躍としては1986年阪神3歳ステークス(現・阪神ジュベナイルフィリーズ)を勝ち、当年の最優秀3歳の表を受けたゴールドシチー2003年ジャパンカップ2004年宝塚記念を買ったタップダンスシチー2009年からJpn1かしわ記念マイルチャンピオンシップ南部杯3連覇、2010年フェブラリーステークスなどダートG1を9勝したエスポワールシチーがいる。

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YGGホースクラブ

リアルダービースタリオン視聴者の方にはお染みのクラブ

かつては牧場レーシングクラブと呼ばれ、日高地方の大牧場だった荻牧場体となっており、募集も荻牧場だった。しかし、不況と生産の成績低迷による経営状況の悪化などを受けて荻牧場倒産すると、経営体が変わりブルーマネジメント称(その頃は勝負服袖と青色シンボルカラーにしていた)。さらに2018年現在のYGGホースクラブに社名が変更となった。

募集の傾向はセールでの買い付けだが、全体的に買い付け額と募集総額は安め。また、出資口数によって額が代わり、1口だけだと額が1000円以下になる。メインにしているクラブとは別にちょっと手を出してみたい人にも向いているだろう。

前述した通り、リアルダービースタリオン企画内で生まれたモーメントキャッチが募集されており、そこからニコニコ内での知名度はそれなりに高い。

な活躍としてはブルーマネジメント時代に2006年からマイルチャンピオンシップ南部杯3勝、2006年東京大賞典などダートG1Jpn1を7勝したブルーコンコルド、面いところでは2014年12月未勝利戦を勝ってから負けが続きながらも走り続け、2021年7月に9歳にして障害未勝利戦で2勝をあげ、JRA最長勝利間隔の記録更新したブルーガーディアンがいる。

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大樹ファーム

冠名タイキで知られるクラブ

設立された当初はアメリカの良血〇外の高額募集中心というかなりハイソクラブであり、産の中心地である日高から離れた十勝大樹町牧場を置いたが、特筆すべきはアメリカにも生産牧場を開き、育成牧場アイルランドにあったことにある。

すなわち、アメリカ産の本場であるケンタッキーで生産し、育成はヨーロッパ仕込みのアイルランド、そして賞の高い日本で走らせると言うシステムだ。これが当たり、90年代はまだ日本ダービー天皇賞などのクラシックへの外国産馬の出走はできなかったものの、それ以外の重賞で多数の活躍を出した。90年代後半の競馬る際、タイキ軍団と言われた勝負服をまとった上を背にする〇外達は避けて通れないだろう。

しかし、アメリカアイルランド日本ルートはやはり経費がかかり、段々と内の牧場で生産したシフトしていったが、それに合わせるように募集の成績も低下していき、最終的には経営が交代。現在大樹ファームは閉鎖(跡地はホテル)され、大樹町の隣町、浦河町牧場であるビクトリーホースランチが募集提供している。2010年代に入ってからは重賞勝ちのはいないが、何とか持ち直して欲しいところ。

な活躍としては、1998年マイル最高峰レースの一つであるジャック・ル・マロワ賞を勝ち、今なお最強マイラーの一頭と評されるタイキシャトル1996年NHKマイル杯を驚異のレースレコードで勝ったタイキフォーチュン1997年に苦闘の果てに旧7歳にして安田記念を勝った良血タイキブリザードなどがいる。

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ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン

日高地方の19の中小牧場となり募集提供しているクラブ。その性格上、産駒の血統はバラエティがあり、出資の選択肢が豊富である。また、募集の幼名は一般的な「名前+生年」ではなく、「ペガサス+通し番号」となっている。

な活躍としては、1989年エリザベス女王杯で20頭立て20番人気から優勝し、単勝配当43,060円を叩き出したサンドピアリス(実はユニオンの初年度募集である)、2014年JBCレディスクラシック2015年チャンピオンズカップを制したの女傑サンビスタ2018年皐月賞エポカドーロなどがいる。また、リアダビ企画モーメントキャッチ幼馴染にして僚であるハルオーブもこのクラブの所属である。

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ノルマンディーサラブレッドレーシング

新ひだか町の岡田スタッドを体とするクラブ。代表の名前牧場名でん?と思った方もいるかもしれないが、代表のであり岡田スタッドの代表である岡田牧雄氏の実がマイネ軍団総帥、故・岡田繫幸氏である。まぁラフィアンウインとの関係は特にないのだが。

このクラブ入会10,000円、額会員費用1000円クラブの中ではトップクラスに安い(入会20000円、額会員費は3000円ほど)。また1万分の1口のを3頭1セットで出資できるスターズファンドと呼ばれる方式を考案したり、楽天と提携して楽天カードによるクレジットカード決済を可にする(大体のクラブは口座引き落としが基本)など、初心者への仕組み、価格ともに取っつきやすさを重視している。

募集の傾向は岡田スタッドの生産と競り落とした数頭と言う構成だが、ゴールドシップフリオーソなどの日高種牡馬から、社台系の有名種牡馬まで幅広く募集されているため、選択肢も豊富。社台系と同様には6歳3月末で強制引退させることが原則であるが、「体状況および競走成績によっては延長する」旨のただし書きがある。

な活躍としては、JRA史上初の牝馬三冠を達成したデアリングタクトなど。

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フクキタル

新冠町のパカパカファームを体とするクラブ。ちなみに法人名前は「ワラウカド」である。

この名前でん?と思った方もいるだろうが、代表のハリースウィーニィ氏は元待兼牧場ゼネラルマネージャーであり、マチカネフクキタルマチカネワラウカドの育成に携わっていた事からこの名前になっている。

このハリースウィーニィ氏、医師として世界中の牧場で働いていたところを大樹ファームのめで来日。ゼネラルマネージャーとして働いたのち待兼牧場でもゼネラルマネージャーに就任。その後に非常に高いハードルだった外国人による農地取得をクリアして自身のパカパカファームを開場。外国人の取得に大変厳しいJRAの審も通り抜け馬主資格も取得。開場して数年後に生産ディープブリランテ日本ダービーを勝ち、現在ダーレージャパン日本法人代表と二足の鞋と言う朝ドラネタになりそうな濃い人生を送られている。

ラインナップも彼の生産方針に沿ったが並ぶ。牝系を重視しており、海外重賞を勝った、もしくは好成績を残したを繁殖として輸入し生産しているので、を重視する人にはお勧めできるかと思う。

2017年に設立されたばかりなので、重賞勝ちゼノヴァース(東京ハイジャンプ)しか出ていないものの、これからに期待が持てるクラブだろう。

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一口馬主

20 ななしのよっしん
2023/01/20(金) 06:58:39 ID: Al4knL4rUz
>>19 結構ねらいにはなりやすい(ただしハイリスクハイリターン)
基本的に評価不明の種牡馬は種付け費用が安くなりやすい
一方、産駒の傾向が不明なので出すレース自体も手さぐりになりやすいし、走るかどうかさえわからない
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21 ななしのよっしん
2023/03/25(土) 15:52:41 ID: KPiMHl7Dop
広尾レース、ここに名前ないけどよく考えたら活躍と言えるのがパンサラッサバスラットレオンくらいだし当然ではあった。
もっともその2頭の稼ぎっぷりがやべーんだけども。
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22 ななしのよっしん
2023/04/02(日) 05:38:38 ID: bWYfWdivY3
応援してたが繁殖入りしたから子供産んだら出資してみようかなとか考えてたけど、必要な費用とか出資額を眺めてたらとても貧乏人がお布施感覚でできるようなもんじゃない事を分からされた
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23 ななしのよっしん
2023/04/09(日) 00:27:52 ID: JQKhRz4UQ2
ゆうて3000万くらいで口数多めなら10万あれば出資から引退まで行けなくもなさそう
とはいっても応援してたが高額クラブだったりすると100万でも足りなさそうみたいなことになりそうではあるけど…あな恐ろしや
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24 ななしのよっしん
2023/07/08(土) 17:39:18 ID: ud/qhTH2yr
高いが全然走らないライオンくんのこと書いてもいい?
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25 ななしのよっしん
2023/07/13(木) 15:10:20 ID: 6Idmj7+/c7
どこもかしこも複雑怪奇な制度設計。
会費や諸経費、遠征費等々を別途請したり、賞からクラブが差し引いたりはやめてコミコミの明朗会計にすべき。
一口馬主なんて言うが小口だと会費が重くのしかかってくるのも問題。
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26 ななしのよっしん
2023/09/26(火) 11:33:48 ID: SZKOJKEEGj
https://x.com/gurigurikun_111/status/1706211936755712073?s=46&t=yihcn4K7Y4GzNi5lpzjq0wexit
シャフリヤール遠征費に会員一人あたり70万徴収するらしい
一口馬主でも招待じゃない海外遠征となると費用が嵩むなあ、個人馬主よりは楽なんだろうけど
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27 ななしのよっしん
2023/11/05(日) 04:19:40 ID: 5eGIj60EKB
一口馬主ハードルは確かに高いんだけどそれはそれとして関係者ヅラするにはちょっとなあというバランスは面
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28 ななしのよっしん
2023/11/06(月) 21:38:42 ID: +z3K5Y2N3t
ノーザンでも当歳の時点で走る走らないがある程度わかるようになり、走るクラブへ、走らないはセールに行くのがはっきりしてきたな
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29 ななしのよっしん
2023/12/01(金) 23:35:24 ID: IjoQQSFM3l
セールと言う高額闇鍋ガチャ回してる個人馬主よりはマシなのか…?
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