一本道とは、
- 読んで字のごとく一本の道。分岐・合流・交差していない道の風景など
- 友部正人のシングル。また、ガガガSPの曲(この曲のカバー)
- 北島三郎のシングル。『一本道』『男の一本道』
- アダルトビデオおよびサイト。いっぽんどうと読む
- ストーリー・進行ルートが一本しかないゲーム作品の別称、または蔑称
※「一本道ゲーム」と呼ばれる場合もある。
である。本項では、5.について説明する。
概要
主にロールプレイングゲーム(RPG)にて使われており「JRPGの特徴」として挙げられる場合もあが、FPS・TPSなど他のジャンルのストーリー進行にも当てはまる場合も珍しくない。
- エンディングが1種類のみ
- 選択肢で展開がほとんど変化しない、決められた話をなぞっているだけの印象になる
- サブイベントが少ない、メインのストーリー以外に見どころが無い
- 敵に対し限られた選択肢(進路・配置・戦術)しか用いることができない
- 作品によっては条件を満たすことで2週目以降に隠し要素、チートモード(無敵など)、強力なチートアイテムが入手でき1週目よりも楽しめる場合もある…が、条件達成の難易度が高すぎるなど本末転倒な場合もある。
- 元いた場所への寄り道ができない、もしくは終盤まで進めないとその地点に戻る事が出来ない
- 「そうはならんやろ」「それは無理でもこれはできるやろ」といったツッコミ所
…などといった自由度の低い作品が「一本道ゲーム」「一本道RPG」と揶揄されやすい。
しかしプレイヤーによっては、
- 色々と手を出して本来重視すべきメインが蔑ろにされるくらいなら1つに集中してほしい
- 余計な行動をせず遊びつくせる構成が好み、無駄な移動は極力したくない
- 何周もプレイする気が起こらない、周回前提で作られたゲームが嫌い
- バトルを重視しており、戦い方を変えたり縛りプレイをしたりすることで楽める
- 一本道にグラフィック・演出などのリソースを全てつぎ込める
…などと思う者もいるので万人に『一本道=クソゲー』という等式は成立しない。
安易に一本道だと決め付けるのは荒れる原因になることが多いので注意しよう。
ほぼ一本道であっても、選択肢・行動よっては(ゲームオーバー不可避であっても)一応の展開・エンディングの違いや様々な実績解除(トロフィー)を用意してあったり、初期装備が申し訳程度に変更できる場合はある。
将来
(もしも)今後ランダムなマップ生成によって毎回、地形・配置・目的・人物・演出・セリフもすべて異なる一本道のゲームができた場合は不満は減るかもしれない。ただし物語上の整合性がズレてどこか違和感・矛盾が起きるなど一長一短かもしれない。
※一部のRPGゲームにおいてはランダムなダンジョンを自動生成するなど、限定的ではあるが全く無いわけではない。
対義
オープンワールドなど。
広大な世界が1つのマップ・ステージとなっており、選択肢や侵入経路も多彩。ただしやる事の道順が大まかに決まっており突然ラスボスに挑んだりという事はできない、あまり通らない場所などは若干いい加減に作ってある場合も多い。
単純に一本道と同様のクオリティレベルでオープンワールドをガチで作り込むと、開発時間やロード時間の増加・処理落ちといったリスク・デメリットもあるが。
結末だけに着眼するとマルチエンディング方式もあるが、続編が出た場合はどのストーリーが正史であるかといった問題もなくはない。
関連リンク(外部)
関連項目
- 2
- 0pt