七味唐辛子とは、とうがらしに6種類の香辛料を加えた調味料である。単に七味とも。
概要
うどんやそば、牛丼、豚汁などに振りかける定番の調味料である。とうがらしの他に使用される香辛料は決まったものがあるわけではない。広く流通しているのはS&Bやハウス食品が販売しているものだが、有名なものとして日本三大七味唐辛子と呼ばれる、浅草寺門前のやげん堀、清水寺門前の七味家、善光寺門前の八幡屋礒五郎がある。
主な七味唐辛子
S&B 七味唐からし
原材料:唐辛子、陳皮、黒ゴマ、山椒、麻の実、ケシの実、青海苔
定番。ほとんどの店で販売されていて入手しやすい。
ハウス食品 七味唐がらし
こちらも店舗などで見かけることが多い。海外向けもある。
やげん堀 七味唐がらし
原材料:唐辛子、焼唐辛子、陳皮、ゴマ、山椒、麻の実、ケシの実、唐辛子
日本最古の七味唐辛子。2種類の唐辛子が特徴で、比較的辛みが強い。
七味家 七味唐からし
七味家本舗公式サイト(公式サイトがオンラインショップを兼ねる)
原材料:唐辛子、白ゴマ、黒ゴマ、山椒、青海苔、青紫蘇、麻の実(おのみ)
山椒の風味が強い。他にも青のりや青紫蘇といった風味が強いものが含まれる。京都で売っているだけあって関西の料理に合う。
八幡屋礒五郎 七味唐辛子
原材料:唐辛子、陳皮、胡麻、麻の実(麻種)、紫蘇、山椒、生姜
その他
一部製品では大麻(アサ)やケシが使われているため驚くだろうが、実に中毒や覚醒成分は含まれていない(含まれているのは葉の部分)ため問題はなく、大麻取締法やあへん法の対象外である。ちなみに発芽しないよう実を焼いたうえで含めている。但し一部の国では実でも違法としているところもあり、S&Bやハウス食品の海外向け製品には大麻(アサ)やケシの実の代わりに生姜を入れたり、黒胡麻と白胡麻を分けたりして7味としている。
関連項目
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