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三上朋也(みかみ ともや、1989年4月10日-)とは、岐阜県出身のプロ野球選手(投手)である。現在はオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに所属。
概要
オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ #17 | |
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三上朋也 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 岐阜県多治見市 |
生年月日 | 1989年4月10日 |
身長 体重 |
190cm 90kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2013年ドラフト4位 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
高校時代は県立岐阜商業高等学校で、1年秋からベンチ入り。 2年夏には甲子園出場。
法政大学に進学し、2年春からリーグ戦出場。4年時に年間8勝をマーク。
腕を少し下げて投げるようになってからスカウトの評価が上昇。2013年、即戦力投手を求めていた横浜DeNAベイスターズがドラフト4位で獲得した。
DeNA時代
2014年の春季キャンプで一軍を迎える。紅白戦で炎上を経験するが、その後は安定、キャンプを一軍で完走すると、その後の対外試合やオープン戦でアピールを続け開幕一軍メンバーに生き残った。シーズン開幕当初は中継ぎ要員だったが、ストッパーの山口俊、ホルヘ・ソーサが絶不調だったため、中畑監督から直々にストッパーに抜擢された。 終盤こそ疲れからか打ち込まれることもあったが、最終的には65試合に登板し、1勝4敗21セーブを記録し、夏にはオールスターにも出場という新人としては十分以上の成績を残し守護神としての使命を務め上げた。ストッパー不在、中継ぎの酷使など諸々苦しい台所事情を救ってくれたことで、ファンから「救世主」として扱われる声もちらほらあった。
2015年は故障で出遅れ復帰は8月末と終盤戦に差し掛かるところだった。それでも復帰直後から山崎康晃につなぐセットアッパーとしてフル回転、最終的に1勝1敗10ホールド防御率0.81の好成績を残した。
2016年は開幕から8回を任せられるセットアッパーとして、また山崎康晃の不調時には臨時クローザーとしても活躍。4敗するなど時折り乱調を見せたが、クライマックスシリーズを含め1年間を投げ切り、防御率2.61、32ホールドとを挙げた。
2017年は選手会長に就任。8月に一軍と二軍を行き来したが、キャリア2位の61試合に登板し、31ホールドを挙げた。日本シリーズでも登板したが、第6戦で川島慶三にサヨナラタイムリーを浴びた。
2018年は自己最多タイの65試合に登板し、25ホールドを挙げた。
2019年は開幕を一軍で迎えたが、右肘を負傷し4月13日から戦線離脱。9月に復帰したが結果を残せず二軍落ちする。この年は6試合の登板に留まった。
2021年は右のワンポイントとして一軍に帯同し、40試合に登板した。
巨人時代
2023年1月16日に読売ジャイアンツに育成選手として入団したことが発表された。背番号は053。5月4日に支配下選手に昇格した。背番号は69。22試合の登板で1敗7ホールドに終わり、戦力外通告を受けた。
新潟時代
2023年11月30日にオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブへの入団が発表された。背番号は17。
プレースタイル・その他
- スリークオーターと上手投げを織り交ぜる変則的な投球スタイルから『千手観音投法』と呼ばれている。
140km/h代後半の速球は好調時には打者の手元で微妙に変化し、安定感のあるコントロール、力強いスライダー、ピンチでも動じないメンタル面が持ち味。
DeNA時代は抑えの山崎康晃が落ちるツーシームを使うため、「横」の変化を使う三上とは互いにアクセントが効き合って良いとの声もあった。 - 前述の投球スタイル、新守護神として定着、そして神々しい顔つきから、浜照大三神、三上大明神といった呼び名がニコニコ生放送やTwitterで密かに流行っていた。
- 加賀美希昇と三嶋一輝は法政大学時代のチームメイトであり、三上は三嶋の事を『ミッシー』と呼んでいた様である。ドラフト指名後、加賀美に「とても気が合う仲のいい先輩だからまた一緒にやれたらうれしい」、三嶋に「ミッシー、これからよろしくね」とコメントを残している。
- 190cmの長身で体格も良く、高校通算で18本塁打を放っておりかなりの強肩と、過去には野手としてもドラフトにリストアップされていた。
リリーフ起用で、残念ながらその打棒を拝む事はできないが、ゴロ処理時にはかなり速い送球を見せる事がある。
成績
- (2023年終了時点)
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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2014年 | DeNA | 65 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 21 | 14 | .200 | 65.2 | 27 | 67 | 18 | 17 | 2.33 |
2015年 | 21 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 10 | .500 | 22.1 | 9 | 20 | 3 | 2 | 0.81 | |
2016年 | 59 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 2 | 32 | .333 | 58.2 | 18 | 36 | 21 | 17 | 2.61 | |
2017年 | 61 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 31 | .500 | 51.0 | 16 | 29 | 31 | 29 | 5.12 | |
2018年 | 65 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 25 | .500 | 56.0 | 20 | 40 | 19 | 19 | 3.05 | |
2019年 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 4.2 | 6 | 5 | 4 | 3 | 5.79 | |
2020年 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 13.0 | 6 | 7 | 4 | 4 | 2.77 | |
2021年 | 40 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | .667 | 35.0 | 9 | 25 | 15 | 15 | 3.86 | |
2022年 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 24.2 | 8 | 19 | 10 | 10 | 3.65 | |
2023年 | 巨人 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | .000 | 15.2 | 8 | 9 | 8 | 8 | 4.60 |
NPB:10年 | 368 | 0 | 0 | 0 | 10 | 16 | 23 | 121 | .385 | 346.2 | 127 | 257 | 133 | 124 | 3.22 |
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関連項目
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