丈槍由紀とは、「がっこうぐらし!」の登場人物である。
概要
私立巡ヶ丘学院高等学校の3年生(アニメ版、映画版では3年C組)。愛称は「ゆき」。
ピンク髪で、猫耳のような帽子や×マークとクマの髪飾り・天使の羽の生えたリュックをよく身に着けている。漫画版とアニメ版では彼女だけ制服の色が他と違い青色。
子どもっぽく天真爛漫な性格で、感情豊か。よく親しい人物に抱き付く癖がある。行動的で学校行事の発起人となる事も多い。変な行動やトラブルを起こす事も多いが仲間から愛されている、学園生活部のムードメーカー的存在。最近学校が好きになった。
巡ヶ丘市を襲った原因不明のパンデミックに巻き込まれた生存者の1人だが、度重なる悪夢のような状況に完全に塞ぎ込んでしまう。学園生活部の創部により元気を取り戻すが、偽の学園生活を送るうちに幼児退行を起こす。めぐねえが死んだ事で症状は悪化し事故が起きたという現状を認識できなくなり、彼女の目には平穏な日常が広がっている。ボロボロになった教室で「授業」を受けたり1人で会話をしたりと傍から見ると異常な行動・言動が目立ち、めぐねえの死も無かった事にしている。一方で漫画・アニメ共に妄想のめぐねえから生き残るための助言を受けたりしており、現実を認識している節がある(アニメでは1話の黒板の英文にもそれが表れている)。そのためか、一見突拍子も無い彼女の行動の数々は良い結果になっている。また、これまた漫画・アニメ共に時折現実であるパンデミック直後やめぐねえの死などがフラッシュバックや悪夢として蘇っている。
漫画ではくるみとりーさんが彼女の妄想に付き合い世話する事で精神を安定させている面や、新参であるみーくんが妄想について周囲と衝突と妥協する描写が描かれている。
話が進むにつれ徐々に妄想への依存度が少なくなっている様子が見受けられ、5巻でのくるみ・みーくんのピンチと精神的に限界を迎えたりーさんという危機的状況を機転で切り抜ける(その際に妄想のめぐねえへの依存を辞める会話をしている)。最終的に校内に残っていたゾンビを介錯した事で現実を直視した。
卒業以降はりーさんの抑えてきた本音を優しく受け止めるなど、大いに成長した様子を見せている。ただし、雰囲気を和ませるために無理してムードメーカーを担っている事も分かる。
アニメでは1話終盤の描写で国内外問わず多くの視聴者を恐怖のどん底に叩き落した。
アニメでの補完的内容として事件前・妄想内での学校での様子が描かれている。事件前では他の生徒から陰口を叩かれており、クラスでは浮いた存在だった(ただし、親しい友人はちゃんと居た)。めぐねえには事件前から懐いており、りーさん・くるみとは事件当日に初めて知り合った。ぬるオーラを放っているらしく、それにより太郎丸から好かれている。要所要所で的確な行動を採っている。
10話以降の立て続けに襲い掛かるピンチ(くるみと太郎丸はめぐねえに噛まれてダウン、りーさんはくるみの介抱で動けず、みーくんはくるみのために地下へ突入してめぐねえを介錯するがゾンビに囲まれ絶体絶命、校内には大量のゾンビが侵入)にめぐねえとの対話を経て現実と向き合う決意をする。多数のゾンビに苦戦しながらもめぐねえの助言と僅かながら意識を保っていた太郎丸の助けもあり無事目的地である放送室に到着。学内放送を使いゾンビを家に帰す事に成功する。
その後は太郎丸を埋葬し本来の優しさでみーくんの悲しみを受け止め、めぐねえの墓参りをして妄想と決別した。その際に太郎丸の墓に帽子を埋め、めぐねえの墓に消失した白リボンの代わりに自身の制服の紐を結び付けた。
原作の中の人(主に会社)繋がりで格闘ゲーム「ニトロプラス ブラスターズ」にもサポート枠でゲスト出演している。アシスト技は「クラスのみんな」。
関連動画
関連静画
関連項目
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